2024年夏アニメのネット上の人気、反応を数値で見ていきたいと思います。
今回は新規枠アニメのpixiv作品閲覧データを見ていきます。
2024年7月1日以降で7月18日までに、作品名のタグが付いた投稿作品を1日に1万人以上見た作品は全部で12作品でした。
*今回は平均ではなく1日の閲覧数の最高値で比較しています
12位 義妹生活 1.1万
ほぼAI絵。同じ作者がAI絵を大量に投稿してページの半分以上が埋まっている
11位 エルフさんは痩せられない。 1.2万
18禁絵はAIが多く全年齢は手書きが多い
10位 僕の妻は感情がない 1.5万
作品数は少なく全年齢絵の方が割合が多い。また、メタリックな身体を表現しきれないのかAI18禁絵は少ない
9位 ATRI -My Dear Moments- 2.1万
18禁がAIで全年齢は手書き
8位 負けヒロインが多すぎる! 2.1万
18禁はAIで全年齢は手書き
7位 天穂のサクナヒメ 3.1万
サクナヒメの手書きが多い
6位 異世界スーサイド・スクワッド 3.5万
投稿数が少なくハーレイ・クインの手書きが多い
5位 2.5次元の誘惑 ☆ 6.4万
アニメ放送開始以降はAI18禁絵がほとんど
4位 小市民シリーズ 7.4万
作品数は少なく全年齢の手書きが多い
3位 しかのこのこのここしたんたん 20.7万
ネタ絵投稿が多い。18禁はAI絵が多い
2位 逃げ上手の若君 60万
手書きのショタ北条時行絵がほとんど。BL要素が強い
1位 時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん 86万
AI18禁絵が大多数で、全年齢絵もAIが多い
新規枠アニメはロシアJKアーリャさんと逃げ上手の若君の2強となっています。
ただし、投稿者と閲覧者の層は対照的です。
アーリャさんはAI絵師がほとんどでJK18禁絵が支配的です。
一方で若君の場合には女性作者と思われる手書き作品が主流で、全年齢でも18禁でもBL風味が漂う作品がほとんどです。
両作品とも題名のページを開くとやたらと性的な絵が多いのは、漫画やネタ絵投稿が多数あったかつての覇権作品であるフリーレンやSPY×FAMILYやリコリス・リコイルとの差かもしれません。
今回紹介した11作品のほとんどで、全年齢絵は手書き、18禁絵はAI絵という棲み分けが自然とできていたのは一つの傾向かもしれません。
何度も言及してきましたが、18禁絵を投稿してもAI絵に比べて技術が拙く、投稿者の知名度が低いと評価の面でとても切ないものになります。有名クリエイターにしても裸絵は現在となっては稀少性がまるでないので、以前の様な高評価は期待できません。リスクばかり高いので、コミケや販売サイトで売ったり、FANBOX用でなければ新規アニメの18禁絵を創らない、アップしない。そういう傾向なのだと思います。
3位のしかのこのこのここしたんたんですが、インターネット上ではOPのダンスがバズって一番の注目株ですが、pixivの閲覧という点から見ると話題のわりに伸び悩んでいる感じです。
pixiv百科事典『2024年夏アニメ』で私のイラストを使ってもらっていますが、
閲覧数とか評価とかほとんど変化在りません
以下は今期新規枠アニメの全作品のデータです
なろう系アニメのほとんどはpixiv的にはイラストが付かず、ニーズにも極めて乏しいです。けれど、e-book japan などのネット上での本販売サイトを見ると、幾つもの作品が売り上げを大きく伸ばしている様です。アニメ化したなろう作品原作やコミカライズをを購入する層は少なからず存在するということです。
だから、pixiv内人気はアニメ人気を忠実に反映したものではありません。またアニメ的にヒットすることがあまりないなろう系アニメが大量に放映され続けているのも、原作の出版サイドから見ればそれなりの計算の結果と言えるのだと思います。
次回は続編アニメについてです