左耳が聴こえなくなりパニックになった話
Added 2023-10-24 09:43:17 +0000 UTCこんにちは!
リクエスト返答は引き続き行いますが、その前に特別回ということで…
タイトルの通りです
みなさん、「その時」は突然訪れます!
いつ起こってもおかしくないです。
もし何かしら音楽活動をやっているのであれば、この記事は読んで損はないはずです。
10月9日 発端
10/9の午後18時頃、耳に異変が起こりました。
その頃は忙しさのピークで、依頼曲を作りながら納品締切間近の12曲のマスタリングを行っていました。
基本的に小さい音量で作業を行うことを心がけていましたが、
特に超低音域は音量をしっかり出さないと正確に把握できないこともあり、
知らず知らずのうちに大音量で作業することもありました。
そして疲れとストレスがピークに達した夕方18時頃
ヘッドホンで作業中、左耳の低音 (100hz以下)が突然把握できなくなり、
ミキシングを中断しました。
低音もそうですが、左耳の全帯域が、右耳と比べてこもっているような響きの違いを感じました。
クラブで大音量で音楽を聴いて一時的に両耳がローパスかかったようになった事はありましたが、
片耳だけ、というのは今まで無かったので、相当焦りました。
もしもう手遅れで治らなかったら?一生難聴になってしまったら?
最悪の想像を始めてしまい、気分が悪くなりました。
全く作業を再開する気になれず、ネットで様々な耳に関する病名、解決法を調べました。
藁をもすがる気持ちで、インターネットに載っている様々な耳のストレッチ法を試しました。いわゆる「耳抜き」(飛行機に乗って耳が変になった時にやるやつ)も10年以上ぶりにやってみました。
…実際、多少は改善された気がしました。しかし、左右の耳の聞こえが完全に同じになったとは言えませんでした。低音も未だに違和感を覚えました。
基本的に難聴の病気は治療までのスピードが大事で、
放置して1ヶ月以上経つとほぼ治らないということを知ったので、
まず明日の朝一番に耳鼻科に行くことは確定しました。
また、Kabanaguさんが以前突発性難聴についてのnoteを投稿していたのを思い出し、熟読しました。Kabanaguさんの場合は西横浜国際総合病院という施設で治療を行っていたらしいので治療費などを調べたところ、入院の場合は10万越え(!)とのことで戦慄しました。でも最悪の場合、高額の治療費も覚悟しなければならないと思いました。
10月10日 耳鼻科へ
朝9時に耳鼻科へ行きました。
事情を説明し、聴力検査を行いました。
ヘッドホンを装着し、sine波を高周波数から低周波にかけて順番に鳴らしていき、
音が聴こえ始めたらボタンを押し、音が止まったらボタンを離すという検査でした。
下手に見栄を張ったりせず、聴こえない時は本当にボタンを押さないと決め、
真剣に取り組みました…。
結果は……
正常でした。
左右両方、聴力は悪くなっていないと言われました。
この結果をどう捉えれば良いのでしょうか。少なくとも僕はあまり素直に喜べませんでした。
なぜなら事実、未だに左右ではっきりと聴こえの差を感じていたからです。
まだ、「あなたは難聴の危険があるのですぐにステロイド剤で治療しましょう」と言われた方がマシでした。
結局その日は、鼻の通りをよくする薬が処方されました。
(ネタバレになりますが、実際これが正解だったのです)
薬を飲み、家では引き続き耳のストレッチを続けました。
耳に対して必要以上に過敏になってしまい、耳抜きやストレッチを執拗に行って耳が少し痛くなりました。
10月11日
耳鼻科から処方された薬を飲み、耳のストレッチを続けましたが
心の中では未だにモヤモヤが残っていました。
聴力は正常と言われたけど、もし実は正常でなかったら?
その言葉を信じて一ヶ月間真剣に治療せず、手遅れになってしまったら?
そもそもあの聴力検査は信用できるものなのか?
そこで、明日他の耳鼻科へもう一度診察してもらおうと決心しました。
10月12日 再診察
朝10時頃に別の耳鼻科で診察を受けました。
診察の際、音楽の仕事をしていることと、少しでも異変があれば治療薬を処方してほしいという事を伝えました。
そして、また似たような聴力検査を行いました。
この聴力検査、本当に正確に聴力を計測できているのか疑問に思います。
なぜなら僕が一番気にしている、100hz以下の超低音域についての計測が無いからです。120hzあたりが計測の最低音です。
また、計測を行うにしてはsine波の音が大きすぎるとも思いました。「正常」の基準が甘いのでは?
そりゃ、日常生活を行うにあたっては十分なのかもしれませんが、自分でマスタリングまで行いたい作曲家で、なおかつ生涯を捧げているのですから、少しでも耳に異変があると文字通り発狂レベルです。
とは言え、僕は医療についてはド素人であり、なおかつ最近は耳に気を遣いすぎて過敏になっている節もあるので
愚痴についてはこのあたりでとどめておきます。
案の定、この診察でも「正常」と言われました。
聴力は正常で、左右の聴こえの違いもほぼ無いそうです。
そして異常が無いため、薬の処方もできないと言われました。
二人の医者からあなたは正常ですと言われショックを受けるのもおかしな話ですが、
何も収穫はなく、おとなしく帰宅しました。
この時点ではまだ、音楽を聞くと確かに左右の聴こえにズレを感じていました。
最初の病院からもらった薬は飲み続けていて、鼻の通りがすっきりしていました。
どうやら鼻の奥に鼻水(膿?)が溜まっていたらしく、薬によって排出することができました。
ネット知識の受け売りですが、どうやら耳の不調というのは顎・鼻の不調がダイレクトに関係しているらしく、
顎の矯正や鼻の詰まり解消が耳にも良い影響を及ぼすそうです。
耳のストレッチも続けており、ストレッチしている間は聴こえがマシになった気がしました。
少しずつ何か良くなっている気はしましたが、まだ全快というわけではありませんでした。
10月13日
変わらず、鼻の薬の服用を続けました。
症状が最初に出てからヘッドホンの使用を完全にやめたので、
耳の調子は少しマシになりました。
発症直後はすぐに総合病院で精密検査してもらおうと思っていましたが、
このあたりで少しゆらぎ始めます。
このまま時間経過したら治るんじゃないのか?
わざわざ高い治療費を払って精密に検査してもらわなくて良いんじゃないか?
でも、もし行くならそろそろ行っておかないと手遅れになるかも…。
そう思いつつ、1日が終わりました。
10月14日
その出来事は突然起こりました。
午後16時頃、自転車を漕いでいる時にあくびをしました。
出そうで出ないタイプのあくびで、まあ寝不足だったので特に気に留めませんでした。
その瞬間!!
左耳のちょうど真下あたりで、「ベキッ」という感触がありました。
体の内部から骨を伝って発せられる変な音と感触。
例えるなら何か弁が開いたような、何かが剥がれたような、嫌な感触がしました。
それと同時に、さらに衝撃的なことがありました。
今まであった左耳の違和感が、一気に解消したのです!
……。
結局何が原因だったのか、なぜ治ったのか、何が効果的だったのか、
全て不透明なまま解決したのですが、
おそらく色々な原因の種が重なったのだと思います。
- ほとんど耳抜きをしたことがなかったこと
- 鼻に膿が蓄積していたこと
- ストレスが溜まっていたこと
- ヘッドホンで大きい音量を出し続けていた事
- ヘッドホンで顎にも負荷がかかっていたこと
- 長時間の作業による疲労
などなど…
幸い、聴力は失ってなかったので
現在両耳とも、発症前と同じように正常に聴こえています。
当たり前に音楽を楽しめることにこんなに感謝したことはありません。
総合病院に行く必要もありませんでしたが、
もし本当に突発性難聴になったらと思うと、早く診察を受けて正解だったと思います。
皆さんも、発症したらすぐに診察に行きましょう。
耳の為のTips
- 長時間のヘッドホンの作業はやめよう (スピーカーの方が負担がかからない)
- 小さい音量で作業をしよう (いろんな意味で)
- 水をたくさん飲もう
- 睡眠をたくさん取り、気分転換を定期的に行おう
- 鼻の調子が悪いと耳にも影響するので、病院やドラッグストアで薬をもらおう
- 顎と耳も繋がっているので、耳と顎の接点部分を特にマッサージして血流を良くしよう
- 耳抜きを定期的に行おう