SamSuka
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作詞

こんにちは!


今回はリクエストを頂きました。

リクエスト大変嬉しいです!!!みなさん何でも、DMでも良いのでお便りお待ちしています。


このようなリクエストがありました


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rejectionさんの作詞に対する考え方や、シンガーさんに歌をお願いするときに考えていることを是非記事にしていただきたいです...!

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正直、このような質問は意外でした!

作詞についての質問がくるとは思っていなかったので。



しかし、そうですね、もちろんたくさん考えていることはあります!

作詞家でもないくせに、色々こだわりだけはあります。

というわけで主に作詞について書いていきます



作詞した曲

その前にまず、伝えておきたいことが…。

ボーカル曲はたくさん作っていますが、そのほとんどは僕が作詞をしたわけではないです!

基本、僕は作詞はボーカルさんにお願いするスタンスです!


僕が作詞をした曲は、公開されている曲だと以下の楽曲です。








1. 歌=メロディ+リズム+歌詞

僕は作詞をする前に、まずメロディをつくります。

基本メロディ先です。たまに同時に思いつくこともあるけどね。


メロディを打ち込むときに、リズムも同時に生まれますよね。

たとえば、ラップの曲は音程は一定だけど、小刻みな発音のリズムによって楽曲にグルーヴが生まれるわけです。


そうしたリズムも意識して、メロディを打ち込みます。

メロディの音の推移は素晴らしくても、リズムが曲にカッチリあってないと、不自然に聞こえてしまうので注意です!


例えば、低音がズンズン響くようなダンスミュージックなのに、歌が童謡のようなゆったりした2分音符ばかりで構成されていたら、少し違和感があるし、あまりかっこよく聴こえないと思います。

アップテンポでクールな楽曲ほど、歌にも歯切れの良いリズムが好ましいというわけですね。



逆に言えば、ボーカルは歌詞という強い情報があるので、無理してメロディアスにしようとしなくても、リズムと言葉によって感動を与えることができるわけです。

メロディが一つの音程で一定でも、歌詞がインパクトのあるものであればむしろ効果的な場合もあります。ピュアな歌詞の持つ力を直接伝えられるからです。


臨機応変に考えながら、どの言葉をどのメロディに組み立てるかを考えていくと楽しいですよ。


2. 母音

次に僕が意識するのは母音です。日本語だと a, i, u, e, oの五種類。

英語や他の言語だとたくさん母音があるので羨ましいです。


特にサビで考えることが多いですが、

「このメロディは最後この母音で終わらせたい!」ということを考えます。


例を上げていくと

- 大空に向かって大声を出すイメージ→最後はaやoで終わらせたい

- 何かを伝えたい、訴えたいというイメージ→最後はeで終わらせたい。「て〜〜!」みたいな。

- 落ち着くパート、一旦踏みとどまるイメージ→最後はu, iで終わらせたい

まあ全部これに当てはまるわけじゃないけど、こんな感じですね。


特に、歌う側に立って考えると、a, e, oなんかは口を大きく開けて発声するので歌いやすいですよね。

なので、特に高いキーのタイミングなんかは母音をaにすることを意識したりしています。

aだと喉開いて高音でも無理なく歌える可能性高いからです。

中学から大学にかけてよくカラオケ行ってた経験が活きている…のかも。


3. 短い文

次に考えるのは単語です。


あーーー、でも2パターンあります。


- 歌詞のテーマがもう決まってる場合

- 歌詞のテーマがまだ決まってない場合


後者の場合は、単語を先に考えます。



最初にメロディとリズム、そして次に各フレーズの最後の母音を考えましたね。

そしたら次は、実際にメロディを鼻歌で歌ってみて、偶然出てしまったしっくり来る単語、ここはこの決め台詞で始めたい!という意志が芽生えた一文の歌詞をメモしておきます。


実際に自分で歌って心地よく感じるかどうか、というのは大事な気がします。

完全に個人のセンスやバックボーンによる部分なので正解とかはないんですが、

やはり思わず口ずさんでしまうようなフレーズというのは、それだけで共感性が高くなり受け入れやすいと思います。


また、同じフレーズを繰り返すというのもベタではありますが効果的です。

繰り返しのフレーズは皆さん大好きだと思います。

「ここすき!」とリスナーの皆さんが感じてくれるような要素を、先に考えておこう!という考え方です。


4. 歌詞のテーマ・ストーリーを考える

ここまで考えてやっと歌詞のテーマやストーリーを意識していきます。


言ってしまえば「後付け」ということなんですが、完成した歌詞が素晴らしいものであれば、全く問題ないと考えます。


もちろん、最初からテーマが決まっている場合はそれが一番スムーズなのですが…。



歌詞のテーマは果たしてあった方がいいのか、という問いもあるかもしれません。

俺が歌詞を通して伝えたいこととか、別に無ェ!!!って人も多いと思います。


まあ、そんな強いメッセージ性みたいなのは必要ないと思いますが、

歌詞の向く方向性は決めておくと遥かに作りやすいです。


- 前向きなのか、鬱な歌詞なのか

- 前向きだとして、「他者(君)に助けられた」系なのか「自分の価値観が変わる」系なのか

- 「君と私」なのか、「セカイと私」なのか

- 何気ない日常や自然の気づきを歌うのか、自分の哲学を歌うのか、ラブソングなのか

- 完全におぼろげな雰囲気に徹するのか、そうだとしてどんな風景や色が見えるのか


また、文章としての形式も色々あります

- 日文と英文を織り交ぜるのか、日文で統一するのか

- 単語の羅列(ボカロ的な)はアリなのか

- 一人称は私なのか、僕なのか、あえて一人称を使わずに文章を作るのか

- 主観の話し言葉なのか、客観的視点で描いていくのか



こんな風に、カチッと方向性を決めておきます。


方向性を決めたら、別に細かくストーリーめいたものを作る必要はないので、

メロディの流れに合うように、歌詞を作って活きます。


この「メロディの流れに合うように」というのがポイントかもしれないです。

要するにメロディが切ない時は歌詞も追従して切なくする、

メロディが爽やかなら歌詞も爽やかな歌詞を意識する…、みたいな。

わざわざ言わなくてもという感じですが…。

あえてこれを逆手に取って逆をいくと、皮肉めいたニュアンスになってこれまた刺さる人には刺さります。


言葉選び

完全な僕の勝手なこだわりの話なんですけど、

自分のなかで極力使わない言葉と決めてるものがいくつかあります。


例をあげると「だけど」「だって」「〜とかに」「〜たりとか」のような言葉です。

ちょっと話し言葉っぽすぎる感じになって気になります。

加えて何度も繰り返し使われると、幼稚な印象になってあまり説得力がなくなってしまうような気がします。効果的に使えば気にならないこともあるのですが…。



あと、今までの歌詞を振り返ってみると

韻を踏むことも無意識にやってました。


2つの文章単位で最後の単語の韻を踏ませたり、

一つの文章の中の区切りで母音を合わせたり…。

という普通に聴いたら気づかないことでも、

韻を踏むということ自体曲に小さな「解決」を生むので、さらっと聞き流せる心地よさを生み出すことができると思っています。



みたいな感じでしょうか。

そんなに世に出してる曲で作詞した曲って多くないのに、ここまで語ってしまって良いのでしょうか…。

何か少しでも参考になれば嬉しいです。




最後!

ボーカルさんに歌をお願いする時の指示

基本指示しません!

歌詞や歌い方の雰囲気はこんな感じで、とリファレンス曲を提示したことは何度かありますが、

多くの場合自由に作詞して頂いてます。

たぶんボーカルさんの方が作詞に関してはプロかと思うので…。



でも、ここだけの話、送られてきた歌詞が若干僕のイメージするものとズレていたということも過去ありました。

その場合でも、基本的に作詞を変更したりとかはしないです。

ボーカルさんと作曲家は合作という対等な立場というのが僕のスタイルで、

良いか悪いかを最終的に判断するのは僕ではなくリスナーの方々なので。

少なくとも、ボーカルさんが僕のデモを聴いて書き上げた歌詞というのであれば、おそらくそれが正しく、それを尊重して完成させないと失礼ですから。


仮に確固たる歌詞に対するビジョンがあって、なおかつ作詞を他の方にお任せするのであれば、最初に細かく方向性について指示を出すのが良いと思います。



というわけで、作詞とボーカルさんへのお願いの話でした!


ではまた〜〜


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