魔法のオナホ②
Added 2025-01-25 09:33:12 +0000 UTC「――きゃっ!?」
「明音!? 大丈夫!?」
体育館に響いた、ボールが勢いをつけて人体にぶつかる音。
碧海女学園2年生の辻原明音は、バレーボール部の練習中に不安定な姿勢でレシーブを試み転倒した。同じユニフォーム姿のチームメイトたちが尻餅をついている明音のところに集まってきて、案じる声をかけた。
「へ、平気だよみんな。――っ!」
「その顔どう見ても平気じゃないじゃん! 足首でもひねった?」
「とりあえず保健室連れてこ。氷で冷やさなきゃ」
「――あっ、でも今日保健の先生出張でいないんじゃなかったっけ? 勝手に入れないよ」
「そっか……じゃあ職員室行こ。顧問に開けてもらえばいいじゃん」
「えっ――」
「どしたの明音。急に顔真っ赤にして。ほら立って、肩貸すよ。それともおんぶする?」
体育館施設を利用しているのはバレー部だけではない。バドミントン部やバスケ部も、事の成り行きを離れたところから見守っている。
運動系の部活のユニフォームに身を包んだ成長期の少女たちは、誰も彼も健康的な肢体を持っている。特にこの碧海女学園は、近隣の学校の男子たちから「美少女学園」扱いされるほどハイレベルな容姿の女子が多いと、隠れた評判になっていた。
明音はそこまで筋肉質には見えないが、仲のいいチームメイトの背におぶられたときにふとももが強調されて、それが適度に引き締まっているのが見て取れた。さらにそれに加えて――。
「うわっ、明音またおっきくなったんじゃない? あたしの背中にめっちゃおっぱい当たってるよ?」
「や、やめてよ早紀ちゃん」
「いや~、可愛くてバレーができて成績優秀な上に巨乳なんて、ホントあんたの彼氏になるやつが羨ましいわ」
明音が思ったほど重症ではないと悟ったからか、彼女を担いだ友人の顔には笑顔が浮かんでいた。ちなみに、明音のことが羨ましいと言った彼女自身も、普通にアイドルグループでセンターを張れそうな美少女である。
彼女が足を向けたのは学園の職員室だ。そこにいる彼女たちの顧問に、保健室の鍵を開けてもらおうという訳だ。しかし、さっき顧問のことが話に出たとき、明音の顔が見るからに赤らんだのはどういう理由だろうか。しかもその赤味は既に引いたわけではない。友人の背におぶられながら職員室が近づくにつれて、明音の頬はさらに赤く染まり、彼女は恥じらうように目を伏せた。
「ねえ明音」
「な、なあに早紀ちゃん?」
「気のせいかもしんないけど、あんたの心臓、なんかやけにドキドキしてない?」
「き、気のせいだよ」
「そっか」
気のせいではなかった。
明音の胸の奥で、心臓が早鐘を打つように鳴っていた。
この異変が明音に生じたのは数日前からだ。明音が休日の昼下がりに自宅の部屋にいると、ふと彼女たちの顧問の顔が頭に浮かんだ。
自分にとっては担任でもあり授業でも世話になっている顧問のことを、明音は元から嫌いな訳ではなかったが、部活もない休日に彼のことを思い浮かべるような間柄ではなかった。それなのにふと、先生はいまどうしているんだろうと気になったのだ。
そのときは一瞬だった。顧問の顔はすぐに明音の頭から消えた。しかしそのあと明音が小学校のときから使っている学習机に向かって勉強していると、また顧問の顔が思い浮かんだ。そのとき明音が勉強していた教科は数学で、顧問の担当科目である社会とは何の関係もなかったのに。
「網谷先生…………。――っ、しゅ、集中しなきゃ」
ふっと彼の名前を口にしてから我に返ったのだが、休みに二度も顧問のことを思い出した自分のことが妙に恥ずかしくなってしまった。
しかも二回目に彼を思い浮かべたときは、授業をしているときの彼の顔だけでなく、ジャージを着て部活に参加しているときの首筋や手など、「男らしい」と思える部分がもやもやと頭に浮かんだのだ。
(な、なんで急にこんなこと……)
明音にはその理由がわからない。
そもそも明音たちの顧問は、明音たちのような若い女子からすれば「おじさん」である。たとえ社会人としては若かろうが、十代の少女から見たら大人の男など大抵はおじさんだ。特殊な性癖でも持っていなければ――あるいは金銭の交換などがなければ、おじさんを性的対象としてとらえる女子はいない。
明音たちのチームメイトは、普段から顧問のことを「あれはない」と言っていた。他のもっと若い男性教諭のほうが、学園全体で見ても人気だった。そういうとき明音は首をかしげて「網谷先生の授業は面白いし、バレーの専門家じゃないけど部活動は頑張ってくれてるし、頼りになるのに……」と思ったりするのだったが、面と向かってチームメイトたちに反論したりはしなかった。
つまりはその程度。明音にとって、顧問は「普通に信頼できる先生」くらいのものだったのだ。――その日までは。
「ん……っ♡ あ……♡」
いつしか、勉強していたはずの明音は、学習椅子に座ったままシャープペンシルの頭で自分の股間を弄り始めていた。清純派アイドルのような外見の彼女も、健全な女子である以上は性欲からは逃れられない。ふと生じたむらむらを解消するために、ささやかなオナニーにふけることもある。
だがそれは稀な話で、家族が階下で起きているこんな昼下がりからオナニーすることなどめったになかった。
その日の明音はラフな半袖短パン系のルームウェア姿だったが、彼女はしばらくその短パンの股間部分の上から、膣の入口周囲をなぞっていた。そしてシャーペンの頭でクリトリスを少し押すと、思わず腰が跳ね上がるほどの刺激が下半身から駆け上がった。――そしてそのときも、顧問の顔と声が脳裏に浮かんだ。
「ん♡ んっ、んんぅっ!!♡♡」
明音は、いまの声が隣の部屋の弟に聞かれなかったかと、とっさに口を抑えた。
それでもうオナニーは止めにしなければと思ったのだが、彼女は結局性欲に負け、学習机の上に開いた数学のノートにおでこをつけて、しばらく自分を慰めたのだった。
クリトリスで甘イキするたびに、どうしても、どうしても網谷先生の声が聞きたいと切なさが募っていき、最終的に電話までしてしまった。声を聞けたことで一時的に悶々とした感情は収まったが、その夜も、次の日の夜も、彼の顔が頭に浮かぶ現象は続いた。
(も、もしかして、私って網谷先生のこと……――)
好きなのかもしれないと思ってしまったが最後、もう明音は顧問のことをそういう目でしか見られなくなった。そうなってから、明音はできるだけ彼と接触しないように避けてきたのだが――。
「ほら着いたよ明音。一回降りてくれる?」
「う、うん、早紀ちゃん」
友人の背中から降りた明音は職員室前で片足立ちになった。そのままでもバランスは維持できたが、ちょうどそこにあった自習用の机に片手を置いた。片足の痛みは、もう半分以上は引いていた。
明音の友人は失礼しますと言って職員室のドアを開け、クラスと名前を名乗って顧問を呼び出している。明音の心は、不安と期待が渦巻いてどうにかなりそうだった。そして恐らく、彼に会えるという期待のほうが上回っていた。
そして――。
「辻原が練習中に足を怪我しただって?」
「――っ、あっ」
「そうなんです。レシーブしようとしたときに転んで――ひねったみたいです」
「腫れてるのか?」
「――あっ、あのっ。せっ、せんせい、私――」
「そこまでじゃないみたいですけど、一応保健室で冷やしたほうがいいかなと思って」
「ああ、そう言えば養護の先生は出張中だったな。――ん、どうした辻原」
「どしたの明音、さっきからどもってるけど」
顧問に面と向かった瞬間、明音の心臓は破裂した。そう錯覚するくらい、ドクンドクンと脈が上がった。
顧問はそれを知ってか知らずか、明音をここまで連れて来てくれた友人にこう言った。
「それじゃあとは俺に任せろ。辻原は俺が保健室に連れて行くから、練習に戻っていいぞ」
§
あの魔法のオナホがアパートに届けられてから、俺は何回それを使ってオナニーしただろうか。それこそ自慰行為を覚えたての中坊か、発情期の猿みたいにハイペースで射精した。普通に手を使うオナニーより一万倍は気持ち良かったし、使用回数を重ねるごとに実績が解除されて行く面白さもあって、部屋にいるときのほぼ全ての時間、そのオナホと向かい合っていたと言える。
そしてそのあいだ、オナホのリンク先に選んだのは、ほとんど辻原明音だった。
あのオナホは、誰でも自由にリンク先に選ぶことができる訳じゃない。テレビに出演している女優やアイドル、PCにダウンロードしていた動画のセクシー系の女優なんかも対象として選ぼうとしてみたが、それはできなかった。
実績を解除していけば今後できるようになるのかもしれないが、現時点では、俺が知る身近な相手しかリンク先にはできない。そして俺にとって身近な女というと――やはりこの碧海女学園の関係者ということになる。
ちなみにさっき怪我した辻原を連れてきた女子、篠岡早紀もリンク先として選択することができた。俺は一回だけ辻原から浮気し、篠岡の身体の形状に変化したオナホで抜いてしまったが、それもめちゃくちゃ気持ち良かった。そこで「二つ目のオナホ」の実績が解除されたから、リンク相手を増やしていくことも実績の対象になっているのだろう。
しかしとりあえずそちらは後回しにして、俺は辻原の好感度を高める作業に没頭した。中出しでもぶっかけでも、とにかくオナホで抜くことによってリンク相手の好感度は高まるらしい。
辻原の俺に対する好感度は、もともとそんなに低くなかった。それがオナホで射精しまくることによって現在はハートゲージの半分、50%くらいのところまで来た。学園内での辻原の振る舞いも、明らかに俺を意識しているものになっていた。
だがそこで問題が生じた。50%から先は、射精してもゲージが上がらないようなのだ。それがオナホの限界なのか、それとも、ここにも機能制限が掛けられているのか。
ともあれ好感度50%というのは実際どの程度の意識なのだろう。それを確かめたいと思っていたのだが、他の生徒や教師の目もある学園で、確かめる方法も思い浮かばなかった。
辻原はちらちらと俺を見てくるようになったが、同時に避けられるようにもなってしまった。普段の辻原なら「おはようございます」と笑顔で挨拶してくるような場面でも、顔を伏せて足早に通り過ぎられるという場面が何度かあって、逆に嫌われたんじゃないかと疑いたくなることもあった。
いっそ前に辻原がそうしてきたように、こちらから電話をかけてみるというのもありか……。そう考えていた矢先、部活中に足をひねった辻原が職員室に運ばれてきた。
「辻原、もっとゆっくり歩こうか?」
「い、いえ、大丈夫です」
いま俺は、辻原明音を伴って保健室に移動している最中だ。
部活中だった辻原はユニフォーム姿で、その右手は俺の左の二の腕を掴んでいる。辻原は俺の身体を補助として使い、右足首に体重をかけないようにひょこひょこと歩いていた。
と言っても、全く右足に体重をかけられない訳ではないようで、一人で歩くことも可能そうだった。それなのに俺の腕に添えられた辻原の右手には、かなり強く、ぎゅっと掴むように力が込められていた。辻原にとっては俺なんてオッサンだろうに、俺たちの身体の距離はやけに近い。俺が近づいているんじゃなく、辻原の方からこちらに身を寄せている。
そして辻原の顔は真っ赤だ。目を伏せ気味にしているからすべての表情が明らかな訳ではないが、艶やかな黒髪の合間から見える耳の頭は、見るからに赤くなっていた。
――これらの反応が、俺への好意によるものでなくてなんだろう。
(好感度50%……こんなに変わるのか。辻原が俺のことを男として好きになったってことか? ――いやいや、慎重に行動しろよ純一。もし調子に乗ってお触りとかして悲鳴でもあげられようもんなら、お前の人生は一発で終了だぞ)
そう考えた俺は、あくまで顧問として、教員としての常識的行動の範疇を出ないように気を付けながら辻原の様子を観察している。
「あぅ……っ、先生が私のこと支えてくれてる……」
「――え? なんだって?」
「い、いいえ」
「遠慮せずに、もっとしっかり捕まってくれていいんだぞ」
「そ、それじゃあ……――」
辻原の右手の指に、きゅっと力が籠められる。あるいは腕を組んで歩いていると見なされてもおかしくない距離感だ。保健室までの廊下にひと気がないからこんなことができているが、誰かとすれ違えば間違いなく眉をひそめられるだろう。
辻原を伴って保健室に到着した俺は、職員室から持ってきた鍵でドアを開けた。そして中に入るとさりげなく内側から鍵をかけた。
これは念のためだ。保健室のドア横には養護教諭がかけた出張中の札があるし、さらにこの鍵が俺の手にあれば、誰かが勝手に侵入してくるなんてことはない。俺がこれから行おうとしている「実験」は、他人に見られてしまったら誤解されてしまう可能性がある。
(こんなこと考えるなんて、もうすっかり教師失格だな)
その自覚はあるが、かと言っていまさら引き返すつもりはなかった。
しかも今日は辻原の方から絶好の機会を提供してくれたのだ。これをみすみす逃す訳にはいかないだろう。あのオナホが家に送られてきたことといい、あるいは神様が俺にそうしろと囁いているのかもしれない。――そんなことを囁くやつは神じゃなくて悪魔だろうと知りつつも、俺はそうやって無理やり自分を納得させていた。
「辻原、そのベンチに座れ」
「はい」
「ええっと、湿布はこの救急箱の中か。冷やすための氷は――確か製氷機が裏にあったな」
保健室の中を物色する俺に、ベンチに座った辻原がじっと視線を注いでいるのを感じる。
手当をするために必要なものを一通り見つけると、俺は辻原のところに戻ってその足元にしゃがみ込んだ。
すると辻原は、慌てて太ももをぴっちりと閉じた。別に大股開きだった訳でもないし、ユニフォームの下を履いているからパンツが見える心配もないというのに、俺に股を見られたくないからと、反射的にそうした感じだ。
「あっ――!?」
「おいおい、そんなビックリしなくてもいいだろ。心配しなくても変なとこに触ったりなんてしないよ」
「す、すみません先生。あうう……」
「でもショックだな。さっきみたいに毛虫でも見つけたような声を出されると。はあ……俺ってそんなに辻原に嫌われてたのか」
「えっ」
「まあ俺なんて辻原から見たらオッサンだもんな」
俺は本気で嘆いたのではなく、あくまで冗談めかして、笑顔でそう言った。辻原がどういう態度を返すか観察してやろうと思って。すると辻原は、俺が予想した以上の反応を示した。
「ち、違います!」
辻原は、俺が驚くほどの大声を出した。
「私が先生のこと嫌いだなんて、そんなことないです!」
俺は素で目を丸くしてしまった。辻原の声は切実で、本気で俺に嫌われることを嫌がっているのが、その絶望した表情から見て取れた。
「あ、ああ」
俺は相変わらず驚きが抜けないまま言った。
「先生はわかってるぞ、辻原」
「は、はい……」
「とりあえずひねったとこを見せてみろ。右足だったよな?」
「……はい。あっ、靴は自分で脱ぎます!」
「いいって。――こうして靴の上から触っても痛くないか?」
「は、はい。~~~~~っっ」
目線を下げた俺の頭の上で、辻原の顔はゆでだこのように赤くなっていた。ただでさえ、他人に自分の足をまじまじと見られるのは羞恥心を催さずにはいられない。しかも、白ソックスに包まれた辻原の足は少し蒸れていた。臭くはない。むしろほんのりいい香りがするくらいだが、辻原は本気で恥ずかしがっていた。
「ソックスも脱がせるぞ?」
「はっ、はい……っ」
足はあのオナホについていない。だから俺が辻原の素足を見るのは初めてだった。足全体の形も、指と爪の形も、女子らしく繊細で華奢な印象を受けた。その足から太ももまですらりとしたラインが繋がっている。まるで大理石の彫刻のようだった。特に脚フェチではない俺ですら、思わず見入ってしまう。
シンデレラにガラスの靴を履かせる時のような感じで、俺は辻原のくるぶしの裏辺りを手で持ち上げた。直に振れた辻原の肌は、むしろひんやりとしていた。
「こうすると痛みはあるか?」
「……ありません」
「曲げられるか?」
「……はい」
「じゃあ本格的な捻挫じゃないみたいだな。湿布を張って冷やせば大丈夫だろ。――でも今日はこれで部活は上がりにしろ。念のため、あとで整形外科に行けよ」
「はい、そうします。……ありがとうございます、先生」
それから俺は辻原の足首に湿布を貼ってやった。湿布が患部に触れた瞬間、辻原は艶っぽく「ん……っ」という声を漏らした。
「どうした?」
「なんでもないです。ちょ、ちょっと冷たかったんです」
「そうか」
そのあとで氷水を入れたビニール袋を渡してやると、それで用事が済んだみたいな流れになってしまい、俺は少し焦った。もうちょっと色々と試そうと思ったのだが、辻原のけがの程度が気になって、普通に教師っぽいことをしてしまった。
「よし、それじゃあ次は……」
と言ったが、次にどうするか思い浮かばなかった。
このあたり、悪だくみに慣れていない俺という人間の限界が見えていた気がする。
(くそ~……どうする? ……だめだ、何も思い浮かばない。でもまあ仕方ないか。こっからさらに引き止めるのも不自然な感じだし。……はあ、次があったら、もうちょっと計画を練っておこう)
という感じで諦めて立ち上がろうとすると、上を向いた時に辻原と目が合った。
「えっ?」
その声を漏らしたのは俺だ。
辻原の顔は妙に近く、しかも瞳がやけに潤んでいた。辻原はアイドルより可愛い自分の顔を、俺の顔に向けてどんどんと近付けていき、すぼめた唇で俺にキスした。
「――ン……っ♡」
「……辻原? いまのは……」
「ごめんなさい、先生」
そのキスはほんの触れ合うくらいのものだったが、確かに俺と辻原の唇が重なった。辻原は俺に謝ると、まつ毛の長いぱっちりと大きな両目からぽろぽろ涙を零し始めた。
「な、なんで泣くんだ?」
「だって、だって……」
辻原は手元で涙をぬぐい、しゃくりあげながら言葉を紡いだ。辻原いわく、少し前から家にいても俺のことが頭に浮かんでどうしようもないと。こんな感覚は生まれて初めてであり、困っていると。いまも我慢するつもりだったが、キスしたいという気持ちが抑えられなかったと。
辻原の態度は、まさに恋する乙女が好きな相手に向けるものであり、これが好感度50%の成果だとしたら凄まじいものだった。
もちろん、辻原が泣いているのは俺のせいだ。
さすがに俺の心の中にも罪悪感が芽生えた。
ここで辻原に対し、お前の感情はほんの一時の気の迷いなのだと諭してやり、普通に家に帰してやれば、俺もまだ真っ当に戻る道があったのかもしれない。
だが――。
だが、俺は――。
「辻原」
「先生……――んっ♡ んんっ♡」
俺のことを想って泣くこの少女を、徹底的に自分のものにしてやりたいという下劣な欲望を堪えることができなかった。
今度は俺の方から辻原にキスをし、同時にユニフォームの上から胸を揉みしだいた。
本物の辻原の胸の触り心地は、はユニフォームと下着で補正されているからかオナホと全く同じではなかったが、サイズ感的にはほぼ同一だった。
「今日のことは誰にも言うなよ?」
そう念を押してから、俺は辻原を保健室のベッドまで引っ張って行った。仕切り用の薄カーテンを開け、その中のベッドに辻原を放り込んだ。辻原の体重を受け止めたベッドのスプリングが軋み、辻原は潤んだ瞳で俺のことを見上げてきた。
幼児じゃあるまいし、これから何をされるのか辻原も自覚しているはずだ。しかしそれで、辻原は悲鳴一つ上げようとしない。
「――ふあっ♡ ああんっ♡」
代わりに俺に胸を揉まれると、辻原はとても甘い声で鳴いた。背中を弓なりに反らし、大きく口を開けて健康的な赤い舌と真珠のような歯並びを俺に見せた。軽くばんざいするような形で頭の隣に持って行かれた手は、シーツをぎゅっと掴んでいる。
俺はそれから十分ほども辻原の胸を揉むのに夢中になった。ほんの半月前までは、こんな美少女の教え子の乳を揉めることがあるなんて思いもしなかったのに。
もちろん、俺がしているのは社会的に許されない行為である。しかしキスをして誘ってきたのは辻原のほうからだ。だから俺は悪くない。――そうやって言い訳にならない言い訳を重ねながら、俺はさらなる堕落へと突き進んだ。
その堕落の先に、圧倒的な快楽が待っていると知っていたから。
「せ、先生――っ」
「心配するな辻原。お前は何しなくても、俺に任せておけば大丈夫だ」
「んっ、んんっ♡」
とか自信たっぷりに言いながら、俺は風俗でしか経験のない素人童貞だ。
しかし俺の愛撫で辻原は感じまくった。ユニフォームの短パン内部に右手を滑り込ませ、ショーツの上から手マンすると、まな板の上の鯉みたいにビクビク身体を跳ねさせた。
まさかオナホでのオナニーが俺に女体を扱う経験値を与えた訳でもあるまいし、「好きな相手」である俺に触られることが、辻原はよっぽど興奮するらしかった。
しばらく愛撫してからいったん離れると、辻原は呼吸困難寸前の状態に陥っていた。
「――あっ、はっ、はぁっ、はぁっ、はぁっ♡」
どうする。このまま最後までヤルか?
一回間を空けた方がいいんじゃないか?
――と、俺は一瞬迷った。
だがこんな機会は二度と巡ってこないかもしれない。それに辻原の声を聴いているうちに、俺の肉棒はバキバキに勃起していた。
「せん、せい……」
ぽーっと熱に浮かされた表情の辻原の前で、俺はシャツの前を開けてズボンを下ろした。そこから露出した反り返る陰茎は、熱く蒸れた空気を放っていた。
「わかるな? こいつをお前のマンコに挿入するぞ、辻原」
「……あ、はあぁ……♡」
「俺たちはセックスするんだ。お前を先生の女にしてやる」
オナホ使用時に独り言でつぶやいていたような台詞を、俺は辻原に投げかけた。すると辻原は、きゅっと唇を引き結んで、覚悟を決めたようにこくりと頷いた。
辻原に両脚を揃えさせ、そこからユニフォームの短パンとショーツを脱がせた。さっきの愛撫の効果で、辻原の膣は充分に濡れていた。
「辻原、挿入しやすいように脚を開け」
「……は、はい」
「いいぞ。そのまま手で自分の脚を持ってるんだ」
「わかりました、先生」
「それじゃ入れるからな。この瞬間をよく覚えておくんだぞ。俺たちの記念日だ」
「はいっ」
俺は辻原のマンコの入口に亀頭をあてがった。見たところマンコの形はオナホで目にしたのと全く同一だ。――ただ初回と同じく、辻原の割れ目はピッチリ閉じて、こなれた感じは全く見受けられなかった。この辻原は、まだ処女なのだ。
「力を抜け」
「はい。……あっ、ああ……♡」
オナホのときは無理やりこじ開ける感じになってしまったが、その経験と反省を活かし、できるだけ辻原に負担をかけない挿入を試みた。亀頭粘膜と膣粘膜を馴染ませるように擦り付けると、自分で太ももを持ち両脚を開いた辻原の喉が、官能的に震えた。それをしばらく続けていると、マンコの入口が少し柔らかくなってきて、亀頭がぬるりと内部に飲み込まれた。
「――ふああああっ!!♡♡♡」
「痛くないか? 痛かったらすぐ言えよ」
「だ、大丈夫です……っ」
と辻原は言ったが、多少は強がりが含まれている様子だ。しかしそれほどの痛みを感じていないのも、また事実のようだった。
俺は腰を前に進め、辻原の狭く濡れた膣内をチンポでゆっくり拡張していった。処女膜があるポイントも事前に理解していた。亀頭がそこに突き当たると、かさぶたをはがすように、慎重に、慎重に膜を開いていった。
「んっ、んんんんんっ……!!♡♡♡♡」
「入ったぞ、辻原。よく頑張ったな」
「先生……♡♡」
俺が上から見つめながら頬を撫でてやると、辻原の表情が安らいだ。俺の女になって、辻原は間違いなく喜んでいた。ついさっきまで少女だった者が、大人のメスへと羽化したような妖艶さも、ほんの少し彼女の微笑みには含まれていた。
辻原は俺たちが繋がっている下腹部に目を向けた。するとあることに気付いたようだ。
「せ、先生? 先生の……――お、おチンチン、根元まで入ってないですけど」
「今日はこれで限界だよ。根元まで入れるときはもっと慣らさないと」
「な、慣らす……」
辻原はごくりと喉を動かした。今後も俺に抱かれる自分のことを想像した様子だ。
「じゃ、じゃあ今日はこれで終わりですか?」
「いや」
「――んんっ!♡」
辻原の質問に対し、俺は首を振りつつ浅いピストンを開始することで答えた。
ほんの少しだけ腰を前後させ、膣の浅い部分だけをカリ首で擦ってやるような動き。これなら処女喪失したばかりの辻原に対しても負担は少ないだろう。
俺のチンポの先が辻原のマンコを掻き分けると、クチクチと粘着質な音が鳴った。
「あっ、あっ♡ あっあっ♡ あっあっあっあっ♡」
「可愛い声だな。初めてなんだろ? それなのに感じてるのか?」
「わ、わかりませんっ♡ あっ♡ あっ♡ あっあっあっあんっ♡ んんううっ♡」
浅いところにも辻原の性感帯はしっかりと存在しており、そこを重点的に攻めることにした俺は、亀頭の先端でトントンと優しく押してやった。激しくはないが、俺たちがしていることは紛れもなくセックスだ。俺は教え子の美少女と学園の保健室で繋がり、生チンポをハメて彼女をヨガらせているのだ。そのシチュエーションが、オナホを使っている時より、俺をさらに興奮させた。
(そろそろ射精したくなってきた――。でもオナホじゃないのに中出しは不味いか)
一応、そう判断するだけの理性を残していた俺は、射精直前に辻原に向かって宣言した。
「射精するぞ辻原!」
「は、はいっ♡ ――えっ? 射精って――?」
優等生の辻原は、保健体育で習った内容を咄嗟に思い出すことができなかったようだ。俺は構わず、リアル辻原のマンコからチンポを引き抜きつつ、ユニフォームの腹に向かって射精した。
「うっ、ぐうう!!!」
「あっ、これってもしかして、男の人の精液……?」
「まだ出るぞ辻原――……ぐっ、うっ」
「凄い、本物ってこんな感じなんだ。先生のおチンチンから、たくさん出てくる……。これをお腹の中に出されたら、私、赤ちゃん妊娠しちゃうんだ……」
「ああ、そうだぞ」
「そっか、そうなんですね。私、先生と赤ちゃんできることしたんですね……」
俺たちは口を閉じてじっと見つめ合った。やがて辻原は目を閉じ、唇をすぼめてキス顔になった。俺は教え子の求めに応じ、舌と舌を絡める濃厚なキスをくれてやった。
「ン、あ♡ はむ……♡ ぷは♡ 先生……♡」
「めちゃくちゃ蕩け顔じゃないか。そんなにセックスが良かったのか?」
「はい。最初は少し痛かったけど、だんだん気持ち良くなって――。先生って、エッチお上手なんですね」
俺がそういう持ち上げられ方をされる機会があるとは、人生って奴は分からない。ともかくこれで俺は本物の辻原の処女を奪った。俺たちは教師と生徒でありながら、男と女の肉体関係になってしまった。その事実に再びムラムラが湧き起こってきた。
しかしタイミング悪く、そこで外の廊下に誰かがやってきた。その誰かが保健室のドアを開けようとしたため、ガタガタと音が鳴った。
見つめ合っていた俺と辻原は、同時に驚いた。
「あれ? 鍵がかかってる。遅いから心配してきたのに、先生と明音、どこに行ったのかしら」
「この声って早紀ちゃん……――ど、どうしましょう先生」
「とりあえず服を着るぞ」
「は、はい」
「おっ、おい辻原、ユニフォームの精液! 忘れてるぞ!」
「あっ、そ、そうですね!」
辻原は、除菌用のアルコールペーパーで俺がさっきぶっかけたザーメンをユニフォームから拭きとっていた。そのあと俺たちは、辻原を探しにきた篠岡早紀が保健室前を離れた気配を確認してから保健室を脱出したのだった。
Comments
エロすぎる…
カンガルー
2025-01-28 10:09:22 +0000 UTC最高です
slza
2025-01-25 18:32:01 +0000 UTCヒロイン可愛いですね。イチャラブで良い! 続きが読みたいです!
抹茶
2025-01-25 15:48:25 +0000 UTC