SamSuka
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根源の動機



今回もリクエスト回です。

たくさんのリクエストありがとうございます!

おかげで途切れさせることなく更新することができています。



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自分自身作曲を経験したことのないものですが、rejectionさんがdrop系の思いきりズンズン!曲をを作るときと、future系の少しキラキラした曲を作るとき、どのように心がけて違いを作り出しているんでしょうか?

どちらもrejectionさんらしさがあって大好きなので気になりました。これからも応援しております!

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とのことです。

確かに、昔作ったようなFuturecore系の楽曲と、最近リリースしてる楽曲などを比べると少しギャップが激しいかもしれません!


というわけで、今回は曲を作る時の個人的な心がけみたいな記事を書いていきたいと思います。




まず、どのジャンルを作るにおいても、自分が目指すサウンドの根本は変わっていないと思っています。

それはもうシンプルに「感動させたい!」という欲求です。


そりゃ誰でもそうだろと思うかもしれませんが、

要するに何の、どの部分によって「心が動いた」と思うかが重要です。

音楽を聴いて感動することなんてそうそう無いという方も多いでしょうが、

僕は結構真面目に、曲をリリースする毎に本気で感動させようと試行錯誤していることをここに打ち明けます。


もし僕の何かしらの曲を聴いて感動していただいた方がいるなら、

それは僕にとっては予想外の事態ではなく、僕が自分で作りあげた感動にあなたの心が反応してくれたということです。

人によって感性は全然違うと思うので、大変ありがたいことです。



そして、どんな瞬間に自分が感動するのかを覚えておく必要があります。

例えば、僕はこんな瞬間に感動します

- リフレイン(繰り返し)主体でさまざまな表情を見せる展開

- 明るさの中に哀愁のあるメロディやコード

- 逆に、極限まで明るい・暗い音楽

- リズミカルなグルーヴにシンプルなメロディが入る時

- 浮遊感のあるコード進行やメロディ

- 緩急のついたメリハリのあるサウンドデザイン

- メロディラインと歌詞が絶妙に合わさった時


などなど…。


実際には、言葉で表すのは難しいようなこれら複数の要素が集まる時も多いですが

理屈はともかく、感動した瞬間は自分が一番よくわかると思います!

僕の創作意欲の原点は、その体験した感動を自分の楽曲でもう一度再現したいという欲求からきています。



例えば、7-8年前に初めてCANDYYYLAND (Pa's Lam System Remix)を聴いた時の高揚感は今でも強烈に感じることができ、

Futurecore的な楽曲を作る際はその感動を再現しようとしているのです。

それはただ耳コピをするという意味では無いです!

もちろんコピーも作曲の上達には必要なことですが、僕が再現しようとするのは「初めて聴いた時の衝撃」です。

皆さんに同じ感情を感じて欲しいという思いを込めています。



他に例を上げると、昔作って今でもたくさんの方に再生していただいてる曲の一つに曖昧アティチュードという曲があります。



この曲はカテゴライズするなら「キラキラ・カワイイ系」ということになると思いますが、僕はこの曲を聴いて「なんかキラキラしててかわいい〜〜✨」と感じてほしいとは全く思っておらず、この曲に関しても聴いて真面目に感動してほしいと思っておりました。


元々でんぱ組.incを好きで聴いていたのもあって当時は電波ソング系の曲にハマってたのですが、そのサウンドの特異性と極限まで明るさを突き詰めたメロディは他に類を見ないほどのカッコ良さがあると感じていました。





非現実的なまでに極限まで多幸感を詰め込むと、聴いてる自分の置かれている現実から救おうしてくれているようで胸が苦しくなってしまうのは僕だけでしょうか?

この生成される切なさが僕の中での重要な感情で、これを自分は感動だと思っています。


曖昧アティチュードは、そういった電波系の楽曲で得た感動を自分なりに再現したいと試行錯誤した結果なのでした。

この感動の追求の系譜は、のちのスイートシンパシーにも受け継がれます。



そしてこれまでの全てのボーカル入り楽曲も同様に、それぞれ過去に感動した楽曲と同じ感情を引き起こさせるようにコードの組み立てやメロディを工夫しています。

全くリファレンスと同じ進行を取り入れるのではなく、あくまで曲を聴いて引き起こされる感情をコピーしています。





一方でクラブで鳴らす前提で作られるBass Musicに関しては、そこまでのドラマチックさはむしろ不要なことが多いですが

こういったジャンルに対しても同じように、僕が感じた感動をシェアしたいという思いで作っています。

重要なのは、ただ「かっこよさげな曲」ではダメで、その曲を聴くという体験が思い出に残るような曲でなくてはならないと思っています。

今は大量の曲が毎日リリースされて消費されてますから、なおさらこの意識は大事にしたいです。


こういったジャンルはコード進行を極限にシンプルに押さえている分、音色とコール&レスポンスの気持ちよさを突き詰めていて飽きさせないようにしている工夫が僕は大好きです。




特に今のダンスミュージックはサウンドデザイン抜きにはその良さを語れないことがほとんどなので感動ポイントを言葉で説明するのは難しいですが、その要素を切り分けるとリズム・メロディ・グルーヴの3つに分けられます。どれか一つが飛び抜けて異質でも無い限りは、基本的にこの3つの要素のバランス感覚がとても大事だと思っています。

メロディがくどすぎてもカッコ良く無いし、リズムが複雑すぎてもダメ、音を詰め込みすぎてグルーヴが欠落していてもダメ、あくまで3つのバランスによって感動が生まれます。

ミキシング的にもそうなんですが、その荒っぽくて馬鹿っぽいサウンドとは裏腹に結構緻密なバランス計算で成り立つジャンルだと思っています。


正直な話、TrapなどのBass Musicはダンスミュージックに出会ってからずっと好きで聴いていたのですが、5-6年前はこの手のジャンルの感動を再現できるほどの実力が足りていませんでした。(作ってはいたけどまあかなりひどい出来でした…)


ここ2-3年でようやくその得た感動を再現できるようになったので、今は作るのが一番楽しいです。



というわけで、曲作りで心がけていることについての話でした!


ではまた〜〜

Comments

リクエストにお応えいただきありがとうございます!私はいつもrejectionさんの曲に感動させられてるばかりだったんですね...今回の記事でその感情に気付くことができてとても嬉しいです!これからもrejectionさんの作る曲を楽しみにしています!

みみ


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