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808 その②

808に圧迫感を出すための様々な方法


前回の続きです!

まだ観てない方は、まずは前回投稿した記事を見てください!


今回は、808に圧迫感を出す様々な方法ということで

すでに紹介した方法を含め、ベースを強化する様々な方法を紹介していきます!



サブベースをオクターブで重ねる

最もシンプルにして効果的な方法かもしれません。


この、ただのサイン波からスタートします。

fanbox_0716_1


このサイン波、今キーをFに慣らしていますが、

808やサブベースというのは僕の体感、DからGくらいのキーで気持ちいい超低音がウーファーから出る周波数だと思っています。

なので、ダンスミュージックのキーにFやEが多いのはこのサブベースの超低音を気持ちよく鳴らすことを意識して作られているから、と言っても過言ではありません。


とはいえ、POPS系など、たくさんのコードを使う場合は当然、Cを鳴らしたりBを鳴らしたりしたいときもあるわけです。

しかし、C, B, Aなどの音を808に鳴らすと、ピッチが上すぎる、または下過ぎてクラブのウーファーから心地よい低音が得られない時があります。

そうした場合、サイン波を適切な音量でオクターブ上、もしくは下に重ねることで改善できる場合があります!

言うなれば、手動で倍音を付加させるということですかね。


このように、OSC Bを立ち上げ、オクターブ上の同じサイン波に設定します。

オクターブの方のサイン波は音量を絞り、あくまでメインのサイン波に主役を委ねます。

fanbox_0716_2

これによって、808の質感が変わり、キーを動かしても求められる圧迫感が得られるようになります。

今回の例の場合は、低いCやBなどを鳴らしてもウーファーに音が伝わるようになります。


ぜひ試してみてください!

微小にピッチを揺らす

808にもっと「震えさせるような重低音を鳴らしたい!」という時はためになるテクニックです。

物理的にサイン波の周波数を揺れさせます。


このように、LFOのRATEを1/32のように早くして、オシレーターのFINにアサインし、範囲を短く設定します。


これによって、ピッチが微小に高速でゆれ、与えられる圧迫感にさらなる振動が加えられ強固なものになります。


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低音がよく聞こえる環境でこの違いを確かめるとわかりやすいと思います。


※ここから先の音源は、全て上のfanbox_0716_3.mp3に変化を加えたものです。

Sublabを使う

808を鳴らすためには、やはり808に特化したシンセサイザーを使うのが一番良いでしょう。


(frame embed)


SubLab!

これ本当に良いです。とにかく良い低音が鳴る808が欲しい!という時にすごくオススメです。

この「良い低音」という期待をしてこのシンセを鳴らすと、想像の数倍良い低音なんでビビります。

プリセットを順番に鳴らすだけでも、理想の808に出会えるでしょう。


EQ

ここからはエフェクトを使う方法です。

まずはEQ!!

最初に試してみるプラグインであり、一番重要なプラグインでもあります。


808をEQで整えるときに考えるべきは、まず「どの帯域をブーストさせれば意図する圧迫感が得られるか」ということです。

必ずしも超低音をブーストさせればいいとは限りません。

まずは広いQでざっくりと探っていくのがオススメです。


また、EQを他のエフェクトの前にかけるか、後ろにかけるかによっても話は変わっていきます。

プラグインには挿す順番があり、特にEQは順番が大事なのです。


pre EQ→何かしらのエフェクト→post EQ

のように、EQをエフェクトの前後に挿して整えるのも有効ですね。


ただ、EQの数が増えていくと自分でその効果を管理するのが大変になるので、

無闇に弄りすぎるはやめましょう!


Saturation

おそらく音を太くしたいという時には皆さん一番最初に思い浮かぶのではないでしょうか。


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サチュレーターを挿すことによって確かに歪みの倍音が生まれ、中音域の輪郭が生まれ音が太くなったかもしれませんが、

Saturationの扱いには注意が必要です。


というのも、歪みというものの性質として、歪む範囲の全ての帯域のパワーが均一化される傾向がある(僕の主観、根拠無し)ので

結果的にsubの部分がサチュレーターに引っ張られて弱く鳴ってしまうからです。


なので、僕は808に歪みを用いる時は、パラレル(並列)処理を行います。

トラックを複製、またはLiveのAudio Effect Rackを使い、純粋な808のベースと、歪ませて低音を切ったサブベースを重ねています。


この処理によって、低音の圧迫感を維持したまま歪みの乗った808が完成します

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Noiseを足す

Liveに付属されているErosionを使う、

めちゃくちゃ歪ませてバッサリ中音域以下を切ったトラックを重ねる、

プラグインTextureを使う、

Noiseのサンプルを重ねる等…


たくさんのやり方がありますが、808にノイズを重ねるのは圧迫感と質感を新たに与える為に非常に有効です。


今回はTextureを使ってみます。


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自然に元トラックに追随してホワイトノイズが乗ってくれるのでとてもお気に入りのプラグインです!


個人的なオススメは、ノイズを足す→サチュレーターを少しかける

という組み合わせです。

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よくわかりませんが何らかの化学反応が起こってサウンドの威圧感が倍増します。


範囲指定Overdrive

例えばLive付属のOverdriveプラグインは、その歪みのかかる範囲を指定できます。


この場合は、低音から中音域にかけてのみ歪みがかかるようになっています。

これによって歪みの比重が低域寄りになり、歪みと低音の重心を維持することができます。

僕はサウンドデザインの最後の仕上げとして軽〜〜くこういうoverdriveをかけてあげることがたまにあります。

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ちなみに、FabfilterのSaturn等のマルチバンドで歪み指定ができる高級プラグインを使うとさらにoverdriveの精度を上げられるのでオススメです。

Corpus

おそらく、Liveにしかないタイプのプラグインだと思うのですが、

このプラグインは凄いです!!!


このように、任意のサウンド(今回はTube)を選択肢、ディスプレイのポイントを好きな場所に配置、そしてTuneを808と同じキーに合わせて鳴らしてみると…


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バカ太い808が鳴ります。



Corpus、ぜひ色々設定を試してほしいです!!

また、808以外にも、シンセやmid bassなんかに対しても面白い効果を発揮してくれます。


808のキーが途中で変化するような曲であっても、

Corpusをかけたサウンドを書き出してサンプル化することで、かかり方を維持したまま動かすことができますね。

Comb Filter

Kiloheartsのプラグインなどが有名なComb Filter。

いまいち808の音の抜けが悪いと感じた時に試してほしいです。

以前、Serumの記事でComb Filterを用いたサウンドデザインを紹介しましたが、

今回の使い方は正規のComb Filter使い方、つまり不要な周波数を取り除くという使い方です。

そういえば、Kiloheartsのプラグインを持っていなくてもSerum FXを使えばComb Filter単体で使えますね。今気づいた。

トラックに挿し、808の場合は10から60hzくらいの間でスイートスポットを見つけてみましょう。

途中で、超低音の嫌なつっかえというか、濁りが取れたように感じる部分があるはずです!

上手くいけば、カットEQより良い効果を発揮してくれます。


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また、Kiloheartsのプラグインの場合は、真ん中のStereoトグルをONにすることで、左右にガッと開いたワイドサウンドに変身させることができます。

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この変化を良いと捉えるかどうかはあなた次第です。

というわけで、いろんな角度から808の処理について書いていきました!

他にこういうやり方もあるよという方法があれば教えてください!

あと、リクエストいつでも大募集しています!!!



ではまた〜〜

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Comments

rejectionさんが808についてこんなに詳しい記事を書いてくれるとは思わなかった。ありがとう!!

tnky


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