ファンヒーターのゴーという静かな音と粘りのある小さな音が不定期にする、6帖一間の古い和式の部屋。 時折男の口から声が漏れる。 「まぁ…別に。験を担いで玉が出るとは思わねーけどな。」 男は猫科特有の棘が少し残ったペニスを勃起させたまま、自らのアナルにビーズを詰めていく。 「どうせ年末年始はパチンコは玉が出ねぇから、真面目に大人しく家にいるからよ。暇だからな。そう、暇だから…まぁ…せっかくグリーンがくれたおもちゃで遊んでるだけだ…くそ、あとちょっと。」 トラ模様が少ないこの虎の男。日頃体を動かす仕事をしているのか、全体的に筋肉の付きがいい。よく締まった尻の穴に無理やり全部のビーズを詰めようとしている。 「ここからが…いてて。腹が…。絶対長すぎるぞ、このビーズ。」 自分の腹をそっと撫でながら中に入っているものを軽く押す。 「4~5回やったら、絶対あいつにこんな物、屁でもねぇって言ってやる…はぁはぁ…」 すでに3回、全部のビーズを腹の中に収め、一気に引き抜いている。 「何がイメトレだ。あいつの発想おかしいんじゃねーの?俺のケツから玉がたくさん……ふぅ…」 全部玉を入れ切ったところで、男の息が上がってくる。この後に訪れる引き抜きの感覚を思い出して興奮しだしたのか、胸を大きく上下させて息をする。 満足そうに腹をなでる。 手探りビーズのリングに指を通し、いつ引き抜こうかさわさわとアナルの周りを指でなぞる。 「長いからなぁ…自分の腕じゃ一気に抜けねぇのがな…」 仕方ねぇな…とつぶやくと、一気にリングを引っ張った。 「ん…んぅ…!…はぁはぁ…」 半分ほど出たビーズの連なりを掴み、ずるずると引き抜いていく。 「やばいやばい…こんな程度でいってたまるか…」 ビーズの凹凸が一粒一粒アナルを通過する感覚に意識が集中させまいとあらがうも、ペニスはピクピクと反応する。 誰と競っているわけでもないこの不毛の闘い。 その頃、どこかのお寺から、煩悩の数だけ鐘を響き渡らせていた。
田仲ユキジ
2022-01-18 07:52:42 +0000 UTC戒厳(水)
2022-01-18 07:24:44 +0000 UTC田仲ユキジ
2022-01-18 03:22:41 +0000 UTC鈴竜
2022-01-18 03:22:12 +0000 UTC