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808 その①

こんにちは!


今回は、前回の記事のコメントでリクエストがあった「808」についての記事です!!

なんか前にも書いた気がするけど(書いてない気もする)、今の制作環境のアップデートもあるので、気にせず書いていきます!



808、ひいてはsub bassと呼ばれる要素はEDM全般において重要な役割を担っています。言わずもがな、超低音を出すという役割ですね。


なので808について記事を書く上では低音について書くことは避けては通れないのですが、

この「低音」という話題はとても奥が深いというか、まず低音というものの性質を書かないといけないと思っています。



認識されない楽器

よくあるエピソードとして、「音楽知識が何もない小さい頃は、ロックバンドの曲を聴いてベースの音が何か分からなかった。テレビ番組でバンドが登場しても、ベースを持った人のことをギタリストだと思っていた」というものがあります。


みなさんも同じような経験があるのではないでしょうか。


しかし、そのうち「ギターは弦が6本、ベースは弦が4本」「ベースは低音を担当して、ジャカジャカコードを鳴らしたりしない」というような楽器の知識を得るにつれて、または実際にバンドを組んでみると、途端に脳にベースの音が認識されるようになります。



これ、考えると不思議ですよね。だって知識があろうとなかろうと、ベースの音は最初から聴こえていたのに。


バイオリンという楽器を全く知らないからといって、オーケストラの曲を聴いてもバイオリンの音が全く認識されないということはありません。

一番手前でメロディを奏でているわけですから。


バイオリンとロックベースを比べるというのも酷な話のようですが…、

でもベースだってちゃんとルート音でコードを奏でていますし、曲によってはギターより目まぐるしく楽曲をリードしているわけです。


この感覚の違いはどこから生じてしまうのでしょうか。



低音=圧迫感

一番わかりやすいのは、バスドラム、ダンスミュージックでいうところのキックです。

キックにだって、低いですが音程はあります。キックのチューニングが楽曲に影響する、という話は以前僕もしたことあります。


でも、おそらくほとんどの人にとって、キックはキックでしかありません。

音程を認識することなく、キックが鳴っていることに満足するでしょう。


それは、キックが鳴った瞬間、低音の波が「圧迫感」として耳元で届けられるからです。

そうです、低音に真に求められるのは「圧迫感」であり、その質感がタイミングよく鳴ることで気持ちよさ感じられるわけです。



裏を返せば、いくら正しい音程で低音を鳴らしていても、曲に対して適切な圧迫感が得られないのであればベストでは無いというとこです。


そしてこの適切な圧迫感というのは、曲によって全然違うので注意が必要です。



圧迫感≠低音

ここからが面白いところです!

たった今、「低音というのは圧迫感だ!」という話をしたばかりなのですが、

圧迫感というものは低音以外の部分も関係してくるのです!


EDMにおいてよく使われるFXであるImpactサンプルが良い例ですね。

KSHMR_Impact_01


「ド〜〜〜ン……!」と低音たっぷりに鳴らされるイメージがあると思いますが、

実のところImpact系のサンプルは超低音がブーストされまくっているわけではありません。

実際には中音域や高音域のノイズも低音に追従するようにたっぷりふくまれており、その全ての帯域で「圧迫感」を演出しているわけです。


というわけで人間の耳はとても錯覚しやすいので、

「いい低音が鳴っている」曲は実のところ、

- 歪みによる倍音の増長

- ノイズによる高音域の圧迫

- ステレオ効果による音場の操作

etc...

純粋な低音ではない圧迫感を感じさせるトリックによって演出されているというのが往々にしてあります。



……。


つまりここまでの話を要約するとこうなります!


低音の本質は圧迫感

→低音を持ち上げるだけが圧迫感ではない

→全ての帯域を低音の強調として利用することで、さらに圧迫感を演出できる

→圧迫感を演出することで、低音が強調される!



808に圧迫感を出すための様々な方法

ここまで話してやっと本題の808の話ができるのですが…。


あ〜〜、なんかめっちゃ前置きで長くなってしまった…。

すみません、続きは次の記事で書いていきます。

次の記事は具体的なトリックをたくさん書いていくので、期待してください!!

近いうちにまた投稿します。


ではまた〜〜


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