姉の桃香には悩みの種がある、 双子の妹の杏だ。 人見知りせず、誰とも仲良くなれる自分。 本当に一卵性双生児の片割れかと思う程、超がつくほど内気で人見知りな妹。 教室では友達に囲まれる桃香に対して、杏はいつも独りぼっち。 では暗い子かというとそうではない。 家で二人きりになると明るく楽しそうに話す杏。 そんな妹を不憫に想い、いつのまにか甘やかしてしまったのだろうか。 多少スキンシップが過剰かな、と最近は思うようになった。 姉妹ってこういうものかも、と最初は気にしていなかった。 どうして赦してしまったんだろうと、少しは後悔もある。 最初は軽いキスだった。 突然だったので、驚いた桃香は杏のおでこを叩いた。 それでも杏は「えへへ」と笑うだけだった。 それからの杏は少しずつ桃香のデリケートな領域に踏み込んでいき。 一番敏感な部分を探り当てられた、それからは。 杏との危険なスキンシップに溺れていった。 今日は放課後に教室に来るように言われた。 友達たちと一緒に帰って、ランドセルを置くと再び教室へ戻る。 誰にも見つからないように。 教室には杏が待っていた。 「お姉ちゃん、もう誰もいないよ。 私達二人きりだよ」 夕日が乱反射する教室でほほ笑む杏。 楽しそうに微笑む妹を見れるのは姉の特権かな、と思う桃香だった。
pink
2021-11-20 15:09:31 +0000 UTC