SS 沖縄で好きになった子が方言すぎてツラすぎる 比嘉夏菜 ムッツリ
比嘉さんはてーるーこと中村照秋に恋する沖縄の女の子。
てーるーに告白することもできず、代わりに沖縄方言うちなーぐちを通訳することで話すきっかけを作っている初心な女の子。
そんな比嘉さんは……ムッツリスケベだった。
「今日もてーるーとお話しすることができたさー♪」
帰宅した比嘉さんは上機嫌だった。
幼馴染で親友であるひーなーこと喜屋武飛夏がうちなーぐちを連発して沖縄のことをてーるに解説。てーるーがほとんど聞き取れない為に比嘉さんの出番となった。そのおかげで比嘉さんはてーるーといっぱい会話することができたのだった。
「胸とアソコが……疼いちゃう」
てーるーと会話していた時のことを思い出して比嘉さんは喜び興奮していた。
胸が高鳴りアソコがジワッとくる感触を得ていた。思春期少女、それも大人顔負けの豊満な体型の比嘉さんは性的なことに身体が敏感に反応していた。
高校生の少女であれば、自室に篭って自慰という行動もおかしくはない。けれど、比嘉さんにはそれができない事情があった。
「お風呂の時まで我慢、しなくちゃ……さー……」
比嘉さんは目を瞑って性的な衝動を我慢することにした。
彼女の家は3世代の大家族。兄と妹がおり、比嘉さんには自分用の個室がない。プライバシーの確保は極めて難しく、室内でのオナニーなどもってのほか。
そんな比嘉さんが家の中で唯一合法的に独りに、それも長時間居続けられるのは入浴時だけだった。その為、性的な興奮はお風呂に入るまでは抑えつけるのが彼女の日常だった。
「…………やっとお風呂の番が来た」
夜、比嘉さんはようやく家の中で独りになれる瞬間を得た。
比嘉さんは長風呂を理由に入浴は家族内で一番最後と決まっていた。風呂場での行為を疑われない為にもそれしか選択肢はなかった。
家族が寝静まったころを見計らって入浴を開始する。待たされた末の自分の解放タイムの訪れに比嘉さんの頬もようやく緩むことができた。
「てーるーと結婚したら……一緒にお風呂に入るようになるんだよね」
妄想大好きな比嘉さんはシチュエーションの細部へのこだわりが強い。今夜はてーるーと新婚設定で、一緒にお風呂という想定だった。
「新婚さん……ラブラブ。でも、突然入浴中に入って来られたらびっくりしちゃうさー」
比嘉さんは目を瞑って妄想の細部を詰めていく。
妄想の中のてーるーは、本人の200%増しで積極的で比嘉さんにグイグイ迫ってくる。妄想の中でこの時の比嘉さんは一人で入浴する筈だった。ところが、お風呂に入ろうとしたところでてーるーが突如扉を開けて入って来たのだった。
「タオル1枚身に巻かない裸のてーるーがいきなり目の前に現れたら……私はきっと焦っちゃうさー。夫婦だからお互いの裸は見慣れている筈だったとしても」
{てっ、てーるーっ!? 今夜は別々に入る筈だったんじゃっ!?}
{そう思っていたんだけど。可愛い夏菜の顔を1秒でも長く見たいと思ったらついここに来てたんだ}
白い歯を輝かせながらやけに爽やかに語るてーるーは裸の比嘉さんを前にして全く怯まない。堂々と自身の裸身を見せ付けながら愛する妻の豊満な女体を見つめている。
{わっ、私と一緒に居たいからって……いきなり裸で入ってこられるのは恥ずかしいさー}
{僕は夏菜の女神の様な美しい生まれたままの姿を見られて大満足だよ♪}
妄想の中でてーるーは本人が絶対に言わないであろう歯の浮いたセリフを平然とポンポン口に出す。
「もぉ……てーるーったら……♡♡」
てーるーに褒められて比嘉さんはまんざらでもない。
比嘉さんの妄想は進み、2人は一緒に入浴することになった。
「てーるーの背中……沖縄に引っ越してきたばかりの時よりも随分逞しくなったよね♪」
比嘉さんは自分の身体を洗いながら目の前にてーるーの幻影を見ていた。妄想の中のてーるーは、漁師をしている兄に倣って逞しい身体付きになっていた。比嘉さんは美化が大好きだった。
{せっかく夏菜と一緒に風呂に入っているんだし。夏菜に背中を流して欲しいなあ}
{うん。それは別に構わないけど?}
比嘉さんは妄想に従って虚空に向かってスポンジを持った手を伸ばす。
だが、イメージてーるーの要求は違っていた。
{普通に洗うんじゃなくて……そのおっぱいで洗って欲しいんだ}
高校生のリアルてーるーが絶対に言いそうにない破廉恥なセリフが妄想では容易に飛び出す。比嘉さんの心拍数は一気に急上昇。
そして比嘉さんは……妄想のてーるーのお願いを叶えることに喜びを覚えてしまうのだった。
{…………はっ、恥ずかしいけど……てーるーがそれを望むのなら……}
比嘉さんは前屈みになって、豊満な胸を妄想のてーるーに押し付ける様な態勢を取った。
{これだよ。これっ、これっ♪ 夏菜のおっぱいの感触があると、最高に幸せな気分になれるんだよ}
{それはどうも。でも、私の価値はおっぱいだけなの?}
{そんなわけはないだろ。僕は夏菜の全てに幸せを感じるんだ}
{なら、良かった♡}
比嘉さんは妄想のてーるーの背中を洗うべく虚空で大きな胸を上下動させ続ける。
大きな胸が惜しげもなくプルンプルンと揺れて、傍から見ればとても卑猥で不思議な光景が広がっていた。
{凄く気持ち良いよ、夏菜}
{てーるーに喜んでもらえる様に一生懸命、やってるよ}
{僕のお嫁さんは世界一の気立ての良さだなあ。愛してるよ}
「もぉ、調子いいんだから♪ 私も……かーなーさん(愛してる)♡」
比嘉さんは上機嫌になりながら熱心に妄想のてーるーに胸を押し当て続けたのだった。
そしてしばらくの時が経って、比嘉さんは虚空のてーるーに胸を押し当てるのを止めた。
「綺麗になったよ♪」
比嘉さんは仕事を終えた。
だが、妄想てーるーのお願いはまだ終わっていなかった。
{夏菜におっぱいで洗ってもらってすっごく興奮した。ここでこのまましないか?}
{おっ、お風呂場でぇっ!?}
比嘉さんは驚いてひっくり返りそうになってしまった。
日焼けした体が熱で真っ赤に染まっていく。それに合わせて体がプルプルと震え出す。
「わっ、私とてーるーは夫婦なんだからそういうことしてもおかしくないって言うか。普通なんだけど……わっ、私は……きゅぅううううううぅ」
興奮と恥ずかしさが限界を超えて比嘉さんはお風呂場で仰向けに倒れてしまった。
比嘉さんは妄想大好きなムッツリスケベな女の子。けれど、根っこの部分が初心であることには変わりがなく、セックス本番を妄想するには精神が保たなかった。
風呂場でのぼせた様な形となった比嘉さんは仰向けに寝転がったまましばらくの時を過ごした。
本当にのぼせたわけではないので、天井を見上げている内に段々と回復していく。比嘉さんは床に手を突いて自力で起き上がった。
「…………明日は違うシチュエーションでてーるーと夫婦、しよっ♪」
比嘉さんは小さく微笑むと浴室を後にした。その足取りはしっかりしていた。
明日もまた、比嘉さんはお風呂の時間にてーるーと夫婦になる未来をシミュレーションするのだった。
比嘉さんの幸せな日課は続いていく。