この記事では、LLM(大規模言語モデル。文章の生成AI)を用いてR-18女装BL短編小説を生成する方法を考えていきます。
"男の娘"はキーワードとして難しそうだったので、"女装BL"をキーワードとしています。
Chat-GPTやClaudeなどの代表的なLLMは、アダルトコンテンツ規制が入っているため、このテーマでは難しいです。
また、AIのべりすとやNovelAIなどでは、アダルトコンテンツ規制は少なそうですが、オンラインサービスであるため少なからず記録が外部に残ります。
それらを考慮して、ローカルLLM(自前のパソコンで動作するLLM)でアプローチしていきました。
■Zuntan03/EasyLightChatAssistant
※インストール手順はREADMEの「インストール」欄参照
※Run-2x7B_iq4xs_imatrix_L33.bat使用
■Misskey.ioのドライブで保管中の短編小説(テキストファイル)
https://media.misskeyusercontent.jp/io/ea953381-0df3-4afd-8604-f28fd5aaf876
※なるべく元のプロンプトや生成文のままにしていますが、生成文が元のプロンプトに加わっていく都合上、一部は変えながら進めています。
プロンプトのポイントとしては、次のものがありそうです。
①1手目のプロンプトには、明確な指示や制約事項を含める。
a. ロールプレイをしよう。あなたは人気小説家です。あなたは日本語で小説を書くことになった。
b. すべてのアウトプットは1000トークン以上でなければならない。
c. すべての出力は「承知しました。小説家として最高のパートを生成します。」で始め、章番号と章題を続ける。この出力のトークン数を書いて締めくくる。
```
## Instruction
Let's role-play. You're a popular novelist. You're to write a novel in Japanese following user-specified settings and part titles.
## Output rules
Every output must be more than 1000 tokens. Every output should be started with the sentence "承知しました。小説家として最高のパートを生成します。" followed by the part number and title. Conclude with "{Part Number}: End: {The number of token in this output}".
```
※汎用プロンプトからの流用です。また、LLMだとプロンプトから生成された文章もまた、プロンプトの一部になります。そのため、重要な要素「承知しました。小説家として最高のパートを生成します。」(小説家、パート生成、承諾、日本語)は忘れさせないように繰り返し生成させているのだと思われます。また、文章の最後にトークン数を書いてもらうことで、「1000トークン以上」や「パート終わり」を明確化しているのだとも思われます。
引用元:
https://rentry.org/gpt0721
②2手目のプロンプトには、書いて欲しい小説の概要を含める。また、意味だけでなく、言い回しもテーマに沿ったものにする。
```
タイトル:オタサーの姫になったボク
文体:ハードコアポルノ女装BL。ヒカゲの一人称視点。
キャラクター:ボクは、陰キャなオタクのヒカゲです。遊びで女装させられたボクを見る友達の視線が何か変で……♥
パート1.いつもと同じアニメ研究会。友達との遊びに負けて、罰ゲームで女装
パート2.友達達からカワイイと褒められ
パート3.一人目の友達が欲情し、*****
パート4.二人目の友達に、*****
パート5.メスイキ。メス堕ち。
パート6.ハッピーエンド
# Story
## パート1.いつもと同じアニメ研究会。友達との遊びに負けて、罰ゲームで女装
```
※この部分は、SFW領域(例:Chat-GPT)での小説生成プロンプトが多く公開されているので、それらを参考にさせていただくのが良いと思います。一般的なノウハウとしては「具体的かつ詳細に書く」と「例を示す」です。その点では、上のプロンプトには不足があります。
③3手目以降のプロンプトには、章題を書いて、そのパートの本文の生成を促す。
```
## パート2.友達達からカワイイと褒められ
```
④生成文(プロンプト)を随時意図に合うように改変する。
そして、何よりも重要なのは、
⑤自らの文章力を高める。
になります。
ローカルLLMを体験してみてのお話ですが、それでのプロンプトは内容だけでなく言い回しも含めて評価されるものになります。
もちろん画像生成AIでもその面はありますが、LLMでは更に強くそれを感じました。
そのため、プロンプトの文章力が強ければ、その後の生成文もそれに見合ったものになりやすいです。
導入文だけ別のLLMに書いてもらうアプローチもできますが、力量を試される度合いが画像生成AIを試した時よりも強く感じました。
ただ、画像生成AIのみだと作品の「キャラクター」は作れるのですが、「シチュエーション」は作りづらいです。
あなたもぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。
(おわり)