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【Ci-en試し読み】桜並木の下で

はじめに

栞ですおぱようございます!\(^o^)/

気付けばもう3月末になりましたね。

先週は平日かなり暖かかったのに、週末は雨で気温も下がってもしかすると桜も散りそうかなという気がしています。


ところで、3月27日は3×9でさくらの日🌸

3月28日は…三ツ矢サイダーの日でした!

何となく「お花見」×「三ツ矢サイダー」で爽やかな小説を書きたいなと思い、Ci-enの方に約5,000文字の短編小説を投稿していました。

(frame embed)


もうちょっとだけ書きたいな~と思い、差分といいますか続きのお話みたいな感じで今回はFANBOXのcakeプランの方にも投稿いたしました!(全体約8,500文字 続きのお話含む形)


変則的にはなりますが、もしよければ読んでいただけますと嬉しいです!

よろしくお願いいたします!\(^o^)/


試し読み

3年生の先輩達が卒業式を迎え、今度は自分達が部員をまとめる代へとかわる境目の春休み。


段々と陽射しも春らしさを感じるようになり、下旬頃には桜が開花し始めていた。


今日は午前中で練習が終わり、午後から自由。

部室でジャージに着替え、駐輪場へ行くと…


「遅いぞ~!レディを待たせるなんて信じられない!」


「え?どこにレディが…いてっ!?」


「ん~?何か言った~?」


「いえ…何でもございませんお嬢様……」


俺の自転車に腰をかけて待っていたのは、マネージャーの陽菜だった。去年の12月から付き合い始めて早3ヶ月。


今のところ大きな喧嘩もなく、どちらかと言えば気が強い彼女の尻に敷かれるような関係で円満に続いている。


綺麗なボブカットで笑顔が眩しい。

黙っていれば美人なのに……


「ん?何か言った?」


「言ってないって!!」


「そう?じゃあ早く鍵貸して?」


「え……?」


「え、じゃなくて自転車の鍵。私が乗るから、あんたは河川敷まで走りなよ♪」


「はぁぁっ!?何で!?」


「だって2人乗りは禁止だし、あんたサッカー部何だから走り込みは大切でしょ?」


「いや…それはそうなんだけど…はぁ…わかりましたよ…」


今日は陽菜と午後から河川敷でお花見をする約束だった。

お弁当は陽菜が手作りしてくれる予定で自転車の籠にお重の包みが見えるが…まさか自分だけ走らされるとは思ってもみなかった。


渋々とポケットから鍵を渡し、校門を出て田舎道を進む。

周りは田んぼと、ポツンとコンビニがあるくらいで何もない。


「ねぇ~飲み物買いに行こうよ!」


「はぁっ、はぁっ…わ、わかった……っはぁっ…」


自転車を飛ばして先に行ってしまった彼女は、目の前に見えてきたコンビニの駐車場へと入っていく。


丁度走り疲れて喉も渇いていたところ…

ありがたく休憩しよう……


数分遅れてフラフラと自転車を停めている場所まで来たが、どうやら彼女はもう店の中で買い物しているらしい。


「お、やっと来たの?ほら、ご褒美にこれあげる♪」


「ん、三ツ矢サイダー…!ありがと!」

中に入ろうか迷っていたタイミングで彼女が出てきて、冷たいサイダーを手渡される。


ありがたく受け取り、蓋を開けるとプシュ!と炭酸が弾ける音がする。ゴクゴクと喉を鳴らして冷たい刺激に生き返る。


「んっ、ぷはぁっ!あ~うめぇ~!」


「あははっ!いい飲みっぷり~♪おじさんみたい♪」


「誰がおじさんだよ!!」


陽菜もそう笑いながら、俺の真似をして豪快にサイダーを飲もうとしているが、炭酸でゴホゴホとむせ始めて心配が勝ってしまう。


正午を過ぎて陽射しも高く、冷たい春風が頬を掠めて汗ばんだ身体を冷やしていく。


ほんの少しコンビニの駐輪場で休んでから、河川敷目指してもうひと踏ん張り。


ここから大体…走れば15分くらいだろうか…。

もう既に陽菜は自転車に跨がり、「ほら、早くしないと置いてくよ~!」と急き立ててくる。


「分かったって!今行く!!」

ふぅ…と深呼吸をして再び走り始める。

畦道を通り抜け、大きな川が流れる河川敷が見え始める。


川沿いの桜は七分咲きといったところで、ちらほらとピクニックや日向ぼっこをしている人が見える。


「もうちょっと奥まで行こうよ♪」


できるだけ人通りが少なく、桜が綺麗に見える隠れスポットまで足を運ぶ。大きな桜の木の下が見え、そこでお花見をすることに。


「っはぁっ、はぁっ、あ~やっと着いた…」


「全くもう~ちょっと怠けすぎじゃない?」


「練習終わりにこんだけ走らせといて…」


「え?何か言った??」


「い、いえ!何もないです!!ほら、早く下降りようぜ!お腹空いたし!」


自転車を停めて河川敷の斜面を慎重に降りていく。

ひんやりとした風が流れ、桜の花びらが川面に浮かぶ。


「レジャーシート持ってきたんだ~♪えらいでしょ?」


「ありがとう陽菜!手伝うよ!」


ギンガム模様の2人サイズのレジャーシートを広げ、腰を下ろすとようやく一息ついたような感覚。


「ふっふっふ、今日は何と!5時起きしてお弁当作りました~!!」


「マジで!?楽しみだな~」


陽菜は風呂敷を開け始め、お花見らしく桜の模様が描かれた三段のお重が露になる。


「ほら、開けてみて♪」


「いいの?じゃあ遠慮なく!」


早速一段目の蓋を開けてみると、大きめに握られた三角形のおにぎりが6つ入っていた。中身は秘密らしい。


二段目には卵焼きやたこさんウインナー、唐揚げ、栄養面も考えてとブロッコリー等おかずが入っている。


そして、一番下のお重には…


「うおっ!?予想外……」


「そう?やっぱりお花見と言えばお団子でしょ!デザートだからこれは最後に食べようね♪」


三色団子が沢山入っている…。

てっきり一番下もおかずか何かだと思っていたから余計に驚いてしまった。


ぐぅ~…とお腹が鳴り、恥ずかしくて思わず顔を背けてしまう。


「あははっ♪ほらほら、早く食べよ!よっぽどお腹空いてたんだね~♪」


続きのお話

【後書き含む】桜並木の下で


【Ci-en試し読み】桜並木の下で

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