トロマン製造業
Added 2020-05-12 07:39:01 +0000 UTC実質剛健 漢字でその人を表してくださいと言われたら、その言葉が似合う男であった。園田圭介、剣道一筋十五年、22歳の大卒フレッシュマン。にも関わらず、卒業ギリギリまで就職が決まらなかったのは、昨今の不景気だけではないだろう。 そう、彼は「硬すぎる」のである。 面接でも、武士の居合のような立ち振る舞いは面接官を逆に圧迫させていたのだが、そんなこととはついに気づかず、自分に何か大きな問題があるのではないかと悩み抜いた彼だったが、最終的にブルーカラーの高卒のハローワークの求人に応募して、なんとか就職浪人を回避したのであった。 しかし…この仕事は一体なんなのだろう。 四月いっぱいはひたすら全身の筋力を鍛えるように言われた。労働時間も、先輩方に混じって会社のジムで筋トレに励むばかりであった。 「製造」というジャンル分けがされた仕事だったが、何を作るのか皆目見当がつかない。一度だけ、ロッカールームで先輩に聞いたことがあったが 「5月になったらすぐわかるぜ」 とニヤニヤするだけで誰も何も教えてくれなかった。 そして5月になった。 連休明けから、それぞれ担当業務に移る旨が伝えられていたので、気分は今日が初出勤である。 圭介に言い渡されたのは「トロマン製造」であった。 「トロマン」とはなんだろうか? 先輩達に尋ねても「すぐにわかる」と言われるだけで何も教えて貰えない。 仕方なしについていくと、整体の施術室のような部屋に案内された。 同じ「トロマン製造」の先輩達は次々と服を脱ぎ捨てて、近くの棚のカゴに入れると、全裸になってチンポ をブラブラさせたまま、整体のマッサージを受けるようなベッドにうつ伏せになった。 「園田。お前も俺たちの真似しろ」 そう言われたのでは仕方がない。圭介は服を脱ぎ、他の先輩同様に仮性包茎のチンポをブラブラとさせて、空いている端のベッドにうつ伏せになった。 すると圭介が寝るのを待っていたかのように、天井からロボットアームが次々と降りてきた。 「ソレデハ、ホンジツノサギョウヲカイシシマス。セイゾウシャノミナサンハ、アンゼンダイイチデ、リラックスシテセイゾウニノゾムコト」 機械のアナウンスを受けて、先輩達が返事をするので、圭介も慌てて返事をした。 次の瞬間には尻に冷たいものが塗られた。 「ひゃっ」 と声を上げると圭介の場所のロボットアームだけ停止する。 「緊張すると機械は自動停止するんだ。リラックスしろ、園田」 そう言ってくれた先輩は、尻に既にロボットアームが突っ込まれて、グニグニと動いていた。 「っは、っはい。すみません」 圭介は慌ててうつ伏せに戻り、体をリラックスさせる。それを機会が感知したのか、先ほどの続きの作業が開始された。 尻の穴の周辺を指でマッサージされているような心地である。先ほどの冷たいものはオイルか何かだったのか、滑りをよくして、今ではもう圭介の体温で温まっている。 周りを見渡せば、先輩方はみなアームの動きに合わせて腰を動かして勃起したチンポをベッドに擦りつけたり、ひたすら大の字になって 「あーっ…あーっ…」と呻きながら快感を貪っていたり、多種多様である。 圭介も真似をして体を大の字に広げると、何かが開放されたような気持ちと、羞恥心がこみ上げてきて 「あーっ…」 と先輩達と同じような声をあげてしまう。 その声が圭介のリラックスの証拠と捉えられたのか、ロボットアームは圭介の肛門に潜り込んで、何か液体を注射し始めた。 「トロマンセイゾウエキ、チュウニュウカイシ」 機械の声が響くが、圭介にはもはや意味がわからなかった。 数分?数十分が経っただろうか。先輩達含め、圭介も顔を惚けさせて、全身の力を抜いてベッドに乗っかるだけの存在になっていた。ロボットアームの先端の形が変わり 「チョウナイセンジョウ、カイシ」 とアナウンスが始まり、肛門に先ほどよりも太いパイプが突っ込まれても 「アヘェっ♡」 と喘ぐことしかできなくなっていた。 「あっあっあっあっあっ♡」 「んあーん♡ヒィギモチッ♡」 先輩の声なのか、機械の声か、はたまた自分の声なのかも圭介にはわからなくなっていた。 いつしか「チョウナイセンジョウ」とやらも終わり 「ダイサンダンカイ、カクチョウ」 のアナウンスが響き渡り、先ほどよりも更に太いチンポ の形をした模型が圭介達の尻の穴を一定のスピードで出たり入ったりしているが、誰もそれに違和感などもたず、快感を享受しているだけである。 中には 「ヒャーっ♡ダメ♡ダメっ♡」 などとこの時点で顔をぐちょぐちょにさせている者もいるが、機械は容赦なくピストンをやめることはない。 その者のチンポ は半勃ち状態で白い液体がトロトロと流れ出ていたが、全て無視されてトロマン製造室の床に滴っていた。 圭介はというと、実質剛健の言葉に似合った最後の理性で何かがおかしいと感じていた。だが思考を始めてしまうと、リラックスしていないことが機械に感知されて、ピストン運動を止められてしまう。 もうこの新しい快感を知ってしまった圭介には、それだけは耐えられないことであった。 「もっと♡もっと♡ピストンしてぇ♡トロマン製造とかどーでもいい♡気持ちいいの大好きぃっ♡」 圭介はわざと舌を出して惚け顔を作り、自分はリラックスしていることを全身全霊で機械に伝えようとした。 「シンガタセイゾウキ、ニクタイカイゾウ、ジュンチョウ」 冷たい機械のアナウンスが流れたが、自分にとって幸せなことを言ってくれているとわかった圭介は 「もっとぉぉぉ♡けつの穴ぁぁぁぁぁ♡」と喘ぎ叫んで、他の先輩達に負けないようにアピールして腰を動かした。そのチンポの少し剥けた先端からは透明な粘液がダラダラと蜜のように溢れていた。