SamSuka
枡久野恭(ますくのきょー)
枡久野恭(ますくのきょー)

fanbox


SS 俺ガイル 雪ノ下雪乃 エイプリルフール


SS 俺ガイル 雪ノ下雪乃 エイプリルフール


「…………貴方の子どもがデキたの」




 4月1日午後。千葉公園での花見を終えて雪乃の部屋へと戻ってきた際の一言。

 雪乃は唐突に妊娠していることを告げた。

 お花見の朗らか空気が一瞬にして凍り付いた。覚えはあった。というか、あり過ぎた。

 高校在学中にパパになる。いや、パパになる以上は学校に通い続けるわけにもいかないか。ヘビーな人生になりそうだ。

 いや、待て。まだ雪乃が妊娠したと納得してしまうには早い。何故なら今日は特別な日だからだ。


「…………エイプリルフールの冗談、だよな?」


 最後の望みを託して尋ねてみる。 

 今日は4月1日。個人から企業まで一生懸命ネタを考えて披露するエイプリルフールだ。エイプリルフールの冗談だと言ってくれ。


「さあ、どうかしら?」


 雪乃は肯定も否定もせずにすまし顔でスルーしてみせた。

 俺の冷や汗は止まらない。


「えっ、エイプリルフールで冗談を言って良いのは午前中までと決まって……」

「それはイギリスの話でしょ? 何故、日本にイギリスのルールを適用しないといけないのかしら? エイプリルフールの習慣は日本独自の道を歩んでいる筈よ」


 俺の指摘はバッサリと切られてしまった。

 雪乃は簡単に論破できる相手ではない。それに、論破したところで根本的な問題解決とはならない。


「私が妊娠していてもいなくても、八幡くんには変わらないのではないかしら? いつかは私を娶ってくれるのでしょ?」

「確かにそのつもりだが……そのいつかってのが大事なような……」


 逆に論破され掛かっている。まずい……


「大丈夫よ」

「何が、だ?」

「今すぐ私たちが結婚して学校を辞めることになったとしても。雪ノ下グループの系列に貴方の椅子はちゃんと確保されるわ。私の旦那さまになるのだから♪」

「その就職の仕方は俺の肩身が狭くなって、息が詰まるだけなんだぁ……」

「いずれ雪ノ下の全てを統べるかもしれない男子とは思えない弱気な発言ね」

「俺はグループの頂点より、窓際族の方が好きなんだぁあああああああぁっ!」


 緊張感に耐えられず、俺の中で何かが切れてしまった。


「うぉおおおおおおおおぉっ! こうなったら、もう知らんっ!」


 理性がプッツンした俺は雪乃を押し倒した。胸の奥から込み上げてくる猛々しい衝動に身を任せて雪乃の服を乱暴に脱がせていく。

 普段は高級な服を脱がせるのにどこか内面ではビクビクしていたのだが今は違う。服の値段の桁が違うとかどうでも良くなっていた。

 パンツを乱暴に脱がして薄い茂みを露にさせる。サッカー並みの低い姿勢でのダイビングヘッドで顔を股の間に突っ込ませて秘所の入口を舐め始める。


「随分と乱暴なのね……ああっ♡ でも、貴方にもこんな荒々しい男性的な面があったなんてちょっと驚きだわ……ひゃぁああああぁっ♡♡」




 アソコを舐められて敏感に反応しながらも雪乃は普段との違いを指摘してきた。


「俺も自分にこんな一面があったなんてビックリだぞ」


 俺も知らない秘密の俺に自分でも驚いている。ひみつのアイプリになれちゃんじゃないだろうか。

 いや、今はイケメンアイプリ爆誕とかどうでも良い。雪乃をどうにかしたい衝動で頭がいっぱいだった。

 

「…………挿れるぞ」


 愛液と唾液が混じったことで雪乃の準備は整った。整ったことにして突っ込むことにする。アソコがウズウズして挿入したくて堪らないのだ。いつもよりも挿入欲、征服したいという欲望が高まっているのが自分でも分かった。

 その衝動に従って、雪乃の返答を聞かないままに彼女の両脚を更に開かせて一気に奥まで突き入れてみせたのだった。


「あぁああああああああああぁっ♡ いつになく、荒々しいのね♡♡」


 雪乃の膣は強引な挿入にも拘わらず、俺を深く迎え入れてくれた。俺だけが知る、俺専用の場所はねっとりとして熱く、そしてギュッと俺の竿を包み込んでくれる。

 快楽に脳が痺れる極上の感覚は今日も変わらない。変わるとすれば……雪乃の子宮には新しい生命が宿っているという点だった。


「…………もう妊娠してるなら、重ねて妊娠する心配はないよなっ!」


 妊娠中は避妊を気にする必要はない。自明の理にして自分勝手な理屈を唱えながら雪乃の膣内を突きまくる。興奮が凄くていつもより激しい動きに勝手になってしまっている。


「気遣いに欠ける乱暴なピストンなのに……いつもよりも感じてしまう。あぁあああああああああぁっ♡♡」




 雪乃もいつも以上に感じているみたいだった。

 いつもはサドっ気が強い雪乃だが、セックス時には甘えたがりになる。それが俺がSモードに変貌したことで、M気質に目覚めたのかもしれない。

 でも、何にせよ感じてくれるのなら好都合だった。幾ら荒々しい衝動に駆られても泣いて嫌がる女を無理やりってのは趣味じゃない。NTRモノのヤリチンみたいに快楽の海に溺れさせてナンボなのだ。


「うぉおおおおおおおおおおおおおおおぉっ!!」


 大きな声を上げながら一心不乱に突きまくる。防音が完璧に効いている部屋なのでいやらしい声について神経を使わなくて済む。妹にエロボイスを聞かれているに違いない俺の部屋とは環境が異なるのだ。


「あぁああああああああああぁっ♡♡ 八幡くんのモノが、子宮をこじ開けようと奥まで強引に張り込んで来ようとして……子宮がいなないて……気持ち良いぃいいいいいいいぃっ♡♡」


 雪乃も安心してエロボイスを叫んでいる。愛液を撒き散らしながらセックスの様子をいやらしく述べてみせる様は普段の彼女とのギャップが大き過ぎる。小町に聞かせられないことであることは明白。


「オラッ! イケっ! イっちまえっ!」


 NTR漫画のヤリチンなセリフを吐きながら雪乃を攻めまくる。俺とは正反対なキャラであることは明白だが、今の俺にとっては本来あり得ない互換が心地良くて興奮する。

 俺だけの穴を俺だけが使えることに優越感を覚えながら突きまくっている。小麦色に肌を焼こうかなと思ってしまうぐらいにシンクロしている。


「ああっ♡♡ 八幡くんにこんなに乱暴な面があったなんて……♡ 私、依存症な面があるのを思い出したわ♡」

 

 雪乃はオラオラ系の俺がお気に入りらしい。というか、多分、セックスの際だけ乱暴に攻められたいのかもしれない。多分、普段の俺がこんな態度を取ったら調教されて大人しくさせられるだけだろうから。


「あああっ♡ 堕ちるって何なのか、今なら少しわかる気がするわっ♡ 私、八幡くんに完全に堕ちちゃうぅううううううううぅっ♡♡」

「なら……堕ちてみせろぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおぉっ!!」


 俺は雪乃の腰を掴むと、もう受精済みである筈の子宮に目掛けて精液を解き放ってみせた。

 興奮が凄いからか。普段の2倍、いや、3倍は出たんじゃないかと思う。とにかく気持ち良くて、それが長い間続いたのだった。



「…………子どもの名前、考えないとな」


 ピロートークに移り、テンションが一気に下がった。賢者タイムに突入し、これからのことを考えるようになった。

 子どもを堕ろせとは言えなかったし、考えもしなかった。それがどんなに大変な道であったとしても、俺と雪乃の子を進んでこの世に生まれる道を閉ざしてしまうことは認めることはできなかった。


「産んで、良いの?」

「…………胃に穴が開く毎日だろうが、それでも中絶させて愛する雪乃を悲しませ、溺愛することになるに違いない子どもに巡り合えない人生を送るよりはよほどましだろ」


 俺の返答を聞いて隣で横になる雪乃は満面の笑みを浮かべた。

 そして穏やかな口調で述べた。


「…………私が妊娠したって話。アレはエイプリルフールの嘘よ」


 大きな嘘だったが、怒る気分にはならなかった。それに──


「もっとも、あんなに大量に濃い精液を流し込まれてしまったら。妊娠は……今日で本当になるかもしれないわね。ねっ、お父さん♡♡」


 やっぱり雪乃を論破するのは難しい。

 愛しい人の可愛らしさと聡明さを改めて思い知った俺なのだった。










SS 俺ガイル 雪ノ下雪乃 エイプリルフール SS 俺ガイル 雪ノ下雪乃 エイプリルフール SS 俺ガイル 雪ノ下雪乃 エイプリルフール SS 俺ガイル 雪ノ下雪乃 エイプリルフール

More Creators