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アヤワスカ
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退魔巫女カナタ ~海底の生贄~

  蒸し暑い夏の夜、砂浜で一人の退魔巫女が妖魔に責められていた。


 彼女の名はカナタ。艶やかな長い黒髪、カラダにピタリと張り付いた桃色の装束の退魔巫女は、


「うぁ・・・あぁぁ・・・あぁあああああ・・・」


 立っているのがやっとという感じで、胸を抑えながら苦しみ悶えている。


『フハハハハハハハハハハ!!!カナタよ、どうした?ん?ほとんどやられっぱなしではないか!』


 カナタの身に封じた鬼が高らかに笑う。


「ご心配なく・・・これしきの窮地・・・何度も超えてきました。」


 鬼の声に反論したカナタの前で、亀のような妖魔が


「キシャァアアアアアア!!!!!」


 と叫び、そして口からナニカを放つ。


 それはダツという魚。鋭い嘴を持つそれが数匹亀の口から放たれて、


「くっ・・・」


 カナタはマナで障壁を作り出そうとする。


 だが、


『フハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!やらせるかよ!!!』


 内なる鬼がそれを許さない。


「あぁぁ・・・そんな・・・」


 マナをかき乱され、障壁をつくるのを妨害されるばかりか、カラダを操られ、両手を左右に真っすぐ伸ばした姿勢をとらされてしまう。


 鬼は今宵、カナタの邪魔をして愉しんでいる。そこに理由はない。ただ、何となくそんな気分だったからだ。

 だが、その鬼のほんの気まぐれのせいでカナタは妖魔を相手にろくに戦うことも出来ず、ほぼ一方的に責められ続けている。


 現に今も・・・


 ザク!ザクザクザク!!!


 無防備にさらされた胸・・・カナタの最大の弱点である薄い胸に、ダツが次から次へと刺さっていく。刺さるだけではなく、ドロリとした瘴気の塊になって、ダツは可憐な退魔巫女の胸に染み込んでいく。


「っぁ・・・あぁぁああ・・・うあぁあああああ・・・」


 凌辱と言うのも生温い責めを胸に受けながら、カナタは胸を突き出した状態で亀妖魔の前にその身を晒している。


「グゲゲゲゲゲゲゲゲ・・・お前、そんなにまでして胸を嬲られたいのかよ。」


 くちゃぁ・・・と口を開けて、亀妖魔がカナタを嘲笑う。


「そ・・・そんなことは・・・」


 カナタが否定の言葉を発しようとしたその時、


 ベチャリ・・・


 カナタの胸に、何かが貼りついた。


「んぁっ・・・こ・・・これは・・・あぁあああああ・・・」


 それはモゾモゾと蠢き、ぬるぬるとした粘液を装束越しにカナタの胸に塗り付けている。その正体はタコ。亀妖魔が吐いたタコに、カナタは責められているのだ。


「はぐぅ・・・んぁ・・・あぁぁああああ・・・胸が・・・あぁぁ・・・胸が・・・あぁあああ・・・」


「ゲゲゲゲゲゲゲ・・・そのタコのヌルヌルは猛毒なんだぜ?どうだ?胸に毒をぬりぬりされる気分は。」


「うあ・・・あぁぁああ・・・ぃぁああ・・・」


 毒を塗り込まれながら、鬼に邪魔されているカナタは、妖魔の問いに答えることも出来ない。


『カナタ?どうした?言葉を紡ぐことも出来ぬほどに苦しいのか・・・フハハハハハハハ!!!ならばもっと苦しめてやろう!!!』


 ズクン・・・


 カナタの胸の中で何かが疼いた。


 その次の瞬間、


「んぁあああああああああああああああ!!!」


 カナタのカラダが大きくのけ反った。


『もっと毒が染み込むように貴様の胸を作り変えてやったぞ!むき出しの神経が直接毒に浸される感覚を味わうといい!!』


「あぁぁ・・・胸が・・・あぁぁあああああああ・・・!!!!」


 足がガクガク震えるカナタの胸に目掛け、亀妖魔がさらに毒タコを吐き出す。


「んぁあああああ・・・!!!」


 ばふ!


 タコが胸に貼り付いた衝撃で、砂浜に仰向けに倒れてしまう。


「はぅ・・・んあぁあ・・・うあぁぁ・・・・」


 二匹の毒タコに胸を嬲られながらクネクネと悶えるカナタに、


「ゲゲゲゲゲゲ・・・ここからが本番だぜ~~~~!!!」


 亀怪人が空高く飛びあがった。空中で巨体がくるりと宙返りしながら、メキメキと甲羅の形が変形していく。それはまるで山のように盛り上がり、尖端が鋭い四角錐を作り上げる。


 ドスン!


 落ちて来た亀の甲羅、その先端がカナタの胸を毒タコごと押しつぶす。


「あぁああああああああ・・・っっ・・・」


 ブツブツと潰れた毒タコが、紫色のドロドロになってカナタの胸に吸い込まれていく。毒に犯され、甲羅に潰され、小さな胸が徹底的に責められる。


 更に、


 ギュウウイイイイイイイイン!!!!!


 亀妖魔が高速で回転をし、カナタの胸を抉っていく。


「がぁ・・・あぁああああああああああっ・・・・」


『フハハハハハハハハハハ!!!中々に良い責めではないか!ならばこちらも答えてやらんとなぁ~~~』


 グン!


 カナタのカラダが仰け反り、亀妖魔を胸で持ち上げる格好になる。無論、この姿勢はカナタの肉体に壮絶な負荷をかけ続け、高速回転する甲羅に自ら胸を押し付けることになり、


「んぐぁ・・・あぁああああああああああ・・・」


 可憐な退魔巫女を益々追い詰めていく。


「ふぐ・・・うあぁ・・・くぁあああああ・・・」


 四肢の筋肉が悲鳴をあげ、骨が砕けそうになる。


 だが、内なる鬼の力でそれらは守られている。たとえ骨が砕けたとて、すぐに元通りになる。なってしまう。


「んくぁ・・・あぁあああ・・・」


 そんなカナタに応えようとしてか、亀妖魔の回転数が上がっていく。


「うあぁああああああああああ・・・」


 夏の砂浜に、いつまでもカナタの喘ぎ声が響いていた。


・・・・・・・・・


・・・・・・


・・・


 クチャ・・・クチュクチュ・・・クチャァ・・・


 亀妖魔の長い舌が、カナタの全身を舐めまわしている。


「んくっ・・・あぁぁ・・・・んぁあああああん・・・」


 艶めかしく悶えるカナタの肢体が、妖魔の唾液でヌラヌラとてかっている。


 カナタはもう、亀妖魔の思うがままに嬲られ、悶え苦しむことしか出来ない。妖魔の玩具に成り下がってしまったカナタを、ネットリと濃い妖気が包んだ。


「はぁぅ・・・あぁあああああああああ・・・」


 その妖気に触れただけで、カナタのカラダがピクリと跳ねあがった。


「あらあら、帰りが遅いと思ったら、一人で愉しんでいたなんて・・・」


 妖気の持ち主が妖しげな笑みを浮かべる。


「申し訳ありません!決して独り占めしようとしたわけでは無く・・・その・・・ちょっとつまみ食いを・・・」


 亀妖魔が女妖魔に土下座して、必死に詫びの言葉を紡いだ。


「ぅ・・・ぁぁぁ・・・あぁぁ・・・」


 もう亀妖魔は責めを終えているというのに、カナタはクネクネと蠢きながら悶えている。


「うふふふ・・・いいわ。その子に夢中になる気持ち、私にも分るもの。」


 女妖魔はそう言ったあと、


「ねぇ、私も少しこの子で遊ばせてもらっていいかしら・・・えっと・・・今のアナタは名前が無いんでしたわね。なんて呼んだらいいか分からないわ。」


 と、カナタの“カラダ”に問いかけた。


『乙姫か。久しいな。勿論この小娘は好きにしてくれ。どんなに責めても我の無尽蔵のマナがある故壊れる事などないでな。遠慮なくやってもらおう。』


 カナタの内に封じた鬼が、その問いに答える。


「本当に?まぁ嬉しいわ。それじゃぁ、竜宮城に連れて行って、た~~~~~~っぷり楽しんじゃおうかしら。」


 乙姫と呼ばれた妖魔が、自分の唇をペロリと舐めた。


『フハハハハハハハ!!!それは良い!!喜べカナタ!並大抵の妖魔相手では決して味わえぬ地獄が、貴様を待っているぞ!!』


「うぁ・・・そ・・・そんな・・・」


 次の瞬間、辺りが闇に包まれた。そして、


「あぁあああああ・・・」


 カナタのカラダが、ピンと突っ張った。


 そこは、どこか深い水の中のようだった。


「苦しそうね、退魔巫女さん。無理もないわね。いきなり深海に突っ込まれたんですもの。息も出来ない。水圧に潰される・・・でもね、可愛いお声はちゃんと出せるように術をかけたから、いっぱい鳴いてちょうだいね。」


「あぐ・・・あぁぁ・・・う・・・うあぁぁ・・・」


 カナダのカラダが、弓なりにしなる。


「竜宮城がある場所は、もっともっとも~~~~~~っと深いから、こんな苦しみじゃすまないわよ。うふふふ・・・さぁ、それじゃぁ行きましょう。」


 ガブ!


 亀妖魔がカナタの胸に噛みついた。


「くあぁ・・・」


 ゴリゴリと咀嚼するようにカナタの胸を味わいながら、亀妖魔は海の更に深くへとカナタを引きずり込んでいく。


「うぅ・・・んぁああ・・・」


 助けを求めるように、カナタの手が伸びる。


 だが、勿論カナタを救うものなどいるはずもなく、


 無情にも、成すすべなく地獄の底へと連れ去られてしまうのだった。


・・・・・・・・・


・・・・・・


・・・

 

 深海の宮殿・『竜宮城』。暗い海底にありながら、黄金に輝くその宮殿は、だが近くでよく見ると、柱も壁も床も、全て、黄金に塗り固められた女体で出来ている。

 世界中の美しい女性、それも正義の心を持った女性を蹂躪し、嬲り責め立て、ジワジワと死に至らしめたその成れの果てを組み合わせて、禍々しい宮殿が作り上げられていた。


 まさに絵にもかけない悍ましいさ。


 その宮殿の大広間で、カナタが悶え苦しんでいる。呼吸も出来ず、凄まじい水圧に晒されて、そして、宮殿内に濃く垂れこめる妖気・・・何をされてなくても地獄すら生ぬるい責め苦を味わい続けるカナタを、海の生き物たちが寄って集って責め嬲っている。

 海藻に身を絡めとられ立ったまま拘束されたカナタのカラダを、ヒトデがぬらぬらと辱め、クラゲの触手が甚振り、魚たちが啄み、様々な甲虫が蝕んでいる。


「はぅ・・・んくぁ・・・あぁぁああ・・・」


 カナタは今、この空間でどの生物よりも下の存在。目に見えぬほど矮小な生き物にすらも、その身を貪り嬲られることしか出来ないのだ。


「んくぁあああ・・・」


 仰け反った胸の、装束がもこもこと盛り上がる。細い線状の生き物が、カナタの一番の弱点を貪っている。


「つあぁ・・・ひぁ・・・はぁん・・・」


「うふふふふふ・・・随分と苦しそうね。私嬉しいわ~~~。」


 乙姫の妖気のこもった声が、耳朶からネットリと入って来る。


「うぁ・・・くっ・・・これしきの責め苦・・・あぁあああ・・・」


 クネクネと敗北の舞を踊るカナタは、言葉で強がることも出来ない。


「そう?うふふふ。それじゃぁ、もっと苦しめてあげるわ。」

 

 どす黒い瘴気がカナタを包む。


「うぁ・・・あぁぁあああ・・・」


 カナタのカラダが大きく跳ねあがる。だが、瘴気はカナタを苦しめるだけに放たれたモノではない。それは彼女に纏わりつくモノ達の姿を変形させていき・・・


「はぐぅ・・・うぁ・・・そんな・・・これは・・・あぁあああっ・・・」


 粘液は毒を持ち、啄む口には鋭い牙が生え、そして何より、明確にカナタを責め嬲るという意志を持ち始める。


「クルシメ・・・」


「クルシメ・・・」


 魚たちがそう言いながら、不気味に生えた手でカナタの柔肌を引搔き責める。


 ムカデが、まるで人間の手のようにカナタの尻を撫でまわし、辱める。


 ウツボが足を締め上げながら、男根のように固く太くなった舌で秘部を犯す。


「あんっ・・・あぁぁ・・・んあぁああン」


 瘴気を吸い込んだモノ達が妖魔となっていく。ただの雑魚妖魔にではない。一体一体が強い妖気を持つ上級妖魔に変化したのだ。

 

「うぁ・・・あぁぁ・・・」

 

 無数の上級妖魔が、その力全てを使いカナタを苦しめている。


「はぐぅ・・・うぁ・・・あぁああああああ・・・」


 一体でも、まともにやりあっては絶対に勝てないほどの力を持つ妖魔。そんな上級妖魔が数えきれないほど集まって、カナタを蹂躪している。責めている。

 噛まれ刺され吸われ・・・カラダ中を甚振られながらも、本当の責め苦が始まるのはこれからだった。


 ザクザクザク・・・ウニ妖魔の棘が、カナタの胸に深く突き刺さった。


「うぐぁあああああああああ・・・」


 さらにウニ妖魔はヌプヌプとその胸に潜り込むように侵食していく。


「かはっ・・・っぁあああ!!!!」


 胸の中でウニが暴れる痛みに、カナタのカラダが大きく跳ねあがった。


 更に畳みかけるようにして、魚妖魔やナマコ妖魔・・・カナタを苦しめているありとあらゆる上級妖魔達が、ズブズブと胸に沈んでいく。


「はぐぅっ・・・くぁ・・・あぁあああああ・・・うあぁ・・・」


 次から次へと胸に妖魔達が入り込んでいく。それはまるで胸が犯されているかのようだった。夥しい数の妖魔による、胸への集団輪姦。


「はんっ・・・んぁ・・・ひぁああああああ・・・」


胸を犯されながら、退魔巫女のささやかな、でも彼女にとって最大の弱点が、凄まじい妖気にカラダの内側から嬲られ、炙られ、毒されてしまう。


それは、かつて鬼をその身に封じた時の苦しみに似ていた。


「くあぁっ・・・うぅ・・・くぅううう・・・うあぁああああ・・・」


 カナタのカラダが仰け反り、胸を突き出してしまう。その胸に次から次へと妖魔達が入り込んでいく。


『フハハハハハハハハハハ!!!!カナタ・・・お前の中が随分賑やかになったものだなぁ。どうら、折角なんで我も手伝ってやろう!』


 鬼が笑うと、カラダの中に侵食した妖魔達の力が増した。さらなる力を得た上級妖魔達は、更に激しく哀れな退魔巫女を苦しめる。


「あぁぁ・・・うあ・・・あぁぁああああああ・・・」


 カナタが喘ぐほどに、引き寄せられるのだろうか・・・魚や蟲や、得体の知れない生き物が引き寄せられ、妖魔になり、カナタの胸の中に侵入していく。


「ひぅう・・・んぁああああっ・・・くあぁあああああああああ・・・」


「うふふふ・・・まだまだ終わらないわよ。もっともっとた~~~~~っぷり苦しんで・・・そして・・・うふふふ・・・」


 クネクネと身を捩らせながら苦しむカナタを見ながら、乙姫は愉快そうに笑った。


「んくあぁああああああ・・・」


 巨大な魚妖魔が無理矢理胸の中に押し入る苦しみに悶えたカナタが見たのは、深海の闇の奥から集まって来る魚の群れだった。


―――あぁぁ・・・そんな・・・それじゃぁ・・・この責めは・・・いつまでも終わらない・・・あぁぁ・・・―――


 カナタはまだ知らなかった。


 この責めが、まだ準備段階に過ぎないということを。


 このあと、もっと凄惨な責め苦が彼女を待っているということを。


・・・・・・・・・


・・・・・・


・・・


「ぅぁ・・・あぁぁん・・・あぁぁ・・・ぃぁ・・・あぁぁあああ・・・」


 乙姫の腕の中で、カナタが悶え喘いでいる。カラダをくったりと預けたまま、胸を撫でられて悶えている。


「うふふふふ・・・沢山の妖魔がここに入っちゃったわねぇ~~~・・・中から責められ犯され汚されて、それでも壊れないなんて・・・うふふふふ・・・最高の玩具ね。」


 そう言って、乙姫はカナタの乳首を爪先で軽く弾いた。


「はぅ・・・」


 それだけでカナタはカラダをガクガクと震わせてしまう。


「うふふふ・・・今にも弾けてしまいそうねぇ~~~そろそろ食べごろかしらねぇ。」


 その時、


 ヌプリ・・・


 胸を嬲っている乙姫の手指が、カナタの胸の中に沈んだ。


「はぐぅ・・・あぁああああああ・・・」


「あらあら、これだけでそんな声あげてたら、これから一体どうなっちゃうのかしらね。」


 そう言いながら乙姫は、カナタの胸の中をグチャグチャにかき回し始めた。


「あ“っ・・・うぁ“っ・・・あぁあああああ・・・・」


「うん。いい感じになって来たわ。でももう少しかき混ぜないとね。」


 乙姫がカナタの胸の中をかき回すほどに、グチュグチュという淫靡な音が溢れ出る。


「んぁああ・・・あぁぁ・・・ひあぁぁああああ・・・」


「あぁぁいいわぁ~~~アナタが苦しめば苦しむほどに、どんどん味わい深くなっていくのが分るわ・・・うふふふ・・・私ね、正義の心を持つ女性を苦しめるのが大好きなの。でも、人って脆いでしょう?力の加減をちょっと間違えただけですぐに壊れちゃうもの。」


 そう言いながら乙姫は、さらに激しく胸の中をかきまぜる。


「はぐ・・・うぉ・・・おぁああ・・・」


「ちょっと卵を植え付けただけで、ちょっと瘴気を注ぎ込んだだけで、みんなあっけなく死んじゃったり、心がおかしくなっちゃうもの・・・でもその点アナタなら、何をしても壊れないから・・・私ね・・・今からアナタにすることを、ずっとずっとずーーーーーっとやってみたかったのよ。それこそ、気が遠くなるほどの昔からね。」


 ズボっ・・・乙姫の手がカナタの胸から引き抜かれる。


「あぅっ・・・あぁぁ・・・」


 力なく身悶えるカナタをしり目に、引き抜いた手をペロリと舐め、


「うん。そろそろ頃合いね。」


 と満足そうにうなずいた。


「うぁ・・・な・・・なにを・・・」


「アナタの胸の中で、沢山の妖魔がグシャグシャになって、溶けあって、アナタのマナと混ざり合って、ソレはソレは甘~~~~~い蜜みたいになってるの。」


 説明しながら、乙姫の指がカナタの胸を嬲っていく。


「ぃぁ・・・あぁぁあああ・・・」


「だからね、今からそれをた~~~~~っぷり味合わせてもらうわね~~~~」


 そう言いながら、乙姫の指がヌタヌタのたうつ触手のように変化しだした。


 指だけじゃない。腕も顔も触手のようになり・・・大きなイソギンチャクのような姿になって、カナタの手足に絡みついていく。


「あぁああああ・・・うぅ・・・あぁぁあああ・・・」


 手足をピンと伸ばされ、カナタは胸が反ったような姿勢にされてしまった。


 その突き出された胸に、夥しい数のイソギンチャクの触手がヌプヌプと刺さって・・・


 ドクン・・・


 触手が脈打ったのと同時に、


「あぁぁあああああああああ・・・」


 カナタの声が、苦悶の声が海底に響き渡った。


「あぅぅ・・・ひぁ・・・あぁぁああああああ・・・」


 まるで魂そのものを貪られているかのような苦しみ、悪夢のような責め苦を受けながら、それから逃れる術も無ければ抵抗することなど出来ない。ただただ妖魔の思うがままに苦しめられることしか出来ない。


「うぁ・・・あぁぁ・・・あぁあああああ・・・」


「うふふふふ・・・思った通りだわ・・・なんて甘いのかしら・・・あぁぁ・・・どんどん甘くなっていく。感じてくれているのね。苦しんでくれているのね。嬉しいわ。もっと苦しんで、もっと甘くなってちょうだい。」


 ドクンドクンドクン・・・触手が激しく脈打ち、


「くあぁあああああ・・・」


 カナタは妖艶に身をくねらせる。


「ひぅ・・・んぁ・・・んあぁああああん・・・」


 淫らに喘ぐことしか出来ない、敗北の退魔巫女の目に、


 ふと、美しい女性の姿が映った。


それも一人や二人ではなく、無数の女性が、巨大イソギンチャクに貪られて喘ぐカナタを囲んでいた。


 彼女たちは、『竜宮城』の資材になった者たちだった。邪悪な女妖魔に戦いを挑み、破れ、そして今もその身を辱められている者たちの魂だった。


 かつて正義の心を、美しい魂を持っていた女性たちが、優しくほほ笑んだ。


 カナタは、彼女たちが助けに来てくれたのだと思った。


 この責め苦から解放してくれるのだと・・・


 だが、彼女たちのほほ笑みは、次第に妖しく、悪意に満ちたモノへと変わっていった。


 そして


 あろうことか、囚われの退魔巫女に一斉に群がって来たのだ。


「んぁああぁああ・・・ぁぁ・・・どうして・・・あぁぁあああああああああ・・・」


 妖艶に身をくねらせ苦しむ姿が、責められるほどに漏れ出る甘い声が・・・そしてカナタ自身が持つ不可思議な魅力が、かつて崇高な魂を持っていたハズの彼女たちをして、邪悪な幽鬼に変えてしまったのだ。


「はぅぅ・・・あぁあああ・・・・んく・・・おぉあああ・・・」


 細い指が、長い舌が、熱い吐息が、妖魔に責められているカナタを更に苦しめる。


「ひあ・・・んあ・・・ゃめ・・・んあぁああああ・・・」


 器用な責め、荒々しい責め、焦らすような責め、激しい責め・・・堕落してしまった魂が、カナタを快楽の沼の底へと引き釣り込もうとするかのように蹂躙していく。


 実体を持たぬ幽鬼の責め・・・それは実体を持たぬが故、決して邪魔しあうことなく、自らの欲望のままにカナタを貪ることを可能としている。腋をしゃぶる幽鬼と共に、同じところを同時に別の幽鬼に舐めまわさる。秘部を口で弄ばれながら、別の幽鬼の指や、肥大化して男性器のようになった陰核に抉られる。無数の幽鬼に文字通りカラダの隅から隅まで、ありとあらゆる方法で可愛がられてしまっているのだ。


「はぅ・・・あぁぁ・・・んあぁあああああ・・・んくっ・・・ぁあああ・・・」


 乙姫は、自らが斃したモノ達が幽鬼になっていることも、それがカナタを襲っていることも知らない。気づいていない。

 ただただ、カナタの胸から吸い出される甘い蜜の味に溺れるばかりだった。


 その胸も勿論、幽鬼達の責めを受けている。特に念入にたっぷりと嬲られている。


「んく・・・ぁぁ・・・うぁぁぁ・・・




 ・・・・・・・・・いつしかカナタの喘ぎ声は消え、その口からはコポコポと泡が出るのみになっていた。カナタを貪ることに夢中になっている乙姫は、自身がかけた術が消えたことに気づいてないのだ。


 崇高な魂を失った女性たちの肉体・・・竜宮城を作り上げていたそれらはいつの間にか砂となってどこかへ消え去っていた。眩い輝きも消え、そこには深海の暗黒のみが広がるばかりだった。


 その暗黒の中で、カナタはイソギンチャクに貪られ、無数の幽鬼に嬲られていた。

 

 コポコポコポ・・・酸素など当の昔に無くなっているハズのカナタの口から、幾つもの泡が絶え間なくもれて、彼女の苦悶を表していた。

 

 理にかなわぬことが起きていた。


 理にかなわぬ責め苦を受け続けていた。


 まるで世界の理が、彼女を苦しめる為だけに書き換えられてしまっているかのようだった。


 深海を漂う魚が一匹、カナタに近づいて来た。それは彼女に近づくほどに悍ましい姿に変形し、妖魔になったそれはピンと立った乳首を啄み始めた。


 ゴボゴボゴボ・・・泡が激しく立ち上がり、彼女のカラダが大きく震えた。


 魚たちは一匹・また一匹と現れ、妖魔に変化し、カナタを啄み始める。


『フハハハハハハハハハハ!!!!カナタ・・・カナタ・・・カナタぁ!!!!!どうやら貴様の地獄はまだ始まったばかりのようだな!!!』


 光など、希望など無かった。ただただ、気の遠くなるほどの永い永い責め苦だけがそこにあった。


 カナタはこんな風にして、幾度も幾度も永遠とも思える責め苦を受け続けてきた。此度のこの地獄が終わったとしても、カナタに待つのはまた別の永遠の地獄でしかない。


 それでもカナタは


 カナタは・・・


 ヌプり・・・魚妖魔が彼女の胸の中に潜り込んで・・・あぁぁ・・・カナタはまるでその為だけに存在するかのように、責められ、悶え苦しみ続けた。



Comments

ありがとうございます。これを書いたの夏なので、夏らしく海の話を書きました。楽しんで頂けたようで嬉しいです。改めて読み返してみたんですけど、中々に酷い責めですねw これからも、エグイ責め苦をカナタに与えていきますので、よろしくお願いします。

アヤワスカ

カナタさんの情緒的かつ壮絶な責め……竜宮城のおぞましい描写も含めて素敵でした……!

リスワン


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