SamSuka
hondy/ほんでぃ
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めぐると雛菜は仲良し

「じゃあ一緒に遊びますか〜?雛菜とプロデューサーと3人で〜」


そう提案してきたのは雛菜だった

わたしは純粋に嬉しかった

雛菜がノクチル以外にそうやって自分から誘ったりするのは珍しいからだ


「遊ぶー!嬉しいな雛菜と遊べるなんて!」


今考えれば我ながら呑気な返事だった

だけどその時の雛菜の

なんだか粘着質な、嬉しそうな悲しそうな、薄暗い笑顔が

とても印象に残っていた




「あれ?ここって…?」


雛菜とプロデューサーについていった先は小綺麗なマンションだった

事務所からそんなに遠くもない

駅からは近くも遠くもない

東京にしては珍しい閑静な街並みの中のマンション

だけど聞いていた雛菜の家とは違っていた だとしたら答えはひとつだ


「そうだよ〜プロデューサーのおうち〜」


プロデューサー結構いいマンション住んでるんだ

よかった わたしたちのプロデュースで忙しいうえに薄給だったら申し訳ないもんね…

わたし、プロデューサーには無理してほしくないんだ たまにはゆっくり休んで、お金も自分のために使ってほしい

いまさらだけどプロデューサーの貴重な時間を使わせてもらってよかったのかな…


がちゃりとプロデューサーが部屋のドアを開けた


「雛菜がいちば〜ん」


そう言って雛菜が颯爽と中に入る

なんだかとても慣れた様子で靴を揃えるとプロデューサーが持っていたビニール袋を奪いとって廊下の向こうに消えていった

…雛菜は何回かプロデューサーの部屋に来たことがあるのかな?


「おじゃましま〜す」


みしりみしりと音を立てながら廊下を歩く

最初に思ったことは"物が少ない"だった

ちらりと見えた寝室?にはベッドしか見えない

通されたリビングには100cm四方のダイニングテーブルとソファだけ

キッチンに至っては冷蔵庫と電子レンジがあるのみだった

生活感がまるでないのだ

男の人の一人暮らしってこんなものなのだろうか


「あれ、雛菜…?」


振り向きざま、わたしは目を疑った

通されたリビングは左手の裏側が和室につながっており、畳の上に布団が敷かれていた

そこに雛菜が立っていた

産まれたままの姿で、顔を紅潮させながら

雛菜のかわいい服は無造作に脱ぎ捨てられていた

口にはなにかを咥えており、いくら色恋沙汰に疎いわたしでもそれがコンドームであることはすぐにわかった

さっきのビニール袋がそばに落ちており、そこから待ちきれないとばかりに雑に開けられた赤い箱から連なったゴムが散乱している


ゴムの端を歯でぴいっと引き裂きながら雛菜は言った


「プロデューサー…雛菜もう我慢できないよ〜…」


それは普段の雛菜からは考えられないくらい弱々しく、甘ったるく、男に媚びるような声色だった


「雛菜はしかたない子だな…説明もなしに…見ろ、めぐるが困ってるじゃないか」


はっと振り返るといつのまにかプロデューサーが真後ろに立っていた

明らかに普段とは様子が違う

明るくて、優しくて、包み込むようにわたしたちを支えてくれるプロデューサー

その雰囲気はまるでなく、じろじろと雛菜の肢体を眺めながら冷たく低い声でそう言い放った

ああ、たまに、学校の男子や、ファンの人たちから向けられる

不快だって思っちゃいけないんだけど、まとわりつくように向けられる視線

それと同じ…


「あは〜そうだった〜…」


「ひなな…?プロデューサー…?これって…?」


「遊びですよ〜言いましたよね〜雛菜がプロデューサーと"いつも"してる遊び〜」


「いつも…?」


「プロデューサーはね、疲れてるの。雛菜たちのお世話でとってもとっても疲れてるの。だからね、たまにはこうやって"遊"ばないとだめなんだ。雛菜、プロデューサーのこと大好きだから、息抜きしてほしくて一緒に遊んでるの」


「…いつからか雛菜の方が"遊び"に夢中だけどな」


「も〜プロデューサーのいじわる〜」


「はは、ごめんごめん。俺ももう我慢できないわ」


しゅるりとネクタイを外すとプロデューサーはわたしを通り過ぎて小走りに雛菜に向かっていった

雛菜は両手を広げてプロデューサーをやわらかく抱きしめて言った


「いつもお疲れ様〜」


それが合図だったようにふたりは激しく唇を貪りあった

イルミネのお泊まり会で見た、ちょっぴり大人なメロドラマなんて鼻で笑ってしまうぐらい激しい、獣のような息遣いだった

雛菜はすぐに、ふっ、ふう、と苦しそうにしだしたがプロデューサーはキスをやめなかった

長くて分厚い舌が雛菜のちいさくてかわいい唇をこじ開けて中で上下左右に暴れ回っていた

雛菜はそれだけで気持ちいいのか身体を小刻みに震わせながら必死にプロデューサーに応えていた

ぱたぱたと雛菜の脚の間から液体がこぼれて畳や布団のうえに染みを作った

長い長い愛情交換が終わり、ぷはっと口を離したプロデューサーがこちらを向いた

雛菜は恍惚の表情を浮かべながら、いきなりお開きにされた宴に抗議のつもりなのかほっぺたを膨らませた


「めぐる、初めてで訳わかんないだろうから、見ててくれ。俺たちが普段どうやって遊んでるのか…」




そこからの小一時間、わたしにとっては無限とも思える時間だった


雛菜は、触られてないところがないんじゃないかと思うぐらい身体中を撫で回され舐め回され

喜んでプロデューサーのものを受け入れていた

雛菜はとうの昔に処女じゃないらしく、挿入しても血は出ていなかった

わたしは床にへたりこんで、その一部始終をただ見届けることしか出来なかった

時折雛菜はとても苦しそうに、プロデューサーに抗議しながら泣き叫んだ

これが事務所だったら、わたしは2人の間に割って入り、何があったのか、わたしに出来ることはないか、必死で話して必死で考えただろう

だけどこの2人の性をぶつけ合う会話の前に出来ることはわたしにはなかった

せっかく買ったコンドームは最初の1回しか使わなかった

煩わしいとばかりに部屋の端に転がされた箱がかわいそうだなと思いながらこの交尾を見ていた

雛菜はプロデューサーの、たぶん、とても、大きなそれを、口で、大事なところで何回も受け入れていた

何もつけずに、そのまま入れて、そのまま出され

それを望んでいるかのように雛菜はステージの上でダンスを踊った




やがてその瞬間は訪れた

プロデューサーがもう何度目かの絶頂を迎える

雛菜は、雛菜だったと思われるものは、この世のものとは思えない叫び声を上げながら悶え苦しんでいた

人間ってこんな声で哭けるんだ

しらなかったな

今度真乃と灯織にも教えてあげなくちゃ


ああ

あの凛として美しかった雛菜が

自分というものをしっかり持ち、大人たちにも自分の言葉で語っていた雛菜が

わたしの憧れで、目標で、たいせつな友達だった雛菜が

いまわたしの目の前で

大人の男の暴力的なセックスに負けて

女としての立場と悦びを自覚させられている

見たこともない表情で

聞いたこともない声をあげて

汗と涙と、涎とおしっこと愛液を撒き散らしながら

プロデューサーを求めて暴れている

プロデューサーの名と

気持ちいいということと

絶頂するということと

壊れるであろうということを

雛菜は必死に叫んで伝えようとしてくれていた

伝わってるよ雛菜

ああ

わたしたちってなんて弱くて

儚くて

醜くて

こんなに残酷なんだろう

だけどわたしはそんな雛菜の姿さえ

愛おしいと思ってしまっていた


プロデューサーが雛菜の尻たぶを力任せに握り潰し、腰を深く打ち付けた

長い長い射精 ぶるぶると二人の身体が震えていた

そんなもの聞こえるはずがないんだけど、わたしは確かに聞いた

プロデューサーの精子たちが雛菜の子宮を突き倒し、びちびち、どぼどぼと体当たりしながら卵を探して荒らしまわる音を

雛菜、排卵日じゃない?大丈夫?

こんな強盗が押し寄せてきた時に卵があったらきっと…


余韻を楽しむようにプロデューサーがひとつふたつため息をついた

ダメ押しのようにぐりぐりと腰を押し付け、それでいて労わるようにおしりを優しく撫で回した

雛菜は何もしゃべらなくなった それがわたしには恐怖だった

プロデューサーがずるり…と肉棒を引き抜くと、二人を繋いでいた愛の証が4・5本 てらてらと妖しく光りながら橋をかけた

抜いた時にわずかに震えたきり、雛菜はぴくりとも動かなくなった

プロデューサーの肉棒は果ててなおその大きさを保ち、塔のように力強く天を向いていた

雛菜の美しかった肢体は赤くにじみ、おしりは腫れ上がり形が崩れ、秘部は醜くくつろげられていた

顔は枕に深く深く沈み込み表情を窺い知ることはできなかった

でもちょうどよかった

それまで見てしまっていたらきっとわたしまで気を失っていたに違いない


腰を抜かして動けないわたしをプロデューサーが見やった

先ほどまでの獣の形相はなりをひそめ、わたしを気遣ってくれる時の顔になっていた

プロデューサーはにこりと微笑んだ

ああ、よかった

いつもの優しいプロデューサーだ


「めぐる、お待たせ」


わたしはこれからされる事を瞬時に理解した

ばくりと心臓がひとつ跳ね、胎の奥が締めつけられるのを感じた



※283文庫「無重力のウテナ」より引用



SSって書くの難しいですね…

コツとかあんのかな

めぐると雛菜は仲良し めぐると雛菜は仲良し

Comments

ヤッタ\( ‘ω’)/ヤッタ 嬉しいです 毎回こんな怪文書してたら頭おかしくなっちゃう(。∀゚)

hondy/ほんでぃ

そう言っていただけると嬉しいです(AΦωΦ) 読むのと書くのは大違いですね…_(:3 」∠)_

hondy/ほんでぃ

ほんでぃさんの文章すごい好きです。 絵とともに長文コメントも楽しみの一つです。もっとください。

たま

いや普通に文章めっちゃうまいですね… ギャグ展開来ないしびっくりしました

あいおー


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