バスフィッシングの業界はなんだかんだで衰退していると実感する今日この頃。
なんでこんな風になってるかというと「敷居の高さ」と「低さ」のバランスが壊れているからではないでしょうか?
イラストの世界で今問題になっているのは「敷居の低さ」。
昔はアナログで描くことで作品になり、それを売って生活をしていたり、死後評価されることがあった。
しかし、アナログで絵を描くというのは「コスト面」で敷居が高く「やってみたいけど手をつけれない」だったと思う。
そんな中、アナログからデジタルになった時、新規参入がしやすくなり、より多くの人がイラストを気軽に、投資の少なく始めることが出来る趣味となった。
そして、絵が描けない人向けにAIという技術によって絵は「より身近に」なったと消費者側は思ったと思う。
しかし、進化の過程には問題も発生し、トレースだったり、描かないでアウトプットするだけで稼げるという事態が発生した。
そう。AIに関して言えば「量産型ではあるが魅力のあるイラスト」が出てくるのだ。
それによって、細かい所を気にしない消費者は「その程度でいい」と満足していき、絵描き側は「自分のイラストより評価が高いAIイラスト」を見て、絵を描くことを辞める人も出てきたのだ。
確かにAIの魅力としてはマイナージャンルのキャラクター(あまり描かれないキャラクター)をアウトプットすることで独自の満足感を得られるメリットもある。
実際、そうした需要を満たすのは絵に触れてもらうにはいい機会だと思う。
バス釣り業界に関して言えば「現実離れ」した金額がトーナメントでは必要になってきており、トーナメントに参加する前から「にわか」が参戦しなくなったのもまた事実である。
しかし、そのにわかがいなければトーナメントというのは維持できないのも事実である。
SDGマリンさんの魅力あるボートを買いたい、設備を導入したい!と思っても金額が高すぎて今はトーナメントに対する敷居がすごく高く見えるのも事実だ。
しかし、SDGマリンさんがこうしたフラッグシップモデルや設備をトッププロに提供し、国内の富裕層に行き渡った時、払い下げや中古という形でキタウラのようなにわかが手が届く所に来るのも事実。
また、こうしたボートを買いたいと思い、日々頑張れる目標にもなっているのも事実で、キタウラは仲間と共に「チャージャーボート」を所有することを目的に日々頑張ってます。
SDGマリンさんの10年先を見据えた活動(勝手にキタウラが思ってるだけかも)は、次世代のトーナメントをより高いステージで戦えるようになったり、新しいシーズナルパターン、ブラックバスの生態が解るかもしれないと思うととてもワクワクする。
フラッグシップは妥協なきフォーミュラーの世界。それでいいと思うのだ。
そんな中、問題としては「一般人が使えるもの」がドンドン減っていくのではないかという懸念もある。
本来、フラッグシップはミドルシップに展開し、更にはエントリーモデルまでフィードバックをすることも大きな課題であるが、あまりに「ボートの特殊な釣り(ライブスコープを前提としたルアーなど)」に特化してしまうと「おかっぱり」アングラーに還元されることがだんだん少なくなり、それはマーケットを縮小するのではないかと懸念もあるのもまた事実。
ここで強く言っておきたいのは「ライブスコープを使ってるから釣れる」訳ではないということだ。
そもそもトッププロは魚を探す能力、食わせる能力がとても高い。故にキタウラのようなにわかが使った所であんなに釣れません。
ただ、それが解らない層は「あんなの当たり前じゃん」と嫉妬に近い意見を言い放つ。そこは強く否定もしたいし、絶対に違うと言っておきたい。
しかし、今の時代、給料は変わらないのに税金ばっかり増えて金ばっかりに目が行ってしまうのも事実。
その結果なにがおこったか?
YouTuberのような「誰こいつ?」的な「なんの団体にも所属しない経歴不明」な人間にメーカーはプロモーションを依頼するようになったのだ。
メリットとしては「莫大な金を掛けなくてもピンスポットでセールスが出来る」事ではないだろうか?
更には「商品開発も身近な気付き」から産まれる事で「エントリーの敷居がさがる」というメリットもあると思う。
デメリットとしては「不正をする可能性」である。
釣り禁止エリアでの釣果を持ち込んだり、ルアーの付け替えなどである。
その他「インフルエンサーにおけるスキャンダル」も挙げられる。
本来、競技団体においては選手に対し罰することができるが、インフルエンサーはあくまで「個人」であり、その罰則を問う事は難しい。
テスターではなくモニターであれば余計に。
更には間違った知識や方向に突っ走っていけば「つりよかルアー」のような悲劇も起こる。
これに関してはつりよか側もジャッカルも小売りも誰も得してないのではないだろうか?
そう考えるとバランスというのはとても難しいものだと本当に思うのである。
なんだかネガティブな方向に向かって書いてますが、新しいことにチャレンジすれば弊害も出る。
故にチャレンジできない企業も沢山ある。
そんな中、チャレンジをする企業には本当に頭が下がります。
今業界に求められるもの。それは・・・
「人を見極める力」だと強く思うのでした。
だからこそ、ご依頼頂いた仕事は全力でこなし、お互いを高め合い、よりよいもの作りをして「こんなのあるから皆使って!」と言える人間になれればと思うのでした。