こんにちは!
今回はコンプレッサーについて。
個人的にはEQと同じくらい大事だと断言できるコンプレッサーですが、人によってはあまり重要視していないという方もいます。
確かに、ダンスミュージックのサンプルは最初からパツパツの海苔波形だったり、
そもそもジャンル的にそこまでの抑揚が必要なかったりするので
コンプレッサーを使う必要性がいまいち感じられないかもしれません。
でも、僕はもったいない!と感じてしまいます。
音の立ち上がり、減衰を完璧に管理すると、それだけでプロっぽい音になるからです。
EQが丁寧に処理されていても、ミクロ・マクロの音量管理がされていないと途端にアマチュアっぽい音になってしまいます。
ボリュームオートメーションがマクロの音量管理だとすれば、コンプレッサーはミクロの音量管理と言えます。
どちらも精密なミキシングには欠かせないものだと思っています。
コンプレッサーを自分の好みのグルーヴになるように設定する方法を簡単に書いていきます。
例として、こちらのドラムトラックで説明します
コンプレッサーをセットします
もしLiveユーザーであれば、初心者の方はこのGlue Compressorを使ってください!
この上なくシンプルなUIで、練習には最適です!
音も良くて、僕はノーマルのコンプよりも断然Glue Compressorを使用しています。
まず、アタックを最遅、リリースを最速にしてガッツリめにかけてください
メーターが5以上まで触れるくらいで大丈夫です!
少し大げさですがしっかりしたコンプによるダイナミクスの変化を感じられるようになります。
その後、AttackとReleaseの値を変えていきながら気持ちいいグルーヴを探っていきます!
アタックを短くすると前のめりに潰されてタイトな音に、遅いと原音の立ち上がりを維持しながらコンプがかかります。
リリースは速いと圧縮から即座に開放され、遅いと圧縮時間が長くなりダイナミクスが比較的均一化されていきます。
このアタックとリリースの設定がとても肝心になります!
バスコンプにしろマスタリングにしろ、アタックとリリースをどのように設定するかで曲のサウンドもはっきり決まります。
好みの設定になったら、Dry/Wetのつまみで原音とコンプの比率を調整し、最後にGainを上げてコンプ前と同じ音量に揃えれば処理の完成です!
これはDrum Busの例ですが、同様にBassやLead, マスタリングでもコンプによるダイナミクス管理を行っておくと着実にサウンドクオリティが上がります。
なぜクオリティが上がるように聴こえるかと言うと、
いわゆる素人っぽい曲の特徴の一つに、必要以上に大きく聴こえる音があったり、聞こえて欲しい音が小さく聴こえてしまう、という事態の積み重ねが起こると素人感がでてしまうからです。
各サウンドグループごとに一体感を感じられないと、音の一つ一つがバラバラに鳴っているように聴こえるため、いくら音圧を上げてもただのハッタリに聴こえてしまい初心者サウンドを脱却することはできません。
なのでDTMの上達といえばEQが真っ先に上げられますが、コンプを使いこなすことこそ真の上達だと言って過言ではないと思います!
1. Shadow Hills Mastering Compressor
まずはこれ!マスタリングで軽ーくかけています。
マスタリングではコンプレッサーを何個も使ってダイナミクスを追い込んでいくので、これ単体では針が触れるか触れないかくらいの設定で使っています。
Steel、Nickel、Ironの3つの入力トランスを切り替えることができて、
個人的な感覚ではそれぞれ高域寄り、中域寄り、低域寄りの3つで、これらの独特の質感を付与させることができるのが唯一無二の個性だと思います。
いわゆる伝説的な実機コンプレッサーのプラグイン版というわけですが、
プラグイン版らしく、パラレルコンプ機能やフィルター機能も付いていて操作性もバッチリですね。
2. Pulsar Mu
でたー。これもバスコンプのプラグインでは有名な方ですね。
曲を最終的にまとめるGlue Compとして、マスタリングチェインの最後の方でいつも挿して使っています。
アタックとリリースを遅めにしてガッツリめにかけて、Dry/Wetでかかり具合を調節するとすごく気持ちいい感じに吸い付くようなドラムサウンドでまとまってくれます。
今までDAW付属のコンプレッサーしか使ってない方は、ぜひBusコンプにPulsar Muおすすめです!
3. ProAudioDSP
これ、僕は本当にマスタリングにおけるチートプラグインだと思ってるのですが
僕以外に使ってる人を周囲で見たことがありません。
割とガチの秘密兵器で、開示したことを後悔するかもしれません。
そしてただいまセールで$30。安すぎ!
ただし普通のコンプと比べると少し慣れが必要でですが、コツを掴めば最高のダイナミクス管理が行えるはず!
普通のコンプと何が違うのかというと、"Capture"ボタンを長押しすることでトラックの周波数をキャッチし、簡単に言えば無限バンドでコンプのかかり具合を最適に調整してくれるわけです。
なのでThresholdを下げても大幅に原音のサウンドが崩れることがなく、原音のミックスバランスを極力保ったまま、音の粒立ちをコントロールできます。神プラグインです。
さらにLF, HFのつまみでコンプをかけたまま高音と低音の立ち上がりを独自でコントロールすることができ、キャッチしたトラックの周波数を後から調節することも可能。完璧に使いこなすのは僕もまだまだですが、繊細のダイナミクスコントロールという点でここまでのプラグインはなかなか無いと思います。
マスタリング用コンプでさらなる高みを目指したい方はぜひチェックしてみてください!
というわけでダイナミクス管理についての記事でした。
ではまた〜〜