!Attention!
R18です。クローディア視点でちょっとした野営+性行為です。
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隣町にたどり着く前に夜を迎えてしまったため、今晩は野宿をする運びとなり、彼…カシファルは手際よく火を起こしてくれた。その様から読み取るに、旅や野宿は相当手馴れているのだろう。
ぱち、ぱちと火の粉を散らしながら焚火は煌々と闇を照らす。炎に吸い寄せられてきた蛾が、ちらちらと火の粉とともに舞っていた。私は冷たくなった手先にはぁ、と生ぬるい吐息をかけて、両手をこすり合わせた。
「…お前、かなり寒がりだな。」
ふと、彼が口を開きそういった。私は視線を彼に向けると、彼は私を見据えていたが、すぐに何でもなかったように顔をそむけてしまった。
「カシファルは寒くないのか?そういえば、お前が寒がってるところを、見たことがないな…。」
「このぐらいの気温はむしろ過ごしやすいだろう。…お前と会ったあの場所も、決して温かい地域ではなかったはずだがな。」
「里の外はもちろんこんな気候だった。だが里の中は魔力で温度が調整されていて、過ごしやすかったんだ。」
「……へぇ。」
彼は相槌を打つと、カバンからひとかけらの干し肉を取り出して口に含んだ。それが彼の今日の夕食というわけだ。私は何の持ち合わせもなかったため、彼が咀嚼する様をじっと見つめた。
「…随分物欲しそうにみてくるじゃねぇか。エルフってやつは高潔な種族だと聞いていたがな。」
「み、みてない!物欲しそうにみてなんかない!」
私は恥ずかしさからさっと顔を赤らめて、その場から立ち上がった。そうして背に広がっている森に入っていこうと歩を進めると、腰を下ろして干し肉を噛んでいた彼はすくりと立ち上がって私の肩を掴んで止めてきた。
「おい。一人で行動するな。」
「は、…」
「は?」
「腹が減ったんだ…。…森なら食料が豊富にあるし、私は何が食べられて何が食べられないかわかっている。だから現地調達させてほしい。」
「…それは焚火を起こす前に俺に言うべきだったな。夜に一人でお前を行動させるわけにはいかねぇんだよ。何かあったらどうする。一人で対処できるのか?」
「……」
「……、食え。」
彼はカバンからもう一つの干し肉を取り出して私に与えてきた。決して大きくないが、一晩凌ぐには十分なサイズだった。
「いいのか…?」
「……肉をやらねぇと、本当に一人で森にはいられちまいそうだからな。」
「あ、ありがとう…よく噛んで食べるよ。」
「その代わり、残りの非常食のストックがそれでなくなる。明日からは日が落ちる前に食料の確保を行う工程が増えることは先に言っておく。」
彼はそう告げると焚火の方へと戻っていって、再び腰を下ろした。私は彼の後ろについて、すぐ横に座るかどうかを悩んで立ち尽くしていた。すると見かねた彼がこちらを振り向かずに言う。
「座れよ。」
「ん…」
一人分ほどの間をあけて腰を下ろすと、彼はちらりと横目でこちらを見る。琥珀色の鋭い目に捉えられると、いつも生唾を飲み込んでしまう。
「……。」
ぴっと、彼のすぐそばの地面のあたりを指さした。もっと近くに行ってもいいということだろうか。ともかく私はそう解釈することにして、今度は彼のすぐそばに腰を下ろし、干し肉をくちゃくちゃと咀嚼することにした。
炎の揺らめき、彼の呼吸の音、それに合わせて鳴る衣擦れの音、遠くから聞こえる虫の声。静かなようで煩い夜の時が流れていく。夜空を見上げると、星々が爛々と煌めいていた。そうしてぼんやりと思考を巡らせる。
不思議な気分だ。彼とはなし崩し的に行動を共にするようになったが、彼とともに過ごしている今この時の方が精神的に充足しているように思える。過ごした時間は圧倒的に里にいたころの方が長いのに、もう遠い昔のことのように思えた。彼のことはわからないことだらけだし、あまり多くを語ってもくれないが、不愉快だとも思わない。
お互い干し肉をしっかりと長い時間をかけて食べ終えると、火の勢いが弱まった焚火を静かに見つめていた。彼に目を向けると、彼もこちらを見ていたようで視線がかち合った。彼は今、何を考えているのだろう。時折私を見つめているとき、彼はどうして私を見ているのだろう。
ふ、と彼の手がこちらに伸びてきた。その手が私の腰を撫で、するりと臀部まで滑ってきた。布越しでも感じる、無骨で、傷まみれの雄々しい手だ。急に艶めかしく触られて、驚いた私はぎゅっと身体を固くした。彼はお構いなしに臀部を鷲掴みにすると軽々と私を持ち上げて、彼の膝の上に乗せた。
「ま、まって…ここ、外だぞ…。触るのか?私のこと…。」
臀部をつかんでいた手は次第に太ももに滑り下り、膝まで届くとぐっと足を開かせて、もう片方の手で腰から引き寄せられる。膝をつかんでいた手は内腿へと滑り、次第に根元へとゆっくり昇っていく。秘部に近づけば近づくほど、快感が背を走り抜けていき、私は思わず彼にしがみついた。
「だめっ、なぁっ、カシファル…っ」
核心まで迫られると、すでに布がじっとりと濡れてしまっていた。彼はふっ、と鼻で笑って、慣れた手つきで私のズボンの紐をほどき、太い指で直接濡れた秘部を触り始めた。
「あっ、あ…!」
「お前さ…すぐ濡れる女だな。」
「し、知らないっ…!それに、いやだ…そういって…仄めかすの…!」
「……」
カシファルはふと目を伏せて、私の後頭部を押さえつけて荒々しくキスを施してきた。容赦なく私の口に割り入って、長い舌でぬるぬると私の舌に絡まってくる。下の指の動きも止めることなく、むしろ責め立ててきてくちゃくちゃと聞こえるように水音を鳴らしてきた。成す術なくくぐもった息を漏らし、彼の厚い胸板に手を置いて必死に抵抗するが力の差は歴然で抑え込まれる。キスをされたまま次第に後ろに倒れ込まされて、彼が覆いかぶさってきた。
さっきまで焚火を囲んで、肉を食っていたのに。行為というものがどうしても特別なものに思えてしまうが、実際は平時と地続きなものであることにいつも気づかされる。変な気持ちになるのだ。ほんの少し前まで行動を共にする者同士だったはずなのに、いつの間にか男と女の関係になっている。そうして私自身も、そのことに嫌悪感を感じるのではなく、心のどこかで安心してしまっているのだ。
かちゃかちゃと金属音がする。彼がベルトを外している音だろう。マントに覆われているせいで、よく見えない。腹に熱い棒が乗る。彼の猛った男性器に違いない。これが私の中に入ってくる…そう思うとぞわりと全身が震えたが、想像する暇もなく入り口に彼のものが押し当てられ、貫かれ始めた。
「力んでるじゃねぇか。力抜けよ。」
「んっ…だって…はやい…」
不満を述べると、彼はゆっくりと奥まで入れてくれた。比較対象がないからよくわからないが、おそらくかなり大きい彼の男性器は、入っているだけでおかしくなりそうになる。意識を手放さないように広い背中にぎゅっとしがみつき、荒く息を上げた。
「カシファル…カシファル…っ」
「…」
彼は黙って私を強く抱きしめて耳を傾けてくれる。私を抱く時の彼は…、何故だろう。普段より少し優しく感じる。いいや、普段からそれなりに優しいのかもしれないが…。自分をさらけ出しても、彼なら何も言わずに受け止めてくれる。
「私…、たぶん、お前に会えてなかったら…こうやってだれかと繋がれること…なかったとおもう…っ」
「……」
彼は腰をぐっと突き上げて、最奥をえぐってくる。脊髄に電撃が走るような快感が通り抜けて、高い嬌声をあげた。
「あっ、あああっ、…!ひっ、…う…
わ、私…里で、…行き遅れだったから…魔法も使えないエルフの女だったから…出来損ないだったから…っ」
「へぇ、お前行き遅れだったのか。そんな風には見えねぇがな。」
「、里では…いつもっ、いらないって…!私、居場所すこしもっ、なくって…!」
「なら、追い出されてよかったな。人の世ならお前は引く手数多だろうよ。」
そう告げたあと、彼は容赦なく腰を打ち付けて奥を何度も執拗に責め立てた。私は思わず彼の背中に爪を立てて、快楽を必死に受け止める。自分のものとは思えないような艶めかしい声が口から出てくる。こんな声、普段は出ないというのに。快楽で体を内側から打ち砕かれそうだ…形が保てない、気を抜いたら身体が蕩けて、何もかもを失いそうで怖かった。
「やだぁあっ!!カシファルっ、激しいっダメ、駄目だってぇ…!怖いっ、怖いからやめて…!」
「クローディア、外だぜ、ここ。」
「…っ!ん、ううっ…!」
落ち着け、と言わんばかりにカシファルは私の髪に触れて額にキスを落とし、口をふさいできた。しかし下半身の責め立ては一向に緩める様子はなく、余計快感を感じる場所が増えただけで限界を迎えた私はぴんと足を張って全身で一度達してしまう。思考は真っ白になり、自分の下腹部がどくどくと脈打ってるのを感じていた。彼の呼吸が聞こえる、汗ばんだ下半身が触れ合い、しっとりと体が吸い付く感触に生々しささえ感じた。達している間は彼は動かないでくれたが、少し落ち着けば間もなく責め立て始める。
「!?あっ、だめ!まだ動かないでッ!今、敏感だからッ!」
ばたばたと足を動かすが、膝裏を掴まれて上に伸ばされる。ただでさえ奥まで届いてるのに、この姿勢にされるともっと奥まで貫かれてしまう。私はさっと死を覚悟した。
「ねぇっ、カシファル!こ、殺さないで…!お願い…!ねぇ…っ!ねぇ…ッ!」
「いいからもう一度イけよ。死んだりしねェから」
彼は情熱的な目で私を見据えてきた。彼の目は普段こそ淀んでいるが、その瞳の奥に強烈な感情を隠している。時折ちらつくそれが、まるで揺らめく炎のようでつい見入ってしまう。
彼の感情に焼き殺される、骨の髄まで。
(死ぬっ、こんなの死ぬッ!やめてっ、殺すなッ、私を殺すなぁあッ!)
まともに言葉を発することもできず、ただただ彼の責め立てによがり声をあげ続け、彼は達すると小さくうめき声をあげながら奥に熱い精液を注ぎこんできた。びくびくと脈打ち、それに合わせて私の膣内も彼のものを締め上げる。すべて吐き出すと彼はずるりと性器を抜いて、私の膝裏から手を放してくれた。私はゆっくりと足を地面におろし、脱力した。私の腹の上にまだ熱く濡れたままの彼の性器が置かれ、腹の上で脈打つのを感じた。
「死ぬかと…思った…本当に…」
「…。ほら、寝るぞ。」
カシファルはごろりと横に寝そべり、私を引き寄せる。私は知っている、彼は野営の時、こうやって交尾をした後、寝るといっておきながら寝ない。目を閉ざしながらも警戒を怠らないでいてくれる。
彼に抱きかかえられると、ちょうど耳のあたりに彼の左胸が当たる。彼の鼓動が聞こえ、その心地よさに私はいつも甘えて、睡魔に導かれて眠ってしまうのであった。
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あ と が き
自分の漫画の『爪弾き者のソムニア』のセルフ二次創作r18ssを書いてみる、という業を犯してみました。漫画よりも早く沢山の描写がかけたりしないかな?と思ったけど、いやはや、やはり文章は文章で考える領域が変わるから、結局トントンだ。
文章でやると当たり前ですが文章でしか表現できないので、そこが手腕の見せ所って感じなのだろう。表現というものは何一つとして簡単なものはないなぁ。
ただ、あまりやらないことだからこそ頭傾げながら集中できたのでよかったです。漫画は悩むと闇落ちするときも多々ありますが、なんというか普段やらないことで悩むと井の中の蛙状態だから闇落ちする悩み方はせずにすんだりするんだな。おそらくこれは小説も本腰入れてやるぜやるぜ!って思ったら闇落ちすることになるから、文章は下手の横好きに留めておこう、と誓った。創作活動全般に関してもっと没頭力を高めるようにしたいですね。
SSの文章に沿った絵をこしらえたので張っておきます。
感想等々あればコメント等くださると嬉しいです。ではでは。