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ハセトム(旧:HI)
ハセトム(旧:HI)

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XL ¥1,980

男にも生理があることはご存知だろうか? 女性のそれと区別する為か、いつからか精理と表記されるようになったその現象は、一定期間精巣内に溜められた精子が、月に1回程度の周期で尿道から滲み出てくるというものだ。 その際には快感などは伴わず、無意識で押し出されてくる形となるが、思春期を迎えた男であるならば皆わかるように、精液というものは中々に処理が面倒なものである。 世の男たちの悩みに合わせて、精理用コンドームなども販売されている。しかし、男たちの苦悩は尽きない。 〜大学生・杉山健二(21歳)の場合 「…!?」 大教室の後ろの席でのうたた寝はなかなかに心地良いものであったが、もう人生で何度か繰り返した下半身に走るムズムズで、杉山は目を覚ました。 (ヤベェ…そういえば前に来た時から3、4週間経ってるわ…) 大学で陸上部に所属している杉山は、日常的に体を鍛えていることで男性ホルモンの量が一般成人男性よりも多いのか、精理周期が人よりも短いスパンで訪れる。 21にもなった今では、そんな自分の体のリズムにも慣れてしまって、常に精理用コンドームを常備してはいるものの、今回は完全に油断していた。 自身の体内から放出された粘液が、パンツの中でネトついているのがわかる。 幸いにも大教室での授業は講師の目もさほど厳しくはない。 健二は隣の席に置いてあったバッグを鷲掴みすると、銭湯で股間をタオルで隠すかのように、さり気なくそれを自身の前に持って来て、少し紅潮してる気がする顔を誰にも向けないようにして教室の後ろのドアから静かに出て行った。 男子トイレの個室に入って、黒いチノパンのチャックに手をかけると、既にもう湿った気配が指先に伝わった。陸上部という都合上、自身のイチモツが邪魔になりづらいようにパンツはボクサーで通しているが、それが仇となったのか、溢れた精液はパンツの中で溜まりを作っていたらしい。まあ、トランクスを履いていたら隙間から太ももを伝って、精液が垂れ落ちてくることもあるから、幸いと言えない点もないではないが。 グレーのパンツは、亀頭の膨らみ部分を中心に黒く変色していた。 健二のイチモツは完全に包皮の向けた露茎である。中学時代に始めた陸上で、部活の先輩から、中3くらいになっていきなりチンポの皮が剥けて、慣れない刺激で常時へっぴり腰になり、最後の中体連で地区予選で敗退したという先輩が過去にいたという脅しのような笑い話を聞かされ、健二を始めとする1年生たちは全員、中1の夏休みまでにチンポの皮を剥きあげるという課題を課されたことがあった。 小学生の頃は走るのがただ好きだった少年で、性への目覚めなど全くしていなかった当時の健二は、チンポが剥けるというものがどういうことかも全くわからなかったのだが、先輩からの直々のシゴキを受けて数ヶ月後には歳相応に小さいながらもピンクの亀頭を露出させていた。 皮を剥いた時に、初めて自身の勃起したものを目にして驚いている健二に、面白半分で自慰を教えたのも当時の先輩たちであった。 少し前までは走ることが大好きなだけだった、素朴な少年は、先輩たちのせいで走ることと同じくらい、時にはそれ以上に自身のイチモツへの興味を持つ少年へと変えられてしまった。 その年頃の少年に少なくないように、ましてや先輩からの指導で皮剥きなどをさせられた部活の部室では、お互いに互いの股間からぶら下がるものを盗み見るのが常態と化していたし、そのせいか今でも健二は同世代の男のイチモツに興味を抱いてしまうことをやめられず、自分にバイセクシャル、もしくはホモセクシャルの気がある自覚を持つようになっていた。 そんな中学時代を回想しながら、精理により汚れた下着を脱ぎ捨てると、先端がヌラヌラとした白いゼリー状の物質でコーティングされたイチモツが飛び出した。 便器にその先端を向けて、根元から絞るように握ってやると、尿道がパックリと開いて白い粘液が次々と溢れて来た。 汚れた手をトイレットペーパーで拭って、バッグの奥から精理用コンドームを取り出して慣れた手つきで装着する。 自慰を覚えたのは中学1年の4月、それと同時に射精を覚えて、それ以降は毎月決まった周期で、特に触ってもいない性器から精液が溢れてくるのを何度も経験しているのだ。コンドームの装着も板に着くというものである。 健二にコンドームのつけ方を教えたのは父であった。息子の下着から大人の男の証の匂いがすることを母親の口から聞いたのだろう。 中学1年の最初のゴールデンウィークの時に、父から銭湯に誘われて一緒に近所の大衆浴場に向かった。 そこで初めて、脱衣所にある自販機からコンドームを買って渡された。 幼少期に父と温泉に行った時はお菓子の自販機かと思って、たくさんの人がいる前で買ってとねだった過去を思い出して恥ずかしくなったが、脱衣所で父は惜しげもなく自身の裸を晒してコンドームのつけ方を実演してくれた。 「いいか?つける時は少し立たせてやらないとダメなんだ。シゴいて硬くしてみろ。」 言われた通りにシゴいてみる。普段からオナニーでしていた動きだが、目の前に素っ裸の父がいて、周りの大人たちも微笑ましいものを見るような目で自分たちを見ている状態では、性に目覚めたばかりの健二には、羞恥心の方が強すぎて勃起させることはできなかった。 そんな健二を叱るでもなく 「まあ、最初は恥ずかしいわな。でもこれから毎月黙ってても勝手に精子が垂れて来ちゃって、パンツとか制服を汚すと大変だから、できるようにならないとダメなんだぞ?」 そういうと健二の父は、自身の男根を弄り回して硬くさせ始めた。当時から同性の性器に興味津々だった健二からしてみると、その光景はかなり刺激が強いものであった。 父は健二と同様に走ることが好きで、会社員をしながらも市民マラソンなどに積極的に参加していて、その為に趣味でトレーニングをするような人だったから、張りのある筋肉と日焼けした肌を持つ男が、ペニスをシゴいている光景など、健二には最高峰のオカズであったのである。 父が徐々に勃起させていくのをギラギラとした目で見つめて、さっきまで何をやってもピクリともしなかった小さい男根が硬くなってくるのを見た父は、何か察したようであったが、それについては何も言わないでいてくれた。 その後は、勃起した健二のイチモツにSSサイズのコンドームを装着してくれて、父のイチモツにはXLサイズのコンドームが装着された。 父は自身のイチモツにゴムを被せる時に丁寧に陰毛を巻き込まないように注意することや、包皮は根元まで剥きあげてから装着すること、精液溜まりに空気が入らないよう指で潰して嵌めることなどを細かく説明しながら教えてくれ、健二にも装着して見せた後に 「じゃあ自分でやってみろ。」 といい未開封のSSサイズのゴムを渡し、悪戦苦闘する健二を笑いながら見つめて、その後2人一緒にゴム付きペニスのままで風呂に入った。 「プールとか、公共の風呂に入る時は、精子が漏れたら迷惑をかけちゃうから、精理用ゴムを必ずつけるんだぞ?サイズは成長とともに変わるから、今のサイズがキツく感じるようになったら言えよ?また教えてやるから。」 「俺のチンコも父ちゃんみたいになる?」 「なるさ。俺もお前ぐらいの時はそんなもんだったよ。まして陸上やってるとチンポがブンブン振られたさるから、どんどんでかくなるぞ?」 「本当に!?」 驚いて聞き返した言葉にはハハハと笑って答えはくれなかったが、風呂から出た後は 「ゴムはこまめに変えること。被れちゃうからな。」といい、また新しい未開封のゴムを渡されて、健二が1人で装着できるようになったのを見届けてくれた。 あれから10年近くかぁ…本当に父ちゃんみたいなチンポになれたぜ。ありがとうよ。と、別にまだ死んでもいないし、おそらく今も会社で普通に働いているであろう父に感謝の気持ちを心の中で伝え、XLサイズのゴムを精理が始まった自身のイチモツに装着して健二はトイレの個室を出た。 次の授業が始まるまで30分という半端な時間を、先ほどの教室に戻る気にもなれず、大学の購買で多目に予備のゴムを買っておくかと考えながら手を洗って、健二はトイレのドアを開けた。 購買では同じ大学の学生がバイトしている。精理用品はやはり同性の店員じゃないと気恥ずかしいので、男子学生バイトがレジにいるかを確認してから、陳列されている中で一番大きなサイズのゴムを買ってレジに向かう。 「いらっしゃいませー。」 機械的に言われる言葉と、機械的に打ち込まれるシステムだが、この瞬間、健二はいつもささやかな優越を自分でも気づかず感じていた。 このレジ打ちの男のゴムのサイズは何だろう?俺のXLよりデカイか?そんな下卑たことを考えながら、心なしか股間に目をやってズボンの膨らみを推し量ったりする嫌な趣味があった。 「1,980円です。」 レジ打ち男は表情を変えず無機質な声でそう告げた。 勝った…。 勝手な勝利感に酔いしれて 「すみません。今デカイのしかなくって。」 そう言って一万円札を渡す。 「かしこまりました。」 そう言って男は無表情でレジの中に万札を放り込んで、釣り銭を用意し始めた。 「お釣りの8,020円です。お確かめください。」 そう言って釣り銭を健二の手のひらに乗せてきたと思ったら 「デカイのは札だけじゃないっしょ?態度も、そっちも。」 そう言って先ほどまでの無表情と裏腹に小馬鹿にしたような顔でニヤリと一瞬笑うと顎で健二の股間を指し示した。 なんだこいつは!?と自身の勝手な行動を棚に上げて健二が何か言い返そうとした時 「ありがとうございました。」 男はまた無表情に戻ってそう告げると、ちょっと股間のあたりが痒いかのようにスキニージーンズの股の部分に手を当てた。すると生地を押し付けたことでクッキリと男のイチモツが浮き出ていた。デカかった。健二と同じくらい、いや、それ以上か… 健二はハッとして男の顔を見上げると、男はすでに健二から興味を失ったかのように、無表情で違う方向をぼんやりとみていた。 名札を慌ててチェックする 「成田…」 書かれていた名前をそのまま読み上げると 「なんかご用っすか?」 男はもう一度さっきのニヤリとした顔を見せて、健二を見て笑った。 「べ、別に…。」 それだけを言って健二はそそくさと購買を後にした。 〜大学生・成田龍樹(21歳)の場合 その日は通っている大学の購買でのバイトのシフトの日であった。心のどこかで待ちわびている自分がいる。この日のためにわざわざ履かないでおいたスキニージーンズを履き、ネット通販をコンビニ受け取りにして家族にバレないように購入したビキニブリーフを下着にチョイスして成田龍樹は家を出た。 ビキニブリーフの下のイチモツには薄いゴムの幕がかかっている。成田はちょうど先日から精理周期に入っていた。 潔癖の気が少しある成田にとって、精理というどうしようもない事情であれど、体液が勝手に漏れ出てくるという現象は精神的な苦痛を伴うものだった。 しかし今は違う。 入学してすぐに「楽そうだったから」という理由で始めた購買のバイトだったが、そのバイト中に思わぬ美味しい遭遇があったからだ。 「杉山健二」陸上部に所属して、180近い身長と鍛えられた身体をした青年。寡黙そうで、実際チャラい点などはなく、かと言って特別に真面目でもない、どこにでもいるような同級生。 その男が、成田の精理周期とほぼ同じ日に、バイト先の購買で精理用ゴムを購入していくことに気づいた。 成田はゲイだった。 軽音楽部の幽霊部員と化して、粋がって茶髪なんかにしてみたものの、いまいち誰とも馴染めず、適当に課題をこなして、バイトと授業がない日は家に引きこもりギターを弾くか、ネットサーフィンの自身の生活に時折寂しさを覚えることもあったが、潔癖な性格も相まってか殊更に性欲を処理したいという願望もなく、時折ネットで好みの男の画像を探して抜く程度で満足していた。 その際にはアスリートなどの画像が使われることが多く、成田は自分がそういう種類の男に惹かれるものなのだと自覚をした。そんな折に杉山健二の登場である。ちなみに名前は昼飯を買いに来ていた彼が友人に呼ばれていた「健二」という名前と「杉山」という名字を元に、学生名簿を探して漢字も発見した。 同じ学科の2人は、実は同じ教室で授業を何度も受けているのだが、おそらく健二はそれを知らない。目の保養を学校でもバイト先でも(成田の場合は同じ場所だが)することができて、家では好きなギターを弾く。決して輝いているとは言えないかもしれないが、そんな青春を成田はそこそこに満喫していた。ある日までは。 健二はゴムを買う時、必ず男の店員がいる時だけであることはなんとなく気づいていた。 購買にいる男の店員は自分を含めて2人だけ。そのうち1人は社員のため、レジに立つことはほとんどない。 なので必然的に3年生にもなると健二のゴム購入を20回ほどレジ打ちしてるのだが、ある時成田は違和感に気がついた。 「なんでこいつ購買でいつも買ってるんだ?」 ドラッグストアでもコンビニでも手に入るものである。学校に置いてあるのは非常用の意味合いが多い。20歳も過ぎたら、自分の精理周期くらい把握してるはずだ。なのになぜこの杉山という男はいつも購買でゴムを買うのだろうか? ポジティブに考えると、健二もゲイで自分にアプローチをかけているというもの。だがさすがにそんなうぬぼれを持てるほど成田の自尊心は高くなかった。ネガティブな理由としては、何か嫌がらせのつもりで罰ゲームで購買でゴムを買わなければいけない事情があり、せめて女の店員にはそれを見られたくないから自分の元に買いに来ているというもの。 しかし本当の理由などわからないし、知る術もない。夢想したところでいいこともないだろうと、考えるのもやめるようになった頃、また一つ成田は気づいてしまった。 レジにゴムを置く時の、健二の謎の微笑みにである。 何故この男は、わざわざ大学の購買で、男の俺がレジに立っている時を見計らって、ゴムを購入するのだろうか。それも一度や二度のことではなく。やはり俺に気があるのではないか。と考えては、いやいやそんなうまい話があるわけがないと被りを振るのが日常となってしまった。 元々他人にさほど興味を抱く性質ではない成田にとっては、これは大変珍しいことである。別に一目惚れしたわけでもないけれど、これだけ自分の前に謎を並べる杉山健二という男への興味関心は日に日に募るばかりだ。 そして、ある日のこと。 成田は授業の空き時間で、購買でのアルバイトのシフトを入れていた。するとそこに健二が現れたのである。もう3年近くも精理周期を知り尽くしたのだから、日付的に今日が健二の男の子の日であっても不思議ではないのだが、こんな朝早くの授業時間に訪れるのは珍しかった。そしてやはりいつものようにXLのゴムを手に取ると成田の立つレジにやってくる。そこでいつもと違う健二に気づいた。匂いがする。思春期を迎えた男なら誰も皆嗅いだことのある、青臭いような、不愉快なようでいて、ゲイである自分には興奮をもたらす精液の匂い。たぶん健二はゴムを付けぬまま、漏らしてしまったのである。それは精理の始まったばかりの中学生くらいの少年であればさほど珍しいものでもなかったが、21にもなった青年がそんな匂いを漂わせているのはあまりないことであった。ましてや思春期を迎えたばかりの、まだ上澄んだ精の匂いならばともかく、10年近く射精を繰り返して、成熟したといっていい健二の睾丸が作り上げた精液の匂いは、子供のものとは全く異なっていた。成田は興奮してしまったのである。 「1,980円です。」 極めて無機質な声に聞こえるよう尽力して成田は健二の買い物の値段を告げた。 「すみません。今デカイのしかなくって。」 そう言って一万円札を取り出した健二の顔を思わず見上げる。今まで何度もレジ台越しに接触はあったけれど、こんな風に店員に声をかけてきたのは成田の記憶する限り始めてのことだった。ぶつかった視線は、あまり愉快ではない、人を小馬鹿にするような色が滲んでいて、正直、印象がいいとは言えなかった。 少年時代、教室の隅で本を読んだり、絵を描いていた自分をからかったスポーツ少年を彷彿とさせ、むしろ不快になるほど。 「かしこまりました。」 不快感を客である健二に伝えるわけにもいかないので、作り上げた無表情でレジの中に万札を放り込んで、釣り銭を用意する。その時に健二のチノパンの異様な膨らみが目に入った。そして気づいた。ああ、この男は、自身の男性性を誇示するために、今までこんなくだらないことをしてきたのではないだろうかと。 「お釣りの8,020円です。お確かめください。」 そう言って釣り銭を健二の手のひらに乗せた直後、 「デカイのは札だけじゃないっしょ?態度も、そっちも。」 自分でも思いがけない言葉が口を出てしまった。バツの悪さというか、けれどしてやったりといった心持ちで、一瞬嫌な笑みが自分の顔に浮かんだのが成田にはわかった。その顔のまま、健二の股間を顎でしゃくって見せる。お前、ガキみたいな匂い漂わせて、行動もガキそのものだなと侮蔑の意味を込めて。 健二はというと鳩が豆鉄砲ならぬ、まさかこんな自分に反撃されると思っていなかったのだろう。呆気にとられた顔で成田を見つめていた。 「ありがとうございました。」 やり過ぎたとは思わなかった。これで購買に苦情でも入れようものなら恥をかくのは健二だ。まさかそこまでのバカではあるまい。しかしそう考えると、彼がまた自身のイチモツだけに頼った情けない生き物にも見えてきて、成田は出来心が止まらず、自身の股間のあたりが痒いかのようにスキニージーンズの股の部分に手を当て、自分のイチモツを浮き出させた。 幸か不幸か、モノのデカさには自信がある。 「成田のちんぽでけえ!」 と修学旅行では周りに騒がれて恥をかいたような気持ちで赤面しながら風呂を済ませたものだったが、そのおかげで周囲の男たちより自身のブツは優れていると知ることができた。 健二は明らかに動揺した様子でそれを見つめたあと、成田の胸のあたりにぶら下げている購買部の名札を見て 「成田…」 と読み上げた。 「なんかご用っすか?」 今まで自分が散々この男に執着していたのが、少し阿呆らしいと感じられたので、もう気取る必要も、ひた隠す必要もないと吹っ切れた成田は、店員としてはぞんざいであろう態度で返事をした。 「べ、別に…。」 それだけを言ってそそくさと出て行く健二を見て、これで何か一つでもあいつの鼻っ柱を折ることができてりゃいいのにと溜息をついた。


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