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【短編小説2話】海水浴デート中に...-水無月葵編-

1話の続きです!

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葵の手を引いて、岩陰へと腰を下ろした。小さな入り江の奥、波音に包まれたこの場所なら、誰にも見つからない。俺たちだけの、秘密の空間。 

彼女は俺の隣にそっと座ると、少しだけ不安げな瞳をこちらに向けてきた。でも、その視線には、逃げる意思はない。どこか決意のようなものさえ宿していた。 

「……ここなら……大丈夫、だよね?」 

頷きながら、彼女の肩に手を添える。そして、そっと背中へ回した指先が、水着のリボンを探り当てる。葵は少し驚いたように肩をすくめたけれど、それ以上何も言わなかった。 

静かにリボンが解ける音がした。ほどかれた布が、ゆるやかに胸元から滑り落ちる。その瞬間、彼女の白い肌が海の光を柔らかく反射した。 

「……そんな……じっと見ないで……」 

顔を赤らめた葵が、両手で自分の胸を覆おうとする。でも、その動きはどこかためらいがちで、本気で隠すつもりではないように見えた。 

「だって……恥ずかしいんだもん……こんなの……」 

その声には、照れと戸惑いと、ほんの少しの期待が混ざっていた。 

彼女の言葉が、胸の奥をやさしく叩く。俺はそっと手を伸ばして、彼女の腕を外し、胸元に指を滑らせた。包み込むように掌で触れると、柔らかな感触が指先に広がっていく。 

「ん……ふっ、あんっ……そんな風に触られたら……」 

葵の肩が小さく震え、唇がかすかに開く。耳まで赤くなった彼女が、無意識に俺の腕にしがみついてきた。 

「やだ……ほんとに変になっちゃう……」 

その呟きに、ますます愛しさが増していく。親指でそっと輪郭をなぞると、びくっと葵の身体が跳ねた。 

「もう……ん……あっ……そんなにじっくり、恥ずかしいよ……」 

波音に紛れるように、彼女の声が漏れる。俺は指先で彼女の腰から太ももへと肌をたどり、ゆっくりと撫で下ろした。 

「ふあ……そこまで……触れられたら……」 

葵は、ぎゅっと目を閉じ、息を漏らす。身体をほんの少し開いて、俺に向かって自然と寄り添ってくる。 

 「ん……っ、そこ……だめ、くすぐったいのに……」 
 潤んだ目でこちらを見上げながら、彼女は膝をすこしだけ寄せて、けれど逃げはしなか  った。 

 滑らかな肌に、砂の粒がところどころ残っている。 
 それを払うように、あるいは確かめるように、指を滑らせていく。 
 

 「……あ、ふっ……そんなふうに触られると……っ、へんな声、出ちゃ……う……」 

 
 葵の声が波の音に溶けるように揺れて、俺の鼓膜にやさしく触れた。 

 
 柔らかい布越しの、その奥に秘められた温度を指先が感じ取った瞬間── 
 葵の身体が、はっきりと震えた。 

 「やだ……そんなとこ……あたし、もう……」 
 消え入りそうな声。 
 けれど彼女は、自分から足を少し開いて、俺の手を受け入れるように身を預けてきた。 

 その仕草に、思わず喉が鳴った。 
 俺の指が、そっと、けれど逃がさないように、布の上から葵の奥に触れた。 

 「っ……ふぁ、だめ……そこ……っ、触れちゃ……」 


 彼女の唇が震え、肩が揺れた。 
 恥ずかしさと甘さとがないまぜになった息遣いが、俺の肌をくすぐってくる。 

 波音と重なるように、ふたりの鼓動が静かに速まっていく。 
 この一瞬ごとに、彼女が俺にすべてを預けてくれていることが、ひしひしと伝わってきた。 

 俺は、目の前の葵を壊さないように、けれどしっかりと愛したいと願いながら── 
 そっと唇を、彼女の下腹部に近づけていった。

次回につづく...

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Comments

読んで頂きありがとうございます✨

めるへん

2話とても良かったです

岡 秋


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