「周く~ん♪ こっちの方がお魚さんがたくさんいますよ~♪」
「そんなに慌てなくても魚は水槽から逃げたりしないさ」
「水槽からは逃げなくても、私たちの前からは散って行ってしまいますよ~♪」
12月6日。椎名真昼の17歳の誕生日。学校を終えた2人は急いで帰宅して誕生日デートへと出かけていた。
2人が来ていたのは、去年のデートから何度か来園している水族館だった。藤宮周としては一度も訪れたことがない場所でのデートが良いと提案したが、水族館を希望したのは真昼の方だった。
真昼が誕生日に望んだのは日常と非日常の交錯だった。
『知ってて安心と知らなくて驚き。両方を楽しめる誕生日にしてもらえたら最高です♪』
真昼は強い刺激を求めて生きている訳ではない。穏やかで平穏な日々を愛している。けれど、誕生日なのでちょっとした刺激も欲しい。2つの組み合わせが誕生日デートへの彼女の希望だった。
「さあ、次はペンギンさんを見に行きますよ♪」
「夕食の予約までにはまだ余裕がある。ゆっくり回って行こうぜ」
浮かれる真昼に引っ張られる形で2人は水族館でのひと時を楽しんだのだった。
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「大人なイタリアン。ちょっと緊張しました」
「実のところ、俺もだ。大人抜きで行ったのは初めてだったしな」
高校生が行くには格式と値段が高めのイタリア料理の夕食が済んで2人は自宅からさほど離れていない観光ホテルの一室に居た。
夕飯とお泊りする場所は普段とは変える。明日が土曜日で学校は休みなのでタイミング的には丁度良かった。
「誕生日を愛する人と素敵なホテルで過ごす。ちょっと憧れていたんです♪」
「俺がそれを叶えられて光栄だ」
真昼が満足している様を見て周は胸を撫でおろした。
高級イタリアン、ホテル宿泊費。高校生にしては安くない費用が掛かっていた。
周は真昼には気付かれない様に自宅でパソコンを使い事務処理やプログラムの仕事を引き受けてデート費用を稼いでいた。その努力もまた真昼を嬉しがらせていた。
だが、真昼がホテル宿泊で一番喜んだことは他にあった。
「藤宮真昼♡ とても素晴らしい響きだと思いました♡」
思わず頬がニヤケ切っていた。
真昼はホテルの宿泊者カードに記載する際に名前を『藤宮真昼』と記載した。未成年の17歳の高校生カップルが宿泊するには不都合があったので、20歳の大学生夫婦設定で予約して宿泊しているのだった。
「周くんと同じ苗字になるのを前借りできて。とても嬉しいです♡」
藤宮の姓を名乗る。周と夫婦になれたようで真昼は嬉しかった。
家の固定電話に掛かって来た際には『藤宮です』と答えている。だが、自分を指し示す名前として藤宮の姓を名乗れたことは真昼にとって初めてのことだった。
「これからはもう、ずっと藤宮の姓でいたいです。チラッ♪」
真昼は含み笑いを浮かべながら周を見つめた。
「俺が、真昼を、その、養っていける基盤が築けたらな」
「築けなくても良いですよ」
真昼は色よい返事が貰えなくて少しだけガッカリした。
本物の天使で地上研修中である真昼にとっては、周と正式な夫婦になること。子を宿すことは天界に連れ帰されない為にどうしても必要なことだった。
だから、周が結婚の為に盤石な態勢を整えようという思惑なのに対して真昼はまず結婚という形を整えたかった。けれど、周が高校生で真面目である以上、難しいことに目を瞑ってまずは結婚とはならないでいた。
「お風呂、一緒に入りませんか?」
真昼は話題を変えて2人の甘い夜を楽しむことにした。
「うん?」
「先ほど案内で見たのですが。ここのホテル、個室のバスルームが広くて高評価みたいなんです♪」
「ああ、うん。そうだな」
周は慌てて賛同してみせた。
値段や立地などを基準にホテルを選んだ結果、バスルームのことまではきちんと調べていなかった。
それから間もなく2人はバスルームへと移動した。
「周くんと入るお風呂、大好きです♡」
「俺は男として、真昼みたいな美少女と一緒に風呂に入れるのは大好きに決まっているな」
2人は密着して湯船に浸かっていた。真昼はとても楽しそうに、周は若干緊張していた。
浴槽は、ホテルでよくある様式タブではなく日本式のものだった。家庭サイズより少し大きいぐらいでさほど大きいという感じではない。けれど、2人並んで浸かれるので真昼としては大満足だった。逆に周はホテルという非日常空間で美少女と一緒に入浴というシチュエーションに若干の緊張感を覚えていた。
「えっちな意味ではなくてですねえ……えっちな意味でもあるんですけど。心身ともに一番リラックスできる空間で、周くんと一緒にいられることが嬉しいんですよ♡」
「俺は……真昼と一緒に風呂に入っていると。どうしても……胸だのアソコだのに意識が行ってしまって。ムラムラした気分が高まって仕方ないんだが」
「それで良いんですよ。好きな男の子に魅力的だって思ってもらえなくなったら。私、泣いちゃいますから」
まひるはクスッと笑ってから、周の唇に自分の唇を軽く押し当てた。
「お風呂から出たら……いっぱい、愛してくださいね♡」
「今すぐにでも風呂を出て抱きたい気分だよ」
今度は周から激しいキスを返してみせた。
2人が入浴を終えたのはそれから間もなくのことだった。愛し合う男女はキスによって燃え上がってしまったのだった。
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「周くんのおちんちんが……奥まで、子宮まで届いて気持ち良いですぅうううううぅっ♡」
周に子宮口を激しくノックされて真昼は何度も絶頂に導かれていた。
バスルームから出た真昼はすぐにバッドに組み敷かれた。乳首を吸われ、秘所に指を入れられ掻き回されている内に挿入の準備はすぐに整った。
愛液を流し始めた真昼の秘所を見て周はもう我慢ができなくなっていた。真昼に一声だけ掛けると、返事を待たずに奥まで突き入れていた。
真昼の膣内のあまりの気持ち良さに周は我慢することができなかった。周が最初に真昼の膣内で果てるまでに数分も掛からなかった。
『わっ、悪い。あまりにも気持ち良過ぎて、つい……』
『周くんが私で気持ち良くなってくれたのなら。私はとても嬉しいですよ♡』
子宮内に周の熱を感じながら真昼は優し気に笑ってみせた。
若い周が学校で一番の美少女の肢体に再び元気を取り戻すまでに時間はそう要らなかった。2人はセックスを再開した。
一度出したことで周は今度は長く耐えられる様になっていた。真昼を悦ばせることができるように腰の振り方に緩急を付け、彼女のGスポットを重点的に攻めた。
「ああああっ♡ 周くんにっ♡ こんなにいっぱい、それも、丁寧に愛して貰えて……私は幸せ者ですぅうううううぅっ♡ ふあぁああああああああああぁっ♡」
防音がよく行き届いたホテルの室内ということで、真昼は遠慮することなく大きな喘ぎ声を上げた。いつもと同じように周に愛してもらいながら、普段は少しだけ抑え気味の声を精一杯張り上げるという非日常を体験する。
「…………本当に今日は、最高の誕生日を迎えいます♡ ふぁあああああああああああああああぁっ♡♡」
真昼は愛する彼と過ごす誕生日を満喫したのだった。