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枡久野恭(ますくのきょー)
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SS 俺ガイル 雪ノ下雪乃 身勝手な生き物


SS 俺ガイル 雪ノ下雪乃 身勝手な生き物


「男というのは実に身勝手な生き物だと思う」

「貴方は一体、何を当然のことにして意味の分からないことを言っているのかしら?」


 恋人である雪乃との海デートの帰り道。

 千葉に直接戻るのを止めて、俺は彼女の手を引いてホテル……ラブホテルへと入って行った。

 

「雪乃の水着姿は良かった。実に良かった」


 浜辺での彼女を思い出す。

 ネギ色のビキニ水着がよく似合っていた。




 誰もが振り返って見入る美女を隣に歩くのは最高に気分が良かった。

 だが、その気分の良さはすぐに疑心暗鬼、嫉妬を含むものになってしまった。


「あっ、ありがとう……」


 雪乃は恥ずかしそうに照れてみせた。

 可愛い。

 だが、今はその可愛いのが大問題だった。


「だが、雪乃の水着姿を……半裸と呼んでも差し支えない扇情的な姿を何人もの男たちに見られたかと思うと。それが悔しくて堪らないんだ」


 雪乃の水着を不特定多数の男に見られてしまったこと。そのことへの後悔とジェラシーでいっぱいになっていた。

 それが、駅に向かう代わりに身体を綺麗にするとか何とか言い訳しながら彼女をホテルへと連れてきた理由だった。


「例え水着姿を他の男性に見られてしまうことがあったとしても……私のこの身体も心も全て貴方だけのものよ」


 雪乃は胸を張って断言してくれた。

 嬉しい。彼氏として誇らしい。

 けれど、嫉妬から性欲を爆発させてしまった俺は、雪乃の宣言に対して紳士的なふるまいをすることができなかった。


「お前が……今すぐ欲しい」


 雪乃に抱き着いて激しいキスをお見舞いした。何度も何度も唇全体に覆いかぶさってチュパチュパ音を立てながら吸い続けた。


「ふわぁああああああぁっ♡ ふあっ♡ あぁああああああああぁっ♡♡」


 雪乃はキスされながらエロい声を上げていた。正確に言えば、雪乃はキスをされていただけではない。俺に胸を揉まれていた。

 先ほどまで男たちを惹き付けて止まなかった丘陵。小ぶりだろうと美人のおっぱいというのはそれだけで無限の価値を産むのだ。

 シャツをずらして乳房を露にさせる。おっぱい大好き少年である俺としては、隠されていた乳房がまろび出るこの瞬間がとても興奮する。




 雪乃はブラをしていなかった。多分、ホテルの部屋に入ってから俺がちょっと目を離していた隙に自分で外していたのだと思う。身体を洗うより先にエロ展開になることを彼女は読んでいたのだろう。

 そんな彼女の気遣いに一層興奮しながら右手で胸を激しく攻め立てた。


「あぁあああああああああぁっ♡」


 雪乃の背中に回していた左手を動かして、スカートに包まれた股間の中へと指を潜り込ませていった。

 すると、人差し指の先端が感じたのは布の感触ではなくぬるっと濡れた皮膚の感覚だった。


「…………ノーパン?」


 人差し指、そして中指がスリットの中へとにゅるッと飲み込まれていった。パンツに遮られることなく指は膣内へと入って行った。これはつまり、雪乃は最初からパンツを穿いていなかったことになる。


「ああっ♡ 貴方のことなら、分かるもの♪」


 雪乃はブラと一緒にパンツも脱いでいたのだ。

 彼女とは阿吽の呼吸だが、今日はいつも以上に息がピッタリなことを感じる。

 何故だろうか?


「…………貴方は気付かなかったでしょうけど。貴方は何人もの女性の視線を集めていたわ。私の彼氏は格好良いんだって思う反面……私だけの貴方が奪われてしまったようで、悔しかったの」


 雪乃もまた俺に女性の視線が集まったことで嫉妬の念を抱いていた。それが、このラブホテルでの積極的なエロに繋がったのだ。


「女の視線ってのは、お前の隣に居る男がどんなものかって品定めしていただけのものだと思うぞ」


 高級な寿司ネタの横のガリ。俺は自分のことをそう評価している。俺は中身で勝負する人間なのだと。でも、恋人の見立ては違っていた。


「貴方は、この私が惚れ込んだ男なのよっ! 格好良いに決まっているじゃないのっ!」


 雪乃はちょっと怒る様にして断言してみせた。


「ヤレヤレ。俺の彼女……可愛すぎるだろっ!」


 雪乃の膝の裏に手を入れて彼女の軽い身体を一気に持ち上げる。

 お姫さま抱っこして、ホテルの大きなベッドへと移動する。静かに彼女の身体を横たわらせると再び彼女を攻め始めた。


「八幡くんの指が、指が……いつになく気持ち良いのぉおおおおおおおおおおぉっ!」


 ラブホテル内だからか。雪乃は大きな声で喘いでいた。

 彼女は俺の責めに激しく感じていた。

 そして俺もまた、普段以上に興奮していた。


「雪乃は……俺だけのもんだっ!」

「八幡くんは……私だけのものよっ!」


 不特定多数のモブに対する嫉妬心、独占欲が俺たちを普段よりも盛り上がらせていた。

 ご休憩の2時間を、俺たちは互いを独占、堪能する為に没頭し続けたのだった。









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