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[閲覧注意]昆虫食レポート

西暦2050年、人類は虫を食べられないものは死ぬ。


国連食糧農業機関(FAO)は2013年にいつか来るであろう人口増加による食糧危機の解決策として昆虫食を推奨する報告書を発表しました。牛などの家畜より飼育にかかるコストが少なく、かつ栄養価が高いため期待が集まっているそうです。なので今のうちに昆虫食に慣れておきましょうというお話。

もっとも僕はそんな高尚な思想で虫を食べるわけではありませんが。

ザリガニとかのほうがいいんじゃないですかね?



今回仕入れたものはこちらの4品10種。

バッタ目MIX(バッタ、フタホシコオロギ、ヨーロッパイエコオロギ、ケラ)

幼虫MIX(ミルワーム、スーパーワーム、サゴワーム、カイコ)

タランチュラ

サソリ


全て通販で取り寄せたものになります。

ボイル後乾燥させ塩で味付けしてあるそうなのでそのままでも食べられます。

僕は今回チーズフォンデュソースを用意しました。

井上!?


以前描いた同人誌で紹介したバッタのチーズフォンデュ。これがやりたかったために用意したチーズフォンデュソース。

ですがまずは何もつけず素材の味を確かめます。………エビ!

月並みな感想ですがエビのしっぽのような食感や風味。イナゴを食べたことがある方なら想像に難しくないと思います。香りも香ばしくチーズも当然合います。文句のつけようがありませんね。

次にフタホシコオロギ。

これは余談ですが僕はコオロギがあまり得意ではないんですよね。発達した後ろ脚を持っていながら地べたを這いずり回ったり植木鉢の下に潜り込んでいく姿勢がどうにも気に食わないと言いますか…宝の持ち腐れ的な…「腰の刀は飾りか!」ってなりません?ならないか。


肝心な味の方ですが、食感はバッタ同様サクサクと小気味よい感じ。香ばしさの中に苦みのあるビターで大人の味。チーズをつけるとまろやかになって甘党の僕でも食べやすい。見直したぞコオロギ。

ヨーロッパイエコオロギはペットショップなどで餌用に売られているところをよく見かけます。栄養価が高いことでも有名で、いつか来るかもしれない食糧難問題解決に期待が持てますね。


味はフタホシコオロギほどの苦みはなく食べやすい。ほのかにピーナッツに渋皮のような風味。ただサイズが小さいので人間が十分な栄養を摂るには結構な量が必要ですね。

皆さんはオケラってご存知ですか?ミミズだってオケラだってアメンボだって~♪のオケラです。モグラのように地面を掘って生活している昆虫なので見たことないという方も多いのではないでしょうか。手のひらに乗せると指の隙間をこじ開けようとするのですが、これがなかなか力強くて地面を掘り進めるパワーを実感できます。


味はヨーロッパイエコオロギよりも強いピーナッツの渋皮感。これはこれでおいしい。

いるかどうかはわかりませんがピーナッツの渋皮だけ食べたいという方におすすめ。



バッタ目MIXは以上です。乾燥しているので食感はどれもサクサク。味は基本エビっぽいので食べやすい印象でした。


ミルワームも鳥や爬虫類などの餌としてよく売られている虫です。僕も昔買っていた魚の餌用に缶詰のミルワームを扱ったことがあるのですが、その香ばしい香りは昆虫食に興味のなかった当時でさえつい手が出てしまいそうなほど…だったのですが


思ってたのと違う。


お前乾燥させるとそんな感じなの!?

味については苦みが強いです。香ばしさはありますが記憶の中のそれとは程遠く…

チーズをつけてようやくおいしいと思えるレベル。

期待が高すぎたことや調理方の問題もあるのでしょうがいまいちと言うのが正直なところ。

乾燥との相性が悪い気がするなぁ…

スーパーワームはミルワーム大きい版。ジャイアントミルワームなどと呼ばれ、これも餌用に売られているところを見かけます。先ほどのミルワームと違い乾燥してもしっかり形を保っているところはさすが格の違いを感じます。


味についてもクセがなく食べやすい。香ばしくてチーズにもよく合う。ただ…


これもエビ系の風味だな?


ひょっとして昆虫はみんなエビ風味なのか?

カイコはご存知の方も多いと思いますが、絹の生産のために家畜化された昆虫。日本でも古くから絹糸を取った後のサナギを食用として利用していたそうです。またカイコの糞は蚕沙と呼ばれ漢方や着色料にも使われるとか。抹茶アイスやグリーンガムの緑色がそれです。おしら様と呼びカイコを祀る神社などもあり、いかに人々の生活を支えていたかがうかがえます。


そして味ですが………うまい!

食感はかすかにしっとりしていてナッツのような風味。

エビの風味に飽きてきた頃合いだったのもあり、味に変化があるというだけで感極まってしまいそうなのですがこれは確かにうまい。チーズももちろん合う。今更ですけどチーズは何につけてもうまい。


糸が取れて身がうまくてウンコまで使える。おカイコ様様。



次にサゴワームなんですが…写真を撮る前に味見をしたところ、どうやら一匹しか入っていなかったようで写真の用意ができませんでした。

サゴワームはサゴゾウムシという虫の幼虫だそうですけどこいつに関しては何も知らない。インドネシア辺りの虫みたいです。見た目はカブトムシの幼虫のような感じ。頭がデカくて今までの中で一番見た目のハードルが高そう。


味は後味にほんのり苦みがあるもののなかなかおいしい。

カイコよりもしっとりしていてドライフルーツのような食感。


もう少ししっかり味わいたかったのですが一匹しか入っていなかったのだから仕方がないですね…内容には偏りがあるようなので今回は運がなかったと言うことで。

タイゼブラタランチュラはカンボジアなどでは食用クモと呼ばれ素揚げにしてよく食べられているそうです。ビールのつまみによく合うんだとか。

これまでの虫と違いサイズが大きいので部位ごとに味の違いが楽しめそうですね。


まずは脚から………は?うま。つい声に出してしまうほど。強烈なカニの風味。

続いて胴。独特な苦みと臭み…これはカニみそかな…?多分カニみそ。カニみそあんまり食べたことないから定かじゃないけど。頭もだいたいカニみそ。


一口で丸ごと食べたらより強いカニ感を楽しめそうですが残念ながら今回は一匹しか仕入れていないのでまた次の機会に。

スコっち!?


アジアンフォレストスコーピオンは最大20㎝にもなる大型のサソリ。毒はそれほど強くはなく、加熱すると無毒化するそうなので安心して食べられます。脚のほとんどとハサミが一本欠けていたのが非常に惜しい。


これも部位ごとに分けて食べましたが、しっぽとハサミはとにかく固い!特にハサミ。かみ砕けないほどではないですがいつまでもガリガリガリガリと…。中身もスカスカで旨味も少ない。

一方胴はそれほど固くはなく中身もぎっしり。味については…カニみそ!タランチュラより強いカニみそ感。カニみそあんまり食べたことないから定かじゃないけど。


これはおそらくですけどサソリも乾燥との相性が悪いような気がしました。これだけ大きなハサミに肉が詰まっていないなんてあるはずないと思うので。



以上が今回食べた虫10種です。大体みんなおいしかったのですが調理法次第ではもっと化けるものもあるな、といった印象。生きたものを購入、採集して自分で調理するのが一番なんでしょうか。手始めに庭先のダンゴムシでも炒めてみましょうか。

おまけ

実は今回、チーズだけでなくチョコレートシロップも用意していたのですがこちらはどれも微妙…まあエビ風味とチョコですからね。

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是非とも野食会に参加していただきたい…


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