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枡久野恭(ますくのきょー)
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SS デレマス 神崎蘭子 誘惑


銀河の外へと向かって超光速で突き進んでいく宇宙移民船団。その内の1隻の船内の片隅の小さな部屋。そこに地球の日本から乗ってきた1組の夫婦がいた。


「駿輔さんは最近に仕事仕事であまり構ってくれない。だから、今日は地球から持ってきたこの衣装で誘惑、するんだから」


 妻は元シンデレラガールでアイドル界の頂点にいた武内駿輔(旧姓:神崎)という14歳の少女だった。 

 夫は彼女の元担当プロデューサーで名を武内駿輔という。2人の年齢には倍以上の開きがある。けれど、強い愛情で結ばれたおしどり夫婦だった。

 だが、駿輔は以前の職業と同じ様に宇宙にアイドルを誕生させる仕事を始めた。移民船団内にいる有望そうな少女たちをスカウトしてプロデュースに励む毎日。

 元々仕事人間なので、仕事にのめり込んでしまうと他の全てが疎かになってしまう。妻である蘭子も構ってもらえない時間が増えてしまっていた。

 蘭子自身、トップアイドルだった経験を活かしてアイドルの卵たちに歌や踊りの指導を行ってはいる。だが、駿輔の仕事は多岐に渡り、現場で一緒に過ごすこともなかなかできない状況だった。

 そこで少女妻は夫の愛情を自分に向けるべく宇宙移民船に持ってきた数少ない衣装を使って夫を誘うことにしたのだった。


「この猫衣装はメーカーが異性を誘惑することをコンセプトに開発したもの。駿輔さんもきっと喜んでくれるはず」


 蘭子は地球から逃避行する際に着ていた仕事衣装で夫を誘惑することにしたのだった。


***


「…………すっかり、遅くなってしまいました。私は妻帯者だというのに蘭子のことを放っておいているのは良くないですね」


 地球時間で深夜になって駿輔は夫婦の住居へと戻ってきた。

 仕事人間の男ではあるが、愛情が薄いわけではない。帰宅する時には蘭子への愛情と仕事ばかりへの反省に満ちていた。

 蘭子が怒っている、或いは悲しんでいることを想像しながらワンルームマンション程の広さもない暗い住居へと入っていく。


「ただいま、戻りました……」


 駿輔は真っ暗な住居の奥に向かって声を発する。妻はもう不貞寝してしまったのだと思いながら。だが、事実はそうではなかった。


「駿輔さん、お帰りなさいだにゃん♪」




 蘭子は胸元が大きく開いた下着、猫の手グローブ、猫耳を付けて駿輔を出迎えてみせた。

 人妻となった蘭子は喋り方がアイドル時代とは大きく変わっていた。シンデレラプロジェクトの仲間たちが聞けば誰もが別人と思う程にごく普通の喋り方になっていた。夫である駿輔を困らせない。それが、所謂“熊本弁”を止めた理由だった。


「…………蘭子は仕事にかまけてばかりの私を許してくれるのですね」


 駿輔の表情が一気に華やいだ。

 そして下半身が熱くなるのを感じていた。


「蘭子の愛らしい姿に興奮して勃起しました。抱かせてください」

「喜んで♡」


 蘭子は駿輔に強く抱き締められるとそのまま熱いキスを交わしたのだった。



「ふわぁあああああああああぁっ♡ 駿輔さんのおちんちん……いつもより激しくて感じちゃいますぅうううううううううぅっ♡♡」




 蘭子はお腹の奥の一番深いところで駿輔のペニスを受け入れながら幸福と快楽に浸っていた。

 大柄な駿輔と小柄な蘭子では元々体格差が大きい。2人のセックスは、蘭子にとっては激しい刺激と大きな負担になり易い。だから普段駿輔は少し控えめなセックスに留めていた。

 だが、今夜は違う。2人の愛情が昂ったことでいつになく激しいセックスとなっていた。


「渋谷さんから逃れて銀河を超えようというのに……蘭子のことをもっと深く愛するべきでした。何もかも投げうった新生活の原点を忘れていました」

「今、こうして愛して下さっているのだから……とっても、嬉しいです。あぁああああああああぁっ♡」


 蘭子は子宮をノックされながら何度も何度も達していた。

 幼な妻にとっては身体的な負担が大きい。けれど、心はいつになく満足感を覚えていた。


「いつも私の身体を気遣っているから……その心遣いはとても嬉しいですけど。たまにこうして激しく愛してもらえると……貴方のことを深く深く感じることができるんですぅ。ふぁあああああああああぁっ♡」


 蘭子は愛液を大量に吹き出しながら夫への愛情を口にする。

 狭い部屋でベッドだけは大きな存在感を放っている。家具も娯楽用品も事欠く中で2人はもっぱらセックスを尊んでいた。

 だがそのセックスで気遣いという名の遠慮が存在し、2人の中に若干の物足りなさが存在していた。それが今夜はリミッターを解除することで蘭子も駿輔も大いに盛り上がっていた。


「好きっ♡ 好きっ♡ 闇に、闇に飲まれ……大好きぃいいいいいいいいいいいいぃっ!」

「私も、蘭子のことを心の底から愛していますっ!!」


 駿輔は蘭子の中に解き放ちながら妻への愛を誓い直したのだった。



「…………蘭子、私のことを慮って口調を無理に変えなくても良いですよ」


 夫は隣に寝ている妻に天井を見上げながら呟いてみせた。

 蘭子がセックスの最中に発した『闇』というワードを気にしていた。


「結婚したらあの口調は止めようと以前から考えていたので無理に変えたわけではないのですが……」


 蘭子は深呼吸してみせた。


「でも、時々自然に出てしまうものを無理に押し込めるのは止めようと思います。ねっ、愛しの瞳を持つ者よ♡」


 蘭子は輝く笑顔を夫へと向けてみせたのだった。














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