今回はnemnemにて発売されたアバター「PMMA」についてです。まずは初期Verにあったものを綴っていきます。
このアバターは他のアバターと異なり特有のアプリケーション「PMMASOFT.」が同梱されていました。これはアバター本体のダウンロードに始まり購入している衣装の管理や改変をサポートしてくれる、というものでした。
現在このソフトウェアについて作者が書いていたnoteが削除され確認ができなくなっているため、簡単にその機能についてお話します。
専用ソフトからしかUnityPackageの入手ができない状態でしたが様々な意見により現在はライブラリより直接ダウンロードできる状態となりました。
さて、このPMMASOFT、はじめるを押すとゲームのキャラクタークリエイトのように選択肢が現われます。まずはカラーバリエーション。
次に衣装。これはPMMA用に対応した衣装が検出され、表示されます。
デフォルトではこの2種がPMMA用の着せ替えとして入っています。このソフトを起動したときにBoothのログインが要求されるのですが、アカウントから購入履歴を参照・解析してPMMA用の対応衣装がここに追加されていきます。
ただどうもすべての購入履歴を解析しているようで、右下のローディングがずっと回り続けており、クリックすると衣装と関係のない情報までダウンロードされているのが見えました。これは何かおかしいのではないかとここで感じます。
衣装を選ぶと着替えられ、プレビューが表示されました。この状態のアバター用プロジェクトを生成できるようですね。PMMASOFT.の概要はすべて見えたので、挙動も怪しいと感じたためここでタスクキルをしました。内容としてはUnity初心者にとって非常に楽な導線と言えるかもしれません。
意見の多くはこれについてでした。
この記事は同梱されていたソフトの挙動を巡り、boothでの配布に潜む「不正ダウンロード・常駐」などのリスクを指摘しています。特にexe実行の強制や裏でのゾンビ常駐といった動作は刑法に触れる可能性があり、利用者が被害を被る恐れがあると警鐘を鳴らす内容となっていました。
そう、挙動を怪しく感じタスクキルをした、というだけではPMMASOFTを終わらせることはできていませんでした。バックグラウンドで動作し続けるというのがわかり、私はプログラムには明るくないためFriendの力を借りながら内部に潜む一時ファイルの削除と、再起動の際に自動で走る状態にあるスタートアップ登録レジストリなどの確認に追われました。
バカな話です。信頼のおけるソフトウェアではないのにログインをしたことで個人情報の流出やアカウント凍結リスクを負うことになりました。特に考えず「boothだしいつも通り大丈夫か」と油断が招いた事態です。
これについてTwitter(X)では多くの技術者から様々な意見が出ていました。ただ技術的な話がわからない一般人からするとただただ強い言葉でバッシングしているように見えたのか「そこまで叩かなくても」と言っているUserもちらほら見える状態に。
事の重大さを知らせるための言葉だったのかもしれませんが、様々な人が見る場では、ある程度人に伝えるための言葉選びが必要であると考えさせられましたね。コミュニケーションとは難しいものです。
さて、というわけで実作業はPMMASOFT.からではなく既存のUnityプロジェクトを開くところから始めれば良いのかというと…
ここでも問題が。
PMMASOFT.を介さなくともデータが送信されているという声が挙がりました。こうなってはもはやアバターのビルドすらできません。現在はこの問題に対してパッチファイルが提供され、上書きインポートすることでこの動作を消すことができるようです。つまり、通常のアバターと同じ形態にようやく落ち着いたということでしょう。
表情シェイプキー713種。史上最多…フェイストラッキングの設定も内蔵…といったアバターについての話をする予定でスクショ付きで色々書いていたのですがほぼ削除することにしました。詳細は商品ページを参考にしてください。現在は通常のアバターとして使用することができるはずです。
私がアバターが出てその記事を書くたびにやっているBreastのサイズ感について一応書くと、比較するとライム以上セレスティア未満です。身長の割に大きいといった感想。ミルティナ並に大きく盛りたい場合はボディの差し替えが必要でしょうね。しかしPMMAのデフォルトの衣装は他アバターにも対応しているため、ボディを差し替えても同じ見た目のまま編集できますね。
で、UnityPackage版にはそのデフォルト衣装であるジャージが同梱されています。これで他アバターにもMAでポン着せできるわけですね。対応アバターは多く20体以上。これも詳細は商品ページを確認してください。
今回このPMMASOFT.により「ネットに転がっているよくわからないファイルを使用しない」という話は、boothという私たちがいつも使っているプラットフォームも含まれるということを身に沁みさせられました。
個人情報の流出やアカウント凍結リスクなどの精神的な被害と、実際の動きによったPC作業も発生したという被害、そして元々商品に含まれていたPMMASOFTが使用できなくなったことにより購入の動機となった品も使えず本来の価値を失ったという認識だったので返金が効くのではないかと思い、booth事務局へ問い合わせをしました。
まずはこのソフトウェアによって自分が不正な利用に加担したかどうかの確認を行いました。これについては利用者に対し「一般的な通信量」であればアカウント利用の制限をかけるつもりはないと返答をいただきました。一旦アカウント凍結については無さそうで良かったです。私にはこの「一般的」の度合いがわからないので"恐らく"
の域を出ませんが。
次にこの騒動による被害と商品価値を損なったことを理由に返金の申請をしました。結果は✕。ダウンロード商品なので返金は対応できないと。
しかしそれは、提供される商品が安全で正当なものであることが前提のはずです。今回の件については、配布されたソフトウェアが利用者の端末に損害を及ぼす可能性があり、単なる動作不良や説明内容の相違といった範囲を超えています。
そのため、boothの規約、そして然るべき法でこの件はしっかりと対応されるべきである事と、消費者センターへの相談も検討する旨を返信しました。しかし返金は通らず。
仕方がないのでお勉強と思い消費者庁への相談も投げてみることに。金額がどうというよりはこの騒動の中で"思うところ"があったので、詳しくはお話できませんがそれが理由での行動です。
私は以降、残りの個人的なやりとりとなりそうな消費者庁の件が終わり次第これには関わらないようにします。お疲れ様でした。
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なお最終的な報告として作者さんから新しいnoteが公開され、一旦は宙ぶらりんとなっていた問題の一部は着地したように見えます。
そして本件を詳しくレポートされた方がいますので、より知りたい方はこちらを読んでみてください。
この件については以上となります。
鯰田NMZ
2025-10-20 00:18:20 +0000 UTCアクト
2025-10-19 23:59:09 +0000 UTC