SamSuka
中村たいやき
中村たいやき

fanbox


大事なのはアニメ化そのものじゃなくて



こんばんは、中村です。


急に始まったブログの連続更新も今日で最後です!


さて、本日の話題は「アニメ化が最終目標じゃなくてもいいのでは?」ということです。


あんだけアニメアニメ騒いどいてどゆこと!?という話ですが、もちろんアニメ化は嬉しいです。漫画家としては大きな目標であり、夢でもあります。


けど、そこに無理に執着しなくてもいいのでは?とも思ってまして。


理由は大きく2つあります。


まず1つ目は、アニメ化に執着して作品の本質を変えちゃったら本末転倒、ということです。


うちのサークルは"実親子同士の恋愛”をテーマにずっとやってますが、一昨年出版社に持ち込んだことで「どうやらこのジャンルは商業で扱うのは難しいらしい」ということが分かりました。青少年条例というやつに抵触する可能性がある、という例のあれですね。


でもこれ、会社的には実は「やってみないとわからない」のが本当のところです。


本として出すことは可能といえば可能。けど、もしかしたら後で怒られる可能性もある。そういう危険な状態だと、出版社として扱うのは難しい。なので、もし出版社経由で出すなら「設定を義理の親子に変える」「恋愛要素を外して親子愛要素だけに絞る」または「完全なるR18作品として出す」の三択になる、ということでした。


でも、これって全部NOじゃないですか。


特に最初の義理の親子に変えるとか、それは作品の本質を変えることになる。そうまでして商業で出す意味があるのか?ということで、商業を諦めることになりました。


アニメ化も同じで、悪魔に魂を売ってまでやることではないと思ってます。


(ゆるおやことかは画面の端にずっと「※この二人は義理の親子です」みたいなテロップがついてても、それはそれでおもしろそうですけど)(あと祐介がアニメで何の説明も無く消えてたら爆笑)


次に2つ目は、


アニメ化そのものよりも、何かやることの方が圧倒的に大事なんじゃないか?と思い始めたからです。


ここ数年でオリジナル漫画の同人連載を続けてわかったのは「あっこういうこともできるんだ!」ということです。


うちの漫画はたまたま商業では扱えなかったけど、結果的にプラスに働いたことがけっこうあります。


例えば今回の件とか、同人だったら原作が声優さんのキャスティングに口を出したりできるんだ、とか。


同人でも事務所所属の声優さんにオファーできるんだ、とか。


原稿そのものだって、出版社を通すとやっぱり内容にすごくチェックが入るし、そういう意味では「自由に描ける」というのは大きいメリットの一つです。


今まで漫画家といえば、自作品のメディア化はただ待ってることしかできませんでした。無事に雑誌に掲載されても人気が出るかはわからないし、会社に押してもらえるかもわからない。また掲載する会社の資金力にも大きく依るところがあります。


けど、原作が動き倒せばこういうこともできる。


百合界隈一つとっても、ものすごい名作なのにまだ映像化してない作品、いっぱいあります。


もちろん原作の先生がご興味があるかが一番大事だと思いますが、今からでも映像化とかボイスコミック化とか、何かしらの展開を待ってるファンがいます。かくいう私も「あの漫画、今の時代に連載されてればアニメ化ワンチャンあったのでは…いや、今からでももしや…」とか、淡い期待を抱いてる一人です。


また、出版社では残念ながら打ち切りになっちゃった作品。それだって続きを待ってる人がいるかもしれない。(というか、います)何より、作家さん本人が描きたいと思ってるものを途中で止めるのは大変な苦痛だと思います。「ならもういっそ、個人連載しちゃおうかな!」とか、そういうことも今なら全然可能です。


けど、前例が無いことって中々できないじゃないですか。

うちの活動って、そういうのの前例になっていけるのかな、と思ってて。


急に高尚な話になりますが、科学の世界とか、一つの研究って人間一人分の人生では終わらないことがあります。


一人の科学者が一生かけて取り組んで、お金も数億円単位で使って、それでも結果が出ないことなんてザラにあります。けどそれが失敗だったかと言われるとそうではなく、次の世代の研究者にとっては「この方法ではこういう結果になった」という一つの大事なデータになるんですよね。


同じように、うちはたまたま同人連載しか道がなかったけど、やってみたらこういうことができた。でも、こういうことはできなかった。そういうのを色んな人が見て、何か他の活動に繋がっていけばもうそれだけで十分意味があることだと思います。


さて、今日の話をまとめると、


「アニメ化はできたらすごい、みんな嬉しい。けどそこまで行けなくても、うちの作品で何か爪痕だけでも残せればOKだよね!」


ということでした。

推し活もあまり気負わず、ゆるゆるとやっていきましょうね!


余談ですが早速Amazonで星つけてくださった方、本当にありがとうございます…!レビューまで書いていただいてて感無量です…!😭😭😭


こちらの5日間連続ブログも最後までお読みいただきありがとうございました。

次の更新は9/12夜8時『ゆるおやこ15話』になりますのでお楽しみに!


それでは、おやすみなさい〜!



中村



大事なのはアニメ化そのものじゃなくて

Comments

無骨さん…!いえ、もう無骨先生ですね!!まさかうちの作品を見てのスタートだったとは知らず、こうしてお話を聞いてとても嬉しいです…。私も無骨さんのこと、二次創作から一次創作メインに移ってがんばってる同士の戦友だと勝手に思っていて…笑 こちらこそ色々と報告を見るたびに勇気づけられております!まずは純香役に榊原さんをお呼びできるようにがんばりますね!コメントありがとうございました〜!!✨

うどんさん理系の方なのですね…!なるほど、うちは親子百合科の花を咲かせてみる研究だったんですね!私の生きてる間にできることは精一杯がんばります!!✨扉絵誰も触れてくれないからww見てる人いてよかったです!!笑😆

わたしも(なんちゃって)科学の徒だったので、一代では終わらず後の世に残す、ってのよくわかります。美しい百合の花の研究です、ある意味自然科学です。何世代にも渡って続けていきましょう。そのお手伝いをしたい! 扉絵が連絡になっていてよいです。やっぱり祐希ちゃん、そうなるよね。

うどん

ボイスコミック化、おめでとうございます。かつてたいやき先生がイチトニブンノイチをKindleで配信していたのを見て『自分もやってみるか……』と思い、拙作を配信したことで商業本のお声がけをいただきました。そういう意味で、私はたいやき先生の前例のおかげで運命が変わったのだと思います。色々な方法で作品を発信していけるというのを行動で示すのはきっと大勢の人を勇気づけるはずです!これからも応援しております!


More Creators