SamSuka
黄金の黒山羊(黒胡椒サラミ)
黄金の黒山羊(黒胡椒サラミ)

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サークル旅行で来た温泉旅館で年下の地味なヤリチンに寝取られる美人女子大生たち

 五十嵐昌太は大学の映像サークルの女子たちと旅行に行くことになった。

 映像サークルには、昌太以外は女子が二人しかいない。正確には他にもメンバーがいるのだが、ほとんどサークル棟に姿を見せたことのない幽霊部員だ。しかし、その女子二人というのが二人とも大学内では飛び抜けた美人だった。学際のミスコンに参加すれば、きっと二人とも優勝争いするだろうと昌太は思っていた。

 映像サークルは緩いサークルで、邦画や洋画の感想をサークル棟の部屋で言い合うのが主な活動内容である。だが昌太としては、せっかくこれだけの美人が揃っているのだし、自分たちで映画でも撮ってみたらどうだろうと考えていたところだった。


「ねえ昌太。この旅館って、あの映画の舞台のモデルになったんだって。あなたは知ってた?」


 と言って映像サークルのメンバーの一人、六条なのかが見せてきたパンフレットには、山間に立つひなびた温泉旅館が写っていた。


「ああ知ってるよ。名探偵諸星シリーズの二作目に出てきた十文字旅館だろ?」

「あ、やっぱり知ってたのね。さすがじゃない」


 なのかはそう言いつつ、後ろ髪をさらりとかきあげた。なのかは少しツンツンした見た目で、美人だが近寄りがたいと思われている。実際に口調も性格もややキツく、映像サークルの外には友達がいない。昌太に「さすがじゃない」と言ったときも、なんとなく上から目線だった。

 昌太がこのサークルに所属した初期の頃は、彼女とすれ違って言い争うことも多かった。しかし、いまではそんなことはない。なのかの内面は単なる寂しがりの女の子であることを、昌太も理解しつつあった。

 なのかは言った。


「佐智子とも話したんだけど、今度の連休にこの旅館に行ってみない? あの子もあの映画のファンだし、舞台を実際に見てみたいんだってさ」

「えっ……。一緒にって、泊まりで?」

「……そんなにびっくりしてどうしたの? ――あっ、もしかして変なこと考えた? 違うわよ。あなた車の免許持ってるでしょ? 電車で行くより車のほうが色々便利だから、運転役を頼めないかって思ったの。それだけよ。誤解しないで。サークル旅行くらい、他のサークルだって普通にしてるじゃない。それにもちろん私たちの部屋とあなたの部屋は別だから」

「お、おお……。てかそんな早口で言わなくてもさ」

「何か言ったかしら、昌太くん」

「いや言ってないよ」


 なのかは不機嫌そうに腕を組み、昌太から目を逸らしつつ、髪を指でくるくる回しながら言い訳した。

 ちなみに彼女の言った佐智子というのは、このサークルに所属するもう一人の女子、守峰佐智子のことだ。ちょうどそのタイミングで、その佐智子が部屋に入ってきた。


「なのかちゃん昌太くん、二人とも来てたんだ。あ、そのパンフレット……なのかちゃん、昌太くんにも話したの?」

「そうよ、いま言ったとこ」

「そうなんだ。――そういう訳なんだけど、昌太くんはどうかな? もちろん予定が立て込んでたりするなら無理は言わないし……」


 佐智子はなのかとは対照的な、人当たりの良い包み込むような性格の美人だ。そもそも昌太たちが映像サークルに加入したのは、佐智子に誘われたからである。映画に関する熱意が人一倍強い佐智子の気迫に負けて、たまたま彼女と同じ講義を取っただけの昌太はこのサークルに入った。

 昌太の最近の悩みは、この二人のうち、自分はどっちのことが好きなのだろうということだ。大学内の異性の中で自分が二人と一番距離が近いのは間違いない。二人とも昌太のことを単なる友人ではなく異性として悪く思っていない様子だ。

 もしかしたら、昌太のほうから積極的にアピールすれば、二人のどちらかを人生初の彼女にすることができるかもしれない。

 そういう状況で二人のほうから持ち掛けられた三人でのサークル旅行。昌太は色々と考えたが、最終的に参加を受諾した。

 ――だが、それが誤りだったのかもしれない。


「……あっ♡ あっ♡ あっ♡ あっ♡」

「んっ♡ はぁっ♡ あっ♡ あっ♡」


 旅館の浴衣を着て昌太が布団の中で寝ているとき、なのかと佐智子は、彼の知らない年下の男に抱かれていた。

 すやすや寝息を立てる昌太と、壁一枚隔てた隣の部屋では、彼と仲の良い二人の美人女子大生のマンコが、見た目地味な目立たない少年の勃起チンポにずぼずぼ深掘りされていたのだ。


「せ、瀬戸くん♡ それ、気持ちいいっ♡」

「あっ♡ あっ♡ あっ♡♡ ああんっ♡♡ 瀬戸くんっ♡ 私にも、指じゃなくてもう一回おチンチンちょうだい♡ セックスしてぇっ♡♡」

「ああいいよ、なのか、佐智子。二人ともまだまだ気持ち良くしてあげるよ」

「うっ、嬉しいっ♡ ああんっ♡」

「瀬戸くんっ♡ 瀬戸くぅんっ♡」


 彼女たちが、自信たっぷりに言い切ったヤリチン野郎の毒牙にかかってしまったのはどういう訳か。それを説明するには少し時間をさかのぼらなくてはならない。


  §


 名探偵諸星シリーズは猟奇的なテーマを扱う推理サスペンスで、原作小説もそれを元にした映画も、大人気とまではいかないがコアなファンを集めている。そのシリーズの中に十文字旅館という特殊な構造の旅館が出てくる作があるのだが、昌太が六条なのか、守峰佐智子と一緒に訪れることになったのは、そのモデルとなった実在の旅館である。

 昌太が運転するレンタカーで、三人の大学生はそこに向かった。途中、映画に出てくる滝や神社に寄り、映画ゆかりのエピソードを探したり写真を撮影したりした。


(なんだ、普通にサークル旅行だな)


 昌太はそのときそう思った。


(六条も守峰も神社の写真撮るのに夢中だし……エロい雰囲気とかなりそうもないし。ていうか普通に旅館の傍に駅あんじゃん。山奥まで運転疲れたわ)


 ため息をつきつつも、昌太は少し安心した。もしこの旅行中にどっちが本命なのか選べなどというふうに迫られたら、どうしていいかわからなかったというのが彼の本音だ。


(……六条と守峰、楽しそうじゃん)


 わいわいはしゃぐ二人を見て、昌太は微笑んだ。すると振り向いたなのかが言った。


「何笑ってるの? ……キモッ」

「はああ?? んだよそれ! 人に運転させといて言う台詞か⁉」

「な、何よ。急に怒らないでよ……」

「ああもう、そうやってしゅんとするのも反則だろ。――まあいいや、楽しんでるか?」

「うん、楽しい」

「そっか、ならいいさ」

「昌太がそうやってカッコつけてもカッコよくないわよ」

「お前なあ」

「ねえなのかちゃん、昌太くん! あっちに真犯人が飛び降りた崖があるんだって!」

「やれやれ、あっちにも子どもみたいなのがいるし。――行くか?」

「うん」


 三人はそうやって道中をエンジョイしながら旅館にたどり着いた。


「ふーん、映画と小説の中だと不思議な構造なのに、実際に来てみたら普通の旅館なのね」

「ええ、皆さんそうおっしゃいます。お風呂にはいつでも入れますので、お好きな時にどうぞ。お夕飯は隣の部屋の方と一緒になさいますか?」

「はい、お願いします」


 なのかと佐智子は女子だけの二人部屋で、昌太はその隣の一人部屋だ。

 なのかが乗り出した窓の外には裏庭と、紅葉シーズンの綺麗な山の風景が広がっていた。


「う~ん、空気が綺麗。いまの季節ならエアコンもいらないし、最高ね。――あれ?」

「どうしたのなのかちゃん。窓の外に何かあった?」

「あ、別に。ただお庭に男の子がいただけ」

「え? ……男の子?」

「私たちより年下だと思うけど、高校生くらいかな」


 なのかの言葉が気になって、佐智子も窓から裏庭を見下ろした。散歩しているらしい彼は、目立たない雰囲気をしていたが、何か放っておけない気にさせる不思議な少年だった。


「本当だ。……一人でここに泊ってるのかな」

「まさか、そんな訳ないでしょ。どうせ家族の人とかと一緒よ」

「うん……」


 と、そこでノックの音がした。


「おーい二人とも」


 ドア越しに聞こえるのは昌太の声だ。なのかと佐智子がいったんそちらを向いてから、再び窓の外に目を向けると、少年はいなくなっていた。


  §


「高校生くらいの男の子……ですか? そうですね、今日お泊まりの方の中には、確かそういうお客様はいらっしゃいませんね。――あれ? でもどうだったかしら……」


 部屋に夕食の準備をしに来た仲居に、佐智子が昼間の少年について心当たりを尋ねたところ、仲居は首をかしげていた。


「ごめんなさい、ちょっと記憶があいまいで」

「あ、別にいいんです。他のお客さんのことなんて個人情報でしょうし。変なことを聞いてすみませんでした」

「守峰、男の子ってなんのこと?」


 そこで昌太は初めて、佐智子となのかが謎の少年を目撃していたことを聞いた。


「ふーん」


 だが、二人が少し気になったというだけで、高校生くらいの男子が旅館にいたら悪いという法律は存在しない。むしろ――。


「守峰も六条も、なんかあの映画のイメージに引っ張られてるんじゃないか?」

「むっ、何よ。馬鹿にするつもり?」

「いや馬鹿にしてるんじゃないけどさあ。フィクションならともかく現実でああいうミステリーとか、ホラーみたいな殺人とかは起こんないって。まあそう思いたくなる雰囲気の旅館だってのは確かだけど」


 仲居がいなくなったあと、三人は食事しながらそういう会話をしていた。

 三人の前にそれぞれ置かれた御膳の上では、一人用の鍋の中身が煮えている。メインの具材はネギなどの野菜と、この裏山で採れたイノシシの肉だそうだ。精がつきますよと、さっきの中年の仲居は言っていた。昌太はその言葉で、自分とこの二人との仲を煽られた気がして、何となく気恥ずかしさを味わっていた。

 しかも昌太の向かいに座る二人は浴衣姿だ。その浴衣はこの旅館のもので、男性向けが水色の、女性向けは淡い桃色のデザインだ。


「この旅館って作られたのが明治時代だから、軽く築百年以上経ってるのよね。それにしてはこのお部屋は新しくて綺麗だけど。昌太くんのお部屋は?」

「ここと大体同じだよ、守峰。まあ改装は何回かしてるんだろうな」


 昌太は平静を装っているが、内心はバクバクだ。

 なのかも佐智子も、畳に敷いた座布団の上に正座している。二人とも、普段の私服は過度な露出をするほうではない。それに比べてこの浴衣は、大学でも屈指の美女である二人のボディラインがはっきり浮き出るほど生地が薄かった。


(こいつら二人とも、こんなに胸デカかったのか……。ていうかケツも……。もしかして浴衣の下にシャツとか着てなかったりする? 直接下着の上から着てないか? 男の俺もいるのに? 女ってそういうもんなの?)


 これまでの付き合いで、なんとなく二人とも異性と交際した経験がほぼ無いのは知っている。だから男に対する警戒心が薄いのかもしれない。――いやそれとも、彼女たちが無防備なのは相手が「自分」だからこそなのか? 昌太の思考はぐるぐると渦巻いた。

 イノシシ鍋を食べたせいか、アルコールも入っていないのに胸元が熱い。


(え……? もしかして、やっぱり「そういうこと」になったりするのか? いやでも、俺とこいつらはそんなんじゃ――……)


 昌太はぐっと拳を握りしめ、首をブルブルと振った。


「きゅ、急にどうしたの昌太?」

「何かあった昌太くん?」

「いやなんでも。それにしても美味いよなこの鍋」

「……? 変なの」


 これまでも彼女たちの中に「女」を感じそうなときに昌太の中で働いたのは、友人として大切な存在だからこそ、この二人を軽率にそういう目で見るのは嫌だという心理である。それが誠実な彼を自制させた。

 どちらかと友達以上の関係に発展するにしても、もっと時間をかけて互いを理解し相応の手順を踏むべきだ。そもそも、どちらか一方と俺が仲良くなって、いままでの関係が壊れたらどうする。

 ――まるで子供の言い訳だ。目の前に食べごろのメスがいて、無防備に手を出されるのを待っているのに手を出さないでどうすると、どこかのヤリチンなら考えるだろう。そのヤリチンにとっては、手を出せるメスに手を出さず、他のオスに横から攫われることこそ「不誠実」で「悪」なのだ。


「さて――と、飯も食ったし、俺はそろそろ風呂に入ってくるよ」

「あっ」

「どうした?」

「そう言えばここの温泉って混浴なのよね」

「うえっ⁉ そ、そうだったのか?」

「うん、珍しいでしょ。……どうする? せっかくだし一緒に行く?」


 なのかがそう言いつつ、さりげなく髪をかき上げた。良く手入れされたサラサラの髪から、柑橘系の香りがふわりと漂う。佐智子のほうも、別に昌太と混浴することを否定している表情ではない。

 これが彼女たちによる、昌太に決断を促す精一杯のアピールなのだとしたら。昌太は受けるべきだった。だが彼はこう言った。


「いやっ、そういうことなら俺は後でいい」


  §


「はあ~、結局昌太のやつ来なかったわね」

「うん……そうだねなのかちゃん」

「あの意気地なし。……ていうかあいつ、佐智子のことどう思ってるのかしら」

「えっ、私? 私より、なのかちゃんこそ昌太くんのこと……」

「はぁ⁉ そ、そんな訳ないし!」

「わ、私も昌太くんは大切なお友達だから――」


 湯気が漂う広々とした露天風呂は、山の自然に囲まれている。ここでは、春夏には緑の山、秋には紅葉、冬には雪化粧を楽しむことができる。夜になれば、空には都会では決して見ることができない一面の星が輝く。

 そんな最高のロケーションで、女子大生が二人、透明な湯に大理石彫刻のような滑らかな肢体を沈めていた。

 女子大生という花の年頃であるなのかと佐智子のスタイルは、一言で言って最高だ。手足は華奢なのに胸と尻が大きく、それらと腰の括れとで見事なカーブを造り出している。下世話な表現を使えば、男にとってはいくらオカズにしてもし足りない。

 美肌の効能を持つ湯によって、二人の肌はより輝いて見えた。もし昌太がここにいたとしたら、股間が膨らむのを抑えるのに大変だったかもしれない。そういう意味で、彼がついてこなかったのは正解だ。

 なのかと佐智子の話は、その昌太のことに及んだ。

 昌太がある程度予想していたように、実際のところ彼女たちも彼のことを異性として悪く思っていなかった。交際を迫られれば、たぶん受け入れていただろう。

 しかし付き合う、付き合わないのあいだには、とても大きな差がある。もしあのとき勇気を出して一歩踏み込んでいれば付き合えていたかもしれないと、あとになって後悔するのは容易いことだ。なぜなら女心は秋の空のように移ろいやすく、より優れたオスが現れれば、あっという間にそちらになびいてしまうものだから。


「…………」

「…………」


 昌太について話していた二人は何となく気まずくなり、互いに無言になった。それから数分間、彼女たちが自分の肌を撫でるときにちゃぷりと立つ水音以外は、穏やかな風が鳴らす木々のさざめきしか聞こえてこなかった。

 だが――。


「わあ、大きくて綺麗な露天風呂」

「そうね、けっこういい感じじゃん」


 混浴の露天風呂に、他の誰かがやってきた。

 あれだけ言っていたのだから、昌太は二人が上がるまでは来ないだろう。――では誰か別の男がやってきたのかもしれない。その気配を感じたなのかと佐智子は一瞬だけ身を硬くしたが、聞こえてきたのが女子の声だったのでほっとした。


「……女の子みたいね」

「うん、そうね。……私たちより年下かな?」


 佐智子と囁き合ったあと、なのかは耳を澄ませて首を傾げた。

 岩が陰になり、入口のほうと彼女たちがいる場所とは視線が通っていなかった。

 新しく入ってきていたのは、二人の女子校生である。一人はストレートロングの黒髪をアップに結んだ、どこか佐智子とも似通った雰囲気のある清楚な少女だ。そしてもう一人は、その少女とは対照的な見るからに「ギャル」である。彼女も湯で髪が濡れないように金色に脱色した髪を結わえている。

 二人ともいちおうタオルで前を隠していたが、ハンドタオル程度のサイズでは、大事なところはとても隠しきれない。乳首を隠そうとすれば股間が見えるし、股間を隠そうとすれば乳首が見える。そういうジレンマに陥っていた。

 だが女子だけの空間であればそれも問題ないだろう。――問題は、二人のあとに続いて、もう一人男子が入ってきたということだ。


「ごめん純花、ルリナさん。お待たせ」


 その声を聴いたとき、なのかと佐智子は当然驚いた。女子が入ってきたと思って安心した直後だっただけに、余計にだ。

 現れたのは、彼女たちが昼間目撃した謎の不思議な少年である。――だが昌太が言ったように、彼は幽霊でもなんでもない。ただちょっとクラスで影が薄く、友人がいないボッチであるというだけの男子だ。


「トロ臭いわね、なんで服脱ぐのにあたしらより時間かかってんのよ、真司」

「じゃなくて、男用の脱衣所が結構離れてたんだよ。許してよルリナさん」

「ふふっ、真司くんもルリナも、早く身体を洗いましょ?」


 なのかたちのあとからやってきた彼らは、混浴の露天風呂で普通に会話している。なのかたちが少年だと思った彼が、実は男子のような声のボーイッシュな少女――という訳ではないのも、会話内容から明らかだった。

 少女たちから真司と呼ばれる少年は、少女たちに混じって洗い場で身体を洗い始めたようだ。それは確かに温泉に入る時のマナーとしては通常だが、そもそも裸の男子と女子が当たり前のように一緒にいる時点で異常である。


「ねえ真司、アタシのボディソープ取って」

「いや、ルリナさんの目の前にあるじゃないか。なんで僕が――」

「いいから取って」

「やれやれ……――はい、どうぞ」

「ん。ついでに背中洗ってくれる?」


 なのかたちの耳に、ギャル少女に命令されて都合よく使われる少年の声が届いた。音からして、真司少年は彼女の命令通りに身体を洗わされているようだ。


(で、でも――)

(普通そんなことする⁉)


 なのかと佐智子は驚愕したまま、岩の影から動けなかった。


「ねえ真司くん、……せっかくだし、私も洗ってもらっていい?」

「ちょっと待ってね純花。ルリナさんが終わったら君の番だよ」

「――あっ♡ あっ♡ あっ♡ そ、それいいっ♡ 真司っ♡」


 ただ身体を洗うだけで、どうしてこんなにも艶っぽい声が漏れるのか。

 もしこの時点でなのかたちが岩場から身を乗り出していたら、金髪ギャルの背後に回って、石鹸で泡だらけになった手で彼女の巨乳をわしわしと揉みしだく少年の後ろ姿が目に入ったことだろう。

 一見して目立たない陰キャにしか見えない彼の指使いは凄まじく、ルリナというギャルの身体をあっという間に発情させた。胸以外にも、真司少年はギャル少女の腕や脚を丁寧にマッサージし、シャワーノズルから噴き出る水を彼女の股間に当てて、どんどん奥から溢れてくる愛液を排水溝に流していた。

 知っている人は知っている瀬戸真司という名のヤリチン少年。どういう偶然か、彼はこの連休中、金井純花と延岡ルリナというセフレ少女二人を連れてこの旅館に交尾旅行にやってきていた。女子校生と男子校生のお泊まりなど旅館側から拒否されそうなところを、かなりいい家のお嬢さんである純花とルリナのコネによって無理やり通していた。――いやそれ以前に、瀬戸の影が余りに薄いお陰で、受付でもスルーされていた。


「ルリナさん、腰浮かせて」

「う、うん、わかった」


 身体を洗っていくに従い、いつしか命令するのはギャル少女のルリナではなく真司少年のほうになっていた。ルリナはプラスチックの風呂椅子から彼の指示通りに腰と尻を浮かせた。

 彼が何をするつもりなのかは、ルリナと純花には分かっている。一方で岩陰の女子大生たちは、混乱したままほとんど息を止めていた。


「ルリナさんのマンコ、めっちゃ濡れてるね。これなら一気に奥までいって大丈夫そうか」

「う、うんっ、大丈夫。大丈夫だから早くっ。早くアンタのチンポちょうだいっ」


 腰を浮かせたギャル少女の背後で、股間の肉棒をバッキバキに反らした真司少年が、パクパクと物欲しそうに開閉するピンク色のマンコを眺めていた。

 日本人として、温泉に浸かる前には身体を隅々まで洗わなければならない。しかし指で届かないマンコの奥をどう洗えばいいのか? 答えは決まっている。

 真司少年は、ゴムすらつけないナマチンポを、ギャル少女の膣内にずるりと挿入した。


「うあ――っ」

「ひっ、ぐうううっ⁉♡♡♡♡ んぐおっ♡♡♡ オ゛っ♡♡♡」


(……えっ? えっ? な、何この動物みたいな声? あの子たちあそこで何してるの⁉)

(も、もしかしてセッ……――ううん、そんな訳ないじゃない!)

(ど、どうしたらいいんだろう。さ、佐智子? ねえ佐智子ぉ!)

(な、なのかちゃんがこっち見てる。でも私にもどうしたらいいかなんてわかんないよ!)


「あ~気持ちいい。ルリナさんのマンコ、挿入しただけでめっちゃうねってくる。そんなに欲しかったんだ?」

「ほっ♡ オ゛っ♡♡ ふう゛うっ♡♡ ぐっ♡♡ ンおおおっ⁉♡♡」

「仕方ないか。旅館に来てから、まだ二人に二発ずつしかハメてなかったもんね」


 ギャル少女は間抜けな中腰姿勢で、真司少年にバックからハメられていた。気の強いギャルの表情はあっという間にグズグズになり、口からはとんでもなく気持ち良さそうな声が漏れた。

 なのかと佐智子は流石に女子大生だけあって、性に関しても無知ではない。しかし彼女たちの頭に浮かんだ「セックス」という単語は正確に言うと間違いだった。

 そこで行われているのはセックスではなく、交尾だ。


「真司くん、待ってるあいだ私にはキスして?」

「ああいいよ。おいで純花」

「ん……はむ♡ じゅるうう……♡ ちゅばっ♡ ちゅばっ♡ ちゅうう……♡♡」


 単純なキスでこのようなねっとりニチャニチャとした唾液音が響く訳もない。真司少年はギャル少女のマンコに肉棒を激しく出入りさせながら、優等生的外見の清楚な黒髪の美少女と舌と舌を濃厚に絡ませていた。


「ンおっ♡♡ チンポっ♡♡ 真司のチンポっ♡♡ ほっ、おっ♡♡ アタシのおマンコ、ぶっといカリでずるずる擦られるっ♡♡ お腹の奥亀頭でぶっ叩かれて♡ アタマのてっぺんまでビリビリ響くっ♡♡ ンおっ♡ オっ♡♡ もっと♡ もっとして真司っ♡♡」


 バチン! バチン! バチン! バチン!

 濡れた肉を叩く音が、湯気の立つ露天風呂の水面にはっきりと響き渡る。メスを責めさいなむその音がするたび、ギャル少女の我を忘れた歓喜の声が聞こえた。ギャル少女の滑らかな尻に真司少年の腰が打ち付けられるたび、ほんのり赤く染まった尻肉が波打った。

 バチン! バチン! バチン! バチン!

 このヤリチン少年は、腰の動きの加減一つで、この叩きつける音を大きくすることも小さくすることもできるらしい。いまは、ギャル少女に「自分はオスに躾けられている」という自覚を与えるためにわざと大きめの音を鳴らしていた。


「そういえばルリナさん。こないだ学園で、井上くんに告白されたってホント?」

「ンおっ♡♡ オっ♡♡ おっ♡♡ おおんっ♡♡」

「で? 付き合うって言ったの?」

「ンっ♡ い、言うわけないでしょ! わかってるくせに! 知ってるくせに! アタシがとっくにアンタの女だって! アンタのチンポに逆らえないって知ってるのにそんなこと聞くな! ふぐっ、ううううっ♡♡♡ オ゛っ♡♡ イっ、イグっ♡♡♡ あひっ♡♡ んああっ♡♡」


 しばらく音が止み、ギャル少女が中腰姿勢のまま身体をビクッビクッと跳ねさせまくる気配がした。――ずっと彼らが奏でる音に耳を澄ませていたなのかと佐智子も、それなりにオナニーの経験はあったが、これほど叫びまくるような絶頂を経験したことはもちろんなかった。


「……意地悪なこと言ってごめん、ルリナさん」

「あっ♡ あんっ♡」

「けど……もしかしたら君が誰かに取られるかもって怖くなったんだ」

「し、真司……♡ あっ♡ あんっ♡ それっ♡ その優しくおっぱい撫でるの好きっ♡」

「この旅館にいるあいだ、たっぷり交尾しようね」

「うっ、うんっ♡ するっ♡ あっ、あっ、あっ、あんっ♡♡」

「とりあえず中に出すよ! ぐううっ!!」

「んん~~~っっ‼♡♡♡♡」

「ああ……すっごいザーメン出る……ううっ! 純花もうちょっと待ってて。ルリナさんに種付けするの終わったら、次は君だから」

「うん♡ ルリナのお腹の中にたっぷり出してあげて♡」


 真司少年は、清楚な優等生美少女に見守られながら、ギャルの子宮にドバドバ勢いよく精液を吐き出していた。このあと温泉に入るのだから、湯が汚れたりしないよう全て中出しするのは当然のマナーだ。交尾のときも他人を気遣うことを忘れないのは素晴らしい美徳的精神である。

 手足の指に力を入れて全力でイキ震えるルリナのことを、彼女の腰を掴んだ真司少年の手が支える。隣にいる純花は、彼のチンポにメロメロになった者同士、ルリナの腹を労わるようによしよしと撫でた。


「あ、すごい……♡ お腹の上からでも真司くんの精子がドクドクしてるのわかる……♡ どうルリナ、真司くんの射精」

「さ、最悪……っ♡ あっ♡ あっ♡ あっついザーメンが子宮の奥に降りかかって♡ う゛うっ♡♡ はぁあ……♡ はぁ……♡ イクの全然止まらないし……っ♡ んんぅっ♡♡ ほ、おおお……♡♡」

「まだ止まらないでビュービュー出てる♡ 真司くん素敵……♡」


 彼らが生ハメどころか生膣内射精してしまったことは、岩陰の女子大生たちにも伝わっていた。なのかと佐智子の息は少しずつ荒くなり、本人たちも知らず知らずのあいだに、胸の膨らみや股間の隙間に手が添えられていた。


(え、うそ……あの佐智子が自分で自分のおっぱい揉んでる……。私もあの声聞いてたら、なんか身体の奥が熱くなってきて、のぼせそう……っ)

(な、なのかちゃん、すっごい顔真っ赤。ずうっとアソコ擦り合わせるみたいにモジモジしてるけど気付いてないのかな……。あっ、あっ♡ なんか変な気分になってきちゃった。どうしよう。どうしよう……っ)


 そのあいだにも、少年少女による交尾は次の展開を迎えていた。地味少年は優等生美少女をその場に立たせ、彼女のマンコに勃起チンポを立ちバックで挿入した。グロテスクな肉棒がピンク色の割れ目の中にずぷんと沈められた瞬間、優等生少女は感極まった声で鳴き、軽イキどころかマジイキした。

 さっき少年に中出しされたギャル少女は、二人が繋がっている正面に膝を付き、少年と優等生少女の結合部に舌を這わせてクリトリスを刺激した。明らかに彼らは3Pをヤリ慣れている。


「すごぉっ♡ 真司くんっ♡ そのままおチンチンずぽずぽしながらおっぱい揉んでっ♡♡ あっ♡ はああっ♡♡ き、気持ちいいっ♡♡」

「純花、アタシよりおっきな声で喘いでんじゃん。委員長さんがこんなとこで男とセックスして、そんなスケベな顔晒してていいわけ?」

「いっ、いいの! いいんだもんっ! 真司くんと中出しエッチできればそれでいいの! 委員長とかどうでもいい!」

「あ~あ♡ 言っちゃった♡」


 真司少年は優等生美少女の胸をぎゅうっと握りしめながら力強く腰を振っている。彼の外見はチャラ男とは程遠いが、その腰使いはまさしく数多の女を食い散らかしてきたヤリチンのものだ。

 金髪ギャルマンコとは締め付け方の違う黒髪少女の膣肉を堪能し、彼女が分泌した愛液でチンポ表面をべっとりコーティングしながら、彼は素早く腰を往復させた。もちろん、彼女にも中出しするつもりなのだろう。射精直前にマンコからチンポを引き抜こうなどという気配は全く見えない。


「あああ……純花の締め付けヤバっ」


 そんなことをつぶやきながら、徐々にピストンのリズムを小刻みにして射精へと昇り詰めていった。


「ぐっ、うう‼」


 彼が射精したとき、その亀頭は黒髪の少女の子宮口にピッタリと押し付けられていた。竿全体にちゅうちゅう吸い付いてくる膣肉の中で、真司少年はドバドバザーメンを放出し、同年代の少女への無責任な種付け快楽を味わっていたのだった。


「あ~……気持ち良かったぁ」


 射精を終えて少女からずるりと引き抜かれた長チンポは、立て続けの射精にもかかわらず勃起を維持して反り返っていた。

 いままでその肉の凶器にハメられていた少女たちは、それをうっとり眺めながら、マンコの中を洗ってくれたお返しとばかりに、彼の全身にキスを捧げて、少女特有のぷるぷるした唇で肌の汚れを落とし始めた。


「ン♡ ちゅ♡ ちゅう♡ ちゅううっ♡ ちゅっ♡」

「ちゅぱっ♡ ちゅっ♡ ちゅうう♡ ちゅっ♡」

「ふう……ありがとう二人とも。ああ……」


 ギャルと優等生委員長の唇が、真司少年の身体の隅々にまでキスを落とす。もちろんそれはチンポに対してもだ。自分たちのマンコに中出ししていただいたおチンポ様にお疲れ様の挨拶をするのは、メスとして当然の礼儀だった。

 少女たちは最後の仕上げに、他の場所にしたキスより長くて濃厚な口づけを、順番に真司少年の亀頭に捧げた。


「んちゅううううう…………っ♡ ぷはっ♡ はい、純花。次アンタよ」

「うん、ルリナ。ん、ちゅっ、ちゅうううう………………♡♡♡♡」

「……長っ。いつまでやってんの?」

「ちゅっ、ちゅううううう……――。ぷぁ……♡♡♡♡ お疲れ様でした、真司くん。おチンチン綺麗になったよ」

「ありとがとう。よし、それじゃあ温泉に入ろうか」

「ようやくね」


 そう、ようやく三人は洗い場での交尾を終えて湯船に身体を沈めた。真司少年を中央にして、左右の少女たちは彼に身体の半分を預けるように湯の中で寄りかかった。


「あの、二人とも? ちょっと重いかも……。それにこれじゃ身動き取れないし」

「贅沢言ってんじゃないわよ。アタシらみたいな美少女と一緒にお風呂入れてんのよ? 素直に感謝しときなさい」

「これだけ広いお風呂に一緒に入るのって、修学旅行以来だよね」

「そうね。あんときもコイツが暴れて大変だったわ」


 彼らのしている話の内容は、岩陰の女子大生たちには理解できない。しかしあの地味で存在感の薄い少年が、少女たちを完全に自分の陰茎とセックステクニックの虜にしてしまっていることは十分わかった。

 いまさら湯から出て行くこともできないなのかと佐智子の二人は、のぼせ上りそうになりながら、さっきまで聞こえていた激しい交尾の音声を頭の中で反芻していた。

 そしてその頃、自分の部屋で彼女たちの湯上りを一人待っている昌太は。「遅いなあ、いつになったら俺も温泉に入れるんだ?」と首をかしげていたのだった。


「ん……真司♡ 身動きできないとか言っといて、その手は何よ。しっかりアタシらのおっぱい掴んでんじゃん」

「あ、真司くん……♡」

「あ、ちょっと♡ 乳首摘まむんじゃ――ンっ♡ あっ♡」


 温泉に浸かりながらも、真司少年とそのツレである二人の少女は文字通り乳繰り合っているようだ。やがて彼らは、湯の中で対面座位で結合し、再び気持ち良くなっていた。


「あっ♡ あっ♡ あっ♡ あっ♡」

「んっ♡ あっ♡ すごいっ♡ すごいよ真司くんっ♡♡♡」


 正面から抱き締め合って温泉の湯を波打たせ、たっぷり快感を得てから膣内で射精する。湯船の中でも、真司少年は少女たちに一発ずつ中出しをキメた。


「は~♡ は~♡ ……んっ♡ はああ……♡」

「ルリナさん、ちゃんとイケた?」

「うん、めちゃくちゃイった……♡ 真司、キスして……♡」

「ああいいよ」

「ンっ♡ ちうう……♡」


 少年は信じられない持久力の持ち主だ。二人を同時に相手にして、彼女たちをヘロヘロにしながらも、全く精力に衰えたところが見られない。女子テニス部の合宿に乱入し、一晩で二桁の女子たちを相手にした記録を持つヤリチンはモノが違った。

 ここにいる彼のメスたち――ルリナと純花は、この連休中に二人で瀬戸を搾り取って他のメスに見向きする余裕を奪うつもりだったのだが、その目算は完全に外れた。


(ん♡ 逆にアタシたちのほうが――)

(真司くんの女だって、改めてわからされちゃう……っ)


 湯船の中でもガッツリ精液を流し込まれた二人は、温泉から上がる時も少年にしなだれかかるように寄り添っていた。これから部屋で交尾の続きをするのであろう気配をぷんぷんと振り撒きながら、彼らは混浴露天風呂から去った。

 そして取り残されたなのかと佐智子は――。


「……あ、上がりましょっか」

「……う、うん」


 ムラムラとした肉体を抱えたまま、互いに目を合わせることもできずに、湯あたり寸前ののぼせた身体を温泉から引き上げたのだった。

 そしていそいそ浴衣を着て脱衣所から出た彼女たちは、そこで昌太に会った。


「おっ、ようやく上がったのか? 流石に長風呂過ぎるから心配して――……って、どうしてそんな赤い顔してんだ? タコみたいだぞ」

「うっ、うるさいわね」

「あううう……」


 彼らは三人で連れ立って部屋に戻ろうとした。

 それで終わったならば、なのかと佐智子が遭遇したあのシーンは、一種の白昼夢のようなものだったということで片付けられたかもしれない。

 だが羽虫が誘蛾灯に引き寄せられるように、あるいはフィクションの名探偵が殺人事件の現場に招かれるように、優秀なメスの素質を持つ者は、強いオスの周囲に自然と集まるものなのかもしれない。

 横並びの部屋の前まで来たとき、なのかと、佐智子と、昌太が、順番に声を上げた。


「――あっ!」

「――えっ⁉」

「……ん?」

「えっと……どうかしましたか? 僕が何か……」


 廊下にいたのは、なのかたちが昼に見かけた少年だ。どうやら彼は、なのかたちの部屋の隣に泊っているらしい。

 さらに彼の目の前の扉が内側から開いて、ギャルギャルしい見た目の浴衣を着た少女が顔を出した。


「ねえ真司、ジュース買ってきてくれた?」

「うんルリナさん」


 このやり取りで、なのかと佐智子はすぐに気付いた。――いや、彼女たちは、この少年の顔を見ただけですぐに悟った。

 彼こそが、さっき温泉で二人の少女を同時にメスにしていた張本人であることに。

Comments

Fantiaはクレジットが使えないので個人的にこっちに移動してきて頂けたの有り難すぎます 小説全部買ったくらいには応援してます 今後の投稿も心待ちにしてます

ぷりずむごりら

ルリナさん、最高です。

ヘロヘロ


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