古代インドの叙事詩『マハーバーラタ』に描かれている破壊の魔女『ランダ』。神にも等しい力を持つその悪魔と対峙した私が最初に覚えたのは、激しい戸惑いだった。
「ギャハハハハハハハハハハ!!!マジで来たのかよおめぇ!マジでウケルんだけど~~~!!!」
そう言った悪魔・ランダは銀髪で、真っ黒に日焼けした顔にゴテゴテにメイクして、力のある悪魔と言うよりは今流行りのギャルみたいだった。
ここは地下の各闘技場。毎晩この悪魔にさらわれたり唆されたりした女の子達が戦うリング。リングの周りには女の子が痛めつけられたり苦しんだりするのを見るのが好きな人達が集まっていて、舐めるような視線で私を見つめている。
私が悪魔に責められて苦しむのを待っている。
「くっ・・・」
私は無意識のうちに、腕で胸を隠すようにしていた。そんな私を見て、悪魔がニヤリと笑った。
「ギャハハハハハハハハハハ!!マジウケル超ウケル!今からこいつらの前でやられてアンアン喘ぐっていうのに、今から恥ずかしがってんじゃねぇよ!」
「恥ずかしがってなんか・・・それに、私はアナタなんかに・・・」
私はポケットから聖水を出して剣をつくろうとした。
だけど・・・
グイ!
突然太い腕に私の首が薙ぎ払われて、
ズダン!!
私はリングに背中を打ちつけられてしまった。
「がはっ・・・う・・・うぁ・・・」
瓶が聖水をドブドブと吐き出しながら転がり落ちる。
続いて、
「うぉおおおおおお!!!」
という観衆の声が上がった。
「それじゃぁ、たっぷり可愛がってもらえよな。」
ランダの声が離れていくのが分る。
「な・・・逃げないで・・・あぅ・・・」
私はレスラーパンツの大男に頭を掴まれて、そのまま持ち上げられた。
さっき私を引き倒したのはこの人なのね・・・うぅ・・・きっと・・・ランダに魂を抜き取られて・・・
ギリギリギリギリ・・・
大きな手に・・・私の頭は強く握られて・・・
「ぐぁ・・・あぁぁ・・・ぅぁああああ・・・」
私はエクソシスト・・・どんなに恐ろしい相手でも、悪魔となら戦う覚悟はできている・・・でも・・・人を・・・人を傷つける覚悟は・・・出来てなくて・・・
「っぁ・・・あぐ・・・ぁぁああ・・・」
うあぁぁぁ・・・頭が・・・潰される・・・私がここで負けてしまうと・・・悪魔に・・・ランダにこの人は・・・完全に魂を食べられてしまう・・・だから私は戦わなきゃいけないの・・・
そんなこと・・・分かっているのに・・・
ブォン!
私はロープに向かって投げつけられる。
「ぅぁ・・・」
背中に食い込むロープが、グググと伸びていく。
そして、その反動で私のカラダは弾かれてしまう。
「あぁあっ・・・」
成すすべなく弾かれた私の胸に、レスラーの拳が突き刺さる。
「うぐぁああ・・・」
そのまま私はロープの方へと殴り飛ばされて、
グググ・・・バシン!
また私は弾かれて・・・胸を殴られて・・・
「あぁぅ・・・
ぐぁ・・・
うぐ・・・
くあぁあああ・・・・」
私は何も出来ずに、ピンボールのように弾かれながら、何度も何度も胸を殴られて
私は・・・あぁぁ・・・玩具にされて・・・
バシン!
うあぁぁあ・・・
ドゴォ!
うぐっ・・・
バシン!
あ・・・あぁぁあ・・・
・
・
・
・
・
・
ギリ・・・ギリギリギリ・・・
しつこく殴り潰した私の胸に、レスラーが顔を埋めている。
「あぅ・・・んぁ・・・あぁああああ・・・」
私はレスラーの太い腕に抱かれて、カラダを・・・ギリギリと・・・締め上げられている。
「うあぁあああああああ!!!」
苦しさにカラダをのけ反らせると、レスラーの顔に胸を押し付ける形になってしまう。
うぁ・・・私の薄い胸の感触を・・・レスラーは愉しんでいる。
―――こんな奴、石にしてしまえばいいじゃない―――
―――私が頭からボリボリと食べて差し上げましょうか?―――
私の中で、悪魔が声をあげる。
でも・・・そんな事をしたら・・・この人が・・・
―――皆さん、野暮を言ってはいけませんよ。マリアは、衆目の前で虐められることを愉しんでいるのですからーーー
くっ・・・そ・・・そんなことないのに・・・
「んあぁあああああ・・・」
レスラーの手が・・・私のお尻を弄って・・・あぁぁ・・・私は甘い声をあげてしまう。
―――ホラネ・・・マッタク、トンダ変態ダゼ―――
悪魔達が・・・私を嘲笑う・・・あぁぁ・・・
大勢の人に・・・いやらしい目で見られながら・・・あぁぁあっ・・・胸とお尻を辱められて・・・カラダを・・・締め上げられて・・・
「はぅっ・・・うぁああ・・・くぁああああああ・・・」
あぁぁあああ・・・このままじゃ・・・いけないのに・・・
・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・
・・・うあぁああ・・・うく・・・あぁああ・・・」
私の背骨がミシミシと悲鳴をあげる。うつ伏せになった私の背中に乘ったレスラーに、顎を持ち上げられて・・・私は背中が折れそうなくらい、エビぞりにされて・・・
「うぐ・・・あぁぁあ・・・うあぁああ・・・」
仰け反った胸に、ドロドロとした視線が絡みつく。セーラー服とブラジャーに守られているのに、でもそれが心もとない薄い布でしかないと感じるくらいに、熱を持った視線に胸を嬲られてしまう。
「あぅ・・・んぁ・・・ぃあぁあ・・・」
苦しむ私の前に、別のレスラーパンツの大男が現れた。
あぁぁ・・・そんな・・・もう一人いるなんて・・・
もう一人のレスラーは、
「ふー!ふー!ふー!」
と荒い息を吐いて、そして、
ズバ――――ン!!!
ピンと仰け反った・・・私の胸を・・太い脚で蹴りつけて・・・
「あぁああああああ・・・」
バキ・・・バキバキ!!アバラが何本も折れて・・・そしてすぐに悪魔の力で治癒される・・・治癒されてしまう・・・
「がはっ・・・うあぁぁ・・・」
苦しむ私に興奮したのか、私をエビぞりにするレスラーの力が強くなって・・・背骨が折れそうになって・・・
ズバーーーン!!!
「うあぁああああ・・・」
また胸を蹴られて・・・カラダを・・・壊されて・・・
あぁぁ・・・本当なら・・・一撃で私は壊れることが出来たハズなのに・・・
ズバ――――ン!!!
あぁ・・・また・・・
バキバキバキッ・・・カラダの中から・・・色んなモノが壊れる音がする・・・
「ぐはぁっ・・・ああああああああ・・・」
私が壊される度に、リングの周囲に集まったギャラリーたちのボルテージが上がっていく。
もっと苦しめ・・・もっと苦しめ・・・
その思いが・・・あぁぁ・・・私を更に追い詰めていく・・・
「はぐぁっ・・・うぁ・・・あぁぁ・・・」
ズバ―――――ン!!!!
あぁぁ・・・また太い脚に・・・私の胸が・・・壊されて・・・
「あぁあああっ・・・くあぁ・・・あぁぁあああ・・・」
ズバ――――ン!!!!
「うあぁぁああ・・・」
ズバ――――ン!!!
「あぁぁぁああ・・・・
あぁぁぁ・・・
うぁぁ・・・
ぁ・・・
ぁぁ・・・
・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・
ギリギリ・・・
ギリギリギリ・・・
リングに貼られたロープに私は四肢を括りつけられて、私はリングの中央に大の字にされている。
「うぐっ・・・うぁぁ・・・うぅぅ・・・」
あぁぁ・・・手足が・・・カラダが引きちぎれそうな責めを受けている。
―――くくく・・・みんながマリアちゃんの股間をガン見しているよ~~~―――
内なる悪魔に言葉で嬲られ・・・そして・・・舐めまわすような沢山の視線が・・・あぁぁ・・・私の・・・羞恥心を煽ってしまう。
私は悪魔の魔力で作られたリングコスチューム・・・セーラー服をモチーフにしたビキニタイプの・・・あぁぁ・・・破廉恥な恰好をさせられて・・・
卑猥な姿で苦しむ私を、興奮した大勢の人達に・・・見られて・・・
「うぁ・・・あぁぁああ・・・うあぁあああ・・・」
ポタリポタリと汗が滴り落ち、リングの上にいくつもの水たまりをつくっている。
「はひっ・・・んくっ・・・あぁああああ・・・!!!」
うあぁぁああ・・・私はこうして長い間・・・ギシギシと軋むロープとヌメヌメと絡んでくる視線に苦しめられているの・・・
「んぁ・・・あぁああああ・・・」
「マリアちゃ~~~ん・・・こんなにされてるのに乳首立たせてさぁ・・・おめぇ何感じてんだよ。まじウケルんだけどぉ~~~」
私にレスラーをけしかけて苦しめた悪魔・ランダが私を嘲笑って、そしてピンとそそり立った胸の先端を弾いた。
「んあっ!」
私は声を出して身を捩ってしまう。
ギリギリギリ・・・
身悶えるカラダは反動でさらに強く引っ張られ、
「うあぁああああああああああ!!!!」
ますます私は追い詰められていく・・・
「はぁっ・・・んあぁああ・・・あぁぁう・・・」
苦しみ喘ぐ私を見て、ランダはぺろりと自分の唇を舐めて、そして、
ヌプ
私の唇を食べるように覆いかぶさって来たの。
ジュルジュルジュルジュル!!!!
あぁぁ・・・長い舌に・・・私の口の中が犯されていく・・・
逃げてもしつこく追いかけてきて、私の舌が絡めとられてしまう。
イヤイヤと首をふる私は両耳を手のひらで押さえられて、悪魔の舌から逃れることが出来なくなってしまう。
あぁぁあ・・・それだけじゃなくて・・・
ジュブジュブヌチャヌチャ・・・
口の中を犯されるイヤらしい音が耳の中で響いて・・・んぁああ・・・耳の中まで嬲られているみたいになって・・・
「あぁああああ・・・」
私はクネクネとイヤらしく身悶えてしまう。
ギリギリギリギリ・・・
悶えれば悶えるほど、ロープは激しく私を責め立てて・・・あぁぁ・・・カラダがバラバラになりそうなほど・・・強く引っ張られて・・・
「ふむぅ・・・うぅぅ・・・ンんっ・・・むぅぅう・・・」
悶える私を見る悪魔の瞳が、ランランと輝いている。
まださらに私を苦しめる気なのね・・・
ジュゥウウウウウウウウウウウウウウ!!!!!!!
あぁああああ!!!私のマナが・・・口から吸われていく・・・
「んむぅううう・・・うぁああああああああああ・・・」
マナを吸う力がドンドン強くなっていって・・・あぁぁ・・・でも私のマナは・・・決して尽きることが無くて・・・あぁぁ・・・
だから・・・どんなにマナを吸われても・・・この苦しみが終わることなんてなくて・・・
ジュルルルルルルルルルルルルルッルルルルウルルルルルルルッル!!!!!!!!!
吸われれば吸われるほどに・・・苦しくなっていって・・・
「んぁ・・・ぁぁ・・・あぁああ・・・」
あぁぁ・・・もう・・・私・・・されるがままに・・・吸われることしか出来なくて・・・
ジュルジュル・・・
んぁあああ・・・
ジュル・・・
ぃぁ・・・
ジュル・・・
私・・・
溶かされていく・・・
・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・
バシン!
突然頬を叩かれて、私への吸引責めは突然幕を閉じた。
「っぁああ!!!」
「おめぇもうマジ、アタシまじでヤバかったんだからマジで。何考えてんのマジでおめぇ!」
ランダが何を言っているのか何一つ分からなかった。私を一方的に嬲っていたハズの悪魔が、何かに怯えているように見えた。
だけど、それはホンの一瞬。ランダはすぐに残忍な笑みを浮かべて、
「まぁいいわ。これからが本番だしね。普通に考えて。」
そう口にした。
「う・・・あぁぁ・・・これ以上・・・何を・・・」
私の心が、恐怖で折れそうになる。挫けそうになる。
でもダメ・・・諦めたら誰も救えない。負けてしまったら、何も救えない。
だから私は・・・
「そんなの、すぐに教えてやるよ。カラダにね!!」
ランダはそう言って、高く跳びあがった。
ダン!
「うそ・・・」
天井に届きそうなほど跳んだランダは、膝を着き出した状態で落ちて来て・・・
ドゴォオオオオ!!!
私のお腹に、悪魔の膝が突き刺さる!!!
「ごぉ・・・うぐっ・・・」
宙に浮いていた私のカラダは衝撃に沈んで・・・
そして、
「うあぁあああああああ!!!」
ロープに引っ張られて激しく跳ねあがる。
「思った通り!アタシってば超天才!」
ギシギシギシ・・・カラダが・・・はち切れそうな衝撃に苦しむ私に、高く跳ねあがったランダが落ちて来て・・・
ズドン!
お腹が踏みつぶされて・・・
「あがっ・・・ぐはぁっ・・・」
足がメリメリとお腹に食い込み、そしてグンと沈んでしまう。
トランポリンのように弾む私の上で、悪魔が楽しそうに跳ね上がる。
「っぁああああああああああ・・・!!!」
本当ならこんな責め苦・・・すぐにカラダがバラバラになって死んじゃうハズなのに・・・あぁぁ・・・身に封じた悪魔達が壊れることを、死ぬことを許してくれなくて・・・
うぁぁ・・・これじゃぁ・・・私・・・苦しめられる為にいるみたいじゃ・・・
「次は肘ィイイイイイイ!!!!!」
ランダの肘が私のお腹に突き刺さる。
「ぐはぁああああ・・・」
ミシミシミシミシ!!!!
どこかで何かが激しく軋み音がする。
あぁぁ・・・きっと・・・私が壊される音なのね・・・
「くあぁああああああああああ!!!」
八つ裂きにされる痛みに焼かれ続ける私の上で跳ねたランダが、
「次は踵おおおおおおおおオオオオオ!!!!!」
そう叫んで・・・踵を・・・
ドスウウウウウ!!!!
私のカラダはされるがままに沈んで・・・
「んぁああああああああ・・・」
何度も何度もお腹に悪魔は落ちて来て、
その度に、四肢が千切れる痛みと共に私のカラダは跳ね上がる。
私は悪魔の遊具、生きる玩具になって、声で、お腹の感触で、ランダを悦ばせてしまう。
文字通りに遊ばれながら、死を希うほどの壮絶な拷問の中でただただ悶え喘ぐことしか出来ない。
ズドン!
「あぐぅぅ・・・」
踏まれる度にお腹を潰され、
ボムッ!
「っぁああああああ・・・」
弾かれるほどに手足が千切れそうになる。
「ギャハハハハハハハハハハハハハ!!!!文字通り玩具にされちゃったね。マリアちゃんのカラダ。ギャハハハハハハハハハハ!!!」
「うぐ・・・ぁああああああ・・・ぐふぅ・・・」
私は壊れない・・・壊れないから・・・この責めは終わることが無い・・・
そう思っていたけれど・・・
ミシミシミシ!!!
音が、だんだん激しくなって、
そして、
バキン!!!
ロープを支えるコナーポストが折れて、
私に向かってすごい勢いで飛んできた!
「あぁぁ・・・そんな・・・」
バシン!!!!
私のカラダに折れたコーナーポストとロープが叩きつけられて、
「くああああああっっ!!!」
カラダが粉々に砕けるほどの衝撃を受けてしまう・・・
あぁぁ・・・でも・・・これで・・・やっとあの壮絶な責めから解放された・・・
そう安心してしまった私のお腹に、
ブスリ!!!
ランダの頭から生えた角が・・・突き刺さって・・・
「あ・・・あがっ・・・う・・・あぁぁ・・・」
私はキャンバス諸共お腹を串刺しにされて・・・無様にビクンビクンと悶える事しか出来なかった・・・
強い・・・強すぎる・・・
あぁぁ・・・
『残り半分の悪魔たちはいずれも恐ろしく、そして強い力を持つモノばかり・・・』
メフィストフェレスはそう言っていた。
その言葉の通り・・・私はハーメルンの笛吹き男にも・・・このランダにも・・・手も足も出なくって・・・
悔しい・・・私は・・・
ただ悪魔たちの玩具にされることしかできないの?
そんなの・・・
そんなの・・・
ぐったりと横たわっていた私は、突然ランダに引き起こされた。
「う・・・あぁぁぁ・・・」
私はランダの腕に背中を預けて、力なくぐったりとしてしまう。
「はぁ・・・はぁ・・・うぁ・・・
私の胸に、ランダのネットリとした視線が絡みつく。
「あ・・・ぁぁ・・・いあぁ・・・」
ランダの頭の角が、二本になって、そして・・・
その二本の角が・・・あぁぁぁ・・・私の胸に・・・
ヌプ・・・ズプ・・・
突き刺さっていく
沈んでいく
侵食していく・・・
「んあぁああああ・・・」
私はまた・・・何の抵抗も出来ないで、悪魔の思うように責められ、苦しみ、喘いでしまう・・・
「今度は血を吸わせてもらうから。」
ズクンズクン・・・二本の角が脈を打ち始めて、そして
ドクンドクン
あぁぁぁ・・・角から血が・・・吸われていく・・・
「くあぁ・・・あぁぁ・・・や・・・んゃあ・・・ぅ・・・ぁぁ・・・」
「やっべ・・・コイツは癖になるわぁ・・・」
ランダの言葉が、ゾワゾワと私を嬲っていく。
「んく・・・あぁ・・・んあぁぁああああ・・・」
私は腕をダラリとさせたまま、吸われれば吸われるほど増していく苦しみの中で、ただただ喘ぐことしか出来ない・・・
あぁぁ・・・私が苦しめば苦しむほど、ランダの加虐心に火をつけてしまって・・・
ますます強く血を吸われるようになってしまって・・・
「んあぁあああああああ!!!」
私はもう・・・悪魔の思うように声をあげるだけの・・・生きた楽器に過ぎなかった。
「あう・・・あぁぁ・・・も・・・もう・・・うあぁぁ・・・」
マナと同じように、私の血液は吸っても吸っても尽きることはない。
だから私は・・・どこまでも際限なく血を吸われ続けて・・・
「んく・・・あぁぁ・・・・」
私は・・・まるで泥沼に沈んでいくように・・・底の無い深い深い地獄に堕ちていった・・・
・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・
「おい、見ろよ。アレが何か分かるか?」
ランダは私の首を掴んで高々と掲げた。
リングを囲んでいるギャラリー達、それに私を襲ったレスラー達がくったりと項垂れている。その頭の上に、どす黒いオーブの様なモノが浮かんでいるのが見える。
「うあぁ・・・あれは・・・」
「アレはクソ共の魂だよ。責められてアンアン喘ぐおめぇに欲情してるうちに、魂がドブみてぇに腐っちまったってワケ。マジで超ウケルよねぇ~~~」
「そ・・・そんな・・・あぅぅ・・・」
そんな・・・あぁぁ・・・私が弱いから・・・こんなことに・・・
「今からサシでやろうよ。どっちかの魂が負けを認めるまでの一本勝負。なぁ、このアタシが正々堂々と勝負を挑んでるんだ。まさか断りはしないっしょ。」
「う・・・あぁぁ・・・何か・・・企んでる・・・のね・・・?」
「もちろん。アタシは悪魔だよ。なんの罠も張らずにやるわけ無いじゃん。」
ランダはそう言いながら、私の首を強く締め上げた。
「あぐぅ・・・かはっ・・・」
「おめぇが恐怖を覚える度、絶望する度、魂が敗北に一歩近づく度に、クソ共の魂を一個づつ喰らう。ドブみてぇに腐った魂のまま死んだ奴は地獄に堕ちる。エクソシスト・マリアちゃんが弱いせいで、地獄に堕ちるんだ。マジで超たまんねぇっしょ。ギャハハハハハハハハハハハハハハハ!!!」
悪魔の魂胆はすぐに分かった。
今度はカラダだけじゃなく、私の心もズタボロにしようというのね。
無力な私のせいで、大勢の人が地獄に行く様を見せて、絶望の底に堕とそうと言うのね。
「分かったわ。その勝負受けるわ。」
でもね、悪いわねランダ。
その条件ならあなたに勝ち目はないわ。
怖がったり絶望したりしなければいいんでしょ。
そんなの、オムレツをつくるよりずっと簡単だわ!
―――ジャバーウォック!―――
私の中の悪魔に声をかけた。
あとで私の事を無茶苦茶にしてもいいから、お願い。今は力を貸して!
バクン!
目の前で、悪魔・ランダの顔が消し飛んだ。
私の瞳の中に映ったジャバーウォックに食べてもらったの。
勿論、これで勝ったと思わない。これで終わったなんて思わない。
悪魔が本当の力を見せるのは、きっとここから・・・
現に今、悪魔の首からメリメリと顔のようなモノが生えてくる。
それは、けたたましく笑いながら。
「アハ
アハハハ
イヒヒヒヒヒヒ
ウフフフフフ
エヘヘヘヘヘヘへ
オホホホホホホホホホホホホ
マジやるじゃんマジやるじゃん思ったより全然イケてんじゃん
マジでマジマジこのランダ様が、
本気を出すとはねぇえええええええええええ!!!!!!!!!!!!」
そうして正体を現した悪魔は、
「この姿にはさぁ、あんまなりたくなかったんだよねぇ!!!だって全然可愛く無いからさァ!!!!!」
地響きを立てながら叫んだ。
まさに鬼のような顔。でも、さっきまでの顔も鬼みたいなメイクだったような気がする。
「ごめん。悪いけどアナタの顔なんて興味ないから、どこがどう違うのか分からないわ。」
私の言葉に鬼のような顔を真っ赤にして、ランダが怒った。私の言葉に怒りながら、頑張って冷静になろうとしている。
「ねぇ、教えてくれない?さっきまでとどこがどう違うの?」
だから私は、あえて怒らせることにした。
そうすることで隙が出来れば・・・そういう魂胆もあった
「アイメイクが全然違うでしょうがぁあああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!」
激高した悪魔は、手から鋭い爪を伸ばして、私に斬りかかった!
ガキン!
身に封じた悪魔の能力で作り出した炎の槍で爪を受け止めた。怒りで我を忘れているからなのか、動きが一直線で読みやすい・・・
だけど、怒れるランダの力は凄まじく・・・
バキン!
槍はあっけなく砕け、そしてそのままの勢いで、
ザン!!!
私の胸が・・・あぁぁ・・・鋭い爪で・・・引き裂かれて・・・
「うあぁあああああああ!!!」
ただの斬撃じゃない・・・あぁぁ・・・コスチュームには傷一つ付いてない・・・傷一つ付いてないのに・・・
「あぁぁあああっ・・・な・・・うあぁああああ・・・な・・・なんなの・・・これ・・・あぁあああ・・・」
何度も何度も切り刻まれる痛みが・・・あぁぁ・・・胸を・・・襲って・・・
「胸のコスチュームに『切られる痛み』を注ぎ込んだ。そしてコスチュームはその痛みを再生し続ける。おめぇの貧乳は、何度も何度も切られる痛みを味わい続けるんだよ!」
「そ・・・そんな・・・あぁぁあああああ・・・」
私は痛みに身を仰け反らせてしまう。
「もちろん、それだけで終わると思ってないよなぁ!!!」
ブスリ!
今度は・・・爪が突き刺さって・・・
「あがっ・・・あ“ぁ“あ“ああああ・・・」
何度も切られる痛みに、何度も突き刺される痛みが加わってしまう。
「あぐ・・・あぁぁ・・・あああああああ・・・」
「何度も切られる痛みに加えて、更に何度も刺される痛み・・・まだまだこんなんじゃねぇ・・・抉り・潰し・焼き・貪る・・・次々と襲い来る痛みに恐怖し、絶望し、魂を敗北の色に染め上げな!!!ギャハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!!!」
「うあぁあああああああ・・・」
ザン!ザシュ!グリグリ!ズシャァ!!!
ランダは宣言の通り、爪で何度も何度も私を責め立てる。
私は、何も出来ずに棒立ちになったまま、されるがままに胸を爪で責められて・・・
「あぁああっ・・・ひぁ・・・うあぁあああああ・・・」
責めが幾重にも重なって、ありとあらゆる痛みが際限なく襲ってくる。
「くっ・・・んくっ・・・こ・・・こんな痛みだけで・・・私が絶望するとでも・・・あぁああああ・・・?」
ランダが私の胸に唾を吐きかけた。その唾の一滴一滴が、ナメクジになって・・・コスチューム越しに私の胸を・・・這いずり回って・・・
「ギャハハハハハハハハハハ!!アタシの唾に命を吹き込んでやったよ!ヌラヌラヌルヌル、可愛がってもらいなぁ!!!」
あぁぁああ・・・ナメクジが這いずった跡を・・・ずっとナメクジが這いずり回る性感に・・・あぁぁ・・・責められて・・・胸中を・・・ナメクジに嬲られているみたいになって・・・
切り刻まれて刺されて抉られて・・・絶えず壮絶な痛みを感じ続けている胸を・・・あぁぁあ・・・ドロドロになりそうなほどに貪られて・・・
立っていられなくなって・・・
「う・・・うぁあああ・・・」
膝から崩れ落ちた私は、ランダの目の前で四つん這いになってしまう。
「んぁあああ・・・あぁああああああっ・・・」
四つん這いになった私は、胸を襲う責め苦にどうしようもなく背中を仰け反らせて悶え喘いでしまう。
そんな私の背後でジャラジャラと、鎖が蠢く音がして、
スパ―――ン!!!
「ぁああああああっ!!!!」
鎖でお尻を打たれて・・・その瞬間から絶えずお尻を鎖で叩かれる痛みが・・・あぁぁ・・・
「そんなに尻突き出して、誘ってんのか?ヒクヒクしやがって、マジで超ウケルんだけど。」
そう言いながらランダは・・・私のお尻を撫でまわして・・・あぁぁ・・・お尻を撫でまわされる感触が・・・私を責め続けて・・・
「乳だけじゃなくて尻も弱いのかよ。超ウケんだけど~~~どこまでドMなんだよおめぇわよ~~!!!」
ザリ!
お尻を引搔かれて・・・
それから・・・
ジャリジャリ・・・
鎖が生き物のように動いて・・・あぁぁ・・・私の・・・股を・・・擦るように・・・
「いゃ・・・んあぁああ・・・」
鎖は・・・あぁぁ・・・・私の胸にも絡みついて・・・締め上げて・・・擦って・・・次から次に責め苦を増やしていって・・・
あぁぁ・・・際限なく増えていく痛みに、性感に、苦しみに、私は責められ続けて・・・
「はぐぅ・・・んあぁ・・・あぁあああ・・・・」
でも・・・私が耐えている限り、誰も犠牲にならない・・・地獄に落ちない・・・
どんなに責められても・・・私が・・・あぁぁ・・・挫けさえしなければ・・・
いいわ・・・どんなに私を責めても・・・どこまでも付き合ってあげるわ。
そう私の魂が言っている。
もう気の遠くなるほどの回数、永遠の責め苦を受け続けてきたのだから。気合と根性でどうにでもなる。
そう魂が言っている。
だから・・・
ジュウウウウ!!!
鎖が熱を持って、私の胸や秘部が焼かれていく。
「あぁあああぅ・・・」
「まだまだ、こんなもんじゃぁ済まねぇぞ!!」
鎖が有刺鉄線に変形して・・・うあぁああ・・・私のカラダ中にきつく突き刺さる。
「つぁ・・・あぁあああああっ!!!」
「痛てぇだろ?苦しいだろ?でもなんでおめぇは恐怖しねぇんだよ!!!」
ランダはそう叫んで、私を蹴り転がした。
「あぅ・・・あぁああああああ!!!」
仰向けになって積み重なった責め苦に悶える事しか出来ない私を、ランダは鬼の形相で見下ろしている。
私はもう、されるがままに苦しむだけなのに・・・なぜか目の前の悪魔は徐々に余裕を失っている。
「いい加減絶望しやがれ!恐怖しやがれ!おめぇまじで超ウザいんだよぉ!!!!」
ランダは私の胸を踏みつけた。
「うぁああああ・・・」
何度も
何度も
「くあぁ・・・うぁ・・・あぁあああ・・・!!!」
でも・・・こんなの何でもない・・・わ・・・
私は絶対に
負けたりは・・・
・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・はぁ・・・はぁ・・・しつこいんだよおめぇはよぉ・・・」
ランダが私の股をグリグリと踏みつけている・・・
「う・・・あぁぁ・・・あぁあああ・・・」
私は、力なく悶え喘いでいる。
「なんで恐怖しねぇ!なんで絶望しねぇ!なんでおめぇは・・・」
イライラしたランダは、私の股間を踏みつける力を強くする。
「んあぁあああああああ・・・」
好きに・・・責めるといいわ・・・どんなに苦しめられても・・・私は・・・私は・・・
「まじガン萎え。しつこすぎるっちゅーの・・・まぁいいや。今日はクソ共の魂を喰らってアタシ帰るから。アンタはそこでお寝んねしてな。」
ランダのその言葉を聞いた私は、無意識のうちに立ち上がっていた。
「悪魔のくせに・・・約束を破らないで・・・」
自分でもどうして立っていられるのか分からない。けど、
「私は・・・あぁ・・・まだ・・・うぁ・・・一度も・・・負けたなんて・・・思ってない・・・くあぁ・・・負けて・・・ない・・・わ・・・」
私はそう口にしていた。
「マジありえねぇんだよクソがぁ!!!!」
ランダが私の方へスッと手を伸ばした。瞬間、私は真っ黒な闇に包まれて、
そして・・・
「うあ・・・ぐっ・・・ぁああああああああああ・・・」
全方向から凄まじい圧力が・・・私を襲って・・・
バキベキゴキ!!!!
カラダ中の骨が砕けていく。
「あ・・・あ“ぁ・・・う・・・あぁぁぁ・・・」
でも・・・無駄よ・・・どんなに肉を裂かれ骨を砕かれても、私はすぐに元通りになってしまうの・・・
だから・・・ランダが私に出来るのは・・・私を何度も苦しめる事だけ。
「今度は弾けな!!!」
暗闇の向こうからランダの声が聞こえて・・・そして・・・
「・・・っ・・・!・・・!!!」
今度は、カラダの内側から爆発するような感覚が・・・あぁぁ・・・息も出来ない・・・これは無重力・・・完全な無重力に放り出された人は一瞬で爆発してしまうと聞いたけど・・・あぁぁ・・・カラダが粉々に破裂する感覚が・・・ずっと私を襲って・・・
でも・・・
それでも・・・
私は・・・負けない・・・
バリン!
目の前の暗闇が砕け、私はリングに倒れ伏した。
私を苦しめ続けたリングコスチュームがサラサラと砂のようになって崩れ、私は責めから解放されると共に、目の前の悪魔の魂が敗北を認めたことを確信した。
「うぉ・・・おおおおおおおおおおおお・・・・」
雄叫びのような声をあげ、ランダは私を引き起こした。
「んあぁっ・・・」
そして私は・・・裸の胸を・・・ランダにしゃぶられて・・・
「んあぁ・・・」
イヤらしく身をくねらせてしまう。
ジュルジュルジュルジュル!!!!
あぁあああ・・・しゃぶられて、噛まれて、舐めまわされて・・・大きな口で胸を嬲られながら、マナや血や、私の全てが貪られていく。
「あう・・・んぁぁ・・・ゃ・・・あぁああああああ・・・」
容赦のない乳虐に悶えれば悶えるほど、ランダの加虐心をそそってしまう。責めが激しくなっていく・・・
「うく・・・あ・・・ぁぁ・・・も・・・もう・・・あぁあああああ・・・」
気が付いたら私は、辺り一面灼熱の炎に包まれた空間にいた。きっとランダの空間・闇の世界なのね。
あぁぁあ・・・この空間の、世界の全てが私を苦しめる。
ランダに胸を責められながら悶える私に・・・この悪魔に破壊されたありとあらゆる魂の、怒りが、恨みが、憎しみが私を襲う・・・
無数の見えない灼熱の手にウネウネと嬲られているようで・・・
「んぁ・・・うあぁあああああ・・・あぁああああああ・・・」
いつの間にかランダは消え去っていた。だけど無数の魂で作られるこの世界はまだ消えなくて、私はドロドロとしたマグマのようなモノにカラダを抱かれていた。
「いぁああ・・・くぁ・・・あぁあああ・・・」
ランダをこの身に封印することは・・・この世界ごと私の中に取りこむという事。
こ・・・こんなのを・・・取りこんだら・・・私は・・・私の魂は・・・
一瞬、心が挫けそうになる。
でも・・・
「あぁあああ・・・」
ドロドロとしたマグマが私の胸に少しづつ取りこまれていく。それはまるで侵食されていくみたいで・・・犯されているみたいで・・・
苦しめ・・・
苦しめ・・・
取りこんだ魂が私の中でそう囁きながら、カラダの内側を、魂を、炙っていく。
「ひぅ・・・ぁぁあああ・・・んぁあああああ・・・」
私の周りには、膨大な量の魂があるのを感じる。
あぁぁ・・・私はカラダを外から中から焼かれながら、気の遠くなるような時間、悶え苦しみ続けるのね・・・
それでも・・・
それでも
私は・・・
あぁぁああ・・・
うぁぁ・・・
ぃぁ・・・
アヤワスカ
2021-07-22 12:46:37 +0000 UTCリスワン
2021-07-22 11:38:56 +0000 UTC