ヒトブタの飴食い競争#1ヒトブタの飴食い競争は聖豚〇校のミスコンテストです
Added 2021-10-15 08:33:17 +0000 UTC入学式。
「新入生代表の言葉、新入生代表原口加奈」
「はい」
私は壇上前まで出て行きお辞儀をする。
壇上に上がると新入生達の視線が私の顔に集中するのがわかる。
校長先生と向き合い、一週間程考えて書いた言葉を読み上げ始める。
人前で喋るのは慣れている。
「私達、新入生一同はこの歴史と伝統ある聖豚〇校の――」
私は小学生の時から長年続いている子供向け人気バラエティ番組のレギュラーメンバーとして出演していた、六年生になった時にはメインの司会も任され歴代の出演者の中でも屈指の美少女と言われた。
中学生になってからは教育番組のメインとして出演していた。
この教育番組の出演していた事が有名進学校である聖豚〇校への進学を決めたと言っても過言ではないだろう。
教育番組に出ているのに進学先が芸能化のある〇校や偏差値が並程度な〇校に進学したら、笑われてしまうんじゃないかと思い必死に勉強し聖豚〇校に合格できた。
芸能活動は3月を以って休止したので〇校では勉学に励むつもりだ。
「――誓いの言葉と致します、新入生代表原口加奈」
ここにいる新入生は当たり前の事だが私と同い年。
私が出演していた子供向けバラエティ番組や教育番組を見ながら、私と一緒に成長してきた子達だ。
そんな子達と一緒に入学式を迎える事ができて嬉しいし、生で見る私のかわいさに見惚れている男子を見ると嬉しくなるものだ。
「在校生代表の言葉、在校生代表石見詩帆」
「はい」
「石見詩帆は一昨年度ミス聖豚コンテストにて栄えあるグランプリに輝きました生徒です」
一人の生徒が何かぎゅっぎゅぎゅっと音を立てながら壇上に上がる。
「新入生の皆さん、聖豚〇校にご入学おめでとうございます、在校生一同、心より歓迎申し上げます」
この〇校にはミス聖豚っていうミスコンがあるんだ。
「皆さんと一緒に〇校生活を送れることをとても楽しみにしていました」
ミス聖豚である石見先輩の歓迎の言葉が続いているが、私は石見先輩の言葉よりも容姿と制服に気を取られてしまう。
「今日から〇校生活の三年間が始まります、〇校生活は楽し時もあれば辛い時もあります、悔いのない学校生活を送れるように頑張ってください」
石見先輩はミス聖豚というだけあって確かに美人だ、かわいいじゃなくて綺麗という感じで全体的に整った顔立ちをしていると思う。
「この聖豚〇校は、歴史と伝統のある学校であり特に学校行事は創立時からの伝統を大切に守りつつ、より近年に合う形を取り続け行っています」
石見先輩の注目するポイントは顔だけではない、着ている制服も気になってしまう。
形は私が今着ている真新しい聖豚〇校のグリーンのブレザーと緑と赤のチェックのスカート、ブレザーの中に見えるグリーンのベストと白いワイシャツ、ワイシャツには緑に赤のストライプが入ったリボン、そこまではまったく同じだけど違う。
「特に体育祭の中で行われるミス聖豚コンテストは学校行事の中でも最も大切な行事で一年生しか参加できません、自分で言うのなんですがミス聖豚の栄誉は生涯忘れないでしょう」
ミスコンなのに一年生しか参加できないのか、だから石見先輩は一昨年度のミス聖豚なんだね、それにしてもミス聖豚になれるチャンスは一度切りなのか。
聖豚ぐらいの有名〇校でのミスコングランプリなら生涯の思い出になってもおかしくはないと思う。
「皆さんも学校での伝統的な行事の参加は一生の思い出と残るかもしれません」
石見先輩のスカートから伸びる足に目を移すとのピンクのストッキングを穿いているし、原稿を持つ手はピンクの手袋を嵌めている様だ、そしてよく見るとワイシャツの襟からもピンクのインナーが見えている。
「学業の面でも――」
もう一度制服に全体に目を戻す。
決定的な違いは石見先輩が着ている制服、ストッキング、手袋にに全てに艶やかな光沢があるのだ、それも明らかに布地ではないとわかる光沢だ。
言葉を続けていた石見先輩が挨拶の締めに入る。
「それでは皆さん〇校生活を共に過ごしましょう」
石見先輩が一礼をし再びぎゅぎゅっぎゅむむと音を立てながら壇上を降りる。
私は壇上を降りるまで石見先輩の制服から目が離せなかった。
入学式が終わり帰宅後も夕食時もベッドに入ってからも石見先輩の制服ばかりを思い受かべ考えていた。
あの光沢はなんだろう? 石見先輩が歩く時に立てていた音はなんだろう?
翌日から新しいクラスでの〇校生活が始まったが、石見先輩の事を口にするクラスメイトもいなかった。
あの制服は石見先輩がミス聖豚だったから入学式の在校生代表での挨拶用に特別に着てた制服なのかな? と思っていた。
その考えはすぐに違ったと思い知らされる。
入学式から数日後、校内で石見先輩を見かけたがあの光沢のある制服とピンクのストッキングとピンクの手袋を嵌めていた。
それからも時折、校内で石見先輩を見かけたがいつもあの制服姿だった。
五月の連休がすぎ、夏休みが終わり二学期が始まった。
衣替えも終わり体育祭が近づいていた、十月の最初のロングホームルームの時間に一年生だけのテレビ集会が始まった。
テレビ集会これは放送室にあるスタジオから各教室の天井から吊り下げられている液晶モニターにライブ映像を流す事で、生徒指導や学年主任の先生等が各学年にだけ伝えたい事を伝える集会だ。
全校集会みたいにわざわざ体育館に集まったりしなくてもいいので良いシステムだと思う。
ロングホームルーム開始のチャイムが鳴り終わるとテレビ集会が始まり液晶モニターにある人物が映る。
映ったのはあのミス聖豚の石見先輩だ。
「皆さんこんにちはミス聖豚の石見詩帆です」
石見先輩は今日もあの艶やかな光沢のある制服姿だ。
「今日は皆さんにこれから十月にある体育祭の中で行われるミス聖豚コンテストについてお話しさせて頂きます」
ミス聖豚コンテストは一年生しか参加できない、だから一年生だけのテレビ集会なのか。
「最初にミス聖豚コンテストの由来をお話ししますね」
私もあの入学式の時に疑問に思った、ミスコンと言えば文化祭や学園祭で行われる物と思う、それがなぜ体育祭で?
「この聖豚〇校の創立者である天川聖羅が幼少期に家が家畜として美しい牝豚を飼っていました、ある日一人でその牝豚を庭で世話をしている時に熱中症で倒れてしまいますが、世話をしていたこの牝豚が天川聖羅を背に乗せて診療所まで運び届けたそうです、牝豚も途中力尽きそうになりますが道端にたまたま落ちていた飴玉を齧りどうにか診療所まで天川聖羅を届けたそうです、診療所に付いた時には牝豚も精根尽き果て玄関前でぐったりと倒れ込み脱糞してしまった様です、その糞の臭いに看護婦が気づき一命を取り留める事ができました」
液晶モニターの中で説明をする石見先輩の顔を見入ってしまう、入学式の時はステージまで距離があったし、校内で見かけた時に顔をじろじろと見るのも失礼だったし、これでようやく綺麗な顔をじっくりと見る機会ができた。
「その牝豚はそれからも死ぬまで天川聖羅に大事に飼われました」
なんとも凄い知恵のある牝豚だし、命の恩人ならぬ恩豚なら大事するのは当たり前だ。
「その後、教育の道を歩み続けた天川聖羅が120年前に聖豚〇校の前身となった聖豚女学校を創立し、今の私が在るのもあの牝豚のおかげ栄誉を称える為に何かをしたい、校名に豚の文字を入れ、あの牝豚の様に美しく人の為に全力を出せる女性を育みたいとの思いから第一回目の体育祭から牝豚の飴食い競争が始まり、この競争の優勝者とにはミス聖豚の称号を与えられました」
なるほど飴食い競争がミスコンだったんだ。
「ただそれから日本でもミスコンが一般的なってくると、飴食い競争が早いだけではなくて、牝豚が美しかったとの事もあり美人投票も加わり、飴食い競争の順位と全校生徒と体育祭にご来場された父兄による投票
による総合点で決まる様になりました」
それにしてもいくら創立者である天川聖羅の命の恩豚を偲んでの事とはいえ、牝豚が道端に落ちていた飴を食べ走り続けたという事を連想させられる飴食い競争、牝豚が美しかったらしいから美人投票もやる、これじゃあまるで女子生徒が牝豚扱いだ、ミス聖豚とはなんとも酷いミスコンだ石見先輩はなんでこんな酷いミスコンでグランプリとはいえ『自分で言うのなんですがミス聖豚の栄誉は生涯忘れないでしょう』なんて言ったのだろう。
こんなミスコン参加する女子生徒はいるのだろうか? それでも有名〇校のミスコンなら参加する女子生徒は多いのだろうか?
「次に飴食い競争の時に着る衣装と装具を紹介します」
体操服じゃないんだ、まさか豚の仮装をするとか?
「私が装具の着用をしてしまうと説明できなくなってしまうので、前年度のミス聖豚に輝いた二年生の朝田茜さんに着用して貰います」
画面の石見先輩の横に一人の女子生徒が入ってくる
「皆さんこんにちは昨年度ミス聖豚の朝田茜です」
この人が朝田先輩なのか流石はミス聖豚、石見先輩の様な綺麗系とは違うかわいい系の顔だ、系統は違うが男子達が採点したら両者同点ぐらいだと思う。
朝田先輩の制服も石見先輩と同じ物だ、ピンクの手袋を嵌め襟からはピンクのインナーも見えてる。
あの艶やかな光沢のある制服とピンクのインナーや手袋、ストッキングはミス聖豚になった生徒だけの専用の制服なのかな?
「それでは朝田さんお願いしますね」
「はい」
カメラが朝田先輩の全身を映す。
朝田先輩がおもむろに光沢のあるグリーンのブレザーのボタンをピンクのゴム手袋に覆われた指で外すと凄い音をたてながら脱ぎ始める。
制服を脱ぎ始める朝田先輩を見て男子達が騒ぎ始める。
「あの先輩脱ぐの?」
「なんか凄い音立てて脱いでるな」
私もあの音が気になる。
「あれラバーっていうんだぜ」
「ラバー?」
「あれゴムの生地なんだぜ」
あの光沢のある制服はゴムの生地でラバー製だったんだ、だからあんなに綺麗な光沢があったんだ。
「へー」
「でも知ってるか? ラバーって変態が着る物なんだぜ」
そうだったんだ。
ラバーとラバーが擦れる音を立てながらブレザーを脱ぐと、ラバーベストも脱でしまうとラバースカートのホックに手が掛かる。
男子達は皆、液晶モニターを凝視している。
朝田先輩はなんの躊躇もなくホックを外すしファスナーを下ろして、スカートをすとんと落としてしまう。
「おおお」
男子達から期待の声が上がる。
「なんだよーあれー」
「パンツ見えねーじゃん」
期待の声は落胆にすぐに変わってしまった。
朝田先輩はスカートを脱いでもパンツは見えなかった。
ピンク色のラバーパンストを穿いてたのだ、これなら躊躇なくラバースカートも脱げる訳だ。
最後に白いラバーワイシャツのボタンを外していく。
「今度はブラ見えるよな?」
「これで見えなきゃおかしい!」
また男子の期待の声が上がる。
ボタンを外し終えてラバーワイシャツを脱ぐと。
「え」
「なにあれ?」
「はあ?」
男子の声をよそに朝田先輩は最後に残ったグリーンのラバーハイソックスを脱いでいる。
朝田先輩がラバー制服一式全てを脱ぎ終えると、現れたのはパンツやブラジャーではなく、ましてや地肌を晒しているわけでもない。
朝田先輩は首から爪先覆うピンク色の全身ラバースーツを着ていたのだった。
「んだよーパンツもブラも見えねーじゃん」
「見えないからみんなの前で脱いだんでしょ」
そういう男子の隣の席の女子が、女子からしたら当たり前の事を言う。
「でもあれけっこうエロくね?」
「あの先輩のでかい胸にラバー? っていうのがぴっちり貼り付いてる感じだし」
「たしかに」
ぴっちり張り付いているのは朝田先輩の大きな胸だけではない、 ピンクのラバースーツは首から爪先までぴっちりと全身にフィットしている。
制服を脱ぎ終えた所で石見先輩の説明が入る。
「今、朝田さんが着ているこのピンク色のラバースーツが参加者の衣装になります」
なんでこんなラバースーツを着るんだろう?
「このピンク色のラバースーツは豚の皮膚の色に因んでです」
人間の肌色から豚の肌色にする為か。
「次に装具を付けていきます」
装具ってたかが飴食い競争の為に何を付けるっていうの?
朝田先輩がなぜか四つん這いなる。
「では足からこの装具を付けていきますね」
画面外から渡されたラバースーツと同じ色の装具とやらを朝田先輩の足に付けていく。
朝田先輩の左足を太腿の裏側と脹脛がぴったりと合わせる様に折り畳むとベルトが数本巻かれているブーツの様な物に膝から履かせてしまった。
それに付いている数本のベルトを締めると折り畳められた足はもう伸ばす事はできない。
同様に右足にも装具を付けて行く。
「今、朝田さんに付けた物は豚の足装具と言います」
ブーツな様な物と表現したが、それには普通のブーツと違って足首より先の部分が無くソールの部分が丸いのだ。
「次に朝田さんの腕にも豚の足装具を付けていきます、腕に足装具を付ける前にこの球状手袋を嵌めます」
朝田先輩の手握りこぶし状態にして指のない手袋を嵌める。
これじゃあもう何も掴めない、飴食い競争って普通は口だけで飴を取ったりする競争だから、不正防止かな?
それから足と同様に腕も折り畳まれた、足に装着された豚の足装具をそのままサイズダウンして腕にぴったりのサイズなっている物を履かせていく。
ベルト締め上げると、朝田先輩の腕ももう伸ばす事はできない。
「頭部にも装具を付けていきます、豚耳カチューシャを付けます」
豚耳部分はラバースーツと同じ色、同じ光沢なのであれもラバー製なのか。
「豚になるのには欠かせない鼻フックを付けます」
朝田先輩の鼻にフックが掛けられて上向きに引っ張られる。
「鼻フックのベルトを豚耳カチューシャに留めます」
かわいい顔が台無しだ。
「これが飴食い競争の時に着る衣装と装具の着用です」
今、朝田先輩は四つん這い状態だけど、掌と膝と足の甲で体重を支える普通の四つん這いではない、豚の足装具の中の肘と膝だけで体重を支えている事になっている。
こんな状態で飴食い競争をしろと?
朝田先輩が正面を向き顔をカメラに向けた。
豚耳カチューシャと鼻フックのおかげで鼻の穴がよく見える上向き豚鼻で正に豚顔になり果て、羞恥のあまり顔を赤らめいていた。