「アタシは今日で中学を卒業だから~♪ 日向ちゃ~ん♡ お姉ちゃんと一緒にお風呂に入ってぇ~♡」
3月2×日。高坂桐乃はいつにも増して上機嫌で体をくねらせながら、姉夫婦の家に遊びに来ていた五更日向におねだりしていた。
「幾ら頼まれても性犯罪者と一緒にお風呂なんて入る訳ないじゃん」
日向は顔を大きく横に振りながら桐乃の提案を拒否する。だが、性犯罪者として前科が数えきれないほどに存在する少女は諦めたりはしなかった。
「一緒にお風呂入るだけだよ~♪ 孕ませたりはしないってば♪」
「安心できる要素が何もないよっ!?」
日向は後ずさって桐乃と距離を置こうとした。だが、引いた分だけ桐乃は詰め寄ってくる。
「高校生になって日向ちゃんと一緒にお風呂に入って色々しちゃったら犯罪じゃん♪」
「今だって犯罪だよっ! 警察に毎日の様に捕まってるじゃんっ!」
桐乃は更ににじり寄ってくる。日向は廊下の端に追い詰められてしまった。
「アタシは希望の進路に進めなかったんだし。日向ちゃんにはその身体でたっぷり慰めて欲しいの~♡」
「そんな義理はないし。勉強だけは一応県内一番のビッチさんが合格できなかった学校ってどこ?」
桐乃はエリートメガネ高校への進学を決めている。エリメガの偏差値は日本で最も高いと言われており、この学校に合格した桐乃に手が届かなかった高校があるのは日向にとって不思議だった。
「リリアン女学園の初等部♡」
「志望進路が既に犯罪だったぁああああああああああぁっ!!」
日向は全力疾走で通せんぼする桐乃の脇の隙を突いて逃げ出した。
「性的なことを何も知らない無垢な天使なお嬢さまたちをアタシ好みに染め上げたかったのにぃいいいいいいいぃっ!」
「進めなくて良かった。リリアンの女の子たちが一生もののトラウマを負うところだったよぉおおおおおぉっ!」
日向は全力で逃げ去る。犯罪者に捕まる訳にはいかなかった。
「待て、日向ちゃ~~ん♪ 無垢なお嬢さま幼女に手を出せなかった分、妹に身体で支払ってもらわないと悶々が収まらないよ~っ♡」
「だから何にも理屈が通ってないっての~っ! 性犯罪者の言いなりになんて絶対になってやらないんだからぁあああああああああぁっ!」
日向は微弱ではあるが持っている魔法の力、邪気眼力を発揮して全力で逃げる。海外留学までするほどに脚の速い桐乃から逃げるには通常の小学生の脚力では無理だった。
「絶対捕まえちゃうんだから~♪」
「捕まって溜まるもんか~っ!」
日向は魔法の後押しを受けながら全力疾走で高坂家から離れていく。
やがて2人は点となって住宅街の向こう側へと消えていった。
「…………日向ちゃんが助けを求めていたが。加勢に行かなくて良かったのか?」
「日向なら大丈夫よ。桐乃に後れを取ったりはしないわ。それに……」
扉の内側から瑠璃は自分たちの状況を確かめた。
「素っ裸で貴方に抱かれている最中なのだから。ここを動くわけにはいかないでしょ」
瑠璃は京介に覆いかぶされ、秘所に夫のモノを咥え込んでいた。愛液をトロトロに流す蜜壺は夫とのセックスに満たされていることを雄弁に物語っていた。
「日向が私と貴方の愛の営みを覗こうとするから。桐乃に接近される隙を作ったりするのよ」
「妹たちが俺たちのセックスを覗くのはいつものことだろ」
「そうだとしても。桐乃に気を付けるのは小学生女子なら当然の注意事項よ……あぁああああああああぁっ♡♡」
京介に激しく突かれて瑠璃は艶声を上げた。
「それよりも今日は京介の高校操業日なのだから……妻としていっぱいもてなしたいと思うのは当然のことでしょ。あぁああああああああああぁっ♡」
「それで昼間から抱かせてくれたんだな」
「私たち夫婦には余分なお金はないでしょ。私の貧相な身体でも貴方を悦ばせることができるのなら最大限に利用するわ」
「貧相な身体の持ち主じゃないさ。俺が世界で一番愛している大好きな女の子の身体だからこうやって愛することができるのさ」
瑠璃は全身が熱く、けれど、決して不快ではない思いで満たされていくのを感じていた。
「今日はせっかくのお祝いの日だもの。京介が満足いくまで何度でも抱いて頂戴♡」
「そいつは大盤振る舞いだな。愛する妻に満足してもらう為にも俺はとことん頑張るぜ♪」
2人は情熱的なキスをしてまたピストンを再開し始めた。
自力で逃げないといけない日向には災難だったが、京介瑠璃夫婦にとってはとても良い卒業記念日になったのだった。