SS SAO 桐ヶ谷直葉他 誕生日1 2025
「一刻も早くこの家を出て遠くに逃げなければっ! 俺は、搾り尽くされ殺されてしまうっ!」
4月19日土曜日朝、SAOを解放した英雄桐ヶ谷和人は命の危機を感じ取って焦っていた。
今日は妹妻である直葉の15歳の誕生日。夫は、底なしの性欲を持つ幼な妻が誕生日に何を望むのか読んで怯えていた。
「夜のスターバーストストリーム(十六連撃)八連とか要求されたら俺は干からびて死ぬ。死ぬ以外の未来が見えない……」
直葉に精液を1日で128回搾り取られてカサカサなミイラになって息絶える自分を想像して絶望する。
直葉は房中術の使い手とも言える特異体質で、セックスという行為によってエネルギーを回復できる。更に、和人の精液を体内に補給することでエネルギー回復が加速する。つまり、無限にセックスを続けることが可能だった。
一方で和人にはそんな底なし体質はなかった。絶倫と呼んでも差し支えない強い精力を有してはいるが、所詮は有限。セックスを続ければ体力も気力も精子も減る一方。無限の妹妻にはとても敵わない。一日の終わりには搾り尽くされて干からびるのが日常。
「だが、幸いにして直葉は早朝から同じ声仲間の友達と一緒に日帰り温泉ツアーにお出掛け中。不在の今を狙って、家を出て誕生日をやり過ごすしかないっ!」
和人は直葉の誕生日の間、雲隠れすることを心に決めた。
だが、性根が引き籠りで同性の友人も少なく、お金の管理も直葉にがっちりされてしまっている少年にとってそれは困難な旅路となったのだった。
***
「うっひゃ~♪ 直葉ちゃんったらおっぱい大きい~♪ とても同い年とは思えない~♡」
「大袈裟だよ~それに桐乃ちゃんだって立派じゃない」
妹妻桐ヶ谷直葉は竹達あやちーボイスの仲間たちと共に温泉巡りに来ていた。露天温泉にみんなで浸かって楽しんでいた。
「2人とも、中学生なのに立派なモノを持ってるじゃないですか。私なんて高校生なのに……ぺったんこに近いんですよ」
「あずにゃんは~小さくて可愛いから良いって唯さんも言ってたじゃ~ん♪」
「私は弄られロリキャラでいたいわけじゃありませんよ。年下の桐乃ちゃんにも妹キャラ扱いされてるし。はぁ~」
「妹キャラの実年齢なんてどうでも良いのは妹オタクのお約束~♪」
高坂桐乃が中心になって同性少女の裸に興奮して場を盛り上げていた。
直葉は桐乃に合わせつつものんびりと湯に浸かっていた。そんな彼女に静かに近付いてきたのが高校生五つ子嫁の上杉二乃(旧姓:中野)だった。
「旦那を置いて、女友達と遊びに来ちゃって良かったの? 結婚して初めて迎える誕生日なんでしょ?」
JK人妻だけあって、二乃は直葉が大切な記念日に夫と一緒にいなくて良いのか気にしていた。
「お兄ちゃんの体力を考えれば……昼間はみんなと遊んでいないと、搾り尽くして死んじゃうかもしれないから」
「可愛い顔してる中学生の癖に。凄いことを言うのね……」
二乃は頬を引き攣らせて若干引いていた。
「二乃さんだって人妻なんだし。旦那さんとは毎晩えっち、してるんでしょ?」
「うちは、ほら……五つ子全員フーくんのお嫁さんになったから。毎晩えっちはしてるけど、フーくんは毎晩5人回らないといけないから」
「昔の将軍さまの大奥みたいだよね」
直葉は自分の他の嫁を持って毎晩回っている和人の姿を想像してみた。
深く考えるまでもなく不愉快な気分になってしまった。
「あたしはお兄ちゃんに他のお嫁さんがいるのも納得できないし……えっちが1日1、2回だけなんて絶対我慢できない。二乃さんだってそうでしょ?」
底なし少女は自分の性欲を基準にJK人妻に同意を求めた。だが──
「わっ、私は、今でもえっちする時に恥ずかしいから……1日に1回でも十分っていうか。毎日夜伽の番が回って来るのが多過ぎるって思っているくらいだから……」
二乃は五つ子嫁の中では最も派手好きで、世間的にはセックスも一番謳歌している様に思われている。だが、実際にはセックスに対して最も奥手で、結婚してしばらく経つのに夫の前で裸を見せるのも恥ずかしい有様だった。
「直葉は……そんなにえっち、好きなの?」
「うん。お兄ちゃんと繋がっている瞬間が一番幸せを感じる。今朝も、出発するまで、眠っているお兄ちゃんに馬乗りになってえっちしてた♪」
「寝ているお兄ちゃんにって……アンタ、本当に底なしなのね」
二乃は呆れてみせた。
和人が知らなかっただけで、誕生日に既に絞られていた。
「お兄ちゃんとえっちするだけでも確かに幸せなんだけど……愛してもらいながらのえっちはもっと格別に幸せ。だから、楽しみは夜まで取っておくの♪」
直葉は幸せそうに笑ってみせた。
「はいはい。ごちそうさま」
二乃は目を瞑ってお湯を堪能することに切り替えたのだった。
つづく