SS とある 佐天涙子 佐天さんの日
柵川中学1年生の佐天涙子には人に言えない秘密がある。ある種公然の秘密と化している内容ではあるが、一部の少女たちに知られると悲劇的な結末を導きかねないので内緒にしていることがあった。
「当麻さ~ん♪ ご希望通りのえっちな下着を着けてみましたよ~♪」
3月10日月曜日朝。決して広くない学生寮の一室で、新妻は廊下で待機している新郎を呼んでみせた。
佐天涙子の秘密。それは、中学1年生にして既に嫁入りしていることだった。彼女のフルネームは佐天涙子ではなく、結婚して上条涙子に替わっていた。
夫である上条当麻とは以前から縁があったわけではない。友達の知り合い程度の仲で直接的な関係はなかった。
けれど、偶然街中で出会ってしまった。公式的には無能力者同士。加えて天然の人タラシ同士でトラブルに遭い易く、困った人を放っておけず、勇気と機転と運で解決まで至ってしまう主人公気質の持ち主でもある2人は馬が合い、すぐに仲良くなった。そして2人には金欠という切実な問題を抱える共通点があった。
2人には本来浪費癖はなかった。だが、涙子には常盤台中学に通うお金持ちのお嬢さまとの交友でどうしても出費がかさんでしまう。当麻の方は不幸体質で予想外の出費が止まらない。2人はいつも貧乏を嘆いていた。
けれど2人で一緒に住めば生活費の大半を折半できる。経済的な苦境も何とか耐えられる様になるに違いない。2人が恋愛感情の成就よりも先に入籍したのはそれが理由だった。
とはいえ、涙子たちは単純にお金の為に結婚したわけではない。夫婦になっても馬が合い続けることへの自信があった。一目会った時から愛情を育んでいけることへの確信が不思議なまでにあった。
実際に入籍して同棲を始めてから、2人は自分の直感が間違っていなかったことを日々確認するラブラブな毎日を送っていた。
「おうっ♪ バイトして買った下着を涙子が着けている姿を遂に見られるわけだな♪」
嬉しそうな表情を浮かべながら当麻が室内へと入ってきた。
「もう♪ どうせ買うなら下着よりも食材の方が良かったのに。当麻さんはえっちで仕方ない旦那さまですね~♡」
軽口を叩きながらも涙子は夫からの贈り物に喜んでいた。
「それで、どうですか、当麻さん? あなたのお嫁さんのえっちな下着姿は?」
涙子は左手を首の後ろに当ててグラビアモデルの様なポーズを取りながら中学生とは思えない見事なプロポーションを誇示してみせた。
「赤い下着がエロくて最高だな♪」
元は硬派を気取り、今は妻への愛とエロを隠さなくなった男子高校生の当麻は親指を立てて白い歯を光らせてみせた。
「赤い下着がエロいって……13歳の女の子に贈る物じゃないですよ。早すぎますって」
涙子はクラスメイトの初春飾利の昨日のパンツがスカート捲りの結果水玉だったことを思い出しながら苦笑してみせた。
だが、当麻の方は全く怯まなかった。
「涙子は中学生とはいえ、俺の正式な嫁だからな。幾らえっちに着飾らせても問題ないのだよ。スタイル抜群なんだしより引き立てるのが正解なのだよ」
涙子の一般常識をそげぶしに掛かった。
「…………確かにあたしは普通の中学生ではなく人妻。下着を見せる男性、旦那さまがいるんだし家の中ぐらい、えっちな下着着用もありですね」
涙子は素直に頷いてみせた。
性的なものに対する感覚は結婚前と後では大きく変わったことを涙子は自覚していた。
「というわけで、佐天さんの日を祝して、登校前に夫婦の濃厚な愛情を交わしたいと思う」
「佐天さんの日って……あたしはもう佐天じゃありませんよ♪ しいて言うなら元佐天さんの日です」
「細かいことは気にするな。それで、どうなんだ?」
「…………この下着を着てあたしもえっちな気分になっちゃったから。良いですよ♡」
涙子は少し頬を赤く染めながら頷いてみせた。
学校よりも優先して成すべきことを成す。今の場合にはエロが該当する。こういう点も2人の馬は合っていた。
「よし、じゃあ、早速……」
「あっ、ちょっと待ってください」
涙子は抱き着いて来ようとする当麻を制した。
「せっかくの高い勝負下着を汚して着られなくなってしまっては勿体ないですから。脱ぎますね」
「脱がせていくのも男心をくすぐる醍醐味なんだけどなあ」
「これ、結構複雑な作りなので。男の人には脱がせるのがなかなか困難だと思いますよ」
「じゃあ、代わりに俺の目の前で脱いでくれ」
「中学生にストリップショーを要求とか。本当にえっちで困った旦那さまですね♡」
涙子はまたしても口では苦言を呈しながらも、嬉しそうに当麻から贈られた下着を脱ぎ始めた。ショーを意識してリズムを付けながら。
「ブラ、外しました♪」
「おお~♪ 涙子の大きくて綺麗な生乳、出たぁああああああああぁっ♡」
「昨夜だっていっぱい見たじゃないですか。男の人って本当におっぱい、好きなんですね♪」
「誰の胸でも良い訳じゃないさ。妻の、涙子の胸だから良いんだよ」
「そんなこと言って。本当は大きなおっぱいが好きなんでしょ」
「それは否定しない。だが、涙子の胸は、世界で唯一、俺が触れたり揉んだり吸ったりして良いモノだから最高なんだよ」
当麻は瞳を輝かせながら愛妻の乳房を凝視ししている。
「…………そうですね。当麻さんがこの身体を好きになってくれたから。あたしもこの身体に自信を持って、好きになることができました♡」
涙子は恥ずかしさと誇らしさを同時に覚えながらショーツを脱いでみせた。
当麻の言葉に感動して秘所がジンっと震えた。急いで脱いでおかなければ愛液で下着を汚してしまうところだった。
「今日は学校があるのでそう時間は掛けられませんが……いっぱい愛してくださいね♡」
「全身全霊込めて愛してみせるぜ」
「それはちょっと表現が大げさですよ♡」
涙子は両腕を広げて夫を受け入れる姿勢を取ってみせた。
当麻はそんな幼な妻を正面から強く抱き締めてキスを交わし、そのままベッドへと雪崩れ込んでいった。
「ああっ♡ 当麻さんのおちんちん……昨夜よりも、感じちゃうよぉ~♡♡ 奥に当たって、お腹が、全身が熱いよぉおおおおおおおおぉっ♡」
涙子は当麻のペニスを膣の一番深いところで受け入れながら愛情と快楽に浸っていた。
当麻と結婚するまで処女だった涙子だが、新婚3か月目を迎えた今ではすっかりセックスにも慣れて味を占めていた。
思春期の心と体はセックスへの順応が早かった。そして、正式な夫婦として小さな家で同居というシチュエーションが少女をセックスへと駆り立てていた。
「涙子の膣内……絡み付くんだけどキュッと搾り取られるみたいで、最高に気持ち良いぞ」
当麻は上の空で実況しながら一心不乱に腰を振って蜜壺を味わっていた。
少年新郎もまた、幼新婦とのセックスに没頭していた。
硬派を宣言していたものの性的なことに興味がないわけではなかった。むしろ強すぎる性欲を自制する為に硬派を自分と他者に言い聞かせてきた。けれど、妻を娶ったことで我慢する必要はなくなった。愛妻涙子との毎日のセックスは硬派の裏返しでもあった。
「当麻さんに喜んでもらえると……ああっ♡ あたしも…幸せ…れしゅぅうううぅっ♡♡」
涙子は感じ過ぎてろれつが回らなくなっている。挿入されてから既に何度も絶頂に達しており、その度に膣が愛液を流しながらキュッと締まって当麻に射精を促していた。
「涙子ぉおおおおおおおおおおおおおおおぉっ!」
限界が近くなったのを感じた当麻が最後のスパートに入った。愛する妻の名を呼びながら高速ピストンを繰り返す。
「当麻しゃぁあああああああああああぁんっ♡♡」
涙子は激しいピストンに強い刺激を受けて膣の収縮が止まらない。当麻のペニスはより一層強い刺激を受ける。その結果、ゴールは当麻の予想よりも早く訪れた。
「愛してるぞぉおおおおおおおおおおおおおおおおぉっ!!」
我慢が限界を超え、当麻は涙子の子宮目掛けて一斉に精液を放ってみせた。
昨夜も3回出したというのに、今回の射精では昨夜以上の大量の精液が膣内へと放出された。当麻は絶倫超人と呼んでも支障がない程の精力の持ち主だった。
「当麻さんの赤ちゃんの素でお腹が満たされる……幸せぇええええぇっ♡」
涙子は天井をぼんやりと見つめながら下腹部の熱とうねりを感じて幸福感に浸っていた。
だが、このままセックスが終わってしまう2人ではない。
「2回戦も、お願いしますね……♡」
「ああ。ただし、2回目と限定せず、3回、4回と続けるさ。なんせ今日は涙子の記念日だからな」
「それは……楽しみです♡」
涙子はベッドに寝たまま首だけ傾けて当麻とキスを交わしてみせた。それはセックスが1度だけで終わらないことの証だった。
『…………アイツら、今日も学校をサボってエロ三昧するつもりなんだにゃ~。2人とも成績悪いんだし、落第しても知らんぜよ~』
隣室の土御門元春は聞き耳を立てるのを止めて学校に向かうことにした。
2回戦を始めた当麻とこの日学校で顔を合わせることはなかったという。