前回→

前回→ プロデューサーと櫻木真乃だけの秘密の治療はまだ続いていた 真乃は日に日に症状が強くなり、何度も血を求めていた 苦しそうな顔で縋り付く真乃の背中を撫でながらプロデューサーは指を差し出した 指があまりにも傷だらけになり絆創膏が絶えなくなるから事務所の皆には心配された ある時はあかぎれだと、ある時は...
ゆっくりと立ち上がった真乃がプロデューサーを見下ろす
桜色に染まった肌が黄昏に照らされて妖しく影を落としていた
深く昏い緋の瞳をわずかに細めて微笑んでいる
その顔貌は間違いなく櫻木真乃なのに、頭に生えた2本の角と、ぴこぴこと別の生き物のように蠢く尾触角がその異形さを教えていた
「まの、まの、それは」
不安で泣き出しそうなプロデューサーが訊ねる
真乃の口角がぐいっと持ち上がった
「ごめんなさい、プロデューサーさん…私の病気、私が思っていたものじゃありませんでした」
口調は相変わらず敬語で真乃の言葉なのに、プロデューサーははるか歳上の、それこそ姉や母にあやされているかのような錯覚に陥った
「私の血液の病気、いろいろな亜型があるみたいで、なんでも遺伝子の発現や主症状によるんですって。私も、難しいことは、お医者様じゃないからわからないんですけど」
乳房や股ぐらをくねらせながら真乃が言う
獲物を前にしていてもたってもいられなくなる肉食獣のようだった
「プロデューサーさんから血液をいただいている間も、本当はどこか物足りなさを感じていました。私はそれが、血の量が足りないからだって思ってて。でもそうじゃなかった」
すうっと一呼吸おいて真乃は続けた
「プロデューサーさんに、もっと触れたかった。プロデューサーさんの、男性が欲しかったんです」
「だん…?」
「ヴァンパイア型は血液を、サキュバス型は精液を欲するそうなんです。ふふ、不思議な病気ですよね、血液だの精液だの。どんな症状なんだって…」
何故それで角のような突起が生えるのか、何故それで生殖器の延長のような尻尾が生えるのか、それは二人の預かり知らぬところであった
肺癌患者の指先が肥厚するように
糖尿病患者の足先が腐り落ちるように
甲状腺機能亢進症の患者の眼球が突出するように
この世の病には、素人には俄には信じ難い、説明されても理解しにくい症状がある
櫻木真乃の場合は、ただそれが頭と臀部の突起となって現れるというだけの話であった
「プロデューサーさん…わかりますか?私、さっきからずっと、胸が苦しくて…」
真乃がプロデューサーの手を取り、自らの胸に沈めさせた
「あ゛………」
先ほどまでプロデューサーの陰茎を咥え込んでいたその双丘は生温かく、柔らかく吸いついてくるような瑞々しい触感で、信じ難いが『触っただけで気が狂いそうなほど』プロデューサーは気持ちよかった
「あ、あああ゛、あっ、あ……」
真乃の乳房に埋め込まれた指先越しに、どくんどくんとした鼓動を感じる
その振動がプロデューサーの股間にも伝わり、吐精したばかりの肉棒を甘く揺らした
いつも穏やかな櫻木真乃が、苦悶の表情を浮かべながら一息でまくしたてた
震える真乃の右手がゆらりと伸びた
「まの、まの、待て、待ってくれ」
───ぎゅっ
上昇した真乃の体温を含んだ手のひらがプロデューサーの陰茎を優しく包んだ
汗の湿り気と真乃本来のしなやかな指先が淫らに絡みついた
「あ゛、あああ゛あ!あっ、あ゛…!!」
ただ握られただけなのに強烈な快感がプロデューサーを襲った
病に冒されて異常分泌された女性ホルモンが櫻木真乃を本当のサキュバスに変えていた
すでに一度射精してだらりとしていた陰茎はたちどころに硬さと太さを取り戻し、真乃の手の中には収まらなくなった
「プロデューサーさん…素敵です…私の小さな手のひらじゃとてもおさまりません…」
真乃がゆっくりとしたストロークで陰茎を扱き上げる
「だから…」
指先がカリ首の根元に沿って、その頭上から迫り来る穴に照準を定めた
「"こっち"で………"食べ"させてください…♡」
沈み込んでくる真乃の陰唇がプロデューサーの先端に挨拶がわりのキスをした
真乃のぷるぷるとした秘部の膨らみが、言葉よりも饒舌に、心よりも情熱的に、プロデューサーの亀頭にちゅうちゅうと吸いついた
「あ、あ、まの、まの…まの…」
プロデューサーはもう真乃の名を呼ぶことしかできない
───ずぶぅ………
とても処女の所作とは思えないほど真乃の女性器はやわらかくなめらかにプロデューサーを飲み込んだ
のけぞって挿入の快感に浸る真乃から滴る汗が光っていた
待望の獲物を咥え込んだ真乃の膣はうごうごと蠢き、雑巾を搾るように締め付けた
「あ゜………」
びゅくびゅくと鈍い音が真乃の下腹部に響き渡り、それでプロデューサーは自分が射精したのだと気づいた
処女で年端も行かない真乃とのわずか数秒の挿入で果てたことにも愕然としたが、それよりもうっすらと開けた目からまるで見たこともない妖しげな娼婦のような微笑みで自分を見下ろす目の前の雌に恐れ戦慄していた
真乃はべろりと舌舐めずりをしながら口を開いた
「ふふ…もう射精ちゃいました…♡そんなに私の中は気持ちいいですか…?でも…」
ぐっとプロデューサーの肩を押さえつけながら
「まだ……離してあげません…♡」
ぬるりと膣から肉棒を引き抜き、わざとらしく見せつける
傘の部分だけが陰唇に引っ掛かり、ぶらぶらと揺れていた
真乃の背部から伸びたピンクの尻尾がしゅるしゅると竿の部分に巻きついた
たった今生えてきたばかりのはずの自らの触角を長年愛用してすっかり勝手がわかっているかのようなしなやかさで動かし、そして─
「ああああああああああああ」
しこしこと竿を扱き上げはじめた
あまりの快感に叫びながら身を仰反らせるプロデューサーを見て真乃はまた悦びに顔を歪める
射精したばかりの陰茎はたちどころに硬さを回復した
傘の部分を膣肉できゅうきゅうと
竿の部分を触角でぎゅうぎゅうと愛撫していく
すぐにでも射精してしまいそうだったが巧みな動きで締め上げる尻尾がそれを禁じていた
先端で陰嚢をころころと弄びながら胴体部分で根元を圧迫する
射精したいのにさせてもらえないもどかしさでプロデューサーは頭がおかしくなりそうだった
たまりかねて自分で扱こうとすると、真乃はそれを制止しかわりにプロデューサーのたくましい両手を自らの双丘のふもとに押しやった
「あっ…あっ…」
てのひらにはうっすらと浮かぶ真乃の肋骨の感触が、指先には先程味わったばかりの乳房の暴力的な柔らかさが伝わった
じい…っと真乃の美しい瞳がまたプロデューサーに向けられた
プロデューサーの顔は真乃の顔と乳房に釘付けになり、両手は肉厚な塊に押しつぶされ、陰茎は膣肉と尻尾にいいようにされ、全身を襲う快感で両膝はがくがくと笑っていた
もうプロデューサーの身体で自由になるところはどこにもなかった
「プロデューサーさん…♡」
真乃がまた腰を落とそうとする
お尻をふりふりと動かして位置を調整する
先程の初夜のような優しい挿入ではない
今度は文字通り獲物を捕食する本気の搾精だとわかった
どうなってしまうのか想像するだけで恐ろしかった
どうしてこんなことになってしまったのか
プロデューサーが真乃に血を吸わせすぎたからか
真乃が禁断症状に負けてしまったからか
あるいはその遠い昔に
櫻木真乃がこの世に生を受けた時から
そう彼女は愛する男の精を貪り尽くすために生まれてきたのかもしれなかった
ぐりっ─────
真乃はまたプロデューサーを迎え入れた
今度は勢いよく一気に膣の奥、子宮口まで咥え込み、柔らかい壁に衝突する感触が鈴口に走った
愛するプロデューサーの分身と"大人のキス"をした衝撃で、さすがの真乃も首ごと仰け反って絶頂した
「お゛お゛お゛お゛お゛っっっ♡あ゛♡あ゛あ゛あ゛………♡」
目の前で大きな乳房がだぷだぷと揺れた
陥没した乳首がぷくりと桜色に腫れ上がってはち切れんばかりになっていた
膣肉に全神経が集中してプロデューサーを握り潰してしまいそうなほどぎりぎりと締め上げた
そのあまりの気持ちよさにプロデューサーも歓喜の嗚咽をこぼした
たった一突きしただけで一晩中まぐわったあとかのように2人の息遣いは荒くなっていた
真乃のだらしなく開いた口元から涎がこぼれて汗と精液にまみれた乳房にかかった
はあはあと息を調える間もなく、真乃は上下運動を再開させた
対面座位のまま全身を使ってプロデューサーの身体を愛撫する
真乃の乳房はぶるんぶるんと揺れ、自らの腹に当たってばちばちと鳴った
膣に空気が入って陰茎を擦り上げるたびにぶぽぶぽと下品な音を立てた
真乃自身が濡れやすいのか、サキュバスの特性がそうだからなのかは定かではなかったが、真乃の陰部からはとめどなく愛液があふれ、プロデューサーと重なった下腹部の窪みで湖を作った
「まの、まの、気持ちいい、きもちい…」
譫言のように歓喜の声をあげるプロデューサーを真乃は優しい眼で見下ろしていた
櫻木真乃は齢16にして娼婦のような蟲惑さと母のような慈しみを兼ね備えていた
そっとプロデューサーの頭を撫でてやるその姿はさながら産まれたばかりの我が子に乳をやる母であった
やがてその時は訪れた
「プロデューサーさん…私ももう少しで…"深く"イけそうです…もう戻ってこれないところまで…」
真乃のストロークが速くなる
生えた2本の角と触角が赤紫色に変色していた
尻尾はプロデューサーの唇をなぞったり、乳首を優しく撫で回したり、自分の乳首を甘いじりしたりと縦横無尽に蠢き回った
真乃の下腹部にはうっすらと斑状の瘢痕が浮かび上がっていた
それは医学的には血管の異常による皮下出血で、それが模様のように見えているだけだったが、プロデューサーにはそれがサキュバスの証である淫紋のように思えた
真乃は本気の絶頂を迎えようとしている
先程のような軽いものではなくサキュバスの生存本能としての搾精行動を伴うものであり、膣と子宮の全神経を集中させて愛する人の精子を余すところなく絞り取るものだった
プロデューサーはそれを予感していた
粘膜接触と愛液交換を重ねるうちに真乃の血液がプロデューサーの体内に侵入し、プロデューサー自身も病に冒されようとしていたのだ
真乃の病状の昂まりとともにプロデューサーの感情も干渉されていく
否応無しに絶頂を求め、目の前のサキュバスに従僕する眷属としての務めを果たそうという気になる
プロデューサーは最後に残った理性で必死に抵抗しようとした
あの日プロデューサーが櫻木真乃を見初めたのは、けして彼女が魔性だったからではない
真乃の瞳の中の輝きを
真乃の背中に生えた翼を
その空にかかる虹を
あの日確かに見たからだった
真乃の輝かしい未来を確信していたからだった
そう信じていたかった
「真乃、まの、たのむ、やめよう、やめてくれ…」
プロデューサーが身を捩って真乃の身体をどかそうとしたその時
ばちんっ─────
目の前で暴力的に揺れていた真乃の双丘が、プロデューサーの頬を叩いた
「あ゜………」
駄々っ子を窘める母のように、真乃の桜色に腫れ上がった乳房がプロデューサーの頭を何度も何度も叩いた
ばちんっ
ばちんっっ
ばちんっっっ
全身を使った真乃のストロークに合わせて上下左右に揺れる、西瓜よりも大きくゴム毬よりも張りのある乳房が執拗にプロデューサーの心を折りに行った
「プロデューサーさん…♡」
真乃がプロデューサーの耳元で囁いた
「ごめんなさいプロデューサーさん…♡ずっと良くしてくださったのに、ずっと戦ってくださったのに…」
ぽろぽろと大粒の涙が真乃の頬を伝った
夕焼けに照らされてルビーのように輝いていた
「だけど、私、負けちゃいました♡ごめんなさい、ごめんなさい♡私、今、とっても幸せです♡大好きなプロデューサーさんの、血と、精液と、プロデューサーさんの全てを、私がいただけるんですから」
その声すらもうプロデューサーには届いていなかった
真乃の乳房で叩かれたおしたプロデューサーの頬は真っ赤に腫れ上がっていた
だらりと項垂れて涎を垂らし、ただもう真乃の騎乗にまかせてゆらゆらと揺れるだけだった
「プロデューサーさん、プロデューサーさん、ごめんなさい、ごめんなさい、だけど私、気持ちいい、気持ちいいですっ♡あ゛♡イくっ♡イぎまずっっっ!プロデューサーさん、ずっと、ずっと、私のために精子出して!!死ぬまでせーしだしてください!!!!!」
どぼっ、ぶしゅうっ と間欠泉のような音が真乃の下腹部に響き渡った
膣肉と子宮口は陰茎を抱きとめ、ぎしぎしめりめりと千切らんばかりに捻じ上げていく
プロデューサーと真乃は獣のような雄叫びを上げながら深い深い海の底へ沈んでいった
プロデューサーの四肢はびくびくと硬直と弛緩を繰り返し、やがてぴくりとも動かなくなった
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ばちん、ばちんと夜の事務所に肉々しい音が響いていた
精子を絞り続けられ、プロデューサーの心臓はとっくに自己での鼓動を止めていたが、真乃の身体から溢れるホルモンがアドレナリンの役割を果たし強制的に動かされていた
死戦期に伴う生存本能により硬直しきったプロデューサーの陰茎を真乃は愛おしそうに何度も何度も自らの子宮に擦り付けていた
真乃が搾精をやめればプロデューサーは事実上死んでしまう
だから真乃はプロデューサーの上で動き続けた
愛する人の肉棒を咥え込みながらゆさゆさと揺れ続ける影は何も知らない者から見れば恐ろしく、憐れに見えるかもしれない
だが2人には、2人の身体がそこにあるという事実、それだけで十分だった
終
最後までサキュバス病ってのがなんなのか自分でもよくわかりませんでしたが勢いで書きました
hondy/ほんでぃ
2023-02-23 12:43:13 +0000 UTCへる
2023-02-23 12:22:43 +0000 UTChondy/ほんでぃ
2023-02-23 09:15:26 +0000 UTCのぶし
2023-02-23 08:10:36 +0000 UTC