例の工事に関してですが、うちが属する私道で2か所工事が急ピッチで進んでいます。2つとも、スポンサー(施主)は同じでD社で、その担当は人間のクズSです。
このSがわざわざ埼玉や神奈川から依頼した建設の元請けがE社とG社でこれもまた問題大ありです。建設前に解体を担当したS社もまた最低な対応の会社でした。要するにクズS自身と奴が手配した会社は全て建設業界に対して不信感しか抱かせない悪質業者ばかりです。更に現場作業員は、住民の質問や要望に対して平然と嘘を吐くを繰り返してきたので、住民一同この工事に対しては怒り心頭。この問題対処のリーダー的な役割を担っている私は、この問題に対して今年1年でどんだけの時間を費やしたんだろうという感じです。
業者はクズなのは、ある種仕方ないのですが、その悪質行為を是正することがなかなかできません。その最たる理由は、役所、下水道、警察といった公の性格を持つ組織が役に立たないから。正確には、期待する様な指導力や強制力を持っておらず、ごくごく限られた力さえもなかなかやる気を出して使ってくれないからとなります。
歴史的な話になりますが、国や地方自治体はバブル崩壊後に財政がひっ迫したことを受けて、行政のスリム化を30年に渡って続けています。今回の話に関連して言うと、元々は役所が行っていた業務の民間企業への委託です。委託したことで費用が浮きました。けれど、民間への委託が進み過ぎてしまった結果、役所は諸々の分野で審査、監視、管理、修正指導といった機能を事実上喪失してしまいました。規制は年が経つに連れて詳細化していくのに反して、民間委託によって大きな抜け穴が生じてしまい、悪徳業者が昔よりも好き勝手出来る土壌が出来上がってしまった。それを止める術がない。今回の件ではその好き勝手出来る土壌のせいで苦労している。そういう構図になります。
例えば今回の関連でいうと
建築指導課
昔 役所の職員が建築の専門知識を有する集団(1級、2級建築士の免許を持っている者が多かった役所内のエリート部署)で、建築審査を職員が自ら担当していた
今 建築審査の是非を、役所が認可した区内に複数存在する審査機関(民間企業)に全面委任してその結果に干渉しない。課内の職員が建築素人。開発側は認可してくれることが分かっている機関に審査を依頼すればよく、蜜月関係が築かれている(今回の件でも監査役が、問題建築をかばう構図が露骨)
土木課
昔 私道内の舗装や配管工事に関しても現代化を押し進める為に積極的な管理・干渉と補助金の投入を行っていた。役所が絡んで正式な取り決めを促してくるので、住民─開発企業─役所が近しい関係にあった
今 私道内の一切は私有財産に関わる問題ということで民事不干渉の原則を強調して役所はノータッチ。補助金も出さない代わりに口も出さない。住民と開発側にトラブルが生じても、区道(公道)に影響があるなら動くが、そうでなければ不干渉。開発側の横暴に対しては、警察と裁判を勧めてくる。だが、警察や司法に訴えようにも、必要となる基礎データも出してくれない(プライバシーに関わるから)。かつては詳細に集めていた私道内のデータも廃棄している可能性が高い。
下水道局
昔 土木課と同じで、かつては生活インフラ促進の為に私道内の排水設備工事にも積極的に干渉していた(費用は公的負担の割合が高かった)
今 土木課と同じで、現在は私道に関することは一切ノータッチ。サイトの方には、私道内の排水設備工事に関して、監督や修正指導を行うのが業務の様な立派なことを書いてあるが嘘。工事申請が出されたら私道地権者住民の反対に関係なく機械的に受理するだけ。そもそも無許可で工事しても問題ないという職員の認識。また、私道内の下水道工事にも拘わらず、地権者が工事計画書を見せろといっても、私有財産に関わるとかで提出した企業とその委任者以外は見ることができない異常な対応。立派なことをサイトで書いてある分、実際のルールや対応があまりにも酷すぎる汚物のような組織。
公的な性格を持つ組織は、建設問題でほとんど役に立ちません。ただ、少しの改善は望めます。役所の方から企業の方に注意の電話を掛けさせる。それが役所にできる唯一の力なのですが、それをすると、工事担当者の社内評価が下がります。時には解任されます。そのことによって自主的に多少大人しくなります。住民に低姿勢になります。なので、公の組織に何かを陳情する時は、元請け会社の名前と電話番号、工事担当者の名前と電話番号を予めメモしておいて、電話してもらう様に訴えることが必須です。役所自身が何かを解決してくれるとは思わず、担当者を社内で叩かせることを目的にすると思ってください。
警察の場合にも、基本的には、役所に期待するところと同じです。抑止力効果を狙うものです。
今回の工事の件ではパトカー出動が計4回(私が呼んだのは1回で、後はご近所さん)。他に私が住民の方々の要請を受けてお願いしたパトロール強化で夜中に時々見回ってもらい、パトロールした証の黄色い紙をポストに入れてもらっています。近所の警察署に私が訪れて陳情や事の顛末の説明をしたのは……5回ぐらいあります。
警察を呼ぶ。そう述べると、凄い緊張感を伴うことは確かなのですが、問題がこじれたら警察を呼んでもらった方が現場作業員の方にとっても助かるという話は、何人も聞いています。理由は単純で、警察案件で作業が中断となったら、その日の日当は出る。逆に、住民とただのトラブルで工事が進まないだと日当が出ない。また、業者と住民間の約束(工事の時間帯や車両の進入などに関して)したことに対して、業者は日雇いの現場作業員にそれを知らさず約束が破られることが多発しました。けれど、警察案件で、警察も留意していると伝えると収まります。警察にマークされたい人なんていませんからね。
警察に期待できることは横暴者の逮捕ではありません。警察案件にすることで自主的に大人しくさせる。開発側との対話に持ち込む土台を作る。その2点です。事件解決の特効薬にはなりませんが、工事現場へのじわじわ効く圧力としては強力です。
結局、どこに陳情しようと自分たちで開発側と折衝しないといけないことには変わりがありません。けれど、悪質業者は普通にしていたのでは交渉のテーブルに絶対に付きませんので公的組織の力を間接的に借りて行くことが必須となります。
司法の力ももちろん検討しなければなりません。役所では最初から裁判を勧めてくるぐらいですし。
ただ、司法の場で争うにしても、何が問題点なのか、またそれを争うに当たってはどんな資料が必要なのか。経緯や背景についてもよく整理しなければ、弁護士に相談しても、互いに意味不明なだけとなります。また、私道は複数の地権者が絡んだ問題となるので、個人で弁護士を雇っても、敏感な問題にプライバシー、私有財産が絡んで上手くいきません。ご近所さんと力を合わせなくては始まりません。
ご近所さんと力を合わせる。費やした時間だけで言えば、これが一番大変です。
ご近所の奥さんたちと情報共有していると1時間以上を毎回費やすことになります。
また、町会の方に話を回しても、やっぱり1時間、2時間単位で時間が掛かります。近隣ネットワークを円滑に機能させるにはとにかく時間が掛かるということになります。
建築工事に関する勉強をしなければならない。資料集めには様々なところに何度も足を運ばないとならない。ご近所さんとも仲良くして情報共有していかないとならない。無茶苦茶に時間と労力を必要とします。
それに対して開発側は少し大人しくなるだけ。念書や覚書で約束した賠償を支払う気があるのか怪しいとハイコスト・ローリターンな見返りしかありません。開発側があまりにもムカつくので、最後まで戦いますけど……普通に考えるとまったく割に合わない戦いです。
うちの近所の工事現場は個人住宅もみんなTVCM出してる超大手ばかり。大手は資金力もシステムも整っているので、周辺住民と問題を起こすような馬鹿な真似はしません。
うちの私道は本当に最悪なババを引いてしまったとしか言いようがありません。
警察署に何度も通って、受付窓口のおじさんに顔を覚えられてしまったことは何とも切ないです。
pixivではイラスト使い回しだし、FANBOXは更新遅れがち。ほんと、申し訳ありません……