SS 俺ガイル 由比ヶ浜結衣 七夕
「ハッチーは、織姫と彦星って七夕に会った時に何回ぐらいえっちしてると思う?」
「その質問の意図は何だ?」
7月6日夜11時をだいぶ回ったところ。比企谷八幡は自室に手愛妻である結衣からの質問に警戒感を強めて冷や汗を流した。唐突に死の予感を覚えていた。
「天帝を怒らせて、織姫と彦星って1年に1度しか会えないでしょ」
「そういう話だな」
「織姫と彦星って夫婦なわけでしょ」
「そうだな」
「だったら、1年に1度会った時には絶対にえっちしまくりだと思うんだよ♪ それがラブラブ夫婦ってもんだもん♪」
「…………そう、かもな」
八幡の額から流れ出る汗の量は増えていた。この流れはヤバイ。そう思ってももはや止められなかった。
「それでね、千穂ちゃんや直葉ちゃんたちとSNSで話し合っていたんだ。1年で1日しか会えないのなら、会えた際にどれぐらいえっちするのかなって」
性欲底なしの巨乳幼な妻友達の名前が出て八幡の嫌な予感は確信に変わった。
けれど、最後の抵抗を捨てることもまたできなかった。
「……セックスするだけがラブラブ夫婦ではないだろう。お喋りに興じたり、デートスポットを巡ったりして時間を過ごすかも……」
八幡のアイディアに対して結衣は笑顔のまま首を横に振ってみせた。
「ラブラブなお嫁さんはね……えっちしたくて堪らないんだよ♪」
結衣は笑顔のまま八幡に抱き着いてみせた。結衣は小柄で力も強くない。だが、八幡とのセックス経験には長けており、体位姿勢と言ったものに対する研究への情熱は凄かった。八幡の重心の崩し方もよく心得ていた。
「なん、だとっ!?」
軽い筈のタックルに重心を崩されてベッドに押し倒されたことに八幡は驚いていた。
そして、自分の腰に載っている妻が、普段からは想像もできない機敏過ぎる動きで自分と八幡の寝間着と下着を脱がしてしまったことに驚愕していた。
「それでね、直葉ちゃんや千穂ちゃんとね。7月7日の24時間の間に何回えっちできるのか、実験して確かめてみようってなったの。幸いにして週末だから、気兼ねなく1日中えっちできるから♡」
時刻はまさに、土曜日が終わりを告げて日曜日に、七夕に替わろうとしていた。それは結衣にとっては、実験という名の、セックス大好き妻たちによる各々の宴の始まりの刻を意味していた。
「ハッチー♡ 24時間耐久えっち。直葉ちゃんや千穂ちゃんに負けない様に頑張ろうね♪」
「何故、性欲底なし嫁たちとの競い合いに話がすり替わっているんだぁああああぁっ!?」
八幡は叫んだが、もう遅かった。結衣はお尻を八幡の股間に擦り付けて性的な刺激を加えた。性感帯を抑えられてしまっている夫のペニスは否応なしに反応してしまった。
「千穂ちゃんや直葉ちゃんに、愛されぶりで負けるわけには絶対にいかないのっ! 日付が変わるまでずっとえっちし続けるからね。いっくよ~っ!」
結衣は勇ましい掛け声と共に、八幡の既に勃起していたペニスを膣内へと飲み込んでみせた。
「待て、全年齢用に外出デート中心の過ごし方を……」
「ハッチーの元気なおちんちんがもうあたしの中にあるんだもん。1日中えっちで決まり、だよ♡」
結衣は笑顔を重ねると、元気よくはつらつと腰を振って上下動を開始した。
結衣の肉襞がペニスに絡み付いて擦り合って、強い快楽が八幡の思考を痺れさせる。
気持ち良くて、八幡の頭の中は真っ白になっていく。だが、その快楽が搾り尽くされ死と隣り合わせのものであることも夫は自身の経験からよく分かっていた。
「24時間耐久なんて、身体が保たない……」
「夫婦の愛情パワーがあるからあたしは平気だよ♡」
結衣の腰振りはますます激しくなっていく。その警戒過ぎるピッチに八幡の理性はますます奪われて、下半身の結合部だけに意識が集中していく。
「結衣やその仲間の嫁ズは、セックスするほどに体力が回復していくんだろうが……俺は、俺たちは……」
八幡の脳裏に、搾り取られて干からびていく真奧貞夫、桐ヶ谷和人の顔が思い浮かんだ。
そして自分もまた同じ運命を辿ることを考えずにはいられなかった。
「ハッチーのおちんちん、あたしのお腹の中で更に大きくなってきた♪ 赤ちゃんの素、好きなだけあたしの子宮に出して良いからね♡」
射精を耐えようとする八幡に対して結衣は更に腰の動きを激しくさせた。性的なツボをよく抑えたエロい腰遣いに八幡が耐えきれる筈もなかった。
「…………もう、出る……」
込み上げてくる射精衝動にもう我慢できなかった。
「畜生ぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおぉっ!!」
まだ射精したくないのに。そう思いながらも八幡は結衣の子宮目掛けて精液を一斉に解き放っていた。射精した瞬間に、あまりの気持ち良さで頭が完全に白く染まった。それがまた悔しかった。
「ハッチーの赤ちゃんの素……キタぁあああああああああああああああああああああああぁっ♡♡」
結衣は八幡の射精を全身を快楽と幸福感で激しく震わせながら膣内で受け入れていた。
妻はしばらく中イキの快感に酔い痴れていた。だが、その膣は射精により小さくなってしまった夫のペニスを咥え込んで離さなかった。
そして余韻から我に返ると、最初の時と同じようにしてお尻を股間に擦り付けて八幡の下半身を性的に強く刺激してみせた。
「あはっ♡ 大きくなったぁっ♡」
膣内でペニスが大きくなったことを感じ取って結衣は笑顔を綻ばせていた。
「…………休憩は?」
「1日中えっちするんだもん♪ なしに決まってるよ~♪」
夫の小声の懇願に対して妻は笑顔で答えてみせた。
「直葉ちゃんや千穂ちゃんに負けない様に……頑張ろう~♡」
結衣は右手を大きく振り上げてみせると、八幡に突き刺さっている腰を元気よく振り始めた。
「…………死んでしまうので、お手柔らかにお願いします……」
八幡の懇願が聞き入られることはなかった。
夫婦のラブラブ七夕は本当に24時間耐久レースになったのだった。