放屁系グラビアアイドル?
Added 2022-09-23 15:00:00 +0000 UTC俺、須藤(すどう)ユウジのクラスには、ちょっとした有名人がいる。 彼女の名前は、中村(なかむら)アユミ。 グラビアモデルのアルバイトをしており、何度か雑誌の表紙を飾った事もある美少女だ。 腰まで伸びる髪に、何処か少年っぽさを感じる可愛らしい顔立ち。 背は女子としては高く、胸はF以上、尻もそれに負けない豊満さを誇っている。 彼女の性格を一言で表すなら、「フランク」あるいは「大雑把」である。 制服のシャツはいつも第2ボタンまで開けているし、スカートの丈も短い。 そのため、ブラチラやパンチラは日常茶飯事だ。 本人曰く「どうせグラビアモデルの仕事は水着だし、見られて減るもんじゃないだろ」という事らしい。 そんな彼女だが、実は誰も知らない秘密がある。 グラビアモデルのバイトがある日、彼女は放課後になると忽然と姿を消してしまうのだ。 皆はバイト先に向かったと思っているようだが、それは大きな誤りだ。 その証拠に、教室を出た彼女が昇降口と反対方向へ歩いていくのを、俺は何度か目撃している。 彼女はいったい何をしているのか? その謎を探るべく、俺は彼女を尾行してみる事にした。 「じゃあ、また明日な」 放課後、グラビアモデルのバイトがあるアユミがいつものように教室を出ていく。 彼女が昇降口と反対方向に歩き出したのを確認し、俺は尾行を開始する。 「ん?」 尾行を続けること5分弱。 アユミは校舎の外れにある空き教室へと入っていた。 (あんな所で何してるんだ?) 暫(しばら)く待ってみたが、彼女が空き教室から出てくる気配はない。 (よしっ!) 意を決して、俺も足音を殺しながら空き教室の前へと移動する。 そのまま中の様子を窺おうと扉を少しだけ開いた瞬間、 「ぐっ!?」 教室内から漂ってきた強烈な悪臭(におい)に、思わず声を上げてしまった。 例えるなら、大量の豆と卵をまとめて腐らせたような悪臭(におい)。 「っ!?誰だ!?」 間を置かず、アユミの驚きの声が俺の耳に届いた。 * 3分後、俺とアユミは隣の空き教室へと移動していた。 アユミのいた空き教室は強烈な悪臭(におい)が充満しており、とても落ち着いて話せる状況ではなかったからだ。 「いや~、悪い悪い。お前が着けてきてるなんて思わなくてさ。臭かっただろ?鼻、大丈夫か?」 アユミがばつが悪そうに頭を掻きながら問い掛けてくる。 「何とか大丈夫だ。それよりあんなガス室みたいな所で何やってたんだよ?」 「それはその・・・ちょっとガス抜きに来てたんだよ」 「ガス抜き?」 「私って、豆とか芋とか繊維質の多いものが好きでさ、そのせいか腹にオナラ(ガス)が溜まりやすいんだよ」 アユミが自分の腹を撫でながら言う。 「グラビアって水着とかが多いから、腹が張ったまま撮影に行くのはマズイだろ?そんな訳で、撮影のある日は空き教室でガス抜きしてるんだ」 「そうだったのか」 要するに、あの教室に充満している臭気の正体はこいつのオナラという事か。 それにしても、こいつがそんなに頻繁に豆や芋を食ってるとは知らなかった。 たまに箸を忘れて鉛筆で弁当を食ってたのは知ってたが。 「でも、ガス抜きならトイレですればいいんじゃないのか?」 そこまで考えたところで、俺はふと浮かんだ疑問をアユミにぶつけてみる。 「まあ、それはそうなんだけどな」 それに対し、アユミは苦笑しながら続ける。 「お前もさっき嗅いだからわかると思うけど、あたしのオナラってメチャクチャ臭いだろ?あたしは嗅がれても気にしないけど・・・」 「嗅がされた方は堪ったもんじゃないか」 「そういうこと。だから、誰もいない空き教室でこっそりガス抜きを・・・あっ、ちょっとごめん。メールだ」 ふいにアユミがスカートのポケットからスマホを取り出した。 「マネージャーからか。えっ?」 液晶を見たアユミが小さく声を漏らす。 「どうした?」 「カメラマンの都合で今日の撮影は中止だってさ。しゃーない、ガス抜きの続きは帰ってからにするか」 そう言うと、アユミがスマホをポケットに戻し、そのまま空き教室を出ていこうとする。 「ちょっと訊いていいか?」 「ん?どうした?」 俺が問い掛けると、アユミが首から上だけを俺の方に向けてくる。 「確認するけど、オナラを嗅がれる事自体は恥ずかしくないんだよな?」 「恥ずかしくないって事はないけど、そのぐらいは仕方ないって感じだな。オナラなんて誰でもするし」 「そうか」 期待通りの返答だ。 「それがどうかしたのか?」 「実はお前に頼みたい事があるんだ」 「頼みたい事?」 「俺に――」 俺が頼み事を口にした瞬間、 「はぁっ?」 アユミは驚きとも呆れとも付かない声を上げた。 * 唐突だが、俺には大きな声では言えない性癖がある。 それは「女の子のオナラが好き」というものだ。 つまり、俺にとって今回の件は正に千載一遇のチャンス。 そんな訳で、俺はアユミに「俺にお前のオナラを嗅がせてくれ」と頼んだのだ。 無論、タダで嗅がせてもらおうとは思っていない。 ちゃんと報酬も提示した。 「本当にオナラを嗅がせたら、新しいエアガンを買ってくれるんだな?」 「ああ、男に二言はない」 床に仰向けで寝転んだ俺が力強く頷く。 アユミはサバゲーが趣味で、家にもエアガンが何挺かあるらしい。 「オナラなんて臭いだけだろ?それを嗅ぎたいなんて、お前って変な奴だな」 アユミが和式便器で用を足すようにスカートをたくし上げて俺の顔へ跨がってくる。 豊満な尻が息の掛かりそうな距離まで迫り、ハイレグ気味の白いショーツに染み込んだオナラの残り香や汗の匂いが俺の鼻をくすぐった。 「じゃあ、最初は軽めに行くぞ・・・んっ!」 ブバスッ!! アユミが息んだ直後、彼女の尻から破裂音と共に噴き出したオナラが俺の顔面に浴びせられた。 「むぐっ!?」 間を置かず、腐った豆と卵を混ぜたような濃厚な腐敗臭が俺の鼻へと一気に流れ込んできた。 正直、かなり臭いが、アユミという美少女から生まれた臭気というだけで胸が高鳴る。 「く、臭い・・・!」 「ほら、やっぱり臭いだろ?エアガンの事はいいから、もうやめとけよ」 アユミが腰を上げそうになったので、 「い、いや、大丈夫だ。もっと嗅がせてくれ」 俺は慌てて彼女を引き止める。 「本気か?」 「勿論だ。どんどん嗅がせてくれ」 こんなチャンスは滅多にないからな。 「まあ、臭いのはお前だし、あたしは別にいいけど・・・」 「次はもっと思いっ切り出してくれていいぞ」 「後悔しても知らないからな・・・んっ!」 そう言いながら、 ブオオオオオオォォォォォォォォォ~~~ッッッ!!! アユミが2発目のオナラを放った。 金管楽器のチューバのように重低音のオナラだ。 「ぐふっ!?」 やや豆の割合が強くなった腐敗臭が先程以上の濃厚さで鼻の奥を抉ってくる。 「だから言っただろ。後悔す・・・えっ?」 俺がサムズアップしているのを見て、アユミが間の抜けた声を漏らす。 「お前の鼻、腐ってるんじゃないか?」 「そうかもな。とにかく早く次のを嗅がせてくれよ」 「今更だけど、あたしはお前に何発オナラを嗅がせればいいんだ?」 「そうだな・・・今ぐらいのオナラを、切りよく10発でどうだ?」 俺は両手を開いてアユミに見せながら問い掛ける。 「10発という事は、後8発か」 「最初の1発も入れるのか?」 自分で「軽めの1発」って言ってたのに。 「あっ、入れちゃダメか?さすがに10発もオナラを出せるか自信ないから、カウントしてくれよ」 「・・・わかった。じゃあ、後8発でいい」 少し考えた末、俺はアユミの頼みを受け入れた。 現状において、有利なはずのアユミがわざわざ頼んできているのだ。 ここは俺が折れるべきだろう。 プッフフィィィィィィィィィィィ~~~ッッッ!!! 「むぐぅっ!?」 3発目のオナラは2発目とは正反対に、ヤカンが沸いた時のような甲高い音だった。 悪臭(におい)も2発目とは正反対で、腐卵臭の割合が強い。 「このぐらいのを出せばいいのか?」 「ああ、上出来だ。さあ、後7発!どんどん来い!」 「はいはい、もうお前の気が済むまで付き合ってやるよ・・・んんっ!」 バッフォォオォォオォォオォォォ~~~ッッッ!!! 「ぐふっ!?」 腐った豆の山に顔から突っ込んだような錯覚を覚える悪臭(におい)。 それが鼻を通じて肺へと流れ込み、全身がビクビクと痙攣する。 「お、おい、何か痙攣してるけど、本当に大丈夫なんだろうな?」 「く、くどいぞ。俺は、大丈夫だ・・・」 「全然大丈夫には見えないけど・・・なっ!」 フシュウウウウウウウ・・・! 「ぐぅっ!?」 都合5発目のオナラは音の控えめなすかしっ屁だった。 だが、悪臭(におい)の方は控えめどころか、浴槽いっぱいの卵をまとめて腐らせたように強烈な腐卵臭だ。 「ふぅ、今のでちょうど折り返し地点だな。ちょっと休憩していいか?」 「それなら俺の顔に座ってくれ。顔面騎乗って奴だ」 「顔面騎乗って、あたしはグラビアアイドルで、AV女優じゃないんだぞ」 不満げに言いながらも、 ずしっ! アユミは俺の顔の上に腰を下ろしてくる。 最初に嗅いだ時よりショーツに染み込んだ汗とオナラの残り香が濃さを増し、ダイレクトに俺の鼻へと流れ込んでくる。 「教室に鍵を掛けといて正解だったな。こんな所を見られたら、えらい事になるぞ」 そう言いながら、アユミが俺の顔にぐりぐりと尻を押し付けてくる。 「お前の顔、座りにくいな」 「わふははっはな(悪かったな)」 「ひゃあっ!?い、いきなり喋るなよ!くすぐったいだろ!」 ずしっ! アユミが軽く尻を持ち上げ、再び俺の顔へ尻を落としてくる。 ちょど俺の顔に向かって尻餅をつくようなイメージだ。 「・・・」 仕方ないので、俺は彼女から見える両手を使ってジェスチャーをする。 「えっと、もしかしてこのままオナラをしろって言ってるのか?」 「!」 「サムズアップ・・・正解か。はぁ、本当にオナラが好きなんだな、お前」 「!」 もう1度、力強くサムズアップする。 「なぁ、次の3発はちょっと軽めのでいいか?」 「?」 アユミの言葉に、俺は尻の下で首を傾げる。 この状況でわざわざ軽めのオナラを3発もするって、どういう―― 「んんんっ!」 ブウウウウウウウーーーッッ!!ブボボボォォォォーーーッッ!!ブッスウゥゥゥゥーーーッッ!! 俺の疑問に対する返答は、連続で放たれた3発のオナラだった。 「むううううううっ!?」 1発1発はこれまでのオナラより控えめだが、連続で流れ込んでくる臭気は容赦なく俺の鼻腔を蹂躙する。 視界は黄土色に染め上げれられ、全身から力が一気に抜けていく。 「どうだ?オナラの3連撃だ。気に入ったか?」 どうやらノッてきたらしいアユミに、 「!」 俺は震える手で3度目のサムズアップをする事で応じる。 「気に入ったみたいだな。さて、今ので8発。後2発だな・・・んっ」 ブフォッ。 「?」 9発目のオナラは拍子抜けするほど小さなオナラだった。 (もうガス欠か?) 「今、もうガス欠かって思っただろ?ざ~んねんっ!今のは布石だよ。ふ・せ・き♪」 (布石・・・?) 「ふんぬぅぅっ!」 ブッバブブブブウウウウゥゥゥゥゥーーーッッッ!!!! 俺が言葉の意味を理解するより早く、アユミが最後のオナラを放った。 「っっっっっ!?」 これまでで最も大音量で、最も強烈な悪臭(におい)のオナラが顔を包み込み、鼻から流れ込んだ臭気が肺を侵食していく。 「ははは、やっぱりラストは特大ので締めないとな♪この1発なら、お前も満足だろ・・・お、おいっ!?」 アユミは顔から降りたものの、俺は彼女の言葉に応える事ができないまま意識を失った。 * ――アユミ視点 空き教室でユウジにオナラを嗅がせた1週間後。 「なっ!?」 あたしはとあるホビーショップで驚きの声を上げていた。 「アイア〇マンMark33が半額、だと・・・?」 すぐさま財布の中を確認する。 しかし、 「うっ」 現実は非情だった。 財布には諭吉さんはおろか、樋口一葉さんすら入っていなかったのだ。 (バイト代が振り込まれるのは月末だし、どうすっかなぁ~) 近くにいた店員を呼び止めて確認してみるが、特売品なので取り置きが可能なのは明後日までらしい。 一応、取り置きは頼んだものの、明後日までにお金を用意する宛はない。 (マネージャーに頼んでバイト代の前借り・・・いや、あの人がそんな事を許す訳ないか) こんな事なら、ユウジにエアガンじゃなくて、これを・・・。 (あっ、そうか!) ユウジの名前が出たところで、私の頭に名案が浮かんだ。 上手く行くかはわからないが、 少なくともマネージャーに頼むよりは可能性がある。 (そうと決まれば、善は急げだ!) あたしはすぐさまスマホを取り出し、ユウジに電話を掛けた。 * ――ユウジ視点 アユミから電話があった翌日の放課後。 俺は彼女に言われた通り、前にアユミと会った空き教室に来ていた。 「また俺にオナラを嗅いで欲しい?」 彼女の口から出た言葉に、俺は戸惑いを隠せなかった。 いくらオナラを嗅がれるのが恥ずかしくないとはいえ、どういう風の吹き回しだろうか? 「実はさ、いつも行ってるホビーショップが改装のために暫く閉店するんだよ。その閉店セールで、欲しかったホット〇イズのアイア〇マンが半額になってたんだ」 「もしかして、オナラを嗅がせる代わりに、俺にそれを買えっていうのか?」 さすがにそこまで金持ってないぞ。 後、エアガンだけじゃなくて、アメコミも好きだったんだな。 「い、いや、全額出してくれなくてもいいんだ!半分だけ、半分だけ出してくれればいいからさ!」 半額品の半分、つまり定価の4分の1か。 「具体的にいくらなんだ?」 「それは――」 アユミが提示した額は予想より少し高いものだった。 少し惜しい気もするが、現状の予算では断るしかなそうだ。 「悪いが、今回は――」 「今日はお前のために、これを穿いてきたんだぞ~」 俺の言葉に被せるように言いながら、アユミがスカートをたくし上げて俺の方に尻を突き出した。 「なっ!?」 露わになったショーツを目の当たりにし、俺は驚きの声を上げた。 アユミが穿いていたのは、レースの縁取りがある白いTバックだったのだ。 「今日は体育もあったから、汗の匂いのおまけ付きだ。どうだ~?これでもまだオナラを嗅ぐ気にならないか~?」 問い掛けながら、アユミが俺を挑発するように尻を左右に振ってみせる。 「・・・」 脳内で行われた欲望と理性の葛藤は、イギリス・ザンジバル戦争よりも呆気なく決着がついた。 「嗅がせてください。お願いします」 俺はアユミに深々と頭を下げ、欲望の圧勝を告げる。 「そうこなくっちゃ!じゃあ、早速嗅がせてやるよ。態勢は前と同じでいいか?」 俺は首を左右に振り、アユミに希望の態勢を説明する。 「えっと・・・これでいいのか?」 俺に言われるまま、アユミは横向きに寝転んで脚を上下に開く。 ちょうどM字開脚を横倒しにしたような態勢だ。 「ほら、準備できたぞ」 アユミの言葉を受け、 むにゅっ。 俺は腹這いになってTバックが食い込む彼女の尻に顔を埋める。 「んっ・・・」 アユミが小さく声を漏らすと同時に、前に嗅いだ時より濃い汗の匂いが鼻に流れ込んできた。 それだけでなく、チーズのようなマンコ臭やオナラの残り香も俺の期待感を高めてくれる。 これだけでも報酬の1割ぐらいは元が取れたような気分だ。 「このままオナラすればいいんだな?」 「ああ、いつでも来い」 俺が頷いた直後、 ブオオオオオオォォォォォォーーーッッッ!!! 初っ端から教室全体を震わせるような爆音のオナラが顔面に浴びせられた。 「んむうううううっ!?」 前回とは違い、腐った肉のような発酵臭が俺の鼻腔で暴れ回る。 「夕べはマネージャーの奢りで焼肉だったからな。悪臭も文句なしだろ?」 「あ、ああ、最高だ・・・」 1発嗅いだだけなのに、もう頭がクラクラする。 「今回も切りよく10発でいいよな?2発目、行くぞ・・・んっ!」 ブッブブオオォォォォォォォォォォンッッッ!!! 2発目もバイクのエンジンのような轟音だった。 「むぐうううううっ!?」 悪臭の方も1発目を凌ぐほど濃厚な発酵臭で、大型バイクに跳ね飛ばされたような衝撃が襲い掛かってくる。 だが、臨むところだ。 俺はもっとオナラの悪臭(におい)を味わうべく、アユミの肛門にぐりぐりと鼻先を押し付けていく。 「お、おい、そんなにがっつくなよ・・・んあっ!?」 アユミの口から甘い声が漏れた直後、 ブビビビビビビビィィィィィィ~~~ッッッ!!! 肛門からグラドルらしからぬ湿っぽい汚らしい音のオナラが噴き出した。 「んーーーーっ!?」 脳を激しくシェイクされるような感覚と共に、視界がオナラ色に染まる。 「もうっ、あんまり調子に乗るなよ」 アユミが少し怒ったように踵で俺の頭を小突いてくる。 「わ、悪かった」 「今のも1発ってカウントするからな・・・んっ!」 プッフィィィィイィィイィイィィ~~~ッッッ!!! 不機嫌そうに言って、アユミが4発目のオナラを浴びせてくる。 「ぐっ!?」 彼女の不機嫌さを表すように、濃厚な発酵臭と鼻の奥に突き刺さるような刺激臭が混じった凶悪な悪臭(におい)だ。 想像以上に強烈な悪臭(におい)に耐え切れず、思わずアユミの尻から顔を離してしまう。 「ん?もういいのか?」 「い、いや、ちょっと休憩するだけだ」 「そうか。早くしてくれよ。この態勢、意外としんどいんだからな」 「わかってるよ。よしっ、もう大丈夫だ」 気合いを入れ直し、 むにゅっ。 俺は鼻の穴で肛門を塞ぐようにアユミの尻へ顔を押し付ける。 「後6発、くっさいのを頼むぞ!」 「気合い十分だな。こうなったら、あたしも大サービスだ。次の4発は1発換算でいいぞ」 「えっ?」 「んんっ!」 ブブブゥーッ!!ブウウゥッ!!ブボボォッ!!ブーーッッ!! 「ぐふっ!?」 戸惑う俺を他所に、アユミが小さめのオナラを4連発で浴びせてきた。 1発1発がプロボクサーのパンチのような勢いで俺の脳天を揺さぶってくる。 「どうだ、あたしのオナラ4連発は?」 「く、臭い・・・」 そう答え、サムズアップするのが今の俺には精一杯だった。 「まあ、そうだろうな。でも、お前は臭い方がいいんだろ?6発目、行くぞ・・・ふんっ!」 ブリリリリリリリリリィィィィィィィッッッ!!! 「ごはっ!?」 一瞬、漏らしたかと錯覚するほど汚らしい音のオナラが俺の顔に浴びせられる。 牛1頭、いや、数頭分の肉をまとめて腐らせたような発酵臭が鼻から流れ込み、急速に意識が薄れていく。 「い、言っとくけど、今のは漏らしてないからな!」 「・・・」 アユミが何やら喚いているが、俺には反応するだけの力は残されていない。 「おい、聞いてるのか!んんっ!」 ブバスッ!!! 「ふごっ!?」 太く短い轟音のオナラで、俺の意識は強制的に覚醒させられる。 「聞こえたか?私は漏らしてない!漏らしてないからな!」 「わ、わかっ、た・・・」 かなり慌てた様子のアユミに、俺はどうにか声を絞り出して応じる。 だが、そんなに頑なに否定したら、逆に漏らしたんじゃないかと邪推されるぞ。 「さて、気を取り直して、8発目、いくぞ・・・んんっ!」 フシュウウウウウウウ・・・ッ! 「っ・・・!」 先程の汚らしい音が恥ずかしかったのか、かなり音を抑えたオナラだ。 しかし、悪臭(におい)はずっしりと重く、鼻の奥を抉る猛烈な発酵臭だ。 (8発目って事は、さっきの1発もカウントしてるのか) もはやビクビクと痙攣する事しかできない身体で、ぼんやりとそんな事を考える。 「後2発か。アイア〇マンのためだ、盛大に行くぞ・・・ふんっ!」 ブブブッスウウウウウウゥゥゥゥゥゥゥーーーッッ!!! アユミの言う通り、特大のオナラが無抵抗な俺の鼻へと流れ込んでくる。 「っっっっっ!?」 これまで以上に濃密で凶悪な発酵臭に、身体が内側から腐っていくような感覚に襲われながら俺は意識を失った。 * 顔に圧迫感を覚え、俺は目を覚ました。 「ん?起きたか。じゃあ・・・んんっ!」 ブブブッブブブブブゥゥゥゥゥゥゥゥーーーッッッ!!! 「っっっっっ!?」 アユミの声と共に降ってきた猛烈な臭気がぼんやりとしていた意識を完全に覚醒させる。 わかりにくいかもしれないが、腐った肉の塊で思いっ切り顔を殴打されたような気分だ。 「今のでちょうど10発だ。約束の報酬、頼むぞ」 そんな言葉と共に、顔を襲っていた圧迫感が消え失せる。 どうやら圧迫感の正体は俺の顔に座り込んでいたアユミの尻だったらしい。 「ああ、わかってるよ」 まだオナラの悪臭(におい)が残る鼻を撫でながら、俺はゆっくりと上体を起こす。 「もうこんな時間か」 腕時計で時間を確認すると、どうやら30分ほど気を失っていたらしく、だいぶ下校時刻が近付いていた。 「そろそろ帰るか」 制服に悪臭(におい)が付いていないか確認しつつ、俺は鞄を手に立ち上がる。 ダメだ、オナラを嗅ぎ過ぎたせいで、全く鼻が利かない。 「ちょっと訊いていいか?」 ドアに手を掛けたところで、アユミが声を掛けてきた。 「ん?どうした?」 問い掛けつつ、俺は彼女の方に向き直る。 ちょうど先週、俺がアユミを呼び止めた時とは正反対のシチュエーションだ。 「お前が気を失ってるうちに考えたんだけど、あたしが10発オナラを嗅がせたから代金の半分を出してくれるんだよな?」 「そういう約束だっただろ」 もしかして信用してないのか? 前回はちゃんとエアガンを買ってやったのに。 「10発で半分。だったら、もう10発嗅がせてやるから、全額出してくれないか?」 アユミが俺の方に尻を突き出しながら問い掛けてくる。 「・・・遠慮しとく」 ほんの少しだけ考えた後、俺は深々と溜め息を吐きながら首を左右に振った。 終