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宍倉センドー
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爪弾き者シリーズの移行を終えて+αの文章

センドーです。今週は、先週の記事<https://shishiseed.fanbox.cc/posts/2327442>にて宣告していた作業を終えました。

爪弾き者のソムニア表紙をすべてペア絵に変更し、フロアを男性向けフロアから女性向けフロアに移行しました。


今週やった作業は以下の5枚を製作する作業でした。↓





楽しかった。


今後の制作の予定もある程度たったので、以下のような制作をしていこうと思います。


まずは、爪弾き者のソムニアの総集編を作ります。総集編には総集編限定エピソードである現代パロディ漫画を描き下ろします。なので製作期間を設けます。1~5を一気読みしたい人、本編ファンタジー(これは今までと変わりありません)と限定エピソードの現パロのギャップを楽しみたい人 そういう方向けの制作物です。


総集編制作後、爪弾き者のソムニア6の制作に取り掛かります。その後、腐食するシルヴァリオ後編(完結)を制作したい、と予定を立てています。


ーーーーー


!Attention!

ここから下は自分の移行に際してのいろいろと試行錯誤したり、思うところがあった部分なので諸々書かれてます。読んでみてもいいかな方向け。


ソムニアシリーズの新作を暫く描いていなかったのは、「これ自分が楽しいだけで購買層には響いてないな」ということを巻を重ねることに実感を得ていた部分が、実はありました。


それと、ソムニアに関しての感想を送ってくれる方がほぼほぼ女性の方で、おそらくこれは女性の方に響いている作品なんだな、という意識はずっとありました。ですが、それに対してどうアプローチすればいいのかわからなかったので、一度ソムニアの新作を描く手を止めて、


「自分が描いていて楽しくて、購買層に響くものはなんだろうか?」


ということを探りたくて一作で終わる読み切り物を何作か描いて試行錯誤していました。試行錯誤の結果3作(ノルチェ、ルーニャ、シルヴァリオ)を描き、頒布しました。どの作品も、自分がいいな!と思う要素と男性向けの方向性を擦り合わせてみて作った作品だったので学びはありつつ、やはり購買層に響かせられていないという感覚はより強く思うようになっていました。モチベーションは十分あるつもりだけど、空回っている感をずっと感じる…というかんじです。


そこでさらに思ったのが

「自分が描いていて楽しい」のは前提として、「自分がエロいと感じているもの」が男性向けの作品の傾向と結構ズレていることを自覚しました。なので、「どこまで寄せればいいのか?」という思考になっていたのだなと感じました。で、これが自分の空回ってる感の正体なんじゃないかと。


あと、エロいと感じる感性というのは嘘をつけない部分ではあるので、この三作で得られた感触からすると、「新作を作る際に、自分が思うエロいと感じるものから、もはや嘘をついて取り組む必要性が出てくる」という感覚までを覚えてしまいました。この時点で作品を作るということそれ自体をしっかり見直さなきゃいけない、と思いました。


絵をよくする、漫画をよくする、自分の性癖に対する理解を深める…改善点はいくらでもあれど、作者として作品を手に取ってもらうために、カテゴリーを意識しないことは難しかった。意識すればするほど男性向けの売れ筋と自分のやりたい表現と性癖のズレを感じ、描きながら常に悩んでいました。


性癖に嘘をつく、自分の性癖がわからなくなる…これは一番よくない結末…完全にバッドエンドルートだとおもってます。


あっ、これ私バッドエンドルートに片足つっこみそうになってるぞ、と思い、そもそも男性向けに作品を出そう!という前提から疑おうという思考に至りました。


そこでDLsite/がるまに<https://www.dlsite.com/girls/>を調べて、まず一つ自分の勘違いを訂正することになりました。私は女性向け同人エロというものはBLしかないと思っていました。個人的な興味関心のはなしなのですが、自分はBLに対しての興味関心が薄いので、なおのこと女性向け同人エロを見ることはなかったです。


ですが実際覗いてみたら…がるまにには、いわゆるTLコミックジャンルのR18エロがあり、なんならそれが人気でした。


TLコミックというものは、ティーンズラブの略なのですが、意味合いとしては大人の女性が男女の恋愛劇<エロ、セックスが入る>を見たいなという願望をかなえる系の漫画ジャンルです。めっちゃ横暴な言い方なので、興味がある方はTLコミックで検索をぜひかけてみてください。


失念していたのは、TLコミックというジャンルは商業だけでしか成立していないと思っていたことです。ですが、DLsiteは女性向けに作品を出す際に、BLor乙女向け(=TLコミック)で選択ができました。つまり、女性向け作品においては男同士の恋愛が見たい人と、男女の恋愛が見たい人に向けて作品を分けているということです。


DLsiteではBLorTL という言い方ではなく乙女向けという言い方になってる。乙女向け=TLだったのか…と。


というわけで乙女向け人気作品を読んでみて思ったのが、 「あっ、自分の作品…こっちに置いた方がいいな」でした。


TLコミックは何個か単行本を買って読んだことがあったのですが、男性キャラがイケメンで、女性キャラと恋愛を通じてセックスをするような肉体関係が形成される流れが多いのではないかと思います。


男性向けと乙女向けで結構違うな、と感じる部分は、恋愛描写に重きが置かれている…つまり、セックスまでの距離が男性向けに比べたら少々遠いことがあげられるのではないかと思います。なんならめちゃくちゃ遠い。


もともとソムニアシリーズは男女がセックス至るまでの流れを楽しんで描きたい というところに端を発した作品だったので、場所を移し替えることにしました。


自分のしたい表現に適ったカテゴリーで、安心して新刊をリリースしていきたいという思いでの今回の移動ですが、「爪弾き者のソムニア」のやっていくファンタジー異種族恋愛譚という芯は変わりません。これまで読んで下さり続きを楽しみにしてくれている方は、是非今後も変わらぬご愛顧をいただけたらと思っております。


以上です!





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Comments

コメントありがとうございます。シリーズの続きを出すための大きな決断でした。今後作っていく話も芯は変わりませんので、楽しみにしていただければ幸いです!ほんとうにありがとうございます。

女性向けに移行したというのを見て戸惑ったのですが、この記事を見て納得しました。 所謂TLコミックも読んだこともあるので確かにTLのほうかなと思えました。 置き場が変わっただけなのでこれまで通りに作品を楽しもうと思います。続きも楽しみにしてます。

ウィン

コメントありがとうございます。爪弾き者のソムニアを好んでくださっていることが伝わってきて、大変嬉しく思いました。作者冥利に尽きるの一言です。 これからは気持ちを新たに、二人の心の機微をよりつぶさに描けるよう漫画を制作していこうと思います。いい話を描いていけるよう、がんばりますね!

男ですが、爪弾き者のソムニアは好きです。女性向に変わるのは少しショックですが、よく考えると、二人の心の話はとても丁寧で、そしてクライマックスのところも優しい、確かにTL近いと思います。次回作楽しみです。

exam22


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