濡れ衣を着せられ、牢獄に入れられてしまった。
「………」
(ボクはただ、人々の正しき幸せを願っていただけなのに…)
牢獄の暑さに汗を拭っていると────────
(ゴソゴソ)
奥から物音がした。誰かいるのだろうか。
すると、物陰からゆっくりとした動きで薄汚いおじさんが顔を覗かせた。
【完成版】
『なんだ。
エルヴィン、キミもか……』
「(牧師様!)」
それは、
2週間前から行方不明になっていた教会のゴットフリート牧師だった。
あの清潔感のあった姿からは見る影もなく、
毛深い牧師の体臭は強烈で、牢獄の中全体にその臭いを漂わせている。
きっと風呂にも入っていないのだろう。
そしてそれとは違う…これは何の臭いだ?
そのムンとした生臭さにボクが顔を顰めると────────
『エルヴィンよ……真実をその目で確かめたことだろう。
人々の意識は変われんし、変わらんよ。
ならば私は、
与えるよりも多く奪う側に回ろうと────────』
その臭いの根源たるモノを布からズルンと引っ張り出し、
それをボクの額に押し当ててくる。
『悪魔に魂を売ったのだ』
ここは地獄か────────天国か。
人 ヲ 狂 ワ セ ル …
【線画】
線画では眼鏡を掛けていました。
なぜ取ったし!?
僕の通っていた幼稚園がカトリック系で、
割と厳しめに育てられたんですよね…。
そういうのも結局全部性癖にしかなってなくて草なんですけどw
ありがとうございました~(*^-^*)/
【注意】
この創作内容は、特定の宗教や思想とは一切関係がございません。