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池野くるめ
池野くるめ

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【小説】これが私達の新しい下着!(試し読み)

 朝から夕方までかかったスタジオでの撮影がようやく終わり、スタッフの運転するワンボックスカーで事務所に戻ってきたころには、辺りはすっかり暗くなっていた。車を降りると少しひんやりと心地よい秋の空気が、背中まで伸びた髪の毛を揺らす。佳境に入った大河ドラマの撮影は順調で、私もヒロインの娘である姫役としての立場にも、そして自身の小此木渚という名前が全国向けのテレビ放送のクレジットに載ることにも慣れてきた。  私は長い一日の撮影をやり切った達成感を感じつつ、私服の白いシャツワンピースに着替え、父親が迎えに来るのを事務所の隅で待っていた。その時、マネージャーの加奈さんがやってきた。 「渚ちゃん、ちょっと話したいことがあるの……」  何か重大な話があるのだろうと、すぐに察した。いつもは明るい加奈さんの表情が、少し硬い。 「これは私も引き受けるべきかちょっと迷っているのだけど……実は大手メーカーからおむつのCM出演のオファーが来ているのよ」  その言葉を聞いた瞬間、胸の中で何かが崩れ落ちるような気がした。おむつのCM?どういうこと?頭の中が一瞬真っ白になり、言葉が出てこない。 「小学生以上を対象にした商品で、渚ちゃんの年齢がちょうどターゲットなんだって」  加奈さんが続けて説明するのを聞きながら、私は自分の感情を必死で抑えた。私はもう「お姉さん」だ。おむつのCMなんて、どう受け入れればいいんだろう。だけど、来た仕事を出来るだけ断らないと決めている私が、今ここで何と言うべきか分からない。 「……わかりました、引き受ける方向でお願いします」  小さな声で答えた。心の中では混乱と戸惑いが渦巻いていたけれど、外にそれを出すことはできなかった。 「でも、渚ちゃんは……。大丈夫? 無理に引き受けなくてもいいのよ……?」  芸能事務所で私のマネージャーを務めている加奈さんは、今や第二の家族のような存在で、もう何年も一緒に仕事をしている。そして、私がまだおねしょが治っておらず、夜眠る時はおむつが手放せないという恥ずかしい秘密を知っている、数少ない人物の一人だ。 「だ、大丈夫です! 私生活とお仕事は、ちゃんと分けられるので!」  役者としての自負が私の口にそう言わせた。でも、心拍数は上がったままだ。 「そう、じゃあ引き受ける方向で返事をしておくわ。あとあなたのお母さんにも。次の週末にメーカーの担当者と打ち合わせを入れさせてもらうわね。それにしても、渚ちゃん、もうすっかりプロの女優さんね」  どう返事をすべきか迷っている時、スマホに通知が入った、父からのメッセージだ。加奈さんに挨拶し事務所を後にする。  事務所を出ると、いつものように家の車が正面に止まっていた。街灯に照らされて、少し汚れた車体が光を反射している。助手席に乗り込むと、父は微笑んで私を見た。 「今日もお疲れ様。撮影、うまくいったか?」  父のその優しい声を聞くと、私はほっとする。そしていつもの私なら、その日の撮影や、新しく決まった仕事のことを話すだろう。大河ドラマの話をもらった時なんて、飛び跳ねるような気持ちで父に話したことを思い出す。でも、今日は違う。言葉が喉の奥で詰まっている。 「うん、まあね……」  曖昧な返事をして、窓の外に視線を移した。父はいつも通り、私の言葉を待っているはずなのに、私の口からは何も出てこない。話したいのに、話せない。それはきっと、言葉にしてしまえば現実になってしまうからだ。  おむつのCM……。その言葉をどうやって父に伝えればいいんだろう?「子供っぽい」と思われるのが怖いわけじゃない。でも、私は「お姉さん」だから、こんなこと話すべきじゃないような気がする。 「なんだ、今日はあんまり元気ないな。疲れたのか?」  父が少し心配そうに私を見た。その視線が、今の私には少し重たく感じられる。父は、私が「いつも通り」の私でいることを当然のように思っている。私も、ずっとそうでありたいと思っている。でも、今は……。 「大丈夫……ちょっと疲れただけ」  結局、私はそれしか言えなかった。車のエンジン音が静かに響き、窓の外を流れる街の風景に意識を逃がす。心の中では、いつかこの秘密を話せる日が来るのか、それともずっと抱えていくのかを考えながら。  でも、そんなことを考えている自分も、どこかで認めたくなかった。だって私は、夢に向かって進む「お姉さん」だから。きっと、そのことさえ乗り越えれば、もっと強くなれるはずだと思いたかった。  家に帰ると、母が夕食の準備を終えていた。テーブルには湯気の立つご飯と味噌汁、それにおかずが並んでいる。私は父と弟と一緒に席に着いた。 「今日は肉じゃがよ、渚。お腹すいてるでしょう?」  母の明るい声が響く。私は「うん」と小さく返事をし、黙々と箸を運ぶ。  父がテレビのリモコンを取ってスイッチを入れた。夕食の時間にテレビを観ることは、我が家の習慣なのだ。私の両手を広げたくらいの幅がある画面が映ると、そこにはバラエティ番組のひな壇に座る、金色のツインテールの少女が目に飛び込んできた。 「……クリス……」  小さな声で呟く。  西小路クリス、私の役者のライバルで仲間の一人だ。クリスは私と同じくらいの身長で、エメラルドグリーンの瞳と健康的に日焼けした肌が印象的な女の子。父親は京都の出身で、母親はヨーロッパのどこかの国から来た人らしい。「天才子役 西小路クリス」と表示されたテロップの上に彼女が笑いながら周りの大人たちと楽しそうにトークしている姿が映る。  私は箸を持つ手を止め、じっと画面を見つめた。クリスは私よりもずっと大人っぽく見える。一人の役者として、私はお姉さんであろうと努力しているけど、クリスは何もせずともその存在感がある。自分が画面の中にいるクリスと比べて、少し見劣りしてしまう気がして、なんだか悔しかった。 「西小路クリスって言うんだっけ? 最近よくテレビで見るねぇ。渚も負けてられないな」  父が笑いながら言う。私はその言葉に頷くしかなかった。 「うん……そうだね……」  口元に笑顔を作ってみせたけれど、心の中では複雑な思いが渦巻いていた。クリスは私のライバルであり、同じ役者仲間。でも、彼女が自然に大人と交わる様子を見ると、自分がまだ子供のままなのではないかという不安が湧き上がる。  夕食後にお風呂に入るのが私の習慣だ。湯気の中でぼんやりと天井を見上げていると、クリスの姿が頭の中をよぎった。お湯に肩まで浸かると、その温かさが一瞬だけ思考を消し去ってくれる。  お風呂から上がり、バスタオルで髪を拭きながら着替え置き場に目をやると、そこにはいつの間にか母が置いてくれたのであろうきれいに畳まれたパジャマがあった。薄いピンクのフリルが付いた、お気に入りのパジャマだ。だけど、その上に載せられているものを見た瞬間、私は動きを止めた。  パジャマの上に乗っていたのは、布のパンツではなく、かわいらしいイラストが描かれた紙おむつ。色とりどりの文字や絵柄がプリントされたそれは、それが子供のためのものであることを強調している。  手を伸ばして、毎日使っているそのデザインのおむつを軽く持ち上げる。手触りは柔らかく、軽い。そして、無防備なまでに無邪気なデザイン。まるで、私に「まだ子供なんだよ」と言わんばかりだ。でも、これを履かないで寝るなんて……それは、考えられない。  ため息をひとつ、静かに吐く。脱衣場の空気が急に冷たくなり浴室の温かさが急速に消えていく感覚がした。私の手元には、依然としてそのおむつがある。仕方ない。心の中でそうつぶやき、私はそれを広げて腰に通した。  おむつを履くと、夜の失敗を外には漏らさぬよう巧みに設計された腰のゴムと、股下のギャザーが身体にフィットした。その感覚に、少し嫌な気持ちになりつつも、同時にどこか安心感があるのも否定できない。パジャマのズボンを引き上げ、鏡の前で軽く自分を見た。外見はいつもの私。でも、その中にある秘密は私だけが知っている。  タオルで髪を拭いていると、脱衣所のドアがバタバタと開いた。 「お姉ちゃん、まだおむつしてんの?」  弟の声が響いた。彼は笑いながら、私をからかうようにじっと見つめている。今年小学校に入ったばかりの弟だが、もうおむつなんて必要ない。なのに、私はまだこれを履いている。小さな体で無邪気に笑う弟の姿が、今の私には少し遠い存在に感じられる。 「なによ、関係ないでしょ。それに着替えの時は入ってきちゃだめって何回言ったら分かるの」  ぶっきらぼうに言いながら、タオルで弟を部屋の外へ追いやった。弟は、そんな私を見てさらに笑みを深める。普段なら軽く流せるその笑顔が、今日は少し胸に刺さった。  弟は自分が先に「大人」になってしまったことを誇らしげに感じているのだろうか。おむつのいらない弟を見るたびに、私は姉であるはずなのに、どこかで追い越されてしまったような気がしてしまう。  髪を乾かしながら、私は少しだけクリスを思い浮かべた。彼女には、こんなことはきっとないだろう。彼女は本当に大人びて見える。私も、お姉さんになりたい。でも、この瞬間の安心感は、今の私にとって必要なものなのだろう。  髪を乾かし終わり、自分の部屋に戻ると、ベッドに腰掛けた。  自分で引き受けると答えたおむつのCMの話が、心に重くのしかかる。私はお姉さんとして見られているはずなのに、夜になればおむつを履く自分がいる。この秘密は誰にも知られたくない。なのに、どうして今になっておむつのCMなんて話が出てくるのだろう。まるで、自分の秘密が暴かれるような気がして、心が落ち着かない。  ベッドに入る。この瞬間だけは、まだ子供の自分でいられる気がした。お姉さんでいることに疲れた私にとって、この安心感は欠かせないものだった。  でも、クリスはどうだろう? 彼女はきっと、こんな秘密なんて持っていないに違いない。彼女は堂々と、大人の世界で自分を見せている。私は、彼女と比べるとまだ子供のままなのかもしれない……。  お姉さんでいなければならない私と、まだ子供でいたい私。その狭間で揺れながら、私は静かに目を閉じた。 ******  それから数日。今日の朝もまた、目を覚ますとすぐに違和感を感じた。体の下に何かが重く膨らんでいる。それが何かを確かめるまでもなく、すぐに理解できる。おむつだ。  私はそっとシーツをめくり、その膨らんだ感触を確認する。おむつはたっぷりとおしっこを吸い込んで、大きく膨れ上がっていた。そのおかげで、お気に入りのパジャマもその下のベッドも無事だ。  何度見ても、この光景には慣れない。ベッドを汚さずに済んだことに安堵しつつも、自分がまだおむつを必要としている事実に、誰にも見られていないはずなのに、情けなさがこみ上げてきた。 「渚、起きた?  今日、マネージャーさんと新しいCM撮影の打ち合わせがあるんでしょ」  部屋の外から母親の声が聞こえた。母親も加奈さんの事をとても信頼しているから、私が引き受けることを決めた仕事に異を唱えることはほとんどない。幸か不幸か、今回も私の意思をきちんと尊重してくれたようだ。  私は反射的に返事をしながら、一晩の役目を終えたおむつを脱ぎ、くるくると巻いてからおむつの背中に当たる部分に付けられたテープで留め、蓋付きのそれ専用のゴミ箱へ捨てた。 「そうそう、CMにはほかにも同年代の女の子が共演するらしいわ。でも、マネージャーさんもまだ誰が出るのか知らないみたい」  私は外から聞こえる母の言葉を気にしつつ、この依頼を受けた時にも着ていたシャツワンピースへ着替えた。共演する子……一体誰なのだろう? もしかして、クリスだったりして……いやそんなことはないか、私の考えすぎだ。  朝食を済ませてから、私は母が運転する車に乗り込み、事務所へ送ってもらう。  事務所で車を降りると、そこには既に加奈さんがいた。私と母はここで別れ、次は加奈さんと打ち合わせ会場へ向かうことになる。誰が共演者なのかを知る瞬間が、少し怖いような、でも気になるような、そんな複雑な気持ちを抱えながら、事務所の車に乗り込んだ。  車は中心街へ向かい、初めて見る高層ビルの地下駐車場に入って行く。車を降り、加奈さんと共にエレベーターに乗り込んだ。  エレベーターを降りると、目の前には昨晩私が履いたおむつのパッケージにも印字されていた企業ロゴ。今日の打ち合わせは、どうやら依頼企業の本社で行われるようだ。受付の人に案内され、打ち合わせ会場に入る。  そこは会議室で、長いテーブルが長細いロの字のように設置されていた。部屋の照明はついているが、窓にかかるブラインドは閉じられていた。テーブルに設置された椅子の数は、すぐには数え切れないが十以上はありそうだ。部屋の天井からはプロジェクターが吊るされ、右手の壁に掛けられたスクリーンには、今日の打ち合わせに使用するであろうスライドが映し出されていた。  そして私の正面には、まるで私の予感が的中したかのように……パーカーを着た西小路クリスと彼女のマネージャーが座っていた。  さらにその横には、やはりマネージャーらしきの女性と共に座る、もう一人の女の子がいた。  髙橋陽菜だ。彼女もまた、私の役者仲間の一人である。肩までの長さの黒髪に黒目、日本人的な顔立ちが印象的で、そのイメージにぴったりと合う白いブラウスに紺色のカーディガンを身に着けている。陽菜は、数ヶ月前まで放送されていた小学校を舞台にしたドラマで主役を演じており、その演技は大変な反響で、一時社会現象にすらなったのが記憶に新しい。  自分でいうのもおこがましいが、今、日本で最も注目されている三人の子役がそろってこの場にいる。まさかこの三人でCMを撮るとは……一体どんな内容になるのか、私には想像もつかない。 「渚ちゃん、久しぶり!」  クリスが明るく声をかけてくる。私は軽く笑顔を作って返事をしながら、彼女たちの隣に座った。クリスと再会するのは今年の春のバラエティ番組の撮影の時以来だ。陽菜とはもっと長い間会っていなかったと思う。最後に会ったのは、確か去年だ。  陽菜は穏やかな笑みを浮かべながら、クリスと私を交互に見つめた。 「ねえ、今回のおむつのCMって……どんな感じになるんだろうね?」  陽菜がそう言いながら、ふと自分の昔のことを話し始めた。  「私だってもちろん昔はおむつしてたけど、もうとっくに卒業しちゃったよ」  その言葉に、私の心は一瞬だけざわついた。陽菜もクリスも、やっぱりもうおむつなんて必要ないんだ。私はうなずきながら、平静を装って「そうだよね、私ももう全然必要ないかな」と、さりげなく話を合わせる。  本当の私は、まだ夜はおむつをしている。でもそれを言うわけにはいかない。私はできるだけ自然に振る舞いながら、二人に悟られないように気をつけた。クリスと陽菜が笑顔で楽しそうに話している中、私はただうなずきながら、その場に溶け込もうと努力する。  そんな時ドアが開き、濃いネイビーのスーツに身を包んだ女性が入ってきた。軽く会釈した後、柔らかい微笑みを浮かべながら私たちに視線を向けた。この人がメーカーの担当者のようだ。 「おはようございます。今日はお忙しいところお集まりいただきありがとうございます。本日はこれから進めていくCMのコンセプトについて、皆さんにお話ししたいと思います」  そう挨拶し、手元の資料を軽く見ながら、説明を始めた。 「現在、弊社は新しいマーケティング戦略として、小学生向けのおむつ市場を開拓しようとしています。少子高齢化の影響で、赤ちゃん用のおむつ市場は縮小の一途をたどっています。そのため、これまで未開拓だった大きなサイズのおむつにも注力する必要が出てきています。弊社の各種調査により、このサイズの市場はまだ十分に開拓されていないということが判明しています」  スクリーンに複数のグラフが投影される。内容は私達向けというよりはマネージャー向けで、やや理解が追いつかない箇所があるが、どうやら子ども用のおむつの売上などを示しているようだ。  私は静かに話を聞いていたが、心は動揺していた。小学生向けのおむつの市場? 自分がその広告に出演するのだと改めて思い知らされ、内心で少し身震いする。 「……ですが、私たちはここで一つ大きな課題に直面しました」と言葉を続ける。 「児童の多くは、おむつの着用に強い抵抗を感じています。たとえ必要があっても、恥ずかしいと感じてしまうため、なかなか普及しないという現状があります」  それはそうだ、おむつの使用に抵抗を感じない子などいないだろう。 「しかし、さらに調査を進めると、より深い事実が判明いたしました。たとえ日常生活でおむつが必要ない児童でも、例えばテーマパークで長時間待たされている時や、渋滞中の車の中で尿意を我慢した経験があることが多かったのです。そして、その中の多くが、もし恥ずかしさがなければおむつを使ってみたいと思っていることもわかりました」  その言葉を聞いた瞬間、私の心は一瞬止まったように感じた。たしかに、そういった経験は私にもある。でも、それをおむつで解決するという発想は、恥ずかしさからどうしても受け入れられなかった。 「だからこそ、私たちはこの抵抗感を取り除くために、新しい広報戦略を打ち出すことにしました。それが、今回の『小学生向けおむつ』のテレビ広告や動画サイトでの広告、量販店でのポスター展開です。そして、その広告に出演していただくのが、小此木さん、西小路さん、髙橋さんの三人なのです。今、日本で一番人気のある皆様に出演していただければ、多くの子供たちも、そしてその保護者も、おむつを使うことへの抵抗感が無くなると考えているのです。その日の必要に応じて、眼鏡を選ぶかコンタクトレンズを選ぶように、布のパンツか、紙おむつかを気軽に選べるようになれば、多くの人にとって過ごしやすい社会になるのではないでしょうか?」  広報担当者の説明が終わると、部屋の中は少しの沈黙に包まれた。普通の女の子ならば、きっと恥ずかしさや戸惑いが先に立つかもしれない。しかし、ここにいる三人は、その歳にして既に多くの現場を経験してきた、言わばベテラン。私もクリスも、陽菜も、すぐに理解した。この企画には相当な熱量と予算がかけられていることを。 「既にマネージャーの皆様と日程調整をさせていただいておりますが、撮影は今から一週間後の週末に行います」  広報担当者はそう話を締めくくった。 一週間後。私は、頭の中でその日を具体的にイメージし始めた。クリスも陽菜も、何かを決意したような顔をしている。ここで引くわけにはいかない。私も、彼女たちと肩を並べるプロとして、きちんとこの仕事を果たさなければならない。


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