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ニリツ
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同人誌の話

 連投(挨拶)


 正月は見事に体重増えました。はい、痩せます。ニリツです。

 昨日今日あたり、ちょっとツイッターTL上で話題になっていたお話について。

 元のまとめ、というか書いた人がアカウントとか消しちゃったのであれなんですが、要約すると「コミケ初参加したけど一冊も売れなかった、つまらないイベントだった。開催する意味ない」といった内容でした。

 あ、アーカイブあった↓

 http://archive.ph/hXPBd

 こんな感じ。


 この意見についてはまぁ……なんというか、イメージ通りにいかなくて残念でしたね、という感じなのですが、今回はこの話と並行して出てきた「18禁」についての話を、ニリツの体験談を書いておこうかなと。


 先日のコミケでもそうでしたが、我が個人サークル『ニリツハイハン』は現在イラストサークルとして基本活動をしております。しかし以前も書いた通り、元々は18禁作品をメインに扱うサークルでございました、ほんの数年前まで。なのでその簡単な経緯を、これからサークル活動をしていこう、もしくは今後のサークル活動をどうしよう、と思っている方へのヒントというか参考案件としてサンプル提示しておこうと思った次第でございます。


 さて、遡る事10年以上前、とある学校の学生だったニリツ君は、当時すでに絵を描いていた友人を見て羨ましくなり、自分も描いてみたいと筆を取りました。その年のうちにはなんか勢いでコミケに申し込み、当時流行していて、自分もプレイヤーだったラグナロクオンラインの本を作ろうとしました。しかしながら印刷とかお金かかるし、どうやっていいかわかんないしと、安直にも描いた絵やマンガをCDROMに焼いてそれをコミケ会場に持ち込んだのです。結果は頒布数2枚、ショックを受けました。こんなに見て貰えないのかと。そりゃそうです、CDROMということはPCが無いと中身が見れない、つまり会場で試しに見てもらう事すらできなかったのです。例え自分がアーティスト志向だろうと、売れ線志向だろうと、手に取ってもらえない、目にしてもらえないとなるとどっちも意味を成さないと思ってしまいました。

 そこで悔しい思いをしたニリツ君、まずはCDROMをやめました。本だ!本にするのだ!もっと見てもらうのだ!と。そして本の内容も自分の拙い絵ではまだまだ見て貰えない!別の要素も使って引き付けるのだ!エッチなのだ!と、当時自分も好きで買いあさっていた18禁同人誌に易々と手を出したのです。

 二回目のイベント参加、小さなオンリーイベントでした。結果は15部頒布。やったね前回の7倍以上だ!そして次の本ではさらに内容を18禁に寄せ、前回掲載してたイラストなんかも排除して純粋な18禁漫画同人誌の制作に乗り出しました。

 そこから5~6年くらい?はずっとエロ漫画サークルとして活動していました。エッチなのは大好きでしたし、描けば描くほどその難しさや、他人の作品の技術の高さに気づき、のめり込んでいきました。実際途中でエロ漫画雑誌から執筆の依頼も来て、途中まで進んだ事もあったんですがクズ人間ニリツが投げ出して実現はしませんでした。ペンギンクラブだったかな?その節は申し訳ございませんでした。


 エロマンガ同人誌歴が10冊とかに近づく頃、頒布数的には落ち着いてきていたでしょうか、コミケとかで大体500部とか、委託と併せて1000部とか1500部とか、そのくらいになっておりました。ある日勢い一週間くらいで作った、当時バズっていた『放課後プレイ』という漫画の二次エロ同人誌が、原作の人気に乗る形で軽くヒットしました。再版に再版を重ね、最終的には2万部くらいだったかな、作りました。しかしバズりというのは落ち着く物、その後に作った同人誌は多少伸びるようになりましたが、もちろん万部なんていきませぬ。その頃、エロさとクオリティ、そして生産効率のバランスを求めて同人誌の形態を色々模索しておりました。時に全てを鉛筆で描いてみたり、時にフルカラーセリフ付きエロイラスト集にしてみたり。そんな中、普段の仕事ではイラストをメインで活動していたので、一度全年齢でイラスト本を作ってみる事にしました。しかし当時はまだイラスト本は敷居が高い物で、世間的にも売れるというイメージは全く無い物でした。まぁ記念にーくらいのつもりで作りました。結果としては割と出まして、エロ同人程ではなかったのですが、最初に見向きもされなかったイラストメインの作品が見て貰えたこと、驚いたのと嬉しかったのを覚えています。

 その後、メインを18禁にしつつ、稀にイラストを含めた物を作るようになりました(グッズとか、会場特典とか)。ある時期、自分の好きなキャラに好きな下着を着させたランジェリーイラストを描いてアップするようになったんですが、それを本として纏めて頒布した所、エロ同人と同じかそれ以上に数が出るようになりました。その後は徐々にイラストの比重が上がり、あるイベントでエロ同人とイラスト同人の二冊を新刊として出した所、なんとイラスト同人の方が数が出た会があったのです。

 自分は元々、あの憧れた有名なイラストレーターの方々みたいに、より沢山の人に自分の絵を見てもらいたい、欲しがってもらいたいという気持ちが強い訳で、イラストの方が喜んでもらえるのであればそっちに移行していくのは私にとっても自然な事でした。以後、現在に至るまで基本的に当サークルはイラストサークルとして活動しています。


 描きたい物は何かと聞かれると困る部分もあるんですが、強いて言うならカッコエロカワイイ女の子を延々作品として描きたいなーと、好きだし。その媒体はイラストであったり全年齢漫画であったりエロ漫画であったり、そこらへんは割と自由なイメ―ジです。自分の好きと思う女の子を描いて「ほら見て!私が好きなこんな女の子どう!?いいでしょ!?」ってやっている感じです。小学生男児がお母さんにやるあれと一緒です。


 そうそう、そこらへんの共感性っていうのは同人でも大事で、私は自分の好きな物を他の人にも解って欲しくて描いてるんだと思います。ですので仕事ではなく同人の時には自分が好きな物、愛する物を正視して、正直に作るのが大切だなーと。でないと伝わらない以前に伝える物が無い空っぽな作品になってしまうので、共感もへったくれもなくなってしまうのです。それが同人活動を10年以上続けて理解できている事です。


 さてさて。上記の通り、私の創作活動は「人に届ける」事が前提条件となっています。ですので件の方が一冊も売れずにショックを受けた事、とてもよく分かります。

 問題は、そこで次に自分がどうするか、その選択なのかなと。そしてその選択には自分の中の目的によって判断されます、そこが不明瞭だと、迷い、止まります。もちろんどちらが正しい、偉いという話では絶対になく、自由な選択です。その選択を行うために、常に自分の目的、目標を明確にしておく事は、人生において結構重要な事だよなと、今回改めて思った次第でございます。


 こんな所で。次回もまた、気になった事や思いついた事をつらつらと書きたいと思います。

 なんか聞きたい事あったらコメントしといてください。


 それではまた。ニリツでした。



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