SamSuka
黄金の黒山羊(黒胡椒サラミ)
黄金の黒山羊(黒胡椒サラミ)

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サッカー部の犬養くんの周りの女子は、みんなクラスの隠れヤリチンに寝取られている①

 男であれ女であれ、思春期の少年少女は異性に関心を持つ。同性同士で集まった時に異性の評価を始めるのは、何も男子に限った話ではない。むしろ女子たちの方が直接的でえげつない話をしていることが多い。  実際に、とある学園の教室でこんな会話が行われていた。 「あ、じゃあサッカー部の犬養くんは? 最近良くない?」 「あー、確かに。結構イケメン寄りだよね犬養くん」 「けどあんまり恋愛とか興味なさそー。何か少年漫画の主人公っぽい雰囲気っていうかさ。あたしの言いたいことわかる?」 「『わりぃけどオレ、今はサッカーのことしか考えられねーから』……って感じ?」 「そうそうそれそれ。犬養くん言いそうじゃない?」  この学園では体育の授業を複数クラス合同で実施している。その人数での着替えとなると、体育館に設置された更衣室ではキャパシティオーバーだ。――よって授業前後の生徒たちの着替えは各教室で行われることになっていた。  カーテンを閉め切り男子たちを締めだした空間には、制汗スプレーの匂いが満ちている。ここで交わされる女子たちの会話には、何の遠慮も無い。 「まあでも犬養くんってB組の藤沢さんたちの幼馴染でしょ? そもそもあの姉妹のどっちかと付き合ってるんじゃないの?」 「やっぱそっかー。単なる幼馴染って言うにはめっちゃ距離近いもんね、あの三人」  いま主に話題になっているのは、サッカー部に所属する犬養拓海という名の男子と、水泳部の藤沢瑞穂、日葵の双子姉妹である。 「家が隣同士で高校まで一緒の幼馴染ってアニメだよね」 「え、じゃあ犬養くんて瑞穂さんと日葵ちゃんのどっちと付き合ってると思う?」 「案外どっちでもないかも……ほらサッカー部のマネージャーの一年の子と演劇部の子。犬養くんってあの子らとも仲いいじゃん」 「うっわ~……ラブコメかよ」  彼女たちが雑談しながらダラダラと着替えてると。教室のドアがどんどんと叩かれた。外から聞こえたのは男子の声だ。 「なあ、まだ着替え終わらねーの? 休み時間足りねーんだけど」 「あ、ごめーん。――みんなもう男子たち入れていい? 駄目? もうちょい待ってー」 「ったく……何で俺が聞かなきゃなんねーの?」  同い年の女子の着替えシーンには興味があるが、さりとて素直にそう言うとスケベ野郎扱いされる。今の男子の口調からはそういう空気が漂っていた。  ここで繰り広げられていたのは、誰もが経験したことがありそうで、大人になってからは決して味わうことのできないワンシーンである。彼らも卒業してから特別に思い返すのかもしれないが、いまはこの瞬間の大切さを知らない。――これに名前をつけるとしたら、「青春」という言葉がまさに適切だ。  季節は二学期の始めである。教室にはエアコンが効いていても外はまだまだ暑い。二年生である彼らにとっては、受験に追い立てられるのもまだ少し先の話だ。  そして十数分後には体育後の次の授業が始まっていた。みな席について教師の話を聞き、黒板に書かれた内容をノートにうつしていた。さっき女子たちのあいだで話題になっていた犬養拓海も、その中にいた。  拓海の顔は、自分がああいう形で噂になっているとは知らない顔だ。彼は飛び抜けたイケメンと言う訳ではないが、女子が噂にしたがるのもまあまあわかる。しかも彼の横顔は、スポーツに打ち込んでいる者にしかない一種の精悍さも備えていた。  そんな拓海と仲のいい女子というと、やはり先ほど女子たちも話していたB組の藤沢姉妹である。姉は活発で妹は大人しい藤沢姉妹は、家が隣同士なこともあって拓海とはほぼ毎日一緒に登下校する仲だ。――だが、彼があの二人のどちらかと付き合っているかというと、実はそんなこともなかった。 「犬養くん、先生が犬養くんのこと呼んでたよ。職員室に来なさいって」  昼休みに入って、拓海はクラスの女子に話しかけられた。  彼女の名前は金井純花。このクラスの委員長である。まさしく清楚な優等生という外見の純花は、この暑さでも清涼感を感じる声で、拓海に担任教師の言葉を伝えた。 「職員室? 何の用だとか言ってなかった?」 「進路面談じゃないかな。出席番号的に、そろそろ犬養くんの日だよね」 「あっ……やべ! そうだった、すっかり忘れてた」  拓海はガタッと椅子を鳴らして立ち上がった。  生徒の進路希望について確認する面談週間なるものは、大抵どこの学校にも存在する。 「そう言えば、進路のプリント提出しろって言われてたんだよな」 「まだ提出してなかったの? 夏休みの宿題だよね?」  優等生の純花は目を丸くした。 「いや、まだ進路とか具体的に決まってなくてさ」 「ふーん、そっか」 「俺と違って、金井はバッチリ将来のこと考えてそうだよな」 「そんなことないよ。よく言われるけど、私だって色々迷ってるんだよ?」  純花はくすりと笑いながら、冗談っぽい口調でそう言った。 「私も犬養くんとおんなじなんだから」  純花は優等生だが、真面目過ぎてどこか近寄りがたいところがあったと拓海は思っていた。――しかし最近の彼女は、よくこんなふうに柔らかく笑う。もともと美人な純花がそうすると、可愛げも備わって実に破壊力があった。  拓海に向かって、いまもチラチラと他の男子から無言の圧が向けられているのは、「可愛い幼馴染が二人もいるくせに金井とまで仲良さそうに話すんじゃねーよ」という意味だろう。拓海もまあまあその空気を自覚していた。  ――そんなに心配しなくても、と拓海は思った。  そんなに心配しなくても、自分は金井に興味はない。正確にはこの学園に入学した当初は彼女に憧れたこともあったが、すぐに自分は釣り合わないと諦めた。――と言うより、もっと大事にしたいものが自分の傍にあることに気付いたのだ。 「仕方ない、言ってくるか」 「プリントは?」 「正直に言えばまだ待ってくれるだろ……たぶん」  純花に見送られて教室を出た拓海は、職員室前で自分の幼馴染に会った。  サイドテールがトレードマークの藤沢瑞穂は、拓海の幼馴染姉妹の姉の方である。 「――拓海?」 「よお瑞穂。もしかしてお前も面談か?」 「ううん、私は顧問の先生に放課後の練習のこと聞きにきただけ」 「へえ、そうなのか。あ~……えっと」  そんなやり取りをしただけで、拓海は言葉に詰まった。  こんなふうに、拓海が瑞穂と話す際に声を詰まらせるようになったのは最近のことだ。前は何も考えず適当に話せていたのに、いまは会話の最中に余計なことを考えてしまう。そうなってしまう理由とは、拓海が彼女のことを異性として意識し始めたからに他ならない。  だが、己の中にあるこの感情をどう処理して良いかわかっていない拓海は、まっすぐ彼を見つめる瑞穂から目を反らし気味にこう言った。 「それじゃまたな」 「うん。面談ちゃんと答えなさいよ?」 「わかってるって」  彼がそんな態度を取ってしまうのは、自分が姉妹のうち、姉と妹のどちらの方が好きなのかを自覚していないからでもあった。――瑞穂のことは気になるが、妹の日葵の方も同じくらい気になる。しかしどちらも傷つけたくないから、二人のどちらを優先するとも言えない。結果として宙ぶらりんのままこうなっている。  言うなれば、進路のプリントと同じく、彼の心はまだ白紙だった。  拓海は、自分とすれ違うように瑞穂が教室に戻っていく姿を見送った。その時ふと瑞穂が立ち止まって、とある男子と話しているのが目に入った。 (ん? あれって……俺のクラスの瀬戸じゃないか)  瀬戸というのは、拓海のクラスにいる陰キャボッチだ。そういうキャラは大抵どのクラスにもいるが、瀬戸のボッチは年季が入っている。拓海が知る限り、積極的に瀬戸に話しかけるクラスメイトはいなかった。  拓海と瑞穂は、そんな瀬戸と修学旅行の時に少しだけ会話した。面倒見のいい瑞穂は、友達のいない瀬戸のことを可哀そうに思ったらしい。夏休み中も一度だけ、拓海と瑞穂と日葵の勉強会に瀬戸を誘ったこともある。 (瑞穂のやつ、またあいつに話しかけてやってるのか)  瑞穂と瀬戸が言葉を交わす様子を見る拓海の思考は、自然と瀬戸に対して上から目線になっていた。拓海から見た瀬戸は、なよなよと気弱そうで、ああいう人間を瑞穂が放っておけないというのを彼は知っていた。 (ふーん……)  その光景を見た拓海が、それ以上どうこう思った訳ではない。  瀬戸というのは無害な存在だ。さかさまにひっくり返したところで女子があの男を魅力的に思う訳がないし、そうである以上、彼が恋愛においてライバルになることなど有り得ないからだ。  まあいいかと思って、拓海は職員室のドアをノックした。  放課後になると、拓海はグラウンドで行われる練習に向かった。ユニフォームに着替えてアップを済ませ、ボールを蹴り始めてからは余計なことを考えない。拓海はこの夏に念願のAチームのレギュラーを獲得したが、その座を狙っている部員は他にもいるのだ。  サッカーに打ち込んだところで、大会でよほどの成績をおさめない限り進路に繋がる訳ではないが、世の中はそういう合理的な判断で生きている人間ばかりではない。 「ヘイヘイ、マイボ!」 「パス! パス! 縦に通せ!」 「シュート打て拓海! ――っよし! ナイッシュー」  ミニゲームで得点を決めた拓海は、ユニフォームで顔の汗を拭きながらチームメイトとハイタッチを交わした。 「んだよ拓海、ゴールへの意識上がってきたじゃん」 「ああ、あんがと」 「その前のあのドリブルの切り替えしとか神ってたわ」 「そこまで言うと大げさだって」  チームメイトたちは、拓海の物言いがクールだと言って笑った。その輪の中心で拓海も笑った。監督が交代を指示し、拓海は休憩のためにそのままコートの外に出た。 「はあー……」 「お疲れ様です犬養先輩。凄い汗ですよ」  そう言いながら拓海にドリンクを差し出してきたジャージ姿の後輩女子は、サッカー部のマネージャーである。 「ああ、悪いマネージャー」 「いいえ、これがマネージャーのお仕事ですから」 「……ふう、めちゃくちゃ生き返るな」 「タオルも要りますか?」 「いや、ユニフォームあるからいいよ」 「そうですか……」  拓海にタオルを断られた後輩マネージャーは見るからにしゅんとしたが、拓海はそれに気付かなかった。そのとき彼の視線の先に別のものが映ったからだ。  遠くの金網の向こうに見えたのは、プールサイドにたたずむ瑞穂と日葵の姿である。女子校生の身体を競泳水着に包んだ彼女たちは、何気ない表情で何気ない言葉を交わしているようだ。 (あいつら、何話してるんだ?)  ここからでは聞こえるはずもないが、拓海はそう思った。  拓海のすぐ傍では、彼がユニフォームで顔を拭いたせいで露わになった腹筋から、真っ赤になって初々しく目を反らすマネージャーの姿があった。 「あ、あのっ、犬養先輩――」 「ドリンクあんがとな」 「は、はい……」  マネージャーにドリンクの容器を返した拓海は、彼女から離れて練習に戻った。それから数時間してその日の練習が終わると、拓海は校門で瑞穂と日葵を待ち構えた。こんなふうに女子を待つのは男子としては恥ずかしいことだが、それでも拓海は拓海なりに、ある程度積極的に動こうとしていたのだ。  二十分くらいは待っただろうか。拓海は、制服に着替え直した瑞穂と日葵が向こうからやってくるのを見た。 「一緒に帰ろうぜ、瑞穂、日葵」  彼はそう声をかけるつもりだったのだが、タイミングをずらされた。昼休みにも瑞穂と話していた瀬戸が横から出てきて、それに気付いた瑞穂と日葵が彼の方に話しかけたからだ。 「ねえ瀬戸くん、いまから帰るのー?」 「一人なら、途中までわたしとお姉ちゃんと一緒に行かない?」  いくらあいつがボッチで友達がいなくても、二人がそこまでしてやる必要はないんじゃないか。拓海はとっさにそう思った。そして自分も三人の会話に交ざろうとした。  だが――。 「よー拓海、んなとこで何してんだよ。暇なのか?」 「だったら俺らとボーリングかファミレス行こうぜ」  ぞろぞろやってきたチームメイトに声をかけられ、瑞穂たちが瀬戸とどんなやり取りをしたかを聞くことができなかった。 「ああいや、悪いけど今日はさ――」  チームメイトの誘いを断ろうとした拓海が再び瑞穂たちの方に目を戻した時には、彼女たちの姿は既になかった。 「どうした拓海?」 「何だよ、行かねーの?」 「……いや、行くよ」  瑞穂たちと話すなら、後でまたチャンスがあると拓海は思った。二人は隣の家に住んでいるのだから、夜に家に帰ってからスマホで呼び出すなど、いくらでも方法はあるのだ。  それから彼はチームメイトたちとボーリングに行き、暗くなるまで楽しんだ。   § 「ねえ瀬戸くん、いまから帰るのー?」 「一人なら、途中までわたしとお姉ちゃんと一緒に行かない?」  帰り際に瑞穂と日葵ちゃんに声をかけられた時、二人の表情を見た僕は、すぐに彼女たちが交尾したがっていると悟った。部活で思いっきり身体を動かしたあとはセックスしたくなるという運動部の子は多い。きっと、身体の中のどこかのスイッチが入るのだろう。  瑞穂と日葵ちゃんは発情していた。だったらセフレとして、きちんと彼女たちの相手をしてあげなければならない。 「うん、いいよ。二人はどこか行きたいところでもある? 僕は夜まで暇だから、付き合おうと思えば何時間でも付き合えるよ」 「え……」 「あ、じゃあ……」  二人は軽く顔を見合わせてから、今日は仕事でパパとママが留守にしているから、家に来ないかと言った。明るい笑顔は消えて、二人ともすっかりメスの顔になっていた。  実はその時、視界の端に彼女たちの幼馴染である犬養くんがいることに気付いていたけれど、犬養くんはサッカー部の男子たちに誘われてどこかに行くみたいだった。――なら僕がこの二人を独占しても何の問題もない。 「わかった、二人が良かったらお邪魔させてもらうね」 「うん……♡」 「お願いします……♡」  きっとその瞬間から、僕らの身体は交尾する準備を始めていた。  三人でラッシュアワーの満員電車に乗ると、僕は立ったまま、人には見られないように日葵ちゃんとキスをした。スカートの下に手を突っ込んでお尻をぐにぐにと揉みしだくと、僕の胸板と密着している日葵ちゃんの胸の奥から、心臓がトクトク脈打っている音が伝わってきた。 「ン……♡ ちゅう♡ 真司くん……♡」  日葵ちゃんはうっとりした顔で僕と舌を絡めている。  瑞穂は瑞穂で、身体を盾に僕らを人の目から隠しているけれど、早く代わって欲しそうだ。瑞穂は左手でもじもじと自分の股間を弄りながら、右手で僕の尻を撫でて来ていた。  見ようによっては僕が二人に痴漢されているような体勢で数駅を乗ると、二人の家の最寄り駅で電車を降りた。 「ねえ二人とも、傍にいた他校の子が、僕らのことチラチラ見てたのわかったかな? あれって絶対君たちが発情してること気付かれてたよね」 「ん……♡」 「あう……♡」 「僕らがこれから交尾することも気付かれてたよ。あの子、真っ赤になってたけど、二人のマンコに僕のチンポが突っ込まれてるとこ想像してたんだろうね。せっかくだし、瑞穂と日葵ちゃんは僕のメスなんだってはっきり教えてあげればよかったかな?」  何気ない様子で歩きながら、僕は二人にそんな言葉を投げかけていた。  そして二人の家まで来ると、日葵ちゃんが鞄から鍵を出して玄関のドアを開けた。――この家の隣に立っているのが犬養くんの家である。彼はいまごろ友達と楽しく遊んでいるのだろう。それはそれで羨ましいけれど、それなら僕はこの二人と楽しませてもらおう。  玄関の中に入ると、僕ら三人はそこで服を脱いだ。靴を脱ぐよりも上着を脱ぎ始める方が早かった。学園からここまでずっとお預けされていたようなものだから、さっさとセックスを始めたくて仕方なかった。  ここからドア一枚を隔てた先は普通の住宅街の道路だ。そんな場所で僕と瑞穂と日葵ちゃんは裸になっていく。  外を歩いてきたせいで、三人とも肌に汗が浮いていた。 「はぁ……♡ はぁ……♡ 真司……♡」 「真司くんの、もうおっきい……♡」  玄関に服を脱ぎ散らかした僕らは裸で向かい合った。  瑞穂と日葵ちゃんは乳首をツンツンに立たせ、股のあいだも濡らしている。もう交尾のことしか考えられないっていう顔で、反り返る僕のチンポを見つめていた。  僕は二人と交互に抱き合ってキスした。キスしながらお腹にカウパーまみれのチンポを押し付け、これが今からどの辺まで入ってくるのかを彼女たちに想像させた。それだけでも充分前戯になっていた。  夏の終わりの夕暮れ時、太陽のオレンジ色は玄関の中にまで入り込んでいる。  日光が裸の肌にあたり、じりじりと暑かった。 「それじゃあ、順番にハメるからお尻並べて」  僕がそう言うと、瑞穂たちは逆らわなかった。二人してこくりと頷くと、玄関わきの廊下の壁に手を突いた。――どうやら立ちバックで挿入して欲しいらしい。マンコからはぽたぽたと愛液が落ちて、フローリングが雨漏りしたみたいなことになっていた。  僕は日葵ちゃんの後ろに立って膝を少し曲げた。そうしないと、チンポの先端がマンコの入口に当たらないからだ。  どっちを先にハメるかも僕に選択権がある。最終的には平等に犯してもらえることが分かっているからか、二人は文句を言わなかった。 「行くよ、日葵ちゃん」 「……うんっ♡ あ、あああ……っっ!♡♡」  日葵ちゃんに腰を押し付けると、チンポが彼女の割れ目の中にずにゅう……っと飲み込まれていく。  幼馴染の犬養くんも知らない日葵ちゃんのマンコの中。処女を奪って以来、この中は完全に僕の形になっていた。 「日葵……っ♡」  瑞穂は日葵ちゃんの表情に見惚れていた。鏡映しのような双子の彼女たちにとっては、自分じゃない方が僕にハメられている時も、自分がヤられている様子を眺めているような気分なのだろう。  僕がパコパコと腰を動かし始めると、日葵ちゃんは最初から喘ぎまくった。 「あっっ!♡♡ ああっっ♡♡ あっあっあっ♡♡ あ~~~~っっ!!♡♡」 「くっ――! おおお!!」  宅配便でもやってきてドアに聞き耳を立てたらどうする?  犬養くんが帰ってきたら、僕らがセックスしている音を聞きつけるんじゃないか?  そんな心配はいまは浮かばない。とにかく一回はイカないと、セックスのことが頭にこびりついて他のことは考えられなかった。 「あっ♡ あっ♡あっ♡あっ♡ イクっ♡ 真司くんっ♡ イクのぉっ!♡♡」 「出るっ!! 日葵ちゃん!!」 「イくうううううっ!?♡♡♡」  僕は日葵ちゃんのナカで濃厚なザーメンをブッコいた。とにかく素早く性欲を解消するための雑なセックスにもかかわらず、腰がガクついて立てなくなりそうな快感だった。――ていうか日葵ちゃんは実際に立てなくなって床にぺたんと尻餅をついた。その拍子にマンコから抜けてしまった僕のチンポは、日葵ちゃんの背中にシャワーのようにザーメンを降りかけた。  それを見た瑞穂は、羨ましそうにお尻を揺らして懇願してきた。 「つ、次……っ♡ 私……っ♡」 「わかってるよ瑞穂」 「んんぐううっ!?♡♡」 「瑞穂のマンコにもたっぷり注いであげる」  二人の身体からは、微かに塩素の香りが漂ってくる。今日は学校のプールで練習していたからだ。成長期の彼女たちは、そろそろいまの水着が合わなくなって次のを買わないといけないとボヤいていた。  その水着を買いに行く時も、僕が付き合う約束をしている。  僕は腰を素早く前後させて瑞穂の膣内を味わった。犬養くんと幼馴染の二人だけど、彼女たちがセックス相手に選んだのは僕だ。犬養くんは男友達と遊ぶのに忙しいらしく、この二人とセックスしようとは考えていないらしい。  瑞穂と日葵ちゃんは安心していいというけれど、もし犬養くんが二人の女の子としての魅力に気付いてしまったら、僕なんかはあっという間に忘れられてしまいかねない。心の隅にあるその危機感が、二人に徹底的にマーキングしておかなきゃと僕を突き動かす。 「ぐううっ! 瑞穂イクぞ! このまま子宮に――! うあっっ!!」 「~~⁉♡♡ ~~~っっ!!♡♡♡」 「ぐっ、うううっ‼ おっ!」  僕がザーメンを迸らせると、瑞穂は声もなく絶頂した。僕は彼女の腰を掴んだまま自分の方に引き寄せ、ふうふうと荒い呼吸をしながらひたすら射精を続けた。僕の中にあった生命力の塊が、チンポを通して瑞穂の一番大事なところに流れ込んでいく。  めちゃくちゃ疲れる。でも、めちゃくちゃ気持ちいい。 「ふうう……出したぁ」  ずるっと引き抜いたチンポには、愛液と精液が混じったものがこびりついていた。  帰ってきた時よりも汗をかいた僕らは、一発交尾したことで、どうにか冷静になれた。 「こんなとこでエッチして、ご近所の誰かに聞かれたらどうするのよぉ……♡」  瑞穂がいまさらそんな文句を言ったので、僕は苦笑した。 「ごめんごめん。二人と早く繋がりたくて我慢できなかったんだ」  僕がそそり立ったままのチンポを顔の前に突き付けると、瑞穂と日葵ちゃんは何も言わずしゃぶり始めた。寝室に移動する前に、二人ともまだここでハメて欲しそうな目をしている。僕は彼女たちの望み通り、そのまま廊下の電気をつけることさえなく、暗くなってもその場でパコりまくっていた。   §  拓海がチームメイトから解放されたのは午後の八時近くになってからだった。  今から帰れば、拓海の母親は間違いなく怒る。現に帰宅がいつになるのかと確認するメッセージがスマホにたくさん入っていた。でも俺にだって男同士の付き合いがあるんだと拓海は思った。まだ学生のくせに、まるでどこかのサラリーマン亭主のような思考だ。  拓海は夜道を一人で歩いて家の近くまで来た。そして、自宅の隣にある瑞穂と日葵の家の前を通り過ぎようとした。 「…………」  しかし、彼はそこで足を止めた。  まだ玄関で飽きもせずパコり続けている瀬戸と彼女たちの気配に気付いた訳ではない。現に彼が見上げていたのは、藤沢姉妹の家の二階の窓だった。 (明かりがついてない……。あいつらもう寝たのか? それともまだ帰ってないのか?)  瑞穂と日葵はとっくの昔に帰ってきている。それどころか、拓海が意に介してすらいないクラスの陰キャボッチを連れ込んで、拓海の立っている地点からおよそ10メートル先で生ハメセックスに溺れている。  瑞穂も日葵も瀬戸くんの絶倫っぷりにメロメロだ。何発射精しようが衰えない彼のオスっぷりに夢中になって、瀬戸くんのテクニックで連続アクメさせていただいている。――だがそんなことを拓海は知らない。彼がこうして二階の窓を見上げているあいだも、瀬戸が瑞穂をバックでハメて競泳水着の日焼け跡がついたデカチチを揺らさせまくっているのに、それを想像すらしていなかった。 (まあいいや。あとで連絡してみるか)  拓海は家の中に入り、予想通り母親に怒られた。  風呂に入って自分の部屋に戻った彼は、ベッドに倒れ込んで天井を見上げた。夏の終わりの静かな夜にそうやってじっとしていると、聞こえてくるのはエアコンの作動音だけだ。 「あ~あ、宿題でもするか」  やることがなかった彼は机に向かい始めた。今日は学園で進路を意識させるやり取りがあったため、少しは勉強しなければという気持ちが湧いていた。彼は時おりスマホに手を出しそうになりながらも、まあまあの集中力で宿題を進めていった。  しばらくすると、拓海のスマホが振動した。 「――? マネージャーからか」  それは明日の練習に関する他愛のない連絡だった。拓海の一個下の後輩である彼女は、部員全員が参加しているグループチャットではなく、たまに拓海個人にこうやって念押しのメッセージを送ってくるのだ。 「明日の練習メニューなんて分かってるのに、マネージャーも小まめだよな」  拓海は素早くスマホをタップし、了解というメッセージを返信した。 (……いくらなんでも、これだけだと素っ気ないか?)  それから彼は、追加で感謝の意を表すスタンプも送信した。  そのスタンプの送り先では、一個上の先輩男子に淡い憧憬を抱くマネージャーが、色々と煩悶しながらため息をついたりしていたのだが、それも拓海は知る由もない。チャンスというのはそうやって至るところに転がっている。だが多くの人間は、それをチャンスと知らないまま見過ごしてしまうのだろう。 「……またマネージャーか。……今度は電話?」  しかし今日は、拓海ではなく別の人間が勇気を出したようだ。少し時間をおいてから、マネージャーから拓海に電話がかかってきた。  拓海が通話ボタンを押すと、いつも面と向かって話すのとは違った感じに聞こえるマネージャーの声が、電話口から届いてきた。 『あ、あの、犬養先輩ですか?』 「ああうん」 『こんばんは。すみません、こんな遅くにいきなり電話なんかして』 「それは別にいいけどさ。俺になんか相談でもあったのか?」 『えっと、相談っていう訳じゃ……ないんですけど』  電話の向こうの後輩は言いよどんでいる。  拓海は何となく窓のカーテンを開けた。瑞穂たちの部屋は暗いままで、カーテンも閉まっていた。 『何となく、先輩の声を聴きたかったっていうか――』 「え?」  瑞穂たちのことを考えていた拓海は、マネージャーの言葉を聞き逃した。 「悪い、何だって?」 『……いえ、何でもないです!』 「そっか。そう言えば週末って練習試合だったよな?」 『はい。学園からバスに乗るので、遅刻しないようにしてくださいね』 「ああわかってる」  拓海の口調が多少上からなのは、この二人が先輩後輩という間柄だから当然だ。高校時代までの一歳差は、大学生や社会人のそれとは違い物凄い大きな意味を持つ。  そして学年が違うがゆえに、この二人が教室で会話することはない。会話したければ部活の際か、他に機会を作るしかないのだ。――電話の向こうのマネージャーは、たったこれだけの電話のためにも恐ろしい勇気を出したのだろう。  その分、拓海に特別意識していない対応をされた彼女は、幾分かトーンダウンした口調で喋っていた。  だが――。 「なあマネージャー、プールってどう思う?」 『……えっ?』 「ちょっと考えてたんだけどさ。そろそろ暑い季節も終わりじゃん。この時期にプールに行くのってどう思う?」  それは拓海が数日前から頭の中で考えていたことだ。今年の夏は、瑞穂や日葵と毎年行っていた夏祭りに行くことができなかった。それを取り戻すために二人を別のところに誘ってみようかと。  たとえとっくに手遅れになっていようと、拓海は拓海なりに、自分から行動しようとしていたのだ。 (でもあいつら水泳部だし、いまさらプールって言われそうだよな……)  ちなみに、隣家で行われている拓海の幼馴染と瀬戸のセックスは、電気をつけないまま玄関からリビングに移動して継続していた。プールで水着がどうこう以前に、姉妹は瀬戸と、汗だくの肌と性器の粘膜を密着させて快楽の海に溺れている。  瀬戸が姉妹を同時にイカせたと同じタイミングで、拓海の電話相手も大声を出した。 『い、行きたいです! 先輩とプール!』 「え?」 『まだ全然暑いですし! プールいいと思います! 行かせてください!』 「ちょ、ちょっと落ち着けって。わかった、わかったから」  拓海は興奮気味の後輩マネージャーをなだめると言った。 「じゃあまあ……お前も行くか?」 『はいっ!』  お前「も」という言葉のニュアンスは、拓海にはマネージャーの他にも誘いたい人間がいるということを示していた。  日時などはあとで打ち合わせすることに決めた二人は、そのまま電話を切ったのだった。   §  玄関の廊下で瑞穂と日葵ちゃんと交尾していたら、いつの間にかすっかり暗くなっていた。――でもだからと言って僕らは止まらなかった。明かりをつけるわずかな時間も惜しんで、三人で性器を擦り合わせるのに夢中だった。  たとえ明かりをつけていなくても、瑞穂と日葵ちゃんの身体の輪郭は暗闇の中にぼんやりと浮かび上がって見える。汗でテカる二人の肌は、窓から入ってくるほんのわずかな星や月の光を反射していた。 「ンぅ……真司くんの指でおマンコ気持ちいい……っ♡♡ もっと、もっと奥ひっかいてぇ……♡♡」 「ねえ真司、またいっぱい中に出して……? 真司ならできるよね? 私も日葵も、あんたのザーメンで溺れさせて……♡♡」  色っぽいおねだりと喘ぎ声が耳元で聞こえる。僕は手探りで瑞穂のマンコに挿入し、日葵ちゃんを手マンで感じさせていた。二人の乳首を口に含んで舌先で転がしながら、汗のしょっぱさを味わった。――視界があまり効かない分、聴覚・嗅覚・味覚・触覚がいつもより鋭敏になっている気がする。  こういう交尾も、とても気持ち良かった。 (ああ、二人の身体すべすべで柔らかいや。めちゃくちゃいい匂いする。もう何発出したか分からないけど――まだ全然イケそうだな)  僕は瑞穂に挿入しながら日葵ちゃんの乳首を甘嚙みした。日葵ちゃんの甲高い喘ぎ声が暗い廊下に響き渡った。瑞穂の乳首も噛むと、似ているけど違う音色が響いた。 「ふああっ♡ あっ♡ あっ♡ あっ♡ ああんっ♡」 「んぅっ♡ ふっ♡ イクっ♡ 真司くんっ♡ イクぅっ♡」  射精衝動が限界まで高まると、僕は瑞穂の中で出した。  半分くらい精液を注ぎ込むと、残り半分は日葵ちゃんのマンコに出した。 「うっあ……ザーメンびゅるびゅる出て気持ちいい」 「ねえちょっと真司……。私の中でイったんだから、全部私に出してよ」 「ふふふっ、真司くんはわたしのおマンコの方がお姉ちゃんより好きだもんね?」 「双子なんだから、この中だって大体同じ形でしょ。……え、違うの?」 「あー、たぶん締め付け方のクセとか筋肉の付き具合とか? でもどっちも気持ちいいよ」  ようやく衝動が落ち着いてきた僕らは、久々に人間らしい会話をした。  そして三人で休憩のために、廊下に川の字に並んで横たわった。 「ふう、床ひんやりして涼しいなあ」 「あはは、本当だね真司」 「こんなだらしない格好、パパとママに見られたら怒られちゃうかも……」 「そこいまさら心配するとこかしら? 私たちが真司とエッチしてるって知られたら、そっちのほうが怒られるわよ」  二人の親が留守のあいだに三人でいけないことをしている。一種の共犯者であるという感覚が、僕らの心を結びつける。女子校生なのに生ハメ中出し三昧。姉妹で同時に同じ男に抱かれる。いけない要素はてんこ盛りだ。その一つ一つが、やがて大切な思い出に育っていくのだろう。  僕はしばらく、左右に寝ている二人と手を繋いでボーっとしていた。わざわざ隣を向いて確認しなくても瑞穂と日葵ちゃんがそこにいる。性的なことを抜きにしても、それだけで凄く充実した気持ちだった。  ――でも、サカりのついた僕らには、やっぱり気持ちいいことが最優先だ。  やがて僕の身体の奥底からムラムラが湧き起こり、股間のモノがぐんぐんと反り返った。それに気付いた瑞穂と日葵ちゃんは、寝返りを打つ格好で半身を僕に重ねてきた。瑞穂の左のおっぱいが僕の左胸にあたり、日葵ちゃんの右のおっぱいが僕の右胸にあたっている。そういう姿勢だ。  そして二人は僕のチンポを協力して手でしごきながら、同時に舌を突き出して僕の舌と絡めあった。僕は特に何もしていないのに、二人の指で優しくしごかれたチンポは、どんどんと気持ち良くなっていった。 (う~ん、それにしてもどうして犬養くんはこの二人とセックスしないんだろう。ずっと昔から隣の家に住んでるのに、したいって思わないのかな。こんなに気持ち良くなれるのに。あんなに大勢の友達に囲まれている人は、僕みたいなボッチとは考えることが違うのかな)  僕はふとそう思いながら、チンポからザーメンを漏らした。すると日葵ちゃんがチンポを口に咥えて、ちゅうちゅうと音を立てて吸い込みながら射精をサポートしてくれた。瑞穂は僕に自分のおっぱいをふくませて、「よしよし」と頭をあやしてくれた。  それからしばらくすると、日葵ちゃんが僕の腰に跨って騎乗位でお尻を上下させていた。日葵ちゃんが絶頂すると、次は瑞穂の番だ。その調子で、二人は僕が一回射精するあいだに何度かイっては交代していた。僕は彼女たちのおっぱいがぶるんぶるんと揺れるのを眺めながら、まだまだもっと多くの思い出をこの二人と作りたいと思った。 「あっ♡ あっ♡ あっ♡ んんぅっ♡」 「あ、お姉ちゃんいまイったでしょ? じゃあわたしと交代して」 「い、イってないし♡ あ、はぁあ……っ♡♡♡」 「絶対ウソついてるよね。真司くんのおチンポは独り占めしないって約束したよね?」 「まあまあ日葵ちゃん。チンポはしばらく瑞穂に貸してあげて、日葵ちゃんは僕とキスしようよ」 「あ……♡ うんっ♡」  そうやって廊下での交尾をたっぷり続けたあと、僕は二人の腰を抱いてリビングに移動した。そこでは瑞穂と日葵ちゃんの身体をソファに上下に重ねて、二人のマンコでチンポをサンドイッチしてもらいながら腰を振った。 「あっ♡ ああっ♡ あっ♡ んっ♡」 「はぁっ♡ あっ♡ あんっ♡ や、ああっ♡」 「あ~、愛液めっちゃヌルヌルする。これだと三人同時に気持ち良くなれるからいいね」  瑞穂と日葵ちゃんは姉妹でしっかりと抱き合って、お互いのおっぱいを押し付け合っていた。僕との3Pを繰り返すことで、二人は以前よりもずっと心が通じ合った仲のいい双子姉妹になっている気がする。――まあたまに喧嘩することはあるけれど、それだってご愛敬だ。  僕が相変わらずピストンしてマンコの入口を刺激していると、二人は互いにキスを始めた。こういうのも百合っていうんだろうか。百合に挟まるやつは死刑とかって聞いたことがあるけれど、そしたら僕も死刑対象なんだろうか。――わからないから、とりあえず二人のマンコに交互にチンポをねじ込んだ。  そしてたっぷり気持ち良くなると、また半分ずつザーメンを注いであげた。  その時点で、夜の十時近くになっていた。帰ってきた時は太陽が沈んでいなかったから、これだけで何時間かセックスした計算になる。 「ふう……ちょっと休憩しよっか。さすがにご飯食べなきゃ」 「う、うん」 「はぁっ♡ はぁっ♡ はぁっ♡」  日葵ちゃんがへばっていたから、僕と瑞穂は二人で裸のまま冷蔵庫を漁った。 「あれ? あんまりお料理できそうなもの無いわね。沢山残ってるって思い込んでたけど、今朝で使い切っちゃってたか……」 「そういう失敗、瑞穂にしては珍しいなあ」 「まあそういうこともあるわよ」  冷蔵庫の明かりが、さっきまで性器を繋げて交尾しまくっていた僕らの裸を照らしている。火照った身体に当たる冷気が心地よかった。  瑞穂は顎に指をあてて考え込んでいた。 「う~ん……」 「どうする? 出前でもとる? それとも、いまからコンビニとか行く?」 「そうしますか。じゃあ一回シャワー浴びて服着ましょ。真司は日葵を起こしてあげて。仲間外れにしたら、あの子また拗ねるだろうし」 「了解」  それから僕らは、ようやく家の明かりをつけると、三人一緒でシャワーを浴びてから夜のコンビニに出かけたのだった。   § (犬養先輩とプール……! 私、先輩と一緒にプールに行くって約束しちゃった……!)  サッカー部のマネージャー白惣君枝(はくそう きみえ)は、拓海との電話を切ってから、心臓の鼓動がドキドキと高まってくるのを感じていた。信じられないというふうに彼女の眼は少し見開かれている。憧れの先輩男子の声を聴きたくて部の連絡にかこつけて電話した結果、思わぬことになった。  時刻は夜。君枝は勉強机の椅子に腰かけて、通話が終了したスマホ画面を見つめている。  部活中の体操着とは異なるタンクトップにショートパンツのルームウェア。ポニーテールに結んだ髪。まだ一年生だけあって、彼女の手脚を含む身体のラインは全体的にほっそりとしている。滑らかな肌は、まだ男に身体を許したことがない少女特有の初々しい輝きを放っている。 (プール……!)  君枝は同じ単語を頭の中で繰り返した。  学校の授業以外のプールなど家族としか行ったことがない。そもそもそんな場所に行くのはいつぶりだろうか。しかもあの犬養先輩と――。犬養先輩のほうから誘われて。  君枝自身がそうだとはっきり口にしたことはないが、彼女がサッカー部の犬養拓海に憧れていることは、恐らく彼女の周囲はだいたいが察している。思春期少女の恋するオーラは、ちょっとやそっとのことでは隠せない。  ――気付かないのは余程の鈍感少年くらいのものである。  しばし固まっていた君枝は、はっと気づいた様子を見せるとスマホ内のメモ帳に素早くメモを打ち込んだ。「犬養先輩とプール。集合は10時。遅刻忘れ物厳禁。一時間前行動」。それらの内容に間違いがないか3度見返すと、君枝はスマホを胸に抱き締めた。 「……っ! ~~~っっ!」  これは喜びなのかなんなのか。この感情をどのような単語で表現すれば適切なのか、君枝自身も知らない。  実のところ、彼女自身もこの感情が恋であると自覚していないのだ。  入学してすぐサッカー部のマネージャーになった君枝が、拓海のことを目で追うようになったのは結構最近の話である。一学期までの拓海はAチームのレギュラーを獲得できるかどうかギリギリのラインにいて、毎日のように居残り練習を繰り返していた。それを見て「一生懸命な人だなあ……」と思ったのが、最初のきっかけだったかもしれない。  その時の君枝は、どこか冷ややかに拓海のやることを見ていた。――犬養先輩よりもっと上手い人はたくさんいるし、頑張るだけ無駄かもしれないのに、と。  だが拓海の居残り練習を遠くから眺めているうちに、君枝は徐々に彼から目が離せなくなっていった。ユニフォームを泥だらけにして、汗まみれになって努力する彼の姿に胸を打たれた。君枝自身もマネージャーの仕事によりしっかりと取り組むようになり、二人が会話する頻度も多くなり、そして――。  いつの間にか、君枝は拓海に恋をしていた。  だが、それまで初恋を経験したことのない少女にとって、恋を恋だと自覚するのは意外に難しいものだ。  「それはきっと恋なんだよ」と誰かが君枝に教えれば、すぐにでも彼女は、「ああこれは恋なんだ」と自覚するに違いない。――しかし彼女の親しい友人たちもそれに触れることを遠慮した結果、君枝は自覚なくここまで来てしまった。そういう薄皮一枚に包まれた雛のような状態がいまの彼女だった。  拓海との話の最中にプールに行きたいと叫んだのも、流れの上での咄嗟のことに過ぎない。 「――あっ、そういえば水着……!」  しばしのあいだ大切な物を抱え込むかのようにスマホを抱き締めていた君枝は、唐突に目を見開いて立ち上がった。 「水着持ってない……」  どうしようとつぶやいた君枝の顔は絶望感たっぷりだった。なんと君枝は、学校指定のもの以外は遊びに行くための可愛い水着を所持していなかったのだ。あるにはあるかもしれないが――最後にプールや海水浴に行ったのは小学生のころ。しかも家族とである。  水着くらい約束の日までに買いに行けば済むだろうと簡単に思ってはならない。せっかく憧れの先輩男子とプールデートの約束を取り付けたのだから、最高に自分を可愛く思ってもらえる格好で行きたいと思うのは女子の本能だ。 (……もし先輩にお願いしたら、水着も一緒に買いに行ってくれるかな)  一瞬そう考え、そんなことで練習に忙しい先輩を煩わせてはならないと首をブンブン横に振る。部屋の中央でそんな奇行を行う姉を、君枝の小学校高学年の弟が呆れた様子で見ていた。 「ねーちゃん何してんの? かーちゃんがさっさと風呂に入れって言ってんだけど」 「――っ!!? ちょっ、ノックもしないで勝手にドア開けないでよね!? お父さんといい、何回言ったら覚えるのよ!」 「だってかーちゃんがさぁ」 「いいから出てきなさい!!」  学園では拓海の「後輩」であっても、家での彼女は弟にとっての「姉」である。こんなふうに、人はいくつもの側面を持っているものだ。  弟に恥ずかしいシーンを見られた君枝はゆでだこのように真っ赤になり、弟は弟で、部屋を追い出されたあとに「ねーちゃんどうしたんだ……?」と心の中で首を傾げた。 「うう~……ああもう!」  君枝は唸ってから、部屋を出てトントンと階段を降り、風呂場に移動した。  脱衣所でルームウェアを脱ぎ下着姿になると、そのまま薄黄色のブラとショーツも外して裸になっていく。ブラを外した瞬間に桜色の乳首が可愛らしい胸がぷるんと弾け、ショーツを脱ぐと初々しい秘部とまだ熟れきっていない桃のような尻が露わになった。  実に健康的で、実に若々しく瑞々しい女子校生の肢体は、ただそれだけで何十億の価値がある。  君枝は湯船に浸かる前にシャワーを浴びてボディソープを泡立てながら身体を丹念に洗っているあいだも、ちらちらと拓海のことを思い出した。  そして君枝の頭の中の拓海の隣では――拓海の幼馴染である藤沢瑞穂と日葵の姉妹が笑っていた。 「…………」  プールに行く約束を取り付けたことで浮かれてしまったが、拓海の傍にはあの二人がいる。君枝もそれはわかっていた。君枝の目からは、一つ年上の藤沢姉妹は自分よりも大人で、スタイルが良く、美人に映っている。 (やっぱり先輩って……あの二人のどっちかと付き合ってるのかな。前にそうじゃないって他の先輩たちに言ってたけど……。それであんなに距離感近いなんてある訳ないし。じゃあ私なんて初めから先輩の視界に入ってないんじゃ……だから逆に簡単にプールに行くなんて言ってくれたんじゃないのかな)  君枝はまた首をブンブンと振った。  シャワーで身体についた泡を洗い落とし、つま先から湯船の中に入り、肩まで身体を沈めると、ほうっと息を吐いた。 「先輩……」  君枝は天井を見上げてつぶやいた。  そのつぶやきは浴室の中に反響し、湯気の中に消えていった。  ――ところでもちろん、君枝が心配するように拓海とあの双子が何かあるということはない。なぜならば、瑞穂と日葵の姉妹は、君枝がこうやって風呂に入って切ない表情で拓海のことを思い浮かべているいまこの瞬間も、瀬戸真司という名のクズヤリチンにハメ回されているからだ。  瑞穂と日葵は彼女たちの家の風呂場にいたが、それは風呂に入るためというよりも交尾のためだった。瀬戸は二人に壁に手を突かせ、その背後から容赦ない手マンで膣肉をほじくり回し、連続潮噴き訓練を行わせている。拓海の幼馴染の姉妹は、膝をガクガクと震わせて歯を食いしばりながら、マンコからぷしぷしと透明なスケベ汁を噴き出していた。最後まで腰を抜かさず立っていたほうにエグい種付けピストンをキメてあげると、瀬戸が約束してくれたからだ。  瑞穂も日葵も完全に瀬戸のメスになっている。自分たちの身体を使って瀬戸に気持ち良くなってもらうことしか頭にない。セックスしている最中の彼女たちの中では、偉大なるオスである瀬戸のことが脳内の大半を占め、拓海のことに割く思考のリソースなど0.00001%もなかった。  君枝がちゃぷちゃぷと揺れる水面をぼんやりと眺めていた頃、瀬戸は勝負に勝った日葵のマンコにカリ高勃起チンポを深々と突きさし、ズコバコ腰を振っていた。君枝が湯船の中で両腕を伸ばしてストレッチしていた頃、日葵は子宮にヤリチン男のぶっ濃いザーメンをばら撒かれ、何十回目になるかわからないメス堕ちアクメで脳細胞をバチバチ焦がしていた。  君枝が湯からあがって再びタオルで身体を洗い始めた頃、瑞穂は日葵を鳴かせた瀬戸のチンポを舐めしゃぶり、舌と唇だけでピカピカにしていた。日葵は日葵で瀬戸のケツ穴に舌を入れて前立腺を刺激し、さらにもっと犯してもらおうと張り切っていた。  結局、君枝が風呂から上がるまでのあいだに藤沢姉妹は二発ずつナカダシをキメられ、君枝が脱衣所で身体を拭いていた頃には、同様に脱衣所でまだサカっていた。君枝が二階の自分の部屋に戻ろうとしていた頃、瀬戸は瑞穂と日葵の腰を両手で抱き、さらなる交尾のために彼女たちの部屋に戻っていった。 「先輩とプール……。楽しみだな」 「ザーメン出すよ瑞穂! 日葵ちゃん! 順番に種付けするから子宮開けて!」 「……どんな水着着てこうかな?」 「あ~……やっぱり競泳水着の二人をバックから犯すの最高だよ。部屋で水着ってなんか興奮するよね。ほら、このまま奥で射精するからマンコ締めて」 「……先輩」 「なあ二人とも、夢中で腰振ってるけど、そんなに喘いだら隣の家の犬養くんに聞こえるかもしれないよ? ――いいの? はははっ、じゃあまたイカせてあげるね」  残念ながら瑞穂と日葵はとっくに手遅れだが、君枝に関しては、まさか瀬戸というゲス野郎に堕とされた二人のようにはならないだろう。 「――ふう。三人ともドロドロになっちゃったね。少し休憩しよっか。あれ、瑞穂のスマホ鳴ってるよ。メッセージ入ってるんじゃない? 犬養くんからみたいだけど。……え? プール一緒に行かないかって? ふ~ん……じゃあ僕も一緒に行っていいかな?」  そう、まさかそんなことはない。

Comments

マネージャーとのおせっせみてーなー

tom1030_koba2

>そう、まさかそんなことはない 最高の前フリですね。

DMcustom

双子の姉妹の初期の作品を出版する。 お願い

jorsh


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