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池野くるめ
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【小説】突然家にやってきた謎の美少女が紙おむつの精霊だった件~初めてのおむつ交換~

 しかし、冷蔵庫の中にあるもので夕食を作ろうというミツキの思惑はすぐに崩れ去ることになった。

「何よ、この冷蔵庫。お酒とエナドリ以外ほとんど空っぽじゃない」

「すまん、いつもスーパーとかコンビニの惣菜食べてたから」

「でもさあ、せめて卵くらい常備してるものじゃない? 私が今まで見てきた大人の中でもワーストレベルよ、これ」

 確かに冷蔵庫の中にはアルコール度数高めの缶チューハイやビール、エナジードリンク、そしてマヨネーズやソースなど僅かな調味料しか入っていなかった。これでは何か作ることは難しいだろう。

「ごめんって。とりあえず今日は宅配でいい? 今から駅前まで買いに行くと遅くなりすぎるからさ」

「しょうがないわね。今日のところはそれでなんとかするしかないか」

 俺はスマホアプリで、宅配できる料理を検索した。ミツキの味の好みなど何も分からないので無難にピザあたりがいいだろう。

「とりあえず適当に頼んどいたから。あと部屋着に着替えるからちょっと待ってて」

 洗面所で部屋着に着替え居間へ戻ると、ミツキが座卓の上を片付けていた。

「とりあえず、この辺りの本とか紙とかは床に降ろしておくわよ。今のままじゃ2人分のお皿を並べるところもないし」

「ごめんって。明日ちゃんと片付けるから」

 これまで同性すらほとんど呼んだことも無いのに、部屋に女の子がいるのは不思議な感じだ。やっぱりまだ自分は夢でも見ているのではないか?

 それからしばらくすると宅配ピザが到着した。先程より少しスペースの広くなった座卓の上には、一人では食べることのないラージサイズのペパロニピザが乗っている。

「おー! ピザにしてくれたんだ、いいね」

「これなら嫌いな人いないと思ってね。 というか、精霊って人間と同じ物食べて大丈夫なのか?」

「大丈夫に決まってるでしょ! もしかして霞か何かしか食べられないとでも思ってた? ねえ、冷めちゃうから早く食べよ」

「分かった分かった」

 俺は冷蔵庫からチューハイを出す。手にしたロング缶のプルタブを引くと、小気味の良い音がした。金曜の仕事終わりと言えば、これだ。

「じゃあ、いただきます」

「いただきまーす!」

 喉が渇いていたのでチューハイの冷たさが心地よかった。仕事の疲れに加えて隣に女子が座っていることもあり、飲むペースがいつもより早い気がする。すぐに一本目を空にしてしまった。ピザを食べつつ二本目を開けた。

 やはりいつもより酔いが回るのが早い。しばらくして、ミツキ何か言われたような気がするが、その後どうなったかは朝になるまで思い出せなかった。


*****


 目が覚めると、部屋の天井が見えた。カーテンの隙間から差し込む太陽が眩しく脳に刺さった。紛れもない二日酔い。どうやら昨晩は酔いが回ったまま眠ってしまったようだ。確か、おむつの精霊などと名乗る女の子とピザを食べていたような気がする。

(なんだその設定、さすがに妄想し過ぎだろ)

と思いつつ、横になったままいつも食卓として使っている座卓に目をやった。ピザの空き箱はない。

(やっぱり夢だったのか?)

 俺はそう思いながら重い頭を上げた。

「お、やっと起きた。よく寝てたね〜」

 ミツキがこちらを見つめている。どうやら夢ではなかったようだ。

「いくら女の子と飲むのが楽しいからってペース上げすぎでしょ! すぐ寝ちゃうからベッドまで運ぶの大変だったんだよ」

「ご、ごめん…」

「パジャマにも着替えさせてあげたし」

 言われて気づいた。確かに俺は今、寝間着を着ている。ということは…

「おむつも替えておいたからね」

 やっぱり見られていた。二日酔いが急に治った気がする。

「あのビッグより大きいサイズのおむつ、日本じゃ売ってないデザインでしょ。もの好きだねぇ」

 さすがおむつの精霊、なんでもお見通しだ。そう、確かにあれはネットオークションで買った海外限定品だ。しかしおかしい。服を着替えさせるのはともかく、なぜミツキは寝ている俺のおむつを替えるようなことをしたのだろう。

 自然と意識が下腹部に行く。起きてから今まで気づかなかったが、寝間着の下に履いているものは昨日の夕方から履いていたものよりも股上が深いし、分厚い感じがする。恐らくこれは家で使うために置いてある、子供用だが8回吸収の夜専用のものだ。しかもなんだか湿っぽい感じがする。俺は恐る恐る寝間着の中に手を入れ、おむつを撫でた。明らかに水分を含んで不織布に張りがでている。とたんに血の気が引いた。ミツキは顔を近づけ、ささやくように俺に言う。

「もしかして、しちゃった…?」

 俺は黙ってうなずくしかなかった。

「うふふ、かわいいね。何年ぶりかな? お、ね、しょ、しちゃうの」

 ミツキはわざとおねしょの部分を区切って強調した。あまりにも恥ずかしいし、不覚すぎる。大きくなってからおむつを濡らすのはいつもわざとであり、無意識に出してしまったことはこれが初めてだ。今になって思えば昨日の退勤前を最後に、一度もトイレに行っていなかった。その上ロング缶のチューハイを二本も空けてしまったのだ。

「もう一つ大事なこと教えてあげる。そのおねしょ、二回目だからね。ほら」

 そういうとミツキはベッドの端を指した。そこには昨日の夜履き替えたウサギ柄のおむつが丸めて置いてあった。パンパンに膨らんでいて、夜の失敗をしてしまったことが一目瞭然だ。

「まさか一晩でニ回もおねしょしちゃうなんて、よっぽど疲れてたんだねえ」

 俺はもういい大人なのに子供に戻ってしまったようだ。たまりにたまったおしっこが、一度は深夜、もう一度は明け方一気に出てしまったのだ。子供用のおむつ一枚では到底受け止めきれない量の失敗をしてしまったのに、布団を濡らさなかったことだけは唯一の救いと言えるし、この点はミツキに感謝するしかない。

「お布団濡らさなかったのはエライぞ。じゃあお着替えしよっか?」

「それくらい自分でできるって」

 思わずそう口ではいいつつも、このように他人に甘えられるシチュエーションに心地よさを感じつつあった。子供扱いされて、恥ずかしくて、くすぐったくなるような気持ちになるのは一体いつぶりだろう。ミツキはもう一度俺に顔を近づけ、息づかいも聞こえそうな距離で囁いた。

「おむつも、キツくなってるよね? 取り替えてあげよっか」

 真っ当な大人なら断るのが正しいのだろうが、欲に勝てなかった。俺はまた黙って頷いた。

「黙って頷くだけじゃだめ、ちゃんとおむつ替えてって言おうね」

 今度はさすがに躊躇した。俺の脳内に僅かに残った大人の自尊心がそうさせているようだ。特におむつの「む」の部分を発音するのが一寸恥ずかしい。そしてまさに今、俺の頭中では天使と悪魔が口論している。天使は「ダメだよ! もうお兄さんなんだから自分のことは自分でやらないと。おむつも卒業してカッコよくなろう!」と言い、悪魔は「お兄ちゃんでいるの、もう疲れたよな! 今は精一杯赤ちゃんになって甘えさせてもらおうぜ。おむつを何回ぐしょぐしょにしたって、そのたびに替えてもらえば何も問題ないだろ?」と囁く。

「お、お……おむつ。替えてください…」

 俺は悪魔の背中を押してしまった。

「よく言えた、エラいね!」

 ミツキがぐしゃぐしゃと俺の頭を撫でた。恥ずかしいながらも、徐々に自分の中の固まった心がほぐされて、素直になってきているのを感じる。

「恥ずかしがらなくても大丈夫。私も、だから」

 ミツキは少し顔を赤らめながら、自らの太ももの上にかかった掛布団をめくった。そこには…。

「ほら、私も…しちゃってるんだ」

 ミツキがショートパンツを脱ぐと、そこにはショーツではなく、今自分が履いているものと同じ機能を持った下着が見えた。ぷっくりと膨らんでおり、中央には青いラインが走っている。限界まで吸収させた感じではなく、まだ幾分かの吸収余力を残していそうだ。それでも、おむつ二枚を決壊寸前まで膨らましてしまった今の俺から見ると、頼りがいのあるお姉ちゃんのように映った。

「ね、これでお揃い。恥ずかしくないよね! じゃあ仰向けになろうか」


 ミツキが促し、俺は目が覚めた時と同じように仰向けになった。俺の一晩の失敗をしっかり受け止め、ぐっしょりとしたおむつが脱がされ、汚れた下半身をウェットティッシュで拭く感触がした。たっぷりのおしっこで蒸れたおむつから開放された下腹部が綺麗に拭かれる。

 次にミツキは、クローゼットの中からウサギ柄のおむつを1枚取り出し、脚を通す部分に自らの手を入れ、まるであやとりの完成図を自慢するかのように、俺におむつの吸収体の部分を見せつけてきた。白くてふかふかしていて、あれで下半身を覆ったらとても気持ちよさそうだ。

「仕事の時はダメだけど、お休みの日はいっぱいおむつに甘えていいんだからね!」

 そういいながら、ミツキはその新しいおむつを俺に履かせた。腰の部分まで引き上げたら、人差し指でギャザーをしっかりと立てた。

「はいおしまい、起きていいよ」

 俺はまた身体を起こした。ベッドの端には、一度目のおねしょを受け止め、パンパンになったウサギ柄のおむつが丸められている。おむつの背中部分に付属しているテープでとめてはあるが、今にもはち切れそうだ。そして彼女の手には、俺の二度目のおねしょを、その吸水性ポリマーの一粒一粒まで染み込ませた夜専用のおむつがあった。吸収したおしっこの重みで少し垂れ下がっている。

 不思議と彼女自身に対しては性的な興奮がほとんど起きなかったが、丸められたおむつを見ると、どうしても興奮が隠せなかった。ミツキはそんな俺の様子を見て、まるで心を見透かしたように言った。

「ふふ、やっぱりキミはおむつ大好きなんだね。いいわ、おむつはいつか卒業すればいいんだし、しばらくの間は飽きるほどおむつの生活を満喫させてあげる!」

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Comments

気恥ずかしいですが、私の感想でよろしければどうぞ使ってください。

丁寧な感想ありがとうございます!そうなんですよ、妄想できる余地を残しているので好きなように補完してください!!CMネタはどうしても入れたかったので気合でねじ込みました笑 ストックはまだまだあるので少しずつ形にしていきたいです! それとこの感想文めちゃめちゃ丁寧で魅力が伝わると思うので、スクショしてXに投稿しても大丈夫ですか??

池野くるめ

更新ありがとうございます! 主人公がおねしょに気付くシーン、えらくリアルですね(笑)。それをやさしくお世話するミツキも最高です。メンタルケアも忘れない精霊の鑑ですね。 そして、ミツキのおねしょは彼女がおむつの精霊だからなのか、主人公を安心させるためにわざと出したのか、どちらにしても妄想が捗って良いです。そしてかわいい。 また、随所にあるCMネタにはニヤリとさせられました。オヤスミマンのCMは何度見たことかわからない程で、入れてもらって嬉しいです。自分の性癖になりますが、おねしょの夢のシーンが好きで、その意味でもあのCMは好きでした。 ストックが沢山あるとのことなので、今後の展開も楽しみです。応援してます!


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