SamSuka
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Rhythm & Melody

こんにちは!


今回はリクエスト記事になります。



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Hybrid Trapを作る際は

俗にいうChugの様なベースのリズムパターンを基盤として、様々な音色やサブの抜き差し ウワモノシンセ等のレイヤー等でグルーヴを作るという風に解釈しました


もし差し支えなければ、ウワモノ等のレイヤー基準だったりベースの音の抜き差しについて考える際の選定基準等があればご教示頂きたいです。

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ということです!


このコメントをくれたのは実は僕の古くからの友人で、

他の皆さんと同じように丁寧語でコメントをしてくれたのがちょっと面白いのですが、

こうやって今でも音楽で繋がっていられているのは嬉しいですね。



さて、この質問に"Chug"という聞き馴染みの無い単語が出てきましたが、これは僕たちが昔居たメタルコアバンド界隈の用語みたいなもので、

ギターのブリッジミュートとベースとバスドラムの"刻み"のグルーヴのことを指しています。




これは個人的な感覚の話ですが、メタルコアやポスト・ハードコア等のロックのジャンルとTrapは非常に似たグルーヴ感を持っていて、それこそが僕がTrapにハマった理由と言ってもいいと思っています。



実際、この曲のイントロなんかはTrapとうまく融合させたりしています。



EDM Trapグルーヴの特徴としては、「ハーフテンポで進行しつつもオフビートや空白による緩急を取り入れることで通常テンポのノリを生み出している」ことだと思います。EDMというよりHipHopのノリ方ですね。

Trapがあくまでヘドバンの音楽ではなく横ノリになるのはこれが起因しています。




さて、この質問にある"ウワモノ等のレイヤー基準だったりベースの音の抜き差しについて考える際の選定基準"についてなんですが…


これ説明するのめちゃくちゃ難しい!

なぜならグルーヴは多種多様にあるからです。


それこそ、音によるし曲によるとしか言いようがないのですが、

一つ言えるのは「いろんなパターンを一曲に取り入れすぎない」ということです。

グルーヴパターンは1, 2個に留めておかないと、観客はノリづらくなるでしょう。

グルーヴは繰り返しリピートさせることで効果が倍増します。

「来る」と思ったタイミングでサブベースやキックが鳴ることで観客は踊ります。



ここからは説明できる範囲で、具体的にポイントを書いていきます。

これらのtipsはTrapから派生したFuture Bass等にも応用できると思います。

1. kickのタイミングが重要

まず、ベースや上モノについて書く前に、kickのタイミングについて避けては通れないです。

trapはキックの位置がある程度自由です。ハウスなどのように、等間隔で置かなければならない決まりのようなものはありません。


だからこそ、kickのタイミングはグルーヴを印象付ける大きな要素になります。


例1.

fanbox1113_1

例2.

fanbox1113_2


これらのキックのタイミングをまずは理想のグルーヴにし、そこからsub bassやmid bass, 上モノのフレーズを置いていくのが重要です。



また、kickの配置のコツを掴めてきたら、snareも自在に追加してみましょう!

特にこの曲のverseでは、snareの追加の配置が良いグルーヴを生み出しています。

2. Sub Bassを鳴らしっぱなしにしない

Sub Bassを太く鳴らすのが重要なのは言うまでもないですが、

ただベタ打ちで鳴らし続けるのは良い結果を産まない可能性が高いです。(もちろん例外もあります!)


例えばTisokiの楽曲は良い例で、subの圧迫感を適度に抜くことでクリーンかつ低音もしっかり出しています。



さっきの例1のドラムに、Sub Bassのグルーヴを足してみました。

fanbox1113_4


適度に抜いて空白を作ることで、独特のノリを生み出しているのがわかると思います。


よくあるセオリーとしては、キックのタイミングでsubを鳴らし、snareのタイミングで抜くというのがあります。

僕はそれに加えて、キックの間隔が空いてる箇所に短くsubを挟むこともよくあります。


また、pitch bendで音程を上下させてあげることも非常に有効です。

安いスピーカー等で聴くとsubのうねりは伝わらないかもしれないですが、

クラブではキックとsubbassが一番大音量で聞こえるので、このsubのグルーヴをちゃんとしていることは非常に大切です。



また、Dropとの対比を作るためにintroやverseであまり大きな低音を鳴らしすぎないことも大切です。

verseでsubbassがずっと大音量で鳴っていると、Dropに差し掛かっても圧迫感のギャップをあまり感じられず、爆発感が薄れてしまいます。



3. Leadの考え方

曲を象徴するLeadについてですが、これはまずメロディ主体でいくか、リズム主体でいくかではっきり方向性を決めるのが大事になります。


よくある初心者っぽく聴こえる例としては、

真ん中で鋭いStabのone shotがビュンビュン!と連打して鳴っているのに、

なおかつ同時にアンセム的な太いリードがバラバラに鳴っているような曲。


これではクラブで鳴らすには要素が多すぎて、リスナーにどちらを届けたいのかわからず飽和して聴こえてしまいます。


どうしても2つをレイヤーさせたいのであれば、リズムを統一させて、主役と脇役をはっきりわかるように調節していあげることです。


メロディ主体の曲





逆に、リズム主体でいくならストイックにリズムのみを主張させる響きのほうが間違いなくカッコいいと思います。

周波数帯域が埋められず空虚に聴こえる場合は、うっすらbackground fxを追加したり、ノイズやHihatをリズムに合うように足してあげたり、Vocalを挟むのが有効です。


リズム主体の例


個人的に、連打するリズムで曲をリードしていく際には、ディレイやリバーブなどの空間を広げるようなサウンドデザインがとても有効に感じます。





そして、メロディのフレーズからリズム主体のフレーズに交互に挟んでいくスタイルもよく耳にします。

うまくハマるとめちゃくちゃかっこいい組み合わせになります!


メロディフレーズ+リズムフレーズの例



というわけで、Trapのベースやメロディについての話でした。


何かありましたらまたリクエスト送ってください!


ではまた〜〜

Comments

丁寧に解説して頂いてありがとうございました! 普段はポップス等を作る事もあってか、どうしても音を詰め込みすぎる癖が抜けないのでこの様に具体的に言語化して頂けてとても参考になりました! やはり、正しくモニター出来る環境だったり実際に現場で楽曲としての構造等も学んでいく必要があるなとひしひしと感じる次第です。 これからも応援しております!

がんばれまさしげ


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