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「プロデューサーさん…あの…」 真乃の瞳が深紅に染まっていく 「…血を頂いても…いいですか……?」 プロデューサーはゆっくりと近づいてくる真乃を見つめることしかできなかった それは真乃の中に流れる血がそうさせたのか あるいは真乃が自身の意志によってそうしたのか そんなことを考える猶予すら与えられず、真乃の白...
プロデューサーと櫻木真乃だけの秘密の治療はまだ続いていた
真乃は日に日に症状が強くなり、何度も血を求めていた
苦しそうな顔で縋り付く真乃の背中を撫でながらプロデューサーは指を差し出した
指があまりにも傷だらけになり絆創膏が絶えなくなるから事務所の皆には心配された
ある時はあかぎれだと、ある時は料理を焦がしたと弁明した
その都度幽谷霧子が心配そうに救急箱を持ってくるのを遮った
霧子の悲しそうな顔を見るのは辛いが、真乃はもっと辛いに違いなかった
やがてプロデューサーは指ではなく前腕を噛むように言った
最初は抵抗した真乃だったが、血の渇望には抗えず、プロデューサーのたくましい腕にその歯を食い込ませた
腕の傷なら袖で隠せる
真乃の傷は自分が癒せる
そうして真乃はプロデューサーに依存していった
プロデューサーは真乃のすべてを受け入れていた
真乃はプロデューサーの腕の中で血を吸うことを至福と感じ始めていた
プロデューサーもまた、真乃に血を吸われるのは心地よかった
だが、櫻木真乃の吸血衝動が改善することはなかった
───────────────
そんな生活が半年ほど続いた頃にはもう周囲にも隠しきれなくなっていた
明らかに体調の悪そうな真乃
そんな真乃と数分席を外すプロデューサー
イルミネーションスターズはもちろん、他のユニットの者たちも、櫻木真乃の不調と2人のただならぬ関係性を訝しんでいた
プロデューサーの腕の傷は増え続けた
真乃は噛みついて血を舐めるだけでは飽き足らず傷口に舌を捻じ込んだり、腕全体を舐め上げたりした
行儀の悪い稚児が皿に付いたソースをぺろぺろと舐めとるかのように、真乃はプロデューサーの手指を美味しそうに喰んだ
普段は礼儀正しい、育ちの良い上品な真乃が自分の腕を舐め回すその様はプロデューサーの心を鷲掴みにした
びくびくと震え上がる股間のそれはもはや隠しようがなく、それを見た真乃も自分の行為が赦されたかのように安堵して吸血する
真乃は大切なプロデューサーを傷つけて血を吸うという不敬を、プロデューサーが自らに向ける欲情を対価として受け取ることでこの関係を正当化していた
もはや二人の爛れた関係に介入することは叶わず、他のアイドル達は不審に思いながらも誰も言い出せずにいた
「プロデューサーさん…」
はっとプロデューサーが我に帰る
仕事の疲れと腕の痛みで朦朧としていた意識を真乃の言葉が覚醒させる
夕暮れの事務所の中、プロデューサーはいつのまにか櫻木真乃とふたりきりになっていた
たまたまそうなったのか、真乃がそう計らったのかはわからない
「プロデューサーさん…あの…」
真乃の瞳が深紅に染まっていく
「…血を頂いても…いいですか……?」
プロデューサーはゆっくりと近づいてくる真乃を見つめることしかできなかった
それは真乃の中に流れる血がそうさせたのか
あるいは真乃が自身の意志によってそうしたのか
そんなことを考える猶予すら与えられず、真乃の白く透き通った指先がプロデューサーに伸びていった
───────────────
ちゅっちゅっと事務所に淫靡な音色が響く
知らない人が聞けばそれは愛するふたりの性の交わりと勘違いするかもしれなかった
真乃はいつものようにプロデューサーの腕に吸いついていた
ぼろぼろになった両腕はもう新しい傷をつける隙間も無く、治りかけているところの瘡蓋を歯と舌で優しく剥がすことで血を出させた
最初は抵抗のあったこの惨い行為も、プロデューサーがそうするように言ってからはもはや真乃の一連の吸血行動のルーティンになっていた
自分がつけた傷を舐めることでプロデューサーの顔が僅かに歪む
そうすることで耐え難い劣情が自分の中に芽生えることを櫻木真乃は自覚していた
文字通りプロデューサーと櫻木真乃はお互いの傷を舐め合っていたのだ
ただ、自覚していただけで、真乃の優しい心が痛んでいくことにはかわりなかった
腹が膨れてふと気づくと自分のせいで血だらけになっているプロデューサーを見て、真乃はまた自己嫌悪に陥る
真乃はこの吸血をやめたいと思っていた
愛するプロデューサーの表情が苦痛に悶えるのを気持ちいいと感じるのと同時に、もうこんな酷いことはしたくないと強く思った
そうして櫻木真乃はついに、「それ」を思いついたのだ
「─プロデューサーさん…」
ちゅぷり と真乃が口を離した
プロデューサーの血で濡れた唇が男を誘う娼婦の真っ赤な口紅のように光っていた
「どうした」
「私…考えてきたことがあるんですけど…」
「なんだ」
「あのっ、ここまでして頂いてて、今更言うのもなんなんですけど、私、プロデューサーさんの身体をこれ以上傷つけたくなくて…」
真乃はもじもじしてうっすら涙を浮かべながら言った
「なんだ、そんなことか。俺のことなんか気にしなくていい、最初にそう言っただろう」
舐められたばかりの腕の傷がじくじくと痛んだ
「いえっ、それは本当に感謝していて…本当に、何をお返ししていいかわからないぐらいで…私…」
舐められたばかりの腕の傷がじくじくと痛んだ
「はは、真乃が元気にアイドルを楽しんでくれるのが一番のお返しだよ」
舐められたばかりの腕の傷がじくじくと痛んだ
「だから、そんな顔しないでくれ。やめるなんて…」
「だから私、考えたんです」
真乃は恐ろしく低く小さな声で呟いた
舐められたばかりの腕の傷がじくじくと痛んだ
プロデューサーは全身の毛穴が逆立つのを感じた
「プロデューサーさん」
まるで手品でも見ているかのように
「血液じゃなくて…」
目の前に跪いていたはずの櫻木真乃が
「精液を、いただけませんか」
産まれたままの姿になっていた
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「ま、まの…何を…」
プロデューサーはそう問いかけることしかできない
蛇に睨まれた蛙のように、全身が硬直して動けない
天敵に捕食される小動物の気持ちが少しわかる気がした
「考えたんです、私」
ひた…と艶やかでまっしろな真乃の美脚が一歩プロデューサーに近づく
「血液と精液の成分はぜんぜん違うけど…」
二歩近づく
「プロデューサーさんの体液なら、なんでもいいんじゃないかって」
真乃とプロデューサーの距離がなくなる
真乃は立っていてプロデューサーは座っているから、真乃の豊満な双丘がプロデューサーのおでこにふわりと乗っかった
「待て」
プロデューサーは本能的にこの状況のまずさを悟った
プロデューサーとアイドルという立場を利用してなんとかこの場をやり過ごす方策を巡らせた
真乃ならきっと、言えばわかってくれる
こんなばかなことすぐやめてくれる
そう、櫻木真乃を侮っていた
「だ・め・です♡」
真乃はプロデューサーの唇にむしゃぶりついた
ぴちゃぴちゃという水温と、ふうふうという二人の鼻息だけが感覚を支配した
真乃はプロデューサーの口の中に舌を捻じ込み、あらんばかりの力を使って唾液を吸い出した
キスならばプロデューサーの身体を傷つけることはないから、もう遠慮なく真乃は貪りついた
やがて水遊びのようだった音も、じゅっぽじゅっぽと淫らで粘稠な旋律に変わった
真乃はプロデューサーの首に腕を巻きつけ、乳房は厚い胸板にめいっぱい押しつけ、両脚は対面座位のかっこうで腰に絡めつけた
繰り返すが櫻木真乃は産まれたままの姿になっていた
ブラジャーはおろか下半身まで何も着けておらず、ぐぐっと持ち上がったプロデューサーの股間の上から濡れそぼった陰唇をこすりつけた
プロデューサーはされるがままになっていた
本来なら真乃を引き剥がし、この愚かな行為を窘めるのがプロデューサーとしての役目だったが、真乃の醸し出す魔性がそれをさせないでいた
やがて真乃の唇はプロデューサーの舌から離れ、首筋から鎖骨へと這い回った
ぷちぷちとワイシャツのボタンを外しながら逞しい胸周りを舐めていく真乃
プロデューサーは呻き声を抑えられない
愛する男の身体がびくりと震えるたび真乃の口角が持ち上がる
前を完全にはだけさせられた頃にはプロデューサーは抵抗する気概すら失っていた
ころころと舌先で乳首を弄んでは ちゅっちゅっ と小鳥のように啄む
時折熱のこもった上目遣いでプロデューサーをじいっと見上げる
それでいて太腿や陰茎をズボン越しに乳房で愛撫するのを忘れない
真乃は全身を使ってプロデューサーに奉仕、いや、プロデューサーを貪り尽くそうとしていた
真乃の全てが気持ち良すぎて、プロデューサーの膝ががくがくと揺れていた
真乃は丁寧に乳首、肋、臍、鼠蹊部と舌を這わせじりじりと身体を沈めていき───
───ぶるん
と苦しがっているプロデューサーの本体を引き摺り出した
目の前で強烈な雌のフェロモンを放つ櫻木真乃に対して闘争心を剥き出しにしていたそれは勢いよく飛び出し、プロデューサーの腹に当たって跳ね返り真乃の額をびちりと叩いた
先制攻撃を喰らった真乃はひるむどころかその刀身をぎらりと睨みつけ舌舐めずりをした
プロデューサーの竿が前後にゆらゆらと揺れる
本能的に強敵だと悟って武者震いしたのか、一太刀を受けてなお嗤う余裕のある雌にたじろいだのかはわからない
だが当のプロデューサーはこれから真乃にされることを想像し恐怖していた
おそらく目の前で自分の分身が無様に負けるであろうことも理解していた
ただいつものように血を舐めさせるはずだったのにどうしてこうなってしまったのだろうとプロデューサーは自問していた
もうとっくに遅いのではあるが、せめて今からでもこの行為を辞めさせる方法を考え─
ぬるっ
─ようとしたその瞬間、柔らかい物体と生温かい液体に包まれるのを感じ、意識は途切れた
真乃は自らの双丘でプロデューサーを優しく包み込み、潤滑剤代わりに唾液をつうっと垂らすとそのまま上下に動かした
器用に左手だけで胸全体を支え、ちょうど気持ちいいぐらいの圧力で締めつける
この玩具は自分のだと主張する幼児のように大事そうに陰茎を抱え込み、どちゅどちゅと搾り上げたのだ
空いていた右手はやがてプロデューサーの陰嚢に伸び、焦らすような手つきでころころと弄び始めた
竿と玉、両方への官能的な刺激はすぐにプロデューサーの脳神経を焼き切った
「ま、の、これは…っ!!」
「ああ、気持ちいいんですね、プロデューサーさん、嬉しい」
歪みながらもその表情の中に快楽を滲ませたプロデューサーを見て櫻木真乃は安堵していた
真乃はずっと自分のために身体を傷つけて差し出してくれるプロデューサーに申し訳ない気持ちでいっぱいだった
プロデューサーが血を流さずに、自分も渇きを癒す手段がないかずっと考えていた
そしてこの「搾精」を思いついたのだ
バスト90に手が届きそうでいながら未だ発展途上の暴力的な肉体をぶつけられて耐えられる男はいなかった
まして目の前にいるのは自らが最初にスカウトするほど入れ込んだ担当アイドル櫻木真乃である
日々の業務の疲れもこの腕の痛みも、真乃の奉仕が、下品な言葉で言えば「極上のパイズリ」が、すべてを消し去ってくれるようだった
どちゅ、どちゅ
ころ、ころ
真乃の乳房の中の竿は唾液とカウパーでぬるぬるになり、もはや真乃とプロデューサーの境界がわからないほどになっていた
擦り上げる動きはどんどん速く力強くなる
赤から仄暗い暗赤色に染まり始めた両の瞳はプロデューサーをじっと見据えて離さない
真乃は文字通り全身でプロデューサーに奉仕していた
この一連の傷害の詫びを、あるいは出会ってから二人が歩んできた全ての過程の感謝を込めて
真乃はわざとらしく上目遣いをしたり、身体をくねらせたり
「プロデューサーさんのおちんちん…とっても熱いです…♡火傷しそう…♡」
などと煽るような言葉を投げかけたりした
ずるりずるりと乳房が一往復するたび陰茎が根元から持っていかれそうだった
プロデューサーはもう限界が近かった
「まの、まの、ああ、だめだ、射精る、射精ちゃう」
矢も盾もたまらず中止を懇願するプロデューサーの姿に、真乃はこの日一番興奮した
それは櫻木真乃の本能がそう感じさせたのかもしれなかった
「ああ、プロデューサーさん、イくんですね♡担当アイドルでイくんですね♡私で、櫻木真乃のおっぱいで気持ちよくなって射精しちゃうんですね♡嬉しいです」
真乃の美しい瞳から涙が溢れた
両方の手で乳房をぎゅうっと抑えつけ、より一層の力と感謝を込めて愛する人の陰茎を締め上げた
「が……っく…!!!」
断末魔のような呻き声と共にプロデューサーが果てた
びゅるびゅると陰茎から射出された精液は真乃の双丘をなぞりながらそれでもおさまらずに間欠泉のように谷間から噴出してきた
べちゃっ と精液が櫻木真乃の顔面にかかった
その瞬間、それだけで真乃は絶頂を迎え、剥き出しの陰唇から愛液がぶしゃっと吹き出した
精液の衝撃と絶頂の歓喜で恍惚の表情を浮かべながら、目の前に用意された最上級の御馳走に感謝した
「いただきます…♡」
真乃は両手でありがたそうにプロデューサーの精液を舐めとった
ちゅるちゅる、ずずず
ファミリーレストランのスープですら音を立てずに食べる育ちの良い真乃が、舌をべろべろ出しながら下品に精液を「喰んで」いく
乳房の谷間に湖のように溜まった精液も、もったいないとばかりに器用に乳房ごと持ち上げて啜った
持ち上げたはずみで ぶるんっ とプロデューサーの陰茎がこぼれ落ちる
真乃の乳圧と体温で真っ赤に腫れ上がった陰茎はびくびくと痙攣し絶頂の余韻に浸っていた
「ふ…ぅっ…」
余すところなく綺麗にプロデューサーの精液をいただいた真乃も、この上ない充足感で満たされていた
その瞬間、プロデューサーは確かに見た
「はあ…プロデューサーさん…♡」
真乃のお尻から、するりと伸びる一本の
「やっぱり私…」
触手のような、ピンク色に蠢く何かを
「尻尾………?」
「血より私………こっちの方が好きみたいです………」
ひゅうん、ひゅうん、と真乃のお尻から伸びる触手が鞭のようにしなった
それはちょうど、犬が愛する主人にパタパタと揺らして媚びる尻尾のようだった
「真乃、真乃、それは…」
「ごめんなさいプロデューサーさん…私、私…」
真乃は涙を流しながら、微笑んだ
「私、ヴァンパイアじゃなくて…」
真乃の頭から、うっすらと2本の突起が現れた
「サキュバスだったみたいです」
hondy/ほんでぃ
2023-01-09 22:43:37 +0000 UTCへる
2023-01-09 22:23:40 +0000 UTC