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かるちゃあノベルpt2「仁義なき目合(まぐわ)い」第8話




「おい」龍二の一声で手下二人は立ち上がりこちらへと向かってくる。その機敏な動きが僕を現実へと引き戻した。彼等の目的は?そうだ!この僕の縄を解くつもりだ。僕の体は自由になる。そうすると何が出来る?冴え始めた頭で考える。先輩を連れてここを逃げ出すことは出来ないか?出口には幸いにも誰も立っていないじゃないか。先輩をよろこんで抱きます。そう答えたことに嘘や迷いなどない。しかしそれは彼女が本当に望んでいることなのだろうか?自分の過失に責任を取るため、ヤクザよりはマシな部下を選んだ。それだけのことではないのか?そうならば男達の歪んだ欲望の目にこれ以上彼女を晒すことはない、ましてや破廉恥極まる醜悪なショーに自分が加担する必要など全くない。そう考える間にも子分はドンドンと近付いてくる。僕は拳を強く握りしめた…。そのときだった。

「待てえ!」親分の声と共に手下二人の動きが止まった。

「なぁ、小僧。ワシはさっきこの嬢ちゃんに約束を破るヤツは嫌いやと言ったんや。お前はそれを聞いてなかったんか?」

背筋が凍った。

「ワシの見込み違いやったか…お前の腹はまだうまいこと括れてへんようやの。…それにな、簡単にこの邸から逃げ出せるなどとナメた事は!…思わんほうが身の為やぞ。」

震えて親分の方さえ向けなかった。(竿だけはそれでも一向に縮まない。まったくなんて奴だ)全て読まれている。手下はもと居た場所へと戻り、僕のチンケな脱出計画ははかなく泡と消えた。

「おい嬢ちゃん!」親分の呼びかけに先輩は彼の方に向き直る。

「すまんがワイは古い人間やから、古い考えしか出来へん。まぁ、気ぃ悪せんと聞いてくれや。」

「はい。」

「ワシらは所詮オトコとオナゴや。オトコにはオトコの、オナゴにはオナゴの務めっちゅうもんが世の中にはあってのう。例えばつれない殿方をねぶりたおしての。すっかりその気を起こさせるんもまたオナゴの務めっちゅうもんなんや。わかるな?」

「は…ハイ…?…」

「オナゴのアンタが精出して、小僧の性根を入れ替えたってくれや。そいつ解くんは、嬢ちゃんの頑張りひとつっちゅうことにしよう。」

男の僕にはなんとなくわかったが、先輩はやはりピンとは来ていないようで、何をすればいいのか迷っていた。先輩は兎に角こちらに向き返り、不安げに僕を見た。僕を見たが流石に、流石に自分の口からそれは言い出せなかった。さぁ、どうするか?僕は生唾をゴクリと飲んだ。『先輩…僕のを、く、く…くわ…

』言えるかっ!!

そこへすばやく龍二が先輩の元へと駆け寄ってきた。奴は先輩に耳打ちした。その声は大きく、僕にもはっきりと聞きとれた。

「尺八…フェラチオや。アイツのん咥えたるんや。」

ようやく意味を理解した先輩は顔は真っ赤、目はまん丸にして、その口を両の手で塞いだ。

「アレは…ちゃんと見たんか?」

そのまま先輩はコクリコクリと相槌を打つ。

「ほなその通りや。アイツをイカせたれ…。」

そのまま先輩の背中をポンとこちらに押した。

バランスを崩した先輩はこちらに倒れそうになり、体勢を立て直そうと手を前に伸ばした。伸ばして手を付いた場所は偶然にも僕の直立した竿で、僕は驚いたが、それ以上に驚いたのは先輩の方で、竿から急いで手を引き離し、そのままクルリと僕に背中を向け動かなくなってしまった。

「ごっ、ご…ごごごご、ゴメ、ごめん…なさいっ!」先輩の声がまた吃り出した。ようやく今から行うショーがどれだけ恥ずかしいものであるのか理解し始めたのかもしれない。

唐突に今のこの異常な空間の中で、こんなことを思うのは不謹慎なのかもしれないが、今日のこの一件で僕は『先輩のいろんなところ』を初めて見た。それは文字通り先輩の身体の隅々までという意味ももちろんある。僕の叶うことなど絶対にないと思っていた願いが特殊な事情とはいえ叶えられたのには、先輩には申し訳ないが、全く神様に感謝するしかない。しかしそれと同等かもしくはそれ以上に僕にとっての喜びは、職場ではついぞ見ることは出来なかった先輩の知らない表情、仕草を沢山発見出来たことだった。中でも例えば顔を真っ赤にしたり、目をまん丸にしたり、泣きじゃくったり、慌てたりといった『可愛い』先輩の仕草。これは普段クールで滅多に何にも動じることが無いデキる女の先輩からは想像もつかなかった。美しい先輩に見とれることは過去に何千回もあったが、可愛らしい先輩に『萌え』たのは初めてかもしれない。

今こうやってそっぽを向き、動揺している先輩も可愛いらしい先輩ではあるのだが……流石にこれは切なすぎる。よく見ると背中が小さく震えているのだ。やめましょう、先輩。今ならまだ間に合う。僕が先輩にそう言おうとしたそのときだった。

「あーーーーーっ!もうっ!!!」誰に向けてでもなく、背を向けたまま先輩はただ空中にその言葉を叫んだ。悲壮感はまるでなく、その仕草はとてもキュートだった。

「ダメだダメだダメだ!ダメダメだーっ!!!」ネガティヴワードもリズミカルに言えばとてもポジティブに聞こえる。

「もういっつもアナタったら、しょうがないわねぇー」今度はひとりおままごと?この先輩、『萌え』る…。

思うが早いか先輩が軽快なステップでこちらに向き直る。長い髪の毛と大きなオッパイが少し遅れてついてくる。

ニカッと笑った先輩はまるで小学生のようだった。まぁ、こんなにオッパイの大きな小学生はいないが…。そう思って先輩の胸を見つめるとそれが慣性で上へと引っ張られた。かと思うと先輩が突然消えた?!いや、消えたんじゃない。気付くと先輩は畳の上で正座をしていた。しとやかで品のある大人の先輩に突然変幻したのだ。三つ指を付いて深々とお辞儀をし、「失礼します」としおらしく述べた彼女はそのまま膝歩きでこちらに近づいて来た。あまりの素敵な仕草の連打に僕は先輩がこれから何をするのかも忘れていた。気付けば先輩の顔は僕の股間の僅か数センチ手前にあった。躊躇なく僕のパンツに先輩の両の手が掛かる。「あっ?!先輩…いけません!…」真下の先輩を見て、ぼくは首を横に振る。見上げた先輩も悪戯っぽく同じように首を振り、微笑みながらこう言った。

「ダーメ。これでおあいこ。」その余りの可愛いらしさに僕の愚息はさらに反り上がり、パンツを下ろす先輩を少し手間取らせた。


「おぉ…」男達の間から低いどよめきが上がった。それが僕の巨大ないちもつに対する感嘆の声なのか、あまりの不気味さに出た驚きの声なのかはいまいち判断がつかない。がしかし遂に人類の前にその姿を現した僕の怪獣はとても醜く、グロテスクだった。体表は赤黒く、お世辞にもキレイな色だとは言い難い。また何に怒っているのか浮き立った青スジが幾重にも走り、その不気味さに拍車を掛けている。これだけなら100歩譲って威厳と風格の漂う巨大怪獣と言えそうだが、最悪なのはその体全体に生乾きの精液が付着していることだ。それはネットリとからまり、赤黒い体をよりテカテカと光らせて、固まり出した一部がまるで涎のように数カ所垂れていた。

独特の異臭はパンツというバリヤーを剥がされて、より強く僕の鼻にまで立ち上ってくる。今の先輩の場所だと尚のこと臭うに違いない。

しかし最初に見たときこそ「キャッ…」と小さく悲鳴をあげた先輩だったが、今は冷静にそんな最低最悪のモンスターを目を逸らしもせずジッと見つめている。

「おい、なんか拭くモン持って来い。」

龍二が手下に命令した。賢明な判断だ。しかし立ち上がろうとする部下を先輩が制した。

「待って!…そんなものは必要ありません。」

「なっ?!なんでですか?先輩?!」

「せやかてオマエそれはキッツいって!」

僕と龍二の先輩へのツッコミはほぼ同時だった。

先輩は垂れ下がった僕の精液をその細く白い指で少し掬い取った。そのままそれを少し指先でもて遊ぶ。人差し指と親指の間でそれは糸を引いた。

「だってコレは私を想って出してくれたんでしょう?」

そう言って先輩は顔を上げた。僕は何も言えずにただ顔を赤らめた。正直そんなに彼女が言うような立派で綺麗な想いではない。

先輩は僕を見たまま微笑んでこう続けた。

「だからワタシがキレイにしてあげる。」


先輩の右手が僕のヌメった肉の棒を優しく握る。あの先輩の手が!だ。少し力を入れてそのまま何回も擦られる。精液はローションの役目を果たし、先輩の手を汚しながらネチョリ、ヌチョリといやらしい音を立てた。




その快感に酔いながらも、同時に初めて自分以外の手に自分のいちもつをしごかれるのはとても不思議な感じがした。なんだか本来自分がやらなくてはいけない汚ならしい行為を他人に代わってもらっているようで申し訳ない。しかも今その他人というのは他ならぬ憧れの先輩なのだ。本当に、本当にいいのだろうか?

緩やかに続く快感に浸っていた僕の目に先輩の顔が飛び込んできた。美しく整った顔が大きな口を開け、僕の竿先のすぐ傍まで来ていた。本当に?にわかには信じられない。まるで他人事のように感じる。誰だ?こんな美しい人にこんないかがわしい行為をさせているのは。そうか、それは僕なんだな。

先輩の濡れた舌が少し僕のカリ溝に触れたかと思うと彼女の口は僕の亀頭をマルッと包んだ。「うっ…」先輩は眉をしかめ、顔は歪み、苦悶の相が出ている。無理もないよ。今の僕のウインナーには空腹の野良犬だって食いつかない。現在地球上でもっとも汚く不味いモノのひとつだ。先輩、無理せず今すぐ吐き出して下さい。僕は口に出してそう言おうと思った。しかし先輩はそのままその顔を僕の股間に埋めていった。「…は…むっッ……」小さく呻いて先輩はとうとう僕のソレを全て咥えこんだ。もう忠告などと言っている場合じゃない。何も考えられない。初めての快感に僕は「うあ…」と情けなくも醜い声を出し、思わず天を仰いだ。手とは全然違う感触だ。なんて温かく、なんて優しいんだろう。先輩の頭はゆっくりと僕の股の間で前後に動き、その度に大きな波のような快感が押し寄せる。生きててよかった。僕は生まれて初めてこの世に生を受けたことを感謝した。

幾度かの淫らな前後運動の後、先輩は僕のいちもつを口から引き抜いていった。粘質の白濁液に包まれていたそれは今や先輩の唾液でピカピカに輝いていた。先輩の口が完全に離れるとき、僕の先と先輩の唇との間に僕の精液と先輩の唾液の混ざり物がいやらしく糸を引いた。でもじゃああんなに纏わりついていた僕のザーメンは一体どこに?思うが早いか先輩はゴクリと喉をならし、「ぷはぁー…」と可愛らしく息をついた。飲んで…くれたんですか?僕はなんだか泣きそうになる。嬉しいのかも悲しいのかももう分からない。右手は休まず僕のをしごき続けながら、先輩は僕を見て照れながら言う。「おっきいね…。」そして僕を見たまま次は肉棒を咥えずに舌先で舐めまわす。亀頭、裏スジ、かり…先輩の濡れたベロが僕の肉の地面を這うたび未体験の快感がやってくる。先輩はその行為を繰り返しながら、上目遣いで「美味しい…」とまるでキャンディでも舐めているかのように可愛くつぶやいた。

ふと思ってしまう。女の人ってこういう時はみんなこんなアダルトビデオみたいな事を言うのかな?一体誰にそんなことを教えてもらったんだろう?今まで一体何本のチ◯ポを咥えてきたんだろうかなあ…。好きな人から快楽を与えてもらうということは、優越感と不安感に同時に襲われることでもあると僕は思った。





再び先輩は僕のを咥えこんだ。手慣れてきた彼女の口と手はその連帯感を強め、より深く、より大胆にその速度を上げていく。ジュポッ、ニュポッ、口内の唾液混じりの空気がドロリと何度も破裂する。同じリズムで先輩は「ウッ…ウウン…ウッ…ウッ…」と小さく喘ぐ。静かな部屋にその両方の音だけがこだまし、僕の聴覚にも快感となって響いていく。今これを見ているヤクザ達も同じように感じているのだろうか?しかしそれを触感として感じているのは僕だけだ。その淫猥なサウンドとともに、ネトリネトリと先輩の舌が僕の肉棒に巻き付くのだ。


「…ウグッ?!…ケホッ…ゴホッ!…ご、ごめんなさいっ…うん…ウウン…ウッ…ウッ…」

陰茎を奥まで咥え過ぎたのか、突然むせて先輩はソレを吐き出した。しかし慌てて謝りながらまた激しく咥え直す。

アナタが謝る必要なんて全くないんですよ。土下座をしなくてはいけないのは僕のほうです。アナタにこんな…卑猥で屈辱的な行為をさせてしまって…でも…でももう僕はそれをやめてくださいとは言えなかった。言うつもりもなくなっていた。天井知らずの快感と、絶頂を得たいと願う欲望が、僕の理性や道徳心を剥ぎ取っていた。

こんな美しい人にこんな行為をさせている。快感、優越感、全能感、不安感、背徳感、劣等感…色んな感情が混じり合って、僕のバズーカの弾倉は満たされ続けた。欲情が固まった性の弾丸がもうすぐ暴発する。

「せ、先輩!僕…もう…イっ!…い…」

先輩はピストン行為を続けながらも僕を見て、咥えたままウン、ウンと頷いた。その目には慈愛が宿り、まるで泣いた園児をあやす保母さんのようだった。

『出してしまう。…先輩に向かって発射してしまう!…』背徳感による精神的興奮と先輩のいじらしいまでの御奉仕による肉体的興奮にいよいよ僕のメーターは振り切れた。

「…!!うああアあアァっ!」ドプッっ…!今まで経験したことがないほど強い快感が僕の脳天を貫いた。恐ろしいまでの勢いで、恐ろしいまでの量の精液が先輩の口内へと一気に注がれた。汲み取りきれずに先輩は思わず口を離す。こぼれたザーメンがよだれのように先輩の口もとにデロリと垂れ下がる。先輩の手に掴まれたままの僕のモンスターはなおも激しくのたうちまわり、その吐き出される粘液は先輩の顔や胸にベトリと貼り付いては彼女を激しく汚した。




ジュルッ、先輩はよだれのような僕の精液をすすり上げ、口内に溜まったそれと合わせて少し苦しそうにゴクリと飲み込んだ。「…プッ…はあぁッ…はあっ…はぁっ…?」突然の出来事にしばらく混乱した彼女はゆっくり呼吸を整えながら、ようやく自分がその役目を果たし終えたことに気づいたようだった。すると先輩はまるで子供のように二カァッと得意げな笑顔を僕に見せた。次には突然思い出したかのように僕のまだ固い竿をワイパーの様にして自分の顔や胸に付着した精液をキレイに掻き取っていく。そして溶けたアイスキャンディ(バニラ味)のようになったそれを棒ごと咥えて美味しそうに食べきった。それでもなおまだ僕の先からチロリチロリと漏れ出すザーメンを先輩はズズズっと啜ると、最後にまるで可愛いペットにでもするかのように笑顔で僕の亀頭にチュッチュッと可愛いキスを繰り返した。

頬を赤らめ、息を切らしながらも、あどけない笑顔のままこちらを見上げた先輩が本当に興味深そうに僕に尋ねる。

「ハァ…はァ…気持ち…良かった?」「…もちろんです。ありがとう、ございました。」

本当を言うと、射精によって少し冷静になった僕は先輩のこの一連の行為を可愛いとは思いながらも、やはり良く出来たアダルトビデオのようだとも思った。先輩にこんな事を仕込んだ男は誰なんだろう?先輩にこんな風にしてもらった奴は果たして何人いるんだろうか?きっと俺みたいなブ男なんて一人もいないんだろうなぁ、と証拠も何もない自分の想像に激しく嫉妬した。でも…

「ホントに?ホントウに?気持ち…良かった?」

子供のように繰り返し問いかける先輩を見たらそんな事どうでもよくなった。棚からぼた餅の幸運でもいいじゃないか。彼女は僕を慰めてくれたんだ。こんなに一生懸命に。

「本当ですよ…。こんなに一杯…出たことないです。」

また彼女は太陽のように笑った。

「そうなんだ!…嬉しいっ!!」

屈託のない笑顔は、男から精液を搾り取った女というよりは…そうだな。7段の跳び箱に初めて挑戦し、なんとかそれを飛び越えることに成功した小学生みたいだなと、不思議なことに僕にはそう見えたんだ。


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