関口さんは私のあそこに入っているあんな酷い物達を取り出す事は許してくれないし、お尻はまさぐるし、あんな言葉で煽るしで恥ずかしさマシマシ状態で顔から火が出そうな状態のまま、電車に乗り次の目的に向かう。
着いたのは着ぐるみマスクを制作しているアトリエだった。
最初にマスクを制作するに当たって着ぐるみマスクがどの様な物なのか、サンプルを被らせてくれた。
顔の全面と後頭部側のパーツを合わされ自動施錠式のパッチン錠を止められてしまうと鍵を取り上げらている状態では本当にもう自分では脱げなかった。
視界は関口さんがプレゼンの時に言っていた通り最低限だが、受付カウンターの業務には支障ないだろう、多分。
3Dスキャナーで私の頭部をスキャンし精密なデータを取って、それを元に私専用の着ぐるみマスクを制作するとの事だ。
これはプレゼン当日に関口さんが被っていた、関口さんの顔そっくりそのままアニメ調にした様な着ぐるみマスクを制作した様に、私そっくりな着ぐるみマスクを制作するのに必要との事だった。
次に着ぐるみマスクの大事な顔作りのサンプルとして、私の顔を様々角度から写真に撮る、こんな恥ずかしい状態の顔の写真を何枚も撮らないで欲しかったがこれは仕方のない事だった、変に顔が赤くなってたら嫌だなあ。
着ぐるみマスクが被るヘアウィッグの色のサンプルとして髪の毛を5本程ばらばらの位置で根元から切って提供した。
これで私の顔そっくりで髪の色もそっくりにできあがるという。
黒髪とはいえ個人や年齢によって色合いも変わるからね。
アトリエからでると、緊張感から解放されてまた意識があんな物達に行ってしまう。
「んぅぅ」
「片桐チーフ色っぽい声だしますね」
関口さんがからかう。
ちょっと遅めのランチにした後に向かったのは、貞操帯を制作している工房だった。
私専用の貞操帯作りの為の採寸なのだから、当然だけどダメ元で聞いてみる。
「服を着たままでいいですか?」
「いいわけないでしょ」
関口さんに突っ込まれる。
工房の職人さんは苦笑いだ。
「まあ恥ずかしいかもしれないけど我慢して」
「はい」
仕方なく上着とブラウスを脱ぎ、スカートも脱ぐ。
ああ、太腿に巻き付けられたこれも見られてる。
貞操帯作りなんだから、もしかしてパンツも脱げと?
「あの、パンツもですか?」
「いや、そのパンツなら上から見てわかるから脱がなくていいよ」
私が家から穿いてきたパンツじゃなくて、穿き替えさせられたパンツで良かった。
いやまあ職人さんが言う通りこのパンツなら上から見てわかっちゃうから、恥ずかしい事に変わりはない。
「私はちゃんとパンツ脱がされて採寸したのに」
関口さんが言う。
「関口さんが来た時は普通のパンツだったでしょ、あれじゃあ見えないから無理だよ」
関口さんも専用にちゃんと採寸したんだな。
職人さんがメジャーを持ってウエストに股ぐりを測り、股ぐりのどの部分に尿道、性器、お尻の穴の位置が来るかを細かく記載していく。
貞操帯をして受付カウンターに立つのか、これらが貞操帯と変に干渉したりしないかちょっと不安がよぎる
「関口さんから聞いているよ、それらは仕事で必要な物なんでしょ」
「ええ、まあ」
「関口さんが今している貞操帯がそれ専用なんだけど、通す穴や底の部分や台座がぴったりと納まる設計になってるから安心して欲しい」
私の不安を感じ取ったのか職人さんフォローしてくれた。
「じゃあ最後の採寸に行きましょうか」
「はい」
まだ、こんな状態のままどこにかに連れ回されるのか。
再び電車に乗り目的地に向かう。
最後に連れて来られてたのは縫製所だった。
「この縫製所さんで受付嬢さん達が実際に着る新制服の制作をして貰うんです」
ここは関口デザイン事務所と取引している縫製所との事だった。
「ここで片桐チーフのラバー制服とインナーやラバーブーツも作って貰います」
ラバー制服の制作もできる縫製所なのか、私以外が着る普通の布地の新制服と同じ縫製所で作れば何かと都合は良いのだろう。
採寸室に通されて採寸が始まる。
当然の様に服は全て脱がされてブラジャーまで外されてしまったが、この穿き替えさせられたパンツは脱がなくて良いと言われた。
私専用のラバー制服なので首回りから、肩幅、バスト、アンダーバストに腕の長さまできっちりと採寸される。
「ひゃぅ」
「どうなされました?」
「いえ」
またあれが動き出した。
一日数回動くとの事だが時間は決まってないのかな? これは結構な不安要素だ、関口さんもこれから先も入れたまま仕事するのかな?
インナーの採寸はそれ以上にというか、まさに全身を採寸された。
先程の採寸箇所以外に、掌、各指の長さ太さ、ヒップに足の長さはもちろん、太腿、膝、脹脛、足首の太さ、足の大きさに、足の各指の長さに太さ、等々細かく採寸されてとても恥ずかしかった。
あと太腿に巻き付けられた物をちらちらと見る視線が痛かった。
縫製所を出ると関口さんが言う。
「これで片桐チーフの採寸は全て終わりです、おつかれさまでした」
「いえ今日はありがとうございました」
やっと終わったもう心は恥ずかしさ、体はあれらに虐められてもう心身ともにくたくただ。
「片桐チーフ専用のラバー新制服楽しみにしていてくださいね」
「は、はい」
不安しかありません、なんて言えない。
「じゃあ帰りましょうか」
「はい」
関口さんのラバーブラウス、ラバージャケット、ラバースカートが擦れ合う独特な音を改めて聞く、ああ私もラバー新制服が完成したらこの音をさせながら受付カウンターに立つんだな。
一か月後。
私専用の施錠式ラバー制服一式が完成した、いや完成してまったと言いたい。
いや、出来栄えについては本当に素晴らしいの一言だ。
ラバー制服は鮮やかな発色と艶を放つあるターコイズブルー。
受付嬢制服に欠かせない帽子もラバー製で綺麗な形を作っている。
首元に巻かれるラバースカーフもまた既に結びんだ状態を成形されている。
ラバーブーツは関口さんがプレゼンで履いていたピンヒールよりもより細く少し高く変更されている。
インナーとなる半透明の全身飴色ラバースーツ。
インナーはこれだけではない、そう金属製の貞操帯も並んでいる美しい曲線で構成され鏡の如く磨き上げられた正に美術品と言っても過言ではない良い出来栄えだ。
そして私そっくりの着ぐるみマスク、こちらも本当にすごい出来栄えだ関口さんが被っていた関口さんそっくりの着ぐるみマスクを見ているから予想はしていたが、このマスクは予想以上に私にそっくりだった。
こんな制服を受付嬢に採用したなんて、本当に副社長の英断はすばらしくて大正解だと思う。
私が着るという事実がなければ。
今、目の前にあるこれらのラバー制服が有り私が居るのは、副社長室だ。
元々タイトなスケジュールでの完成予定だったらしいが、制作に当たって頂いた方々全員が最後まで妥協する事無く、今日の日に間に合わせてくれたのだ。
そう今日はマスコミ各社をお招きしての新制服発表会の日なのだ。
なぜ、私が副社長室に居るかと言うと今日の発表会の前に、副社長が見ておきたいとの事だった。
副社長も挨拶するし先にじっくりと見ておきたいのは当然と言えば当然か。
ちなみに関口さんも副社長室に来ている、初めて私がラバー制服一式を着るので着用に不備がないかデザイナーの責任として見に来てくれたのだ、それとデザイナーとして関口さんも挨拶するらしい、若手デザイナーの関口さんにとってうちみたいな老舗百貨店がマスコミを集めている場に出る事は知名度を上げるには打って付けだ。
「片桐チーフ早速ですけど着てみましょうか」
関口さんに促され遂に私がラバー制服を着る時が来てしまった。
「はい」
「じゃあ取り敢えず全部脱いじゃいましょうか」
「えっ」
関口さんだけならともかく副社長がいるのに!?
「片桐チーフ悪いが私が独断でこの制服を選定した手前、この制服の全てを見させて貰うよ」
恥ずかしいけど仕方ない。
「わかりました」
渋々全裸になる。
副社長に全身を見つめられる。
「見事なプロポーションだ」
「あ、ありがとうございます」
35歳になっても私の体のラインは崩れていない、日々お客様に見られている事を意識し維持に努めている。
「インナーからですね、ラバー製品を着る時は内側に滑りを良くする為に潤滑剤を吹き込んでから着てくださいね」
関口さんがインナーである全身飴色ラバースーツの内側にスプレーを吹き込んでくれる。
全身飴色ラバースーツに足から入れて行く、イメージ的には凄い摩擦抵抗があるかと思いきや意外にも入れやすかった。
「そのまま引き上げて腕を通してください」
言われた通りに腕をを通す、このラバースーツは指の先まである手袋一体式だ、立体的な構造になっているバスト部分に胸を合わせて、後ろ側のファスナーを上げて閉める。
このファスナーには自動施錠機能があるので鍵なしではもう脱ぐ事はできない。
ちなみに股間部は開いている、当然それは関口さんが持っている物を入れるからだ。
「インナーを着たらインナー全体にこれを塗ってください」
関口さんがハンド式スプレーの液体でで布を濡らし、私の全身飴色ラバースーツに包まれている体に塗ってくれる。
「これはラバー専用の艶出し剤なんです」
関口さんが塗ってくれた場所とまだ塗ってない場所で、同じラバー素材なの? と思える程の光沢の差が出る。
関口さんがいやらしい手つきで艶出し剤を塗り終える。
初めて着た全身ラバースーツ、ラバーパンツだけとは比べ物にならないこの全身の締め付け感そしてラバーの感触、関口さんがラバーにはまってしまったのが一発で理解できた。
「片桐チーフこれを」
手渡されたのは巨大ディルドもとい体調管理システム。
「はい」
受け取った所で異変に気づく。
「関口さんあのこれ、この前のより長いし太いんじゃないですか?」
一か月前に入れた体調管理システムより明らかに太い。
「すいません、百貨店本店とこちらの本社ビルの屋内Wi-Fi接続を行える規格を持っている体調管理システムが今日用意できるのがこの太さだけだったんです」
今居る副社長室があるのは当然本店のビル内ではない、少し離れた位置にある本社機能を持つ本社ビルだ。
本店に居る時は勿論だけど、本社ビルに居ても私の体温・脈拍・膣圧を常時監視されてしまうのか。
「一応ローションどうぞ」
もう入れるしかないのでローションを塗り性器の割れ目にあてがいゆっくりと挿入していく、少し入れただけできつい本当にきつい。
「いたっ」
いきなり裂けて血がでたりしないよね?
「先日の病院での測定結果では片桐チーフの性器に入る最大サイズ丁度なので大丈夫ですよ」
とんでもない事をさらっと言ってくれるが、それなら一応は安心だ。
もうやるしかないので覚悟を決めて奥まで押し込むが、あと数センチがきつい、これ以上先に私は入れた事がないしバイブなんて持っていない、過去に付き合っていた男にもバイブなんて使われた事もなかった。
「ああぅっん」
おもわず変な声が漏れると同時にどうにか奥まで押し込むと、奥側に当たる感触した、これが噂の子宮口でポルチオという場所なのか、未知の気持ち良さを感じてしまった。
入れ終えると関口さんが次の物を持っていた。
「こちらも軽くローション塗っておきました」
「あ、ありがとうございます」
手渡されたのはアナルバルーン栓。
あの便を止める癖に嘘の便意で私を苦しめる酷い奴だ。
これも直腸内用のバルーン部分が長い。
「関口さんあのこれ」
「アナルバルーン栓のサイズがそれしかなかったのですいませんそれでお願いします、でもそのロングタイプのバルーンならより奥深くまで膨らんで止便効果が高いのでより安心ですよ」
なにが安心なんだか。
「んんっ、んあぁん」
私はお尻に物を入れる趣味のなんてないので慣れないぞわっとする感触に、副社長が目の前に居るにも関わらずに変な声上げてしまった。
入れ終えるとゴム玉ポンプを握って空気を送り込む。
シュッシュッシュッシュッ、シュッシュッシュッシュッ。
「ロングタイプなので直腸バルーンを膨らませるポンプの握る回数を多くお願いしますね」
直腸内が膨らんで来るのがわかる、おならを我慢している時の様な感覚だがすぐに便意に変わってくる。
病院で入れらたアナルバルーン栓より奥というか上の方までバルーンが膨らんでくる、こ、これ以上膨らんだら直腸より先にまでバルーンが入って行ってしまう、もしかしたらもう進入されてしまったかもしれない。
シュッシュッシュッ、シュッシュッシュッ、シュッシュッシュッ。
括約筋の上側、括約筋、肛門の外側に位置する円盤バルーンも一緒に膨らます。
括約筋を広げられるのは切ない、括約筋の広がりと同じに口も開いてしまう。
「あっあっあっ」
情けない声と一緒に空気を吐き出しながら円盤バルーンを膨らませた。
「貞操帯でせっかく入れた体調管理システムが抜け落ちない様に蓋をしちゃいましょう」
「ええ、でも尿道カテーテルはいいんですか?」
「尿道カテーテルは貞操帯の尿道穴から後で挿入します、片桐チーフに入れるのは膀胱留置カテーテルだから、先に入れてしまうとカテーテルの後端にバルーンを膨らませる為の生理食塩水の注入口があって通らなくなってしまうのです」
なるほど。
関口さんに貞操帯の付け方を教わる、と言っても簡単な物だ。
腰に腰ベルトを背中側から巻き、腰ベルトの背中側の中央にある股ベルトを前側に持って来て、ウエストベルトと一緒に固定して施錠するだけだ。
付けるのは簡単だったが、鍵が無ければ外すのは困難を極める貞操帯だ。
股ベルトは後ろ側から、アナルバルーン栓の肛門の外側の円盤バルーンが収まる受け皿、体調管理システムの底側が収まる受け皿、そして私の尿道口の場所に少し大きな穴が開いていたこれが尿道穴か。
「ではこちらをお願いしますね」
「はい」
次は尿道カテーテルだ。
「あの関口さん」
「すいません今日用意できる特大膀胱留置カテーテルがこれしかないとの事で」
太い明らかに太い。
一か月前に病院で入れられてそのまま帰宅し、その後抜いた尿道カテーテルには16frと書いてあったが今手にしているのは24frと書いてある、数値的に1.5倍の太さか。
滅菌済みの潤滑剤を先端に塗り貞操帯の尿道穴から丸見えの尿道口にあてがう。
性器の挿入感でもなくお尻に入れる不快感ともまた違う、ぞわぞわする挿入感を味わいないながら入れていれる。
太さに関しては確かに太いがどうにか入っていってくれて安心だ。
膀胱に到達した所で、膀胱留置用のバルーンを膨らませる為の生理食塩水を注入する。
「片桐チーフ、今日の膀胱留置カテーテルのバルーンのサイズは300ミリリットルなのでお間違いのない様に」
「えっ、わかりました」
病院でレクチャーを受けた時のバルーンは200ミリリットルだったのに300ミリリットルとはバルーンの大きさも1.5倍か。
生理食塩水を注入器で300ミリリットルを間違いなく吸い上げて注入する。
もうこれでカテーテルが抜けることはない。
カテーテルを入れた所で右太腿に畜尿バッグを固定してカテーテルと繋ぐこれでもう完全に大も小もトイレに行く心配はない。
「制服を着ちゃいましょうか」
ターコイズブルーのラバー制服の内側にも潤滑剤を吹いてくれる。
「インナーもラバーですからちょっと着にくいと思うかもしれませんが多めに潤滑剤を吹いておいたので大丈夫ですよ」
確かにゴム同士だと摩擦抵抗が大きくて腕の部分が通し難いかなと思ったが、ゴム同士が擦れ合う大きな音を立たすも思いのほかすんなりと入ってくれた。
シューッ。
何も言わずに関口さんがバックファスナーを閉じてしまう。
カチッ。
自動施錠が作動した音も聞こえた、もうラバー制服も脱げない。
「制服にも艶出し剤を塗ってくださいね」
インナーと同じ様に塗ってくれる。
艶出し剤を塗られたターコーイズブルー色の制服は鮮やかだけど妖しい光沢を放つラバー制服となった。
「ブーツ履いちゃいましょうか」
白いラバーロングブーツを履かされる。
「あの関口さんこのブーツ」
関口さんはプレゼンの時はラバー制服フル装備で一か月間仕事をしてたって言っていたが、その時のブーツのヒールよりも高いし細い。
「片桐チーフならこの方がより似合うと思いまして」
関口さんに促されてブーツに足を入れるとファスナーを上げられて自動施錠が作動した音が聞こえた。
履いてみると確かに高い、私は今までこんな高いヒールを履いた事がないのでちょっと不安だ。
私が不安を感じている中、関口さんはブーツにも艶出し剤を塗ってくれている。
「マスク被っちゃいましょうか」
遂にマスクか。
「ええ」
私の顔そっくりのマスクのパッチン錠を外して前後に開かれる。
前部の覗き穴に目の位置に合わせる、私専用なのでこれで顔の位置がぴったりと合う。
後部を合わせてパッチン錠で施錠する。
これで完全に顔に着ぐるみマスクが固定されてしまった、鍵が無いと外す事はできない。
私の顔という個人を識別する大事な物を奪われてしまった感覚に陥り悲しくなる。
「あとはスカーフと帽子ですね」
成型された白いラバースカーフに金属製の環いや首輪が仕込まれているラバースカーフを首に付けられる。
当然の様に鍵も仕込まれている。
最後に白いラバー帽子を被せて貰って着付けの終了だ。
「関口チーフちゃんと聞こえてますよね?」
「はい大丈夫です」
骨伝導イヤホンの聞こえ方は良好だ。
「私の声は大丈夫ですか?」
「片桐チーフの声ちゃんと聞こえてますよ」
マスク内部のマイクと口元から発するスピーカーも良好な様だ。
「副社長いかがでしょうか? 採用して頂いたラバー制服は」
「ああ、最高だ」
「ありがとうございます、デザイナー冥利につきます」
着ている私も安堵した。
「関口さん片桐チーフの全身の施錠を解く鍵何セットあるのかな?」
「2セットづつ用意してありますが」
2セットづつという事は1セットは私が持って、あと1セットは本店の事務所で保管か。
「1セットは私が預かろう」
えっ!? なんで副社長が?
「こちらになります」
関口さんが鍵の束を副社長に渡してしまう。
鍵の束を受け取った副社長は私の目の前に立つ。
「片桐チーフ、実を言うと私が入社した時には既に本店の受付嬢としてインフォメーションカウンターに立っていた君に一目惚れしてしまってね」
副社長から思い掛けない事を言われた。
「すぐにでも口説きたかったが、若くして副社長になるのが決まっていたからそれまでに少しでも結果を出す為にと、片桐チーフへの思いを我慢していたんだよ」
副社長は今年28歳という若さで就任された、その間に競合百貨店の多い地区への新店舗の出店計画の大成功等々の多大成果を上げられた、社内では誰もが認める若きリーダーだ。
「いつか社員皆から認められたら片桐チーフを口説くつもりだったんだが、男がいるとの噂も聞いてしまってね」
学生時代なら付き合っていた男はいたけど、入社以来男はいないのにいつの間にそんな噂が。
「副社長そういう事でしたら、片桐チーフの体調管理システムのモニタリングもできますよ」
「ほう」
「副社長のスマホに体調管理システムを開発した大学病院のアプリをダウンロードさせて頂いてもよろしいでしょうか?」
「頼むよ」
副社長が関口さんにスマホを渡す。
「これで完了です」
関口さんが副社長にアプリ画面の説明を始める。
「片桐チーフの体調管理システムはWi-Fiで大学病院のサーバーに体調データをリアルタイムで送信していますので、副社長のスマホにインストールさせて頂いたアプリで片桐チーフの体調がリアルタイムでわかる仕組みです」
「なるほどこれはいいね」
副社長は嬉しそうだ、私がラバー制服を着ろと命じられた時はこんな巨大ディルドやアナルバルーン栓なんか突っ込むならもっと若い子の方が副社長も楽しいのにと思ったが、先程の言葉を聞かされた上で嬉しそうな副社長の顔を見ると私が着て良かったと思う。
「ちなみにですね、これをこうするとですね」
「んああっ!?」
体調管理システムがいきなり強烈なバイブレーションを放つ。
「片桐チーフの体調管理システムをバイブレーションさせる事ができるんですよ」
関口さんが『日に数回バイブレーション機能により意図的に体温・脈拍・膣圧を運動時の数値にして正常時との比較をする機能も備わっております』って言っていた機能って誰かが意図的に動かす事もできるのか。
「ありがとう関口さん最高だ仕事中だけとはいえ片桐チーフの全てが私の物になった気分だ」
「あっそうそう副社長、片桐チーフには今男はいませんよ」
「関口さん!」
思わず声を荒げてしまった。
「ほう、本当かね」
副社長が着ぐるみマスクの私を見つめる。
「は、はい」
嘘は言えない。
副社長の表情が緩む。
「じゃあそろそろ本店に行こうか」
「はい」