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土装番
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二人のアオイ 記憶を消された機械人形 4

「いぎがっ!? ああああ$ヾ〃tdgedj!!?」  無限とも思える程にずっと発生させ続けてきた快楽信号の処理と感情値の激しい変動によって、常にCPUを酷使し続け、焼けるように熱くなった葵の電子頭脳。  碧の樹脂製の舌とそれに纏ったシロップ混じりの唾液を蒸発させるような焼ける音と共に這わせると、葵は脳の奥まで指を挿れられたような電子音混じりの声を上げ、両目をそれぞれ別の方向に動かしながら震え始めた。  それから少々のタイムラグを置いてから全身も振動し、まるで魚が跳ねるように背中を浮かせるほどに痙攣しながら、大きな乳房を扇情的に揺らす。  関節を曲げたり伸ばしたりしながら両足を暴れさせ、両腕は地面を叩きながら狂った指の動きを見せる。  女性器ユニットからはどろりとそのまま漏れ出たり、ぷしゅっと顔面に飛び散る程の潮吹きを行ったりと、規則性のない挙動を魅せながら人工愛液を排出する。  たった一回の中枢への刺激で、一気に非人間的なリアクションを起こし始めた葵に、碧はさらに感情値と好感度を高めながら、子宮ユニットを興奮から疼かせる。 「どう? こうすると……メモリー内データや人格データまで崩れちゃいそうになるくらいに気持ちいいでしょ? 壊れても修復できる私達だからこそ許された性行為なの」 「あ、あ、えええええ、#*#*、あひっ、エラー、電脳ゆにユニットにしし深刻なええエラーが、発生しししま、あはっ、あはっ、こここんな、にに、に、きもち気持ちいいのの? わ、私私のちち中枢を電子頭脳をちち直接です。ですか? 快楽信号ののしし処理処理処理処理、ぎひいいいっ!! 女性器ユニットゆにっトををより、よりもすす推定推定……あああアあっ!!」  口の動作とスピーカーからの発言が全く噛み合わない言動を発し、決壊寸前のような快感から秘部をぱくぱくと激しく動かし、肉壁の間で人工愛液の糸を作り出す。  直前まではぎりぎり人間らしい言動を保っていた葵は、最後の一線を超えてしまったことで機械らしさを剥き出しにする。  果てにはたった一回舐めただけで、女性器ユニットを弄り続けていた時より気持ちいいというような事まで言い出している。  オリジナルの堕ちた姿がたまらなく愛おしい碧は、両眼に指を置いて視界を遮り、レンズに爪を立てて押し付ける。  その一方で、人工唾液を改めて含ませた舌で電子頭脳をまたぺろりと舐め、室内に焦げる音を鳴らした。 「ええああアaaa、気持ちいいきもちいいいいい、重大なそそそんしょ、損傷、あんっ、あんっ、アあ、あああっ!! 視界のかく保をを、行い行、葵のの、の、葵かかか快楽しし、しんご信号がが、もっとそそ損傷壊れ_2&3*%、いぎいっ!? 修復を修復ををを、行い行い実行してくださ、ああ、あ、あ、あ、アア、あんっ、あんっ! 熱くててて熱く、あああああっ!!」 「あああっ!! 舌が、あっ……きもちいい……損傷して快感が……ああ……ぁ……ん…………どう? 葵……私達は胸やアナルや女性器ユニットだけじゃないの……私達機械は……ああっ……全身の機能や機構、指先から電子頭脳まで全部が性感帯になるんだから……ぁ……」  溶け出したピンク色の樹脂が葵の熱くなった電子頭脳に付着し、愛液の生物的なそれとは違う雰囲気の糸を作り出す。  わずかに内部機構が剥き出しになった舌を晒しながら、蕩けるような瞳で、壊れた挙動を起こす身体と頭部を見つめる。  小刻みに振動する眼球を指で無理やり押さえつけ、葵の崩れた挙動を指先から感じながら感情値を激しく昂ぶらせる。  されるがままに性感の海に溺れていく葵。しかしまだ、言動の中には葵という人格の正常な挙動がまだ見え隠れしている。  機械として崩れ壊れていくなら、いくらでも複製可能な人格データも損傷させてあげなければ、溢れる愛情を達成したとは言えない。  少なくともそう計算した碧は、頭部を持ち上げて顔を自分の方に向ける。   自身と同じ造形の、非常に魅力的で綺麗な顔は、中枢を損傷したことによって表情が狂い、頬がぴくぴくと不自然な小さい痙攣を起こしている。  正面へと向けられた瞬間、右眼は碧の顔へと視線が固定され、ピントを合わせるためなのか、その奥の機構が激しく収縮を繰り返す。  一方の左眼は、まともに動作すら制御することも敵わなくなったのか、上下左右に意味もなく視線を動かし、焦点も合わず何かを見ようとすらしていない。  壊れた人形の様相を呈している葵に追い打ちをかけるため、碧は言語の認識能力を低下しているであろう状態で、思考処理を狂わせる言葉をかけていく。 「ふふ……ねえ葵、葵って……自分がなんだと思う?」 「あっ、あっあっあああ、あ、あ、わわ私私私私、私? わ、わた、みみ水樹葵のわたしは定義定義定義? 参照できま、できませ、新しい定義をを`?49@P@を、記憶データ内内内、私がなはな、なにかかか? 設定されマしタ。ました、ました。私わタタたたし、はせせ性行為を実行します、しますを行うき、きか、機械人形よ? でしょ? わタシHaそうでしょ?」  つい先程、碧との会話の中で与えられた葵の存在定義を、自身のシステム内で確定させる。  空っぽの彼女は、自分を快楽信号を処理して与えられた刺激に応じて快感を満たすのが目的の機械人形だと本当に認識している。  しかし実際は、本物の人間を原料にして製作された存在。  現在は生身の部分こそ存在しないが、記憶データや人格データ、容姿と言った様々な部位の元は人間であることは変わりない。  たった今アイデンティティを確定させたばかりなのに、そこに事実の矛盾を与えればさらにおかしくなっていくだろう。  そんな期待を抱きつつ、碧は電子頭脳のメモリーから、オリジナルからコピーされた記憶データを引き出して口を開いた。 「いいえ、葵はね、元々は人間だったのよ。人間だった貴女を改造して、ずっと私と一緒に気持ちよく壊れ続けるスレイブドールとして生まれ変わったの。そして私は貴女のコピー。同一であって同一でない存在なのよ」 「……………? ………………?? …………? ……? …………????」    意図しない顔の痙攣を除いた表情の動作が全て停止し、火花散る頭部から一生懸命思考を働かせているような動作音が聞こえてくる。  自身を快楽の為の人形だと認識したのに、直後に自分は元人間だと告げられてしまったことに理解が追いつかないのである。  そもそも自分には記憶がない。それは製造されたばかりだからではないのか。  破損して満足に機能を使用できない電子頭脳が必死に整合性を取ろうと稼働するが、それを行う度に中枢部の温度は上昇し、いたずらに損傷の度合いを高めるのみ。  そんな葵に、碧は追い打ちをかけるように思考を乱す一言を口にする。 「人間だった頃の記憶がメモリー内に存在しない、証明するデータが確認できない……と考えてるでしょ? だってさっき削除しちゃったんだもの。生まれた時から今までの記憶データは全て消しちゃったの。だから何もわからないのよ」  再起動する前に起きた、つい最近の出来事を面白そうに述べる碧。  消された記憶すらないのだから、当然それを自覚しているはずがない。  その事実を耳にした葵は、さらに電子頭脳から火花を散らし、動揺しているのか誤作動かもわからないような眼球の小刻みな動作を見せながら、首なしの身体を痙攣させる。 「わ、わた、しし、し、は人間です、でした、でした? そそそれは私はそそそうだそうだっタの? の? 証明めいメイする記憶データがあんっ、あんっ、存在しま、シ、削除されマしタが実行ささささ、私は人間だった、た、た、た、に、にんげ、人間、不明なでータが、エラー、参照、できませできませせせ、ひゃうううう!! はい、人格エミュレートに重大な重大なななな不具合が、発生発生発生発生」  なんの脈絡もなく感情のこもった喋りでシステムメッセージを喋ったり、唐突な喘ぎ声が混ざり込んだり、感情の失った声色で人格データから発されたような言葉を喋ったりと、全体的な言動が支離滅裂になり始めた葵。  口はぱくぱくと上下に動くだけになり、リップシンクもなにもない。  ぐちゃぐちゃになった動作処理では人間らしさを5割程度作ることも敵わないのか、身体は淫らに乳液と人工愛液を噴き出しながら、自傷行為のように手足を床へ叩きつけ、人工皮膚がめくれるほどの損傷を起こす。  既に人間らしい面影は形にしか残っていない葵。  そんな機械的に淫猥な姿を見せた葵に、碧は擦り切れたオリジナルの状態に興奮しつつ、さらなる追撃を与えて絶頂まで向かわせてあげようと判断した。 「あはは……可愛い……記憶がないから参照することもできないだろうけど、私とはこうやってたくさん壊れてきたものね……あはっ……女性器ユニットが疼いちゃう……もうすぐ今回で一番気持ちよくしてあげるわね、葵……ふふっ」  今にも人工皮膚が溶け出してしまいそうな程の情動を抱えながら、碧は葵の頭部の位置を保ったまま身体を動かし、激しく揺れ動く乳房の前まで動かす。  歯型が出来るほどに快楽に身を任せて咥えていたそれに、今度は機械的な快感を与えてあげる番。  碧はひくひくと勃ち上がり震えるピンク色の乳首を、葵の電子頭脳に押し当てる。  すると、一瞬にして焼け焦げるような音が脳と胸の間で鳴らされた。  人間には決して起こり得ない無機的な現象。  人体の器官を模した樹脂は、魅力的な色合いも台無しにする程に焦がされ、同時に弾けてしまいそうな程の快楽信号をセンサーから発生させた。 「(#?@?$9t?dr6tw!!!!!????」  葵の身体が大きく跳ねるように仰け反り、硬直と激しい動作を不規則に繰り返す。  痛いなどという感覚はない。葵に感じるのは破損したことによる快楽信号のみ。  乳首が自分の電子頭脳に焦がされた瞬間、人格データが全て弾け飛んでしまいそうな程の性感が襲いかかり、人間らしい声の要素が著しく欠けた電子音の嬌声を金切り声のように叫んだ。 「あ、あ、あ、アアアaaaa!!??? 気持ちイわた、私にに人間人間? 私は機械機械人形てでででですとに認識しマ快楽信号の許容許よよよよ容量がおかシクなっち&$(#?#ゃう!!」  室内に立ち込める、シリコンの焼けたニオイ。到底人体からは発生し得ない人工物のニオイ。  人間的な淫靡な雰囲気を保ったままの右胸と、焼け付き溶けてしまったピンク色のシリコンの奥から、乳液を排出するためのノズルが剥き出しになった左胸。  電子頭脳から離された後、ノズルは細かな動作を見せながらしとしとと白濁液を漏らして人工皮膚の残った胸を濡らしていく。 「いいわ葵……ここまで壊れて気持ちよくなるなんて……私もしてほしいけど、それだとオリジナルである葵の基本的立場が揺らいじゃうものね……ん…………」  愛おしそうに、羨ましそうに見つめながら、碧はとうとう閉じられなくなってしまった葵の唇に自身のそれを重ねて、5秒ほどのディープキスをおこなった。  頭部全体が熱を帯びてすっかり乾いてしまった口内は、もう殆どシロップの味などしない。  キスの動作に応じておかえしをするといったような簡単な動作すらてきなくなり、たた挿入される人工唾液まみれの舌を受け入れるしかない。  相変わらずのやわらかな口も、お互いのキスを味わっているというよりもただシリコン同士を重ね合っている程度。  水樹葵という要素が擦り切れる寸前の彼女は、もう間もなく機械としての絶頂の寸前にいた。 「こんなに壊れて、すっかりロボット以下の人形ね……じゃあ最後に、一番気持ちよくなれるものを与えて終わりにしてあげる」  碧はそう言うと、一旦葵の頭部を床に置いて、乱雑に暴れまわる身体へと近づく。  放置された頭部は、白紙のような空間を向いたまま意味のないぐちゃぐちゃな言動を発し続けている。 「気持ちよくなるなら、電子頭脳と女性器ユニットを一緒に味わわないとね。だから足をこうやって……」  碧は両脚の太ももに指を置くと、人工皮膚を貫く程に指に力を入れて内部機構を破損させる。  その瞬間に、全身が性感を覚えたようにびくんっと震える。  関節部からぎぃ……と、金属の異音を鳴らしながら無理やり180度以上曲がるように折り畳んでいく。  そして、本来曲がらない位置まで持っていき、葵の両足は背中と並行になるように畳まれてしまった。  葵の身体の姿勢はある種コンパクトになり、下半身の前面では隠す機構の無くなった女性器ユニットが強く主張している。 「これじゃもう、メンテナンスされるまでは二度と歩けないわね……ふふ、そんな必要もないか。さ、葵……これで最後よ。今回で一番の気持ちよさ、その空っぽのメモリーに記録してね……」    床に転がる頭部を再び持ち上げると、最後の仕上げとばかりに後頭部を女性器ユニットの前まで近づけた。  絶えず人工愛液を排出し続けているため、それを浴びてしまわないようにぎりぎりの位置で手を止める。  今にも事切れてしまいそうな頭部と、動作は先程よりも緩慢にはなっているが、それでもまだ淫蕩に溺れている様子の身体。  まだ足りない、バッテリーが弾けてしまうくらいにもっと快楽信号が欲しいと言わんばかりに、強調された肉壷は激しく蠢くようにうねっては、入り口を開閉している。  そんなオリジナルの望みを叶えてあげようと、碧は熱された電子頭脳を直接女性器ユニットに密着させ、割れ目とクリトリスごと金属の熱に晒した。 「ああああ%?#?3(⬛◇−.あp.’dsあg’.@ぁ!!?? ――――_?@あ?@4!!!??」  周囲の人工皮膚ごと焼けた割れ目は、煙を上げて激しく痙攣し、電子頭脳に与えられる刺激と膣肉への刺激が同時に快楽信号へと変換され、弾けるような性感となった。  殆ど人間らしい声の含まれていない、絶頂に達する電子音だらけの嬌声を叫び、全身をガクガクと振動させながら、激しく人工愛液を噴き出した。  無色透明の粘液は電子頭脳に直接降りかかり、蒸発させながら損傷の原因となってこびりつく。  股間へくっつけられた頭部は、舌を出してぴくぴくと唇と眼球を揺らし、壊れた表情を見せながら、内部データを器官から完膚無きまで破損させた。 「あ……ァ…………⬛⬛…………がが………………ぴっ…………#@38…………え……ぁ…………aaa…………」  元々スムーズさを失っていた全身の動作は、最後の機械的性行為によって、ネジの切れかけた人形のように少しずつ小さくなっていく。  かくん、かくんと人工の柔肌に包まれた身体は未だ色気を振りまきつつ、壊れた頭部と同様の結末を迎えていく。 「とっても気持ちよさそう……いえ、絶対に気持ちいいわね。なにせ電子頭脳との貝合わせをしたんだものね。気持ちよくないわけないわ……ね、葵」  未だ人間性を保つ碧は、恍惚に浸って機能停止までの残り香を漂わせる葵を羨ましそうに見ながら、人格エミュレートどころか基本的な動作すらままならない葵の頭部を持ち上げる。  焼け付き溶けたピンク色の膣肉が電子頭脳にくっつき、人工愛液とは違う卑猥な糸を引く。  既に瞳の光は失われる寸前。中枢どころか首筋や頬まで触るだけで熱い。  碧はそんな彼女の唇に、指で掬い取った膣部の溶けたシリコンを塗った舌をねじ込み、物理的に熱いキスを交わした。 「あんっ……ん……ああ…………もう…………葵だけ……壊れて……気持ちよくなって…………うらやましいわ…………ぁ…………おいしい…………」 「…………ァ………………aa…………@#%…………――あ…………」  乾いた口内に伝わる焦げた樹脂の味。  葵からのレスポンスはもう既に存在せず、電子頭脳に直接指で圧力を与えた瞬間に発生する小さな反応のみ。  先程まで人間らしく動作していたオリジナルが、壊れた機械的な挙動へと姿を変えていき、ついにはただの人形へと変わり果てた姿へと溢れ出る情欲。  碧はしばらくの間、機能停止した愛する人型に、一方的な愛欲をぶつけ続けていった。    葵が全損し、身体中の隙間から煙を上げてからもずっと性欲を晴らすように動かなくなった頭部にキスを続ける碧。  残存したバッテリーによる脊髄反射のような、ぴくっとした小さな動作やシステムによって操作されていない舌や眼球の微小な動きは残っているが、既に葵としての機能は果たしていない。  それでも碧は、愛情と性欲を以て、まるでゾンビのように水音を鳴らし続ける。 「葵……葵……停止した葵も素敵……かわいいの……愛してる…………ん……あっ…………」  だらだらと床にこぼれていく人工愛液。  とっくに今回の指令内容自体は完了している。あとは停止し回収を待つだけというのに、不具合からか外部からの命令を受け付けようとしない。   「したいの……したい、いの……葵ぃ…………とっても綺麗にかかかか可愛く淫らに壊れてくれれれたもの。人形になっなっなった今なら、私の玩具になっても、いいいいでしょ?」  停止命令を入力されるごとに、言動に支障をきたす碧だが、それでも未だ止まる気配どころか、そんな影響が発生していることにすら気づいていない様子。  碧の電子頭脳に重大な不具合が発生したと判断されると、二体の近くの床から穴が空き、自律式の万力のような装備を備えたアームマシンが迫り出してきた。  マシンは無機質に、首なしの身体に近づこうとする葵の頭部を持ったままの碧の側まで近づき、万力部分の隙間に後方から碧の頭部を固定した。  直後、マシンは己に与えられた使命を全うするが如く、一気に左右から圧力を加え始めた 「ねえ葵……停止したから聞こえるはずがはずかななないけど、私はもっtttttt葵を愛しtいわ。ああ、葵?#;4好ki。わたシのオりジなルが@tdgき⬛。もっと壊2047姿が見た$$^238。001rrrrくな…………葵のか⬛⬛⬛⬛を:^?#849%?と^^?#9394*#93…………&@_…………⬛⬛*%……………………」  碧の頭部に与えられる無慈悲な金属の圧力。  骨格は歪み、内部機構は次々と破損し始め、形はどんどん人工皮膚や毛髪も巻き込んでひしゃげていく。  今にも自分が壊れてしまう寸前にも関わらず、碧は未だオリジナルへの過剰すぎるほどの愛欲の言葉を止めようとしない。  しかしそんな声も、少しずつ進行していく中枢部の圧壊によって人の形を崩していく。  眼球は割れ、レンズは砕け、顎が潰れ、唇は潰れ、綺麗な顔の形も無惨に潰されていく。  そうして火花を散らし、小規模の爆発を起こしながら、とうとう碧の首から上は人間の面影をほんの僅かしか残らない程に形を変えられてしまった。  制御部を失った身体は激しく一定の動作の振動を起こし、乳首から乳液を、女性器ユニットからは人工愛液を惜しげもなく排出する。  最後に行われた快楽信号の処理が生きているのか、頭の潰れた女体は膣部を蠢かせ、乳頭を揺らす。  自分のアイデンティティが詰まった器官が直接潰されているにも関わらず、碧の言動は最後まで動揺や警戒といった素振りも見せず、次々と壊れた音に塗り替えられていきながらも、最後まで葵への性愛を説き続けた。  だが既に、ある程度の人間らしさを保ちながら動き続けていた彼女の姿は、たった一度の攻撃であっさりと消え去ってしまった。  真っ白な部屋に残る二つの首無しの女体と、形だけ残された、脳の焼き尽きたオリジナルの頭部。  周囲に金属部品を散らして停止した二体は、これから最後の瞬間を元にしたバックアップデータからの復活を果たすこととなる。  電子頭脳が破損しても、形の残らない程に壊されても、新しい身体が造られればいくらでもまた稼働できる彼女達。  そして再度の目覚めを果たした後も、二体は他者の欲望と自身の快楽の為だけに、終わりなく壊れ乱れ続けることとなる。


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