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枡久野恭(ますくのきょー)
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SS 機動戦艦ナデシコ ホシノ・ルリ 2024


SS 機動戦艦ナデシコ ホシノ・ルリ 2024


 ナデシコCのたった1隻の力で火星の後継者の乱を鎮めてしまった私。けれど、その強すぎる力が災いしてもう地球に戻ることが許されない宇宙探索の任務を単独で命じられて地球とバイバイ。

 同じく火星の後継者の件の後に身の置き所がなくなったアキトさん。それからついでにラピス・ラズリを拾い上げて3人で太陽系の果てを目指してゴーしている。

 そんな私はアキトさんと……特別過ぎる関係になっていた。


「あんっ♡♡ ああああああぁっ♡♡♡ はぁあああああああああああぁっ♡♡」




 アキトさんの太くて逞しいペニスが私の膣内を行ったり来たりを繰り返す。私のお腹の中の肉襞が、彼の亀頭や竿に絡まって刺激が生じて快楽が脳へと突き抜けていく。

 遺伝子操作された試験官ベイビーである私には本来であれば一生縁がない筈だったセックスの悦び。数多の試験官の中でたまたま一つだけ生き残って、成長して、幾度にも及ぶ激戦にも生き残って、愛する男性と巡り合い、結ばれることができた。強運という一言では済まされない不思議過ぎる因果の果てに私は今、彼に抱かれていた。


「ルリちゃんっ! ルリちゃん~っ! ルリィ~~~~~~っ!」


 アキトさんも私の膣でとっても気持ち良さそうな表情を浮かべてくれている。それはとても光栄なこと。アキトさんが貧相な身体の私でも性的に満足してくれている。これは、私の女としてのプライドを十二分に満たし、彼と一緒に居て良いんだという免罪符をもらっている気分だった。

 けれど、私とアキトさんが大手を振ってカップル、夫婦を名乗れるのかと言われればそんなことはない。むしろその逆。誰にも認めてもらえない。

 公的にはアキトさんは3年前の宇宙船事故で死んだことになったまま。火星の後継者に復讐する為にテロリストになってからの経緯は正式な歴史的には全て綴られていない。

 そして、死亡時にアキトさんはユリカさんの夫であり、私の養父だった。公的にはそのままなので、現在もアキトさんは私の義理のお父さん、ということになる。

 だから、地球の法律に則って言えば、私は、義理の父親とセックスしている。という状況になる。アキトさんはもう死んでいることになっているのでその表現も正しくはないのだけど。


「アキトさん~♡♡ アキトさぁ~~ん♡♡ アキトさぁ~~~~んっ♡」

「ルリちゃんの膣内、凄く気持ち良いぞぉっ!」


 アキトさんのピストンするリズムがどんどん加速していく。私の膣でもっと気持ち良くなっているのがよく分かる。

 一方で、私のことを『ルリちゃん』とちゃん付けで呼ぶことに、まだ葛藤が残っていることも分かる。

 彼にとって私は17歳を迎える今となっても、妹であり、義娘なのだろう。アキトさんと初めて会ったのは11歳の時。その時の私は頭でっかちで、感情の起伏に乏しいまだほんの子どもだった。その最初の印象がアキトさんには強く残っているのだと思う。それで、私の名前を呼ぶ時に『ちゃん』が出てしまうのだろう。

 逆に見れば、私は大切に守られるべき妹、お姫さまの身分から事実上の恋人、お嫁さんへとステップアップした。とても光栄なこと。娘ではなくお嫁さんになりたいと密かに思ってきた私にとっては夢が叶ったことになる。ビバ、地球追放生活♪

 そして、アキトさんが私を抱いたということは性欲がかなり強いことを意味してもいた。

 火星の後継者に身体を弄られてからアキトさんは1日に精々2度射精するのが限界の身体になってしまった。でも、セックスへの希求は衰えなかった。その証拠に彼は、テロリスト時代にエリナさんと肉体関係を持っていた。ユリカさんを助ける為に鬼になったのに、妻以外の女を抱いて性欲を解消していた。

 そして、ユリカさんを助けることに成功したものの、今度は己の手を血で汚し過ぎて合わせる顔がなくなって去った。そして妹で娘だった筈の私を毎日抱いて性欲を満たしている。

 もしかすると、身体を弄られたせいでセックス依存症みたいなものになってしまったのかもしれない。それで、一番親身になってくれた女性、エリナさんや私を抱かずにはいられないのかもしれない。

 そうだとすると、お嫁さんの座を掴んだと思っている私はとんだピエロということになる。火星の後継者を倒した途端に捨てられてしまったエリナさんの二の舞になるかもしれない。

 そう。だから、私はアキトさんのお嫁さんの座に就いていると錯覚し続けられる環境を作らないといけない。


「アキトさん……出してくださいっ! 私の子宮を、あなたの子種で満たしてくださいっ!」


 お嫁さんの座で居続ける為の一番確実な方法を訴える。


「…………ああっ」


 一瞬、躊躇はあったもののアキトさんは頷いてくれた。そして──


「ルリぃいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいぃっ!!」


 私の子宮内部に、熱い精液を解き放ってくれた。


「アキトさぁああああああああああああああああああああああぁんっ♡♡」




 私は全身を震わせて大きく跳ね上がらせながら、彼の精液を子宮にもらえたことを喜んでいた。

 妊娠したい。それは、ユリカさんに対抗する為の最善の方法であると考えている。

 何らかの事情でアキトさんがユリカさんの前に再び立つことがあったとしても、私の腕に赤ん坊がいれば。幼い子供の手を引いていれば。第二夫人、或いは側室としての地位を最低でも得られるんじゃないか。そんな打算を働かせている。元々妊娠できるのか分からない私、弄られた空での精子がどうなのか分からないアキトさんの間に子どもができるのかなんて分からない。でも、子どもが欲しい。アキトさんに抱かれる様になってからそればかり考えている。


 今日のアキトさんは一度のセックスでお疲れ、お休みとなった。

 早めに目を覚ました私は、彼を起こさない様に部屋を出て自室に戻りシャワーを浴びた。日本式のお風呂は今日も気持ち良かった。





 一応は任務中という扱いなので軍の制服に着替えてブリッジに上がる。ブリッジには自称交代要員で、アキトさんのおまけであるラピス・ラズリがいた。


「今は正妻を気取ってなさい。私がもっと大きくなったら、絶対にアキトを寝取ってやるんだから」


 アルビノ幼女は自信満々に私からアキトさんを寝取ることを宣言してみせた。

 普通ならば、おっぱいぺったんこの小娘が何を言っているのかと一蹴するところ。

 でも、見方を変えれば、彼女は昔の私のポジションなのかもしれない。ユリカさんという正妻がいるにも関わらず、淡い恋心を密かに燃え上がらせ続けてきた私。そして私は今、ユリカさんに代わってアキトさんのお嫁さんを気取っている。だから──


「アキトさんは絶対に渡しませんから」


 舐めて無視するのではなく、ライバルと認めた上で譲らないことを誓ってみせた。

 そう、私は絶対にアキトさんの一番であり続けてやる。そう心の中で宇宙に向かって誓ってみせたのだった。












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