名称:パラボラヘッド
分類:甲種
▲雷(対地放電)を放つ直前、特徴的な姿勢をとる遺失物099
殲滅:不明
禁足:不明
概要:頭部が複数のパラボラアンテナのような物体で構成された、人型の遺失物。警察官の服装をしているが、銃器や炎、自身の放つ雷などによってそれらが損傷することはない。
神出鬼没なうえ人間に対して敵対行動をとるため、今日まで甚大な被害が出ているにも関わらず、殲滅・禁足方法の発見にはいたっていない。
付近の人間に対して雷と同等の電撃を発して攻撃する。
視力はなく、頭部のアンテナ状の物体によって人間の位置を把握していると考えられる。
また放電の直前、広範囲で強いノイズ音が観測される。これは人間の悲鳴のようにも聞こえ、精神汚染の効果があるため注意が必要。
以下は、当該遺失物による初期の被害記録である。
【記録1】19██年 8月██日
██火力発電所内で突如爆発火災が発生。
11名が死亡、30名が負傷。関連区域に大規模な停電が発生した。
複数の被害者が、雷のような光と轟音、人間の悲鳴のようなノイズ音を聞いたと報告。
遺失物が関与している可能性ありと判断。
世間一般には燃料サービスタンクの爆発事故としてカバーストーリーを流布、被害者にも記憶処理を施した。
【記録2】20██年 3月██日
██県某所の大型ショッピングモール内に出現。
侵入経路は不明。
遺失物099は付近にいた一般市民に攻撃を加えながら歩行し、わずか10分ほどで消失。45名が死亡する結果となった。
直接的損害を免れた一般客の中にも幻聴を訴える者が続出し、鑑定の結果精神汚染が確認された。
本件をもって、当該遺失物は甲種と認定された。
現在も出現場所や消失のメカニズムは判明しておらず、対処法の究明が急がれる。
【追記】
遺失物099の服装および所持物は、19██年 ██県某所で起きた落雷事故により命を落とした、故赤羽巡査が死亡時身に着けていたものと酷似している。
当該遺失物がポケットから落とした手帳の内容が、赤羽氏の業務記録・筆跡と一致していたため判明した。
なお、手帳は24時間経過時点で完全に消失し、これ以降も取得や保存には失敗している。